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三菱重工(7011) が前日比▲1.6%下落、短期的な過熱感を冷ます調整局面

三菱重工(7011) が前日比▲1.6%下落、短期的な過熱感を冷ます調整局面

1はじめに

三菱重工業の現状と将来性を深く理解するための詳細な情報をお届けします。最新の株価動向から直近決算のポイント、そして未来の戦略まで、多角的な視点から掘り下げていきます。

2三菱重工業の最新の株価動向と1年前の比較

三菱重工業(7011)の株価は、2025年7月17日時点で3237円と、前日比▲1.6パーセントの下落となりました。一方で、1年前の2024年7月17日の株価2012円と比較すると、+60.9パーセントの大幅な上昇を記録しています。同社は東京証券取引所の機械業種に分類されます。

3三菱重工業の最新決算の内容からみる予想PERと予想配当利回り

三菱重工業の2025年3月期連結決算は、売上収益が5兆271億7600万円、親会社の所有者に帰属する当期利益が2454億4700万円、1株当たり当期純利益(EPS)が73.04円でした。

2026年3月期の連結業績は、売上収益5兆4000億円(対前年度比+7.4%)、親会社の所有者に帰属する当期利益2600億円(同+5.9%)、1株当たり当期純利益(EPS)77.43円を見込んでいます。配当については、2025年3月期の実績が年間23.00円、2026年3月期予想では24.00円です。これらの情報に基づくと、最新の予想PERは41.8倍、予想配当利回りは0.7%となります。

4三菱重工業の今後の注目点

2025年3月期において、受注高と売上収益、最終利益、フリー・キャッシュ・フローで過去最高を達成しました。特に全セグメントでの受注増加と事業利益の大幅な伸びが特徴です。エナジー、プラント・インフラ、航空・防衛・宇宙セグメントが利益成長を牽引し、特に防衛・宇宙セグメントは大型案件で貢献しました。2026年3月期はさらなる業績拡大と増配を計画しており、今後の動向が注目されます。

5監修者コメント

7月17日の三菱重工業の株価は反落し、前日比53円安(▲1.61%)の3237円で取引を終えました。今週14日に+3.9%と急伸しましたが、その後は冴えない動きが続いており、短期的な過熱感を冷ます調整局面であるとみられます。

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高原祥子執筆者

高原祥子記者

立教大学卒業後、海外専門の旅行会社に就職し、その後旅行業界専門誌の記者に転身。
企業決算の記事などを手掛けるうちに金融マーケットに興味を持つようになり、株式や債券の発行市場をカバーする金融専門誌の記者に転職。債券市場の動向や市況について、10年以上にわたって数多くの記事を機関投資家に向けて日経QUICKやブルームバーグ等へ執筆した。その後、株式会社フィスコでアナリストが執筆する企業調査レポートの編集を手掛けるとともに、決算などIR情報の発信業務に携わる。
MeChoice編集部監修者

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MeChoice編集部は、くらしとお金に関するコンテンツ制作を各ジャンルの専門家とともに行い、情報発信を行っています。MeChoiceは株式会社モニクルリサーチが運営しています。

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