
住友商事(8053)の株価は小幅高。 バフェット効果で "上にブレーク" 狙えるか?
2025年3月25日、日経平均株価が0.46 %の上昇、TOPIXは0.24 %の上昇となりました。
今回は卸売業業種に属する住友商事(8053)の株価や時価総額といった市況を振り返っていきます。
1住友商事の株式取引概況(株価・時価総額など)
それではまず、住友商事の株式取引概況を見ていきましょう。株価や時価総額はどうなり、どのくらいの売買が行われたのでしょうか。
株価(終値):3,626円
前日比:+0.86%
始値:3,637円
高値:3,639円
安値:3,590円
住友商事は2025年3月25日、3,637円で取引をスタートし、3,639円の高値、3,590円の安値を付け、結局3,626円で取引を終了しました。
出来高:2,771,300株
時価総額:4,391,446百万円
売買代金:10,026百万円
PER(会社予想):7.8倍
PBR(実績ベース):0.93倍
配当利回り:3.59%
その結果、住友商事の株価は2025年3月25日、前日比+0.86%の上昇となりました。
なお、日経平均株価は0.46 %の上昇、TOPIXは0.24 %の上昇でした。
出来高は2,771,300株で、発行済株式における割合は0.23%となりました。
2025年3月25日終値時点での配当利回りは、3.59%となりました。
それでは次に、今回ご紹介した企業の基礎的な会社概要を振り返っていきます。
2住友商事の企業概要のおさらい
次に、住友商事の企業概要をおさらいします。
業種:卸売業
設立年月日:1919年12月24日
発行済株式数:1,211,099,367株
上場市場:東証プライム
上場年月日:1949年8月3日
決算時期:3月
EPS(会社予想):462.2円
3住友商事の株価の今後の注目点
株価は2024年の夏頃からレンジ内での小動きを続けてきたものの、今年の3月以降はやや買いが強まっている状況です。
背景にあるのは、著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米バークシャー・ハサウェイによる日本の商社株買い増しを受けた思惑でしょう。
住友商事のPERは三菱商事や伊藤忠商事などと比べると絶対値で低く、調整の動きも見られるかもしれません。
バフェットの動向と併せ、商社株間でのバリュエーションの変化にも注目です。
執筆者について

石津 大希
2022年に株式会社モニクル傘下の株式会社ナビゲータープラットフォーム(現:株式会社モニクルリサーチ)に入社し、現在はコンテンツ編成本部マネージャー。入社以前は株式会社フィスコにて客員アナリストとして約20社を担当し、アナリストレポートを多数執筆。また、財務アドバイザーとしてM&Aや資金調達を提案したほか、上場企業向けにIR全般にわたるコンサルティングも提供していた。