2022年3月17日に株式会社ジェーシービーが公表した「クレジットカードに関する総合調査 2021年度版」によると、「3カ月以内にスーパーマーケットでクレジットカードで支払いをした」と回答した人は、男性の47.0%、女性の53.8%でした。
スーパーマーケットでの毎日の買い物時は必ずクレジットカードで、という方も多いのではないでしょうか。
セブンカード・プラスはセブンイレブンやイトーヨーカドー、デニーズやビックカメラで、通常の2倍のポイントが貯まるクレジットカードです。
年会費無料。国際ブランドはVISA、もしくはJCBのいずれかより選べます。
ここではセブンカード・プラスの評判や、メリットやデメリットについて解説します。
- セブンカード・プラスの基本スペック
- セブンカード・プラスの還元率
- セブンカード・プラスの5つのメリット
- セブンカード・プラスの3つのデメリット
- セブンカード・プラスの評判
- 3-1.
- セブンカード・プラスのメリット1:年会費無料
- 3-2.
- セブンカード・プラスのメリット2:セブン&アイグループの対象店で利用すると、いつでもポイント2倍
- 3-3.
- セブンカード・プラスのメリット3:nanacoへのチャージでもポイントが貯まる
- 3-4.
- セブンカード・プラスのメリット4:毎月、8日・18日・28日はイトーヨーカドーで5%OFF
- 3-5.
- セブンカード・プラスのメリット5:ショッピングガード保険が付帯
- 3-6.
- セブンカード・プラスの3つのデメリット
- 3-7.
- セブンカード・プラスのデメリット1:基本の還元率が0.5%と平均的
- 3-8.
- セブンカード・プラスのデメリット2:旅行保険が付帯していない
- 3-9.
- セブンカード・プラスのデメリット3:セブン&アイグループ対象店を利用しない方にはメリットがない
- 4-1.
- セブンカード・プラスのイイ評判
- 4-2.
- セブンカード・プラスのイマイチな評判
- 5.
- セブン&アイグループ対象店で買い物をした場合のポイントの貯まり方
- 6.
- まとめ
- 7.
- 参考資料
1セブンカード・プラスの基本スペック
内容 | |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
国際ブランド | Visa・JCB |
追加カード | 家族カード・ETCカード |
nanacoポイント | 基本:カード利用代金200円(税込)につき1nanacoポイント セブン&アイグループ店舗での利用:200円(税込)につき2nanacoポイント |
付帯保険 | ショッピングガード保険(海外):年間最高100万円(自己負担額1万円/1事故) |
モバイル決済 | Apple Pay・QUICPay |
2セブンカード・プラスの還元率
セブンカード・プラスは、200円(税込)のショッピングごとに1ポイントが付与されます。基本のポイント還元率は0.5%です。
セブン&アイグループの対象店舗(セブンイレブン、イトーヨーカドー、デニーズなど)では、200円(税込)につき2ポイントが貯まります。
セブン&アイグループの対象店舗でのポイント還元率は1.0%です。
貯まったポイントは電子マネーnanacoへの交換(チャージ)後に、「1ポイント=1円」としてセブンイレブンなどで使うことができます。
3セブンカード・プラスの5つのメリット
ここからは、セブンカード・プラスで得られる以下の5つのメリットを紹介します。
- メリット1:年会費無料
- メリット2:セブン&アイグループの対象店で利用すると、いつでもポイント2倍
- メリット3:nanacoへのチャージでもポイントが貯まる
- メリット4:毎月、8日・18日・28日はイトーヨーカドーで5%OFF
- メリット5:ショッピングガード保険が付帯
セブンカード・プラスのメリット1:年会費無料
セブンカード・プラスは、年会費無料のクレジットカードです。
年会費だけでなく発行手数料も無料のため、カードの維持費がかかりません。
年会費無料のまま、いつまでも持ち続けることが可能です。(永年無料)
セブンカード・プラスのメリット2:セブン&アイグループの対象店で利用すると、いつでもポイント2倍
セブンカード・プラスをセブン&アイグループの対象店舗で利用した際、いつでも通常の2倍のポイントが付与されます。
200円(税込)につき2ポイント、ポイント還元率は1.0%です。
ショップ名 | |
---|---|
セブン&アイグループ(ポイント2倍) ※ポイント還元率1.0% |
・セブンイレブン ・イトーヨーカドー ・ヨークマート ・ヨークフーズ ・ヨークプライス ・アリオ(Ario) ・西武・そごう ・セブンネットショッピング ・デニーズ |
セブン&アイグループ以外(ポイント2倍) ※ポイント還元率1.0% |
・ビックカメラ ・ENEOS(エネオス) ・ENEOSでんき ・ENEOS都市ガス ・サミットエナジー株式会社 |
ポイント3倍 ※ポイント還元率1.5% |
・バーニーズ ニューヨーク ・八ヶ岳高原ロッジ |
セブンカード・プラスのメリット3:nanacoへのチャージでもポイントが貯まる
セブンカード・プラスは電子マネーnanaco(ナナコ)へのチャージに対してもポイントが貯まります。
日頃からnanacoを使う方にとっては大きなメリットとなるでしょう。
チャージ200円ごとに1ポイントの付与。オートチャージ設定を済ませておけば、レジでの金額不足に悩まされるリスクを回避できます。
nanacoへのチャージは1回5000円から3万円まで、1000円単位で可能。チャージの上限金額は5万円です。
セブンカード・プラスでnanacoのチャージをする前には、本人認証サービスへの登録が必須です。
国際ブランド | 本人認証サービス名 |
---|---|
Visa | Visa Secure |
JCB | J/Secure(TM) |
国際ブランドは、セブンカード・プラスの券面に記載されているロゴマークで確認できます。
JCBブランドのみ、ディズニーデザインが選択可能です。
セブンカード・プラスのメリット4:毎月、8日・18日・28日はイトーヨーカドーで5%OFF
セブンカード・プラス会員は、イトーヨーカドーのハッピーデーで、購入代金より5%の割引が受けられます。
ハッピーデーは毎月8日と18日と28日の開催です。
主に食料品や衣料品、日用品が5%割引の対象商品となります。
お酒やタバコ、ブランドショップなどの専門店、ゲームソフトやカタログギフトなどは5%割引の対象外となる点には注意しましょう。
セブンカード・プラスまたは電子マネーnanacoで購入代金を支払うことが5%割引の条件となります。
セブンカード・プラスのメリット5:ショッピングガード保険が付帯
セブンカード・プラスには、ショッピングガード保険が付帯されているのもメリットのひとつです。
ショッピングガード保険とは、セブンカード・プラスの海外利用で購入した商品が、盗難や紛失などの偶発的な事故によって破損や汚損した場合に限り、一定の補償が受けられます。
事前の届け出は不要です。
項目 | 内容 |
---|---|
補償対象 | ・海外でセブンカード・プラスで購入した商品 ・盗難や紛失などの偶発的な事故による破損や汚損 |
補償対象期間 | 購入日から90日以内 |
年間最大補償額 | 100万円 |
自己負担額(1事故につき) | 1万円 |
セブンカード・プラスの3つのデメリット
セブンカード・プラスには、セブン&アイグループでのポイント優待などのメリットが得られる一方で、以下の3つのデメリットが生じる可能性もあります。
- デメリット1:基本の還元率が0.5%と平均的
- デメリット2:旅行保険が付帯していない
- デメリット3:セブン&アイグループ対象店を利用しない方にはメリットがない
セブンカード・プラスのデメリット1:基本の還元率が0.5%と平均的
セブンカード・プラスの基本のポイント還元率は0.5%です。
1.0%を超える高還元率のクレジットカードも存在することから、平均的な印象を抱く方もいるかもしれません。
セブンカード・プラスのデメリット2:旅行保険が付帯していない
セブンカード・プラスには海外・国内ともに旅行傷害保険が付帯されていません。
海外利用分についてショッピングガード保険が付帯されているのみです。
国内外問わず、旅行や出張などが多い方にとっては、やや物足りなさを感じる場合もあるでしょう。
セブンカード・プラスのデメリット3:セブン&アイグループ対象店を利用しない方にはメリットがない
セブンカード・プラス会員は、イトーヨーカドーのハッピーデーで購入代金より5%の割引が受けられます。
とはいえ、イトーヨーカドーは東日本、特に関東地方を中心に展開しているスーパーマーケットのため、近隣に店舗が存在しない地域も少なくありません。
ポイント優待もセブン&グループの店舗(セブンイレブン、デニーズなど)が中心です。
そのため、セブン&アイグループの対象店舗をあまり利用しない方にとっては、メリットが少ないといえるでしょう。
4セブンカード・プラスの評判
ここからは、セブンカード・プラスを実際に利用している方からの評判を紹介します。
セブンカード・プラスへの入会を検討している方の参考になるかもしれません。
セブンカード・プラスのイイ評判
セブンカード・プラスのイイ評判として、次の3つがあげられます。
- 電子マネーnanacoへのチャージでポイントが貯まる
- nanacoポイントで税金や公共料金の請求書払いができる
- イトーヨーカドーやセブンイレブンを使う機会が多いのでポイントが貯まりやすい
セブンカード・プラスは、電子マネーnanacoへのチャージでポイントが貯まるクレジットカードです。
nanacoへのチャージはできてもポイントが付与されないカードも見受けられる中、200円(税込)のチャージにつき1ポイントが貯まるのは嬉しいところでしょう。
セブンカード・プラスの利用で貯まったnanacoポイントは、セブンイレブンのレジで税金や公共料金の請求書払い時に使うことができます。
※請求書払いには電子マネーnanacoのポイントは付与されません
また、イトーヨーカドーやセブンイレブンを使う機会が多い方は、ポイントが貯まりやすいというのもイイ評判に含まれています。
ボーナスポイントの対象商品を購入した際には、その分のポイントがプラスされる点も見逃せません。たとえばボーナスポイントが10ポイントの場合、次の形でポイントが付与されます。
- 200円(税込)につき2ポイント
- ボーナスポイント(10ポイント)
-----合計:12ポイント
セブンカード・プラスのイマイチな評判
セブンカード・プラスには電子マネーnanacoへのチャージでポイントが貯まるなどのイイ評判がある一方で、以下の3つのイマイチな評判も見受けられます。
- イトーヨーカドーやセブンイレブンの利用機会がないのでお得感に乏しい
- ポイント還元率の低さ(セブンイレブンでもポイント還元率が1.0%)
- nanacoポイントの受け取り方が非常にわかりにくい
セブンカード・プラスはセブン&アイグループの店舗にて、ポイント優待や割引特典が受けられる点がメリットのひとつです。
そのため、セブンイレブンやデニーズ、イトーヨーカドーなどの利用機会が少なければ少ないほどお得感に乏しくなるのは否めません。
基本のポイント還元率も0.5%である点もイマイチな評判としてあげられています。
それから、セブンカード・プラスの利用で貯まったnanacoポイントの受け取り方が非常にわかりにくい、という意見も見受けられました。
セブンカード・プラスで貯まったnanacoポイントの受取手順
セブンカード・プラスの利用で貯まったnanacoポイントは「センター預かり」を経由し、セブン銀行ATMまたはセブンイレブンのレジにて受け取る必要があります。
- 最寄りのセブンイレブンに行く
- セブン銀行ATMまたはレジにてnanacoカードをかざす※セブン銀行ATMの場合、セブンイレブン以外に設置されていてもOK!
- 「残高確認」を選択
- レシートが発行される
- nanacoポイントが電子マネーnanacoに反映される※1ポイント=1円相当
セブンカード・プラスはnanaco一体型とnanaco紐付け型の2種類より選べます。
nanaco一体型を選んだ場合には、nanacoカードを別途発行する必要がありません。
nanaco紐付け型は、すでにnanacoカードを所持している方向けのクレジットカードです。
nanacoモバイルアプリ
nanacoモバイルアプリをお手持ちのスマートホンにインストール後は、セブンイレブンやセブン銀行ATMに行かなくてもnanacoポイントの受け取りが可能です。
- スマホのホーム画面⇒nanacoモバイルアプリの順番にタップ
- アプリのホーム画面より「センターお預かり分」を選んでタップ
- 「センターお預り分」の画面に切り替わる
- 「センターお預り分反映」を選択してタップ
- 「センターお預か分反映」画面が表示される
- 「会員メニュー用パスワード」を入力する
- 「センターお預り分を反映する」を選んでタップ
- 「通信中」画面が表示される
- 「センターお預り分反映結果」画面に切り替わる
- nanacoポイントの受け取りが完了
- iPhoneのホーム画面⇒nanacoアプリの順番にタップ
- アプリのホーム画面より「ナナコのカード」を選んでタップ
- 「センターお預かりマネー・ポイントを反映」を選択してタップ
- nanacoポイントの受け取り完了
5セブン&アイグループ対象店で買い物をした場合のポイントの貯まり方
セブンカード・プラスにて、セブン&アイグループ対象店舗でショッピングをした際のポイントの貯まり方を次の表にまとめています。
購入金額 | 付与されるポイント |
---|---|
1万円 | 100ポイント ※100円相当 |
2万円 | 200ポイント ※200円相当 |
3万円 | 300ポイント ※300円相当 |
4万円 | 400ポイント ※400円相当 |
5万円 | 500ポイント ※500円相当 |
6万円 | 600ポイント ※600円相当 |
7万円 | 700ポイント ※700円相当 |
8万円 | 800ポイント ※800円相当 |
9万円 | 900ポイント ※900円相当 |
10万円 | 1000ポイント ※1000円相当 |
セブンカード・プラスのセブン&アイグループ対象店舗でのポイント還元率は、通常の2倍となる1.0%です。
10万円の購入金額は多いのでは?と思われる方もいるかもしれません。
1回1000円のショッピングであっても、10回で10万円の購入金額となります。
月に20日、セブンイレブンやイトーヨーカドーで1回につき1000円のショッピングをした場合、1000円×20(日)×5(カ月)=10万円です。
日々の積み重ねでポイントが貯まるイメージがつかめたのではないでしょうか。
6まとめ
セブンカード・プラスはデニーズやセブンイレブン、イトーヨーカドーや西武・そごうを訪れる機会の多い方ほどメリットが得られるクレジットカードです。
特に日常的にイトーヨーカドーやセブンイレブンを利用する方におすすめします。
セブンカード・プラスからチャージした電子マネーnanacoでの請求書払いは、税金のクレジットカード納付が使えない地域の方もポイントが貯まる手法です。
セブンカード・プラスの入会後に活用してみてください。
セブンカード・プラスは、セブン&アイグループをよく利用する方にとって、大きなメリットのあるクレジットカードです。年会費無料であり、セブン&アイグループでの利用の場合は還元率が1%となることから、まとめ買いや日々利用する方にとって1%の還元率は魅力に映ることでしょう。セブンイレブンやイトーヨーカードが近くにあるという方は、なんやかんやで年間の利用料金はかなりの金額になるというご家庭も多いと思います。ポイントは気づいたら結構貯まっているというケースも多いことから、是非一枚作成されることをオススメします。
また、電子マネーnanacoへのチャージでポイントが貯まる点や、nanacoポイントで税金や公共料金の請求書払いができる点は大いに活用しましょう。ポイントが着実に貯まりますよ。
なお、近くにセブン&アイグループのお店がなく、特に利用頻度も多くないという方は、セブンカード・プラスではなく、よく利用するコンビニやスーパーのクレジットカードの方がメリットがあると思います。その場合には、利用頻度の高いお店が発行するクレジットカードを選択しましょう。
7参考資料
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- 年会費無料
- セブン&アイグループの対象店で利用すると、いつでもポイント2倍
- nanacoへのチャージでもポイントが貯まる
- 毎月、8日・18日・28日はイトーヨーカドーで5%OFF
- ショッピングガード保険が付帯
- 基本の還元率が0.5%と平均的
- 旅行保険が付帯していない
- セブン&アイグループ対象店を利用しない方にはメリットがない
-
ポジティブコメント①電子マネーnanacoへのチャージでポイントが貯まる
-
ポジティブコメント②税金や公共料金の請求書払いがnanacoポイントでできる
-
ポジティブコメント③イトーヨーカドーやセブンイレブンを使う機会が多いとポイントが貯まりやすい
-
ネガティブコメント①イトーヨーカドーやセブンイレブンの利用機会が少ないとお得感が少ない
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ネガティブコメント②ポイント還元率が高くない(セブンイレブンでもポイント還元率が1.0%)
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ネガティブコメント③nanacoポイントの受け取り方が分かりづらい
・年会費無料で、セブン&アイグループの対象店ならいつでもポイント2倍
・nanacoへのチャージでもポイントが貯まるのも魅力
・セブン&アイグループ対象店を利用しない方にはメリットが少ない場合も