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トヨタ自動車(7203)が7日ぶり反発、前日比+2.87%上昇!値ごろ感からの買いが優勢に

トヨタ自動車(7203)が7日ぶり反発、前日比+2.87%上昇!値ごろ感からの買いが優勢に

1はじめに

自動車業界の巨星、トヨタ自動車(7203)は、常に市場の注目を集めています。その最新の株価動向から決算内容、そして今後の戦略まで、詳細なデータ分析を通じて、同社の現在地と未来の展望に迫ります。

2トヨタ自動車の最新の株価動向と1年前の比較

トヨタ自動車(7203)の最新の株価は2025年6月27日時点で2527円です。前日営業日と比較して+2.87%上昇しました。また、1年前の2024年6月27日の株価3263円からは▲22.56%下落しています。同社は東京証券取引所の輸送用機器業種に分類されています。

3トヨタ自動車の最新決算の内容からみる予想PERと予想配当利回り

トヨタ自動車の2025年3月期連結決算は、営業収益48兆367億円、営業利益4兆7955億400万円、親会社の所有者に帰属する当期利益4兆7650億8600万円、EPSは359.56円でした。

2026年3月期の業績予想では、売上高は対前年度比+1.0%の48兆5000億円を見込む一方、営業利益は▲20.8%の3兆8000億円、最終利益は▲34.9%の3兆1000億円と減益を予想しています。予想PERは10.6倍、予想配当利回りは3.8%となる見込みです。前期の年間配当金は90円でしたが、今期は95円に増配を予定しています。

4トヨタ自動車の今後の注目点

2025年3月期は、未来への投資を継続しつつ、価格改定効果やバリューチェーン収益の拡大により、4.8兆円の営業利益を確保しました。2026年3月期の業績見通しは、営業利益と最終利益が減益予想ですが、長期保有の株主への還元として安定増配方針を堅持しています。連結販売台数見通しでは、2026年3月期に980万台への回復を見込んでおり、特に北米と欧州での増加が期待されます。

5監修者コメント

27日の株価終値は前日比3%近い反発となりました。これまで6日続落し、短期的に値下がりしていたところで値ごろ感に注目した向きによる押し目買いが入ったようです。

日米間の自動車関税に関する交渉が長期化するなどの見方から足元は軟調でしたが、今日は日経平均株価が5カ月ぶりに4万円を回復するなか、自動車セクターにも買いがみられました。

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MeChoice編集部執筆者

MeChoice編集部

MeChoice編集部は、くらしとお金に関するコンテンツ制作を各ジャンルの専門家とともに行い、情報発信を行っています。MeChoiceは株式会社モニクルリサーチが運営しています。
高原祥子監修者

高原祥子記者

立教大学卒業後、海外専門の旅行会社に就職し、その後旅行業界専門誌の記者に転身。
企業決算の記事などを手掛けるうちに金融マーケットに興味を持つようになり、株式や債券の発行市場をカバーする金融専門誌の記者に転職。債券市場の動向や市況について、10年以上にわたって数多くの記事を機関投資家に向けて日経QUICKやブルームバーグ等へ執筆した。その後、株式会社フィスコでアナリストが執筆する企業調査レポートの編集を手掛けるとともに、決算などIR情報の発信業務に携わる。

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