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日本郵船(9101)の株価は前日比+1.73%上昇、減配となるも配当利回りの魅力維持・自社株買いも支え

日本郵船(9101)の株価は前日比+1.73%上昇、減配となるも配当利回りの魅力維持・自社株買いも支え

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1はじめに

日本郵船の最新情報をお届けします。株価の動向、直近の決算概要、そして今後の業績見通しについて、詳細なデータに基づき掘り下げていきます。海運業界の雄である同社の現状を理解するための一助となれば幸いです。

2日本郵船の最新の株価動向と1年前の比較

日本郵船(9101)の株価は、2025年06月26日に5103円と、前日比+1.73%の上昇となりました。また、1年前の2024年06月26日の株価4594円からは+11.08%上昇しています。同社は東京証券取引所の海運業に分類されます。

3日本郵船の最新決算の内容からみる予想PERと予想配当利回り

日本郵船の直近決算短信によると、2025年3月期の親会社株主に帰属する当期純利益は4777億700万円でした。

一方、2026年3月期の業績予想では、親会社株主に帰属する当期純利益が2500億円と前期比▲47.7%の大幅な減少を見込んでいます。これに伴い、1株当たり年間配当金も2025年3月期実績の325.00円から、2026年3月期予想では235.00円へと減額される見込みです。最新株価5103円に基づくと、予想PERは9.1倍、予想配当利回りは4.6%となります。

4日本郵船の今後の注目点

日本郵船は2025年3月期に大幅な増収増益を達成し、連結売上高が2兆5887億円、純利益は4777億700万円となりました。

2026年3月期は大幅な減収減益を予想しており、純利益は2500億円と約半減の見通しです。これは、コンテナ船部門の船腹需給軟化などが影響しています。一方で、配当方針を変更し、連結配当性向の目安を30%から40%に引き上げ、さらに1500億円を上限とする自己株式取得も決定しました。

5監修者コメント

今期の減収減益予想を受けて減配となるものの、足元の配当利回りは4%台後半と、依然として高配当を維持しています。加えて1500億円を上限とする自社株買いの支えもあり、日本郵船の株価は5000円台前半で安定して推移しています。

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MeChoice編集部執筆者

MeChoice編集部

MeChoice編集部は、くらしとお金に関するコンテンツ制作を各ジャンルの専門家とともに行い、情報発信を行っています。MeChoiceは株式会社モニクルリサーチが運営しています。
高原祥子監修者

高原祥子記者

立教大学卒業後、海外専門の旅行会社に就職し、その後旅行業界専門誌の記者に転身。
企業決算の記事などを手掛けるうちに金融マーケットに興味を持つようになり、株式や債券の発行市場をカバーする金融専門誌の記者に転職。債券市場の動向や市況について、10年以上にわたって数多くの記事を機関投資家に向けて日経QUICKやブルームバーグ等へ執筆した。その後、株式会社フィスコでアナリストが執筆する企業調査レポートの編集を手掛けるとともに、決算などIR情報の発信業務に携わる。

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