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オリエンタルランド(4661)の株価は前日比▲0.7%下落と4日続落、3100円台で上値重い展開

オリエンタルランド(4661)の株価は前日比▲0.7%下落と4日続落、3100円台で上値重い展開

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2はじめに

東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは、常に多くの注目を集める企業です。その株価や業績、今後の展望は、投資家にとって重要な関心事と言えるでしょう。最新のデータから、同社の現状を深く掘り下げていきます。

3オリエンタルランドの最新の株価動向と1年前の比較

オリエンタルランド(4661)の株価は、2025年06月23日に3177円となり、前日比で▲0.7パーセント下落しました。また、1年前の2024年06月24日の株価4500円と比較すると、▲29.4パーセントの大幅な下落となりました。同社は東京証券取引所のサービス業に分類されます。

4オリエンタルランドの最新決算の内容からみる予想PERと予想配当利回り

オリエンタルランドの2025年3月期決算は、売上高6793億7400万円、営業利益1721億1100万円、親会社株主に帰属する当期純利益1241億6000万円、EPS75.62円となりました。

2026年3月期の業績予想では、売上高6933億5200万円(対前年度比+2.1%)と増収を見込むものの、営業利益1600億円(同▲7.0%)、純利益1133億7500万円(同▲8.7%)、EPS69.17円と減益を予想しています。

予想PERは45.9倍、予想配当利回りは0.4%です。1株当たり年間配当金は直近、予想ともに14.00円となっています。

5オリエンタルランドの今後の注目点

オリエンタルランドの今後の注目点は多岐にわたります。

新テーマポート「ファンタジースプリングス」の好調な滑り出し、訪日外国人旅行客の増加、有料サービス「ディズニー・プレミアアクセス」の継続的な寄与など、業績を牽引する見込みです。また、東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルの開業もホテル事業の収益拡大に貢献しています。2028年度には日本を拠点とするディズニークルーズを展開することも予定しています。

一方で、2026年3月期は諸経費や人件費の増加により減益が予想されており、コスト管理が今後の課題となるでしょう。

6監修者コメント

株価は現在「ファンタジースプリングス」という好材料と、コスト増による「減益予想」という悪材料が交錯している状態です。こうしたなか、65周年記念の特別株主優待として、現行株主優待制度に追加して、有効期限2026年8月31日までの株主用パスポートを1枚配布することを4月28日に発表していることから、株価が押し目となる場面では、優待を目的とした個人投資家の買いが入りやすいとみられています。

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MeChoice編集部執筆者

MeChoice編集部

MeChoice編集部は、くらしとお金に関するコンテンツ制作を各ジャンルの専門家とともに行い、情報発信を行っています。MeChoiceは株式会社モニクルリサーチが運営しています。
高原祥子監修者

高原祥子記者

立教大学卒業後、海外専門の旅行会社に就職し、その後旅行業界専門誌の記者に転身。
企業決算の記事などを手掛けるうちに金融マーケットに興味を持つようになり、株式や債券の発行市場をカバーする金融専門誌の記者に転職。債券市場の動向や市況について、10年以上にわたって数多くの記事を機関投資家に向けて日経QUICKやブルームバーグ等へ執筆した。その後、株式会社フィスコでアナリストが執筆する企業調査レポートの編集を手掛けるとともに、決算などIR情報の発信業務に携わる。

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