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オリエンタルランド(4661)が前日比+1.5%の上昇、昨日の下げを受けた押し目買いや買い戻しの動き(2025年7月2日・株式取引概況)

オリエンタルランド(4661)が前日比+1.5%の上昇、昨日の下げを受けた押し目買いや買い戻しの動き(2025年7月2日・株式取引概況)

1はじめに

東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランド(4661)の最新動向は、多くの注目を集めています。直近の株価推移、発表された決算内容、そして将来に向けた経営戦略まで、詳細な分析を通じてその実態に迫ります。

2オリエンタルランドの最新の株価動向と1年前の比較

オリエンタルランド(4661)の株価は2025年07月2日、3253円と対前日営業日比で+1.5%の上昇となりました。ただ、1年前の2024年07月02日の株価4498円と比較すると、▲27.7%の大幅な下落となっています。短期的な株価は上昇しているものの、長期的な視点では下落基調にあることがわかります。

3オリエンタルランドの最新決算の内容からみる予想PERと予想配当利回り

オリエンタルランドの2025年3月期決算は、売上高6793億円(前年同期比+9.8%)、営業利益1721億円(同+4.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益1241億円(同+3.3%)と増収増益でした。

一方、2026年3月期の業績予想では、売上高は増加するものの、営業利益は▲7.0%減、純利益は▲8.7%減と減益を見込んでいます。これに基づくと、予想PERは47.0倍、予想配当利回りは0.4%となります。1株当たり年間配当金は、実績、予想ともに14.00円です。

4オリエンタルランドの今後の注目点

オリエンタルランドの業績は、新エリア「ファンタジースプリングス」の通年稼働や訪日外国人旅行客の増加に牽引されています。しかし、2026年3月期は、人件費や諸経費の増加により減益を予想しており、中長期的な成長に向けた先行投資の姿勢が見られます。

特に、投資家はテーマパーク事業の収益性改善、コストコントロール、そして財務状態の健全性を注視するとみられます。キャッシュ・フローの状況も今後の設備投資や株主還元に影響を与えるため、重要な注目点となります。

5監修者コメント

株価は、前日比+1.50%高の3253円で取引を終えました。昨日に3%超の大幅安だったこと受けて値ごろ感が出たとみた投資家からの押し目買いや、短期的な売られ過ぎと判断した向きからの買い戻しが入ったものとみられます。

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高原祥子執筆者

高原祥子記者

立教大学卒業後、海外専門の旅行会社に就職し、その後旅行業界専門誌の記者に転身。
企業決算の記事などを手掛けるうちに金融マーケットに興味を持つようになり、株式や債券の発行市場をカバーする金融専門誌の記者に転職。債券市場の動向や市況について、10年以上にわたって数多くの記事を機関投資家に向けて日経QUICKやブルームバーグ等へ執筆した。その後、株式会社フィスコでアナリストが執筆する企業調査レポートの編集を手掛けるとともに、決算などIR情報の発信業務に携わる。
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