三井物産(8031)が 前日比+0.31%高と3日続伸、30日引け時点での予想配当利回りをチェック!
1はじめに
総合商社として多岐にわたる事業を展開する三井物産(8031)は、その動向が常に注目されています。本稿では、最新の株価推移から決算情報、さらに経営成績の概況まで、詳細なデータに基づき掘り下げていきます。同社の現状と将来性を理解するための一助となるでしょう。
2三井物産(8031)の最新の株価動向と1年前の比較
三井物産(8031)の株価は、2025年06月30日時点で2947円と、前日比で+0.31%上昇しました。一方、1年前の2024年07月01日の株価3696円との比較では、▲20.27%の下落となります。足元は上昇基調で推移しているものの、節目の3000円の回復にも時間を要している状況です。
3三井物産(8031)の最新決算の内容からみる予想PERと予想配当利回り
三井物産(8031)の2025年3月期決算は、親会社の所有者に帰属する当期利益が9003億4200万円、1株当たり当期純利益(EPS)は306.73円でした。
2026年3月期業績では、最終利益で7700億円と、対前年度比▲14.5%の減少を見込んでいます。これに伴い、予想EPSは267.90円となります。最新株価2947.0円に基づくと、予想PERは11.0倍です。配当については、2025年3月期の実績は年間100.00円でしたが、2026年3月期は115.00円の増配を予想しており、これにより予想配当利回りは3.9%となります。
4三井物産(8031)の今後の注目点
減益となった2025年3月期は、金属資源セグメントでの豪州鉄鉱石事業の減益や、エネルギーセグメントでのLNG物流の減益、Kaikias油田事業売却反動が主要因となっています。一方で、化学品セグメントや次世代・機能推進セグメントでは増益を達成しました。
2026年3月期は中期経営計画2026「Creating Sustainable Futures」の最終年度を迎えます。資源価格の変動など事業環境の不透明感が漂うなか、既存事業の収益基盤を固めつつ、次世代の成長の柱と位置付ける「Industrial Business Solutions」「Global Energy Transition」「Wellness Ecosystem Creation」の取り組みの成果が事業の大きな注目点となります。
5監修者コメント
6月30日の株価終値は3日続伸の2947円となりました。足元は上昇基調にあるものの、節目の3000円台の回復と定着に時間を要している状況です。

MeChoice編集部
