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LINEヤフー(4689)の2025年6月23日の株価は▲2.5%下落。配当利回り1.3%へ

LINEヤフー(4689)の2025年6月23日の株価は▲2.5%下落。配当利回り1.3%へ

泉田 良輔専門家

泉田 良輔CMA/一種外務員資格

慶應義塾大学卒業後、日本生命やフィデリティ投信にて証券アナリストやポートフォリオマネージャーとして従事。現在は株式会社モニクルリサーチ代表取締役。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)

1はじめに

本記事では、LINEヤフー(4689)の最新の株価情報から決算短信の内容まで、多角的に分析します。同社の足元の株価動向や過去1年間の変化、さらに直近決算で発表された業績や今後の見通し、そして各事業セグメントの貢献度まで、データに基づいた詳細な情報を提供します。同社の現状を深く理解するための一助となれば幸いです。

2LINEヤフー 株価動向

LINEヤフー(4689)の情報・通信業に分類される同社の株価は、2025年6月23日に524.9円をつけました。これは前日営業日から▲2.5%の下落となりました。

一方、1年前の2024年6月24日の株価392.2円と比較すると、+33.8%の上昇を記録しています。

直近では下落が見られるものの、年単位では大幅な上昇を示しており、投資家からの注目度が高いことが伺えます。

3LINEヤフー 決算と財務指標

LINEヤフー(4689)の2025年3月期決算短信が2025年5月7日に発表されました。同社の2025年3月期の売上収益は1,917,478百万円、営業利益は315,033百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は153,465百万円、1株当たり当期利益は21.00円でした。

2026年3月期の業績予想では、売上収益が2,100,000百万円と対前年度比で+9.5%の増加が見込まれています。

配当については、2025年3月期の実績および2026年3月期の予想ともに1株当たり年間配当金は7.00円となっており、この配当予想に基づく予想配当利回りは1.3%です。

4LINEヤフー 経営成績等の概況

LINEヤフーの2025年3月期は、過去最高の売上収益と調整後EBITDAを達成しました。戦略事業のPayPay連結や金融売上増、メディア事業のアカウント広告、コマース事業のZOZO・アスクル増収が成長を牽引しています。

2026年3月期も、生成AI含む先端技術への投資とプロダクト強化で増収増益を目指し、売上収益2兆1000億円、調整後EBITDA5000億円~5100億円を見込んでいます。

また、資本政策では、2025年度からの5年間で累計総還元性向70%以上を目標とし、自己株式取得も実施。

5LINEヤフー セグメント別業績

LINEヤフー(4689)の事業セグメント別では、コマース事業が売上収益848,300百万円で最も大きく、前年同期比で+2.6%の増加となりました。同事業の調整後EBITDAは148,400百万円、調整後EBITDA率は17.5%です。

次に大きいメディア事業は売上収益731,620百万円を計上し、前年同期比+4.2%の増収となりました。調整後EBITDAは283,900百万円、調整後EBITDA率は38.8%です。

戦略事業は売上収益341,200百万円と売上高の規模は小さいですが、対前年同期比で+17.7%と最も高い成長率を示し、調整後EBITDAは51,500百万円、調整後EBITDA率は15.1%でした。

6監修者コメント

株価は昨年春以降から反転しており、今後の同社のQ1決算動向に注目。特に、メディア事業ではアカウント広告と戦略事業の次なる展開から目が離せない。

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MeChoice編集部は、くらしとお金に関するコンテンツ制作を各ジャンルの専門家とともに行い、情報発信を行っています。MeChoiceは株式会社モニクルリサーチが運営しています。
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慶應義塾大学卒業後、日本生命やフィデリティ投信にて証券アナリストやポートフォリオマネージャーとして従事。現在は株式会社モニクルリサーチ代表取締役。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)

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