日立製作所(6501)の株価は前日比+0.91%の上昇、3日続伸と好調 人気の防衛関連銘柄として上値追いの展開に期待
PR
1はじめに
日立製作所の直近の株価動向、決算状況、そして今後の事業展開は、市場の関心を集めています。本レポートでは、同社の最新情報に基づき、詳細な分析結果をお届けします。
2日立製作所の最新の株価動向と1年前の比較
日立製作所(6501)は電気機器業に分類される。2025年6月26日の株価終値は前日比+0.9%高の4095円となった。また、1年前の2024年6月26日の株価3524円と比較すると、+16.2%上昇している。
3日立製作所の最新決算の内容からみる予想PERと予想配当利回り
日立製作所が2025年4月28日に発表した2025年3月期の連結業績は、売上収益が9兆7833億7000万円(前年同期比+0.6%)、調整後営業利益が9716億600万円(同+28.6%)だった。親会社株主に帰属する当期純利益は6157億2400万円(同+4.4%)、1株当たり当期純利益(EPS)は133.85円。
2026年3月期の業績予想では、売上収益10兆1000億円(同+3.2%増)、調整後営業利益1兆50億円(同+3.4%増)を見込む。これに基づいた予想PERは26.4倍となる。
4日立製作所の今後の注目点
日立製作所の売上収益は、国内デジタル需要の取り込みやLumada事業の拡大により増加。調整後営業利益もタレス社GTS部門買収効果に加え、全セクターで増益を記録した。
2026年3月期もDX/GXのモメンタム不変と予測し増収増益を見込む。また、自己株式取得枠の設定により株主還元を強化する方針である。
5監修者コメント
日立製作所は「Lumada」を核とするデジタル事業と、グリーンエナジー&モビリティという環境関連事業を軸として、力強い成長軌道を描いている。足元で注目度の高い「防衛関連銘柄」としての顔も持ち、株価は堅調に推移している。目先は2月18日につけた高値の4448円をうかがう展開となろう。
タグ

MeChoice編集部
MeChoice編集部は、くらしとお金に関するコンテンツ制作を各ジャンルの専門家とともに行い、情報発信を行っています。MeChoiceは株式会社モニクルリサーチが運営しています。

高原祥子記者
立教大学卒業後、海外専門の旅行会社に就職し、その後旅行業界専門誌の記者に転身。
企業決算の記事などを手掛けるうちに金融マーケットに興味を持つようになり、株式や債券の発行市場をカバーする金融専門誌の記者に転職。債券市場の動向や市況について、10年以上にわたって数多くの記事を機関投資家に向けて日経QUICKやブルームバーグ等へ執筆した。その後、株式会社フィスコでアナリストが執筆する企業調査レポートの編集を手掛けるとともに、決算などIR情報の発信業務に携わる。