トヨタ自動車(7203)が前日比▲1.08%下落と3日ぶり反落、週末を控えた手じまい売り
1はじめに
自動車業界の雄、トヨタ自動車(7203)の最新動向は、多くの投資家や関係者の関心を集めています。直近の株価推移から最新の決算内容、さらには今後の経営戦略まで、同社の「今」を詳細に分析することで、その事業体質と将来性が明らかになります。
2トヨタ自動車の最新の株価動向と1年前の比較
トヨタ自動車(7203)の株価は、2025年7月4日時点で2484.5円となり、前日営業日の引け値と比較して▲1.08%下落しました。また、1年前の2024年7月4日の株価3391円と比較すると、▲26.73%の大幅な下落となりました。同社は東京証券取引所の輸送用機器に分類されています。
3トヨタ自動車の最新決算の内容からみる予想PERと予想配当利回り
2025年5月8日に発表された最新決算では、2025年3月期の連結業績は、営業収益48兆367億円、営業利益4兆7955億円、親会社の所有者に帰属する当期利益4兆7650億円、EPSは359.56円でした。
一方、2026年3月期の業績では、営業利益が対前年度比▲20.8%減、純利益が▲34.9%減と減益を見込んでいます。これに基づくと予想PERは10.5倍、予想配当利回りは3.8%となります。年間配当金は95円が予想されています。
4トヨタ自動車の今後の注目点
トヨタ自動車の今後の注目点は、まず堅調な収益を確保しつつ未来への投資を継続する方針です。特に、2026年3月期は減益を見込んでいるものの、人への投資や成長投資といった中長期的な視点での総合投資を継続する点が挙げられます。
さらに、「モビリティカンパニー」への変革を推進し、SDV(ソフトウェア定義型車両)やWoven Cityなどの新領域ビジネス育成に注力する点も、今後の成長を占う上で注目されます。
5監修者コメント
7月4日の株価終値は前日比▲1.08%と、3日ぶり反落となりました。自動車セクターは、トランプ関税に絡んで先行きの不透明感が強いことなどから、週末を控えた手じまい売りが出やすかったとみられます。

MeChoice編集部
