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《9日続落!》オリエンタルランド(4661)が▲0.7%下落で5月1日以来の3000円割れ、今日の「終値」をチェック

《9日続落!》オリエンタルランド(4661)が▲0.7%下落で5月1日以来の3000円割れ、今日の「終値」をチェック

1はじめに

東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランド(4661)は、多くの人々に夢と感動を提供し続けていますが、その経営状況や株価は常に投資家の注目を集めています。本稿では、同社の最新の株価動向、発表された決算内容、そして今後の事業展開に関する重要なポイントを掘り下げて解説します。これらの情報を通して、同社の現状を多角的に把握するための一助となれば幸いです。

2オリエンタルランドの最新の株価動向と1年前の比較

オリエンタルランド(4661)の株価は、2025年7月15日時点で2996円と、対前日営業日比で▲0.7パーセントの下落となりました。さらに長期的な視点で見ると、2024年7月16日の1年前の株価4546円と比較した場合、▲34.1パーセントの大幅な下落となりました。短期および長期の両面で株価が軟調に推移している状況がうかがえます。

3オリエンタルランドの最新決算の内容からみる予想PERと予想配当利回り

オリエンタルランド(4661)は、2025年4月28日に2025年3月期の決算短信を発表しました。2025年3月期の連結業績は、売上高6793億7400万円、営業利益1721億1100万円、純利益1241億6000万円、1株当たり当期純利益(EPS)は75.62円でした。

2026年3月期の連結業績予想では、売上高は6933億5200万円(対前年度比+2.1%)と増収を見込むものの、営業利益は1600億万円(対前年度比▲7.0%)、純利益は1133億7500万円(対前年度比▲8.7%)、1株当たり当期純利益(EPS)は69.17円と、減益を見込んでいます。

配当については、2025年3月期の実績および2026年3月期の予想ともに、1株当たり年間配当金は14.00円となっています。これらの情報に基づくと、最新の株価からの予想PERは43.3倍、予想配当利回りは0.5%となります。

4オリエンタルランドの今後の注目点

オリエンタルランド(4661)の今後の経営において注目されるのは、増収増益の達成要因として挙げられた東京ディズニーシーの新テーマポート「ファンタジースプリングス」の通年稼働と、それに伴う入園者数のさらなる増加です。また、訪日外国人旅行客数の回復と、それに伴うゲスト1人当たり売上高の増加も引き続き重要な要素となります。

一方で、2026年3月期業績見通しでは、売上高は増加予想ながらも、諸経費や人件費の増加により減益が予想されており、コスト管理の動向にも注目が集まります。

5監修者コメント

15日のオリエンタルランド(4661)は売り優勢の展開が続き、終値は前日比20円安の2996円と9日続落しました。7月3日から始まった下落基調に歯止めがかからず、ついに心理的なサポートラインの3000円を割り込んで引けています。明確な買い材料が見当たらないなか、投資家心理は冷え込んでおり、目先はどこで下げ止まるかを見極めたいとする向きが多いものとみられます。

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MeChoice編集部執筆者

MeChoice編集部

MeChoice編集部は、くらしとお金に関するコンテンツ制作を各ジャンルの専門家とともに行い、情報発信を行っています。MeChoiceは株式会社モニクルリサーチが運営しています。
高原祥子監修者

高原祥子記者

立教大学卒業後、海外専門の旅行会社に就職し、その後旅行業界専門誌の記者に転身。
企業決算の記事などを手掛けるうちに金融マーケットに興味を持つようになり、株式や債券の発行市場をカバーする金融専門誌の記者に転職。債券市場の動向や市況について、10年以上にわたって数多くの記事を機関投資家に向けて日経QUICKやブルームバーグ等へ執筆した。その後、株式会社フィスコでアナリストが執筆する企業調査レポートの編集を手掛けるとともに、決算などIR情報の発信業務に携わる。

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