投資は効率的な資産形成の手段ですが、すべての人がやるべきこととは言えません。
本記事では投資をしない方がいい人の5つの特徴を紹介します。
最後に投資をしない方がいい人でも始めやすい投資商品や証券口座の選び方についても解説しています。
ぜひ参考にしてください。
この記事を読んでわかること
- 投資をしない方がいい人の特徴
- 投資をしない方がいい人には投資信託がおすすめである理由
- 投資未経験者におすすめの証券口座
1投資をしない方がいい人の特徴1:短期で資産を増やしたい人
投資をしない方がいい人の特徴の1つ目は「短期で資産を増やしたい人」です。
投資は長期で取り組むことでリスクを抑えられます。
反対に短期で利益を上げようとすると大きなリスクが伴うのです。
これではギャンブルと大きく変わりません。
投資はあくまで目先の利益を追い求めるものではないことを意識しましょう。
2投資をしない方がいい人の特徴2:余剰資金が少ない人
投資をしない方がいい人の特徴の2つ目は「余剰資金が少ない人」です。
投資は運用次第で資産が目減りすることもあります。
そのため生活費などの必要なお金を除いた自由に使える資金(余剰資金)で取り組むべきです。
余剰資金がなくお金に困っている方は投資をしない方がいいでしょう。
労働時間を増やすなどの他の選択肢を検討してみることをおすすめします。
3投資をしない方がいい人の特徴3:投資の勉強をする気がない
投資をしない方がいい人の特徴の3つ目は「投資の勉強をする気がない」です。
投資におけるリスクは適切にコントロールするべきです。
たとえば、株と債券は一般的に逆の値動きを示す傾向があります。
そのため、両者をバランス良く購入することで、いずれかが大きく値下がりする場面でも損失のダメージを抑える効果を期待できます。
このように投資は知識やテクニックを活用することでリスクをおさえた運用が実現できます。
投資を始めるのであれば、まずは経済や投資に関して最低限のことを知っておきましょう。
なお、「投資初心者は何から始めるべき?失敗しないコツや投資先を解説【証券アナリスト監修・CFP執筆】」では投資初心者が知っておくべき知識をまとめているので、ぜひ参考にしてください。
4投資をしない方がいい人の特徴4:他人の情報に流されやすい人
投資をしない方がいい人の特徴の4つ目は「他人の情報に流されやすい人」です。
投資は長期でじっくり取り組むことが何よりも大切です。
他人の情報に流されて株や投資信託を頻繁に売買する方に投資は向きません。
頻繁な売買は手数料がかさみます。
また、他人の情報を頼りに売買すれば、ちょっとした価格の変動にも不安になってしまうかもしれません。
投資は下調べを入念に行い自己の判断と責任で取り組むことをおすすめします。
5投資をしない方がいい人の特徴5:資産形成の目標がない人
投資をしない方がいい人の特徴の5つ目は「資産形成の目標がない人」です。
理論上、投資のリスクとリターンは比例関係にあります。
ハイリターン・ハイリスク、ローリターン・ローリスクはありますが、ローリスク・ハイリターンはないのです。
そのため最初に目標金額を決めて投資に取り組むことが大切になります。
例えば、100万円を来年103万円にしたい場合は利回り3%を狙ったローリスクな運用でOKなので、いたずらに10%を狙ったハイリスク(ハイリターン)な運用をする必要はありません。
利回り3%を狙った運用には3%分の損失可能性がありますが、10%を狙った運用には10%分の損失可能性があるからです。
以上のことから「資産形成の目標がない人」は投資をしない方がいいと言えるでしょう。
6投資をしない方がいい人はいない!インフレの時代に投資が必須なワケ
ここまで投資をしない方がいい人の特徴を紹介してきました。
一方で逆説的ではありますが、現代は投資が必須の時代とも言えます。
インフレによってモノ・サービスの値段が上昇し続ければ、現金の価値は目減りしていくからです。
100円のパンが200円になれば、200円で買えるパンも2個から1個に減ってしまいますよね。
投資はこうしたインフレに対抗しながら資産を増やしていく手段でもあるのです。
たとえば、株はある種のインフレに強い資産と言われています。
インフレによってモノや・サービスの値段が上昇すれば、企業の売上・利益も増えるため、株価の上昇につながる傾向があるとされているのです。
投資は心がけ次第で資産を守る強力な手段になります。
本記事で紹介した「投資をしない方がいい人の特徴」を意識しつつ、投資に取り組んでみることをおすすめします。
7投資をしない方がいい人にも投資信託はおすすめ
投資をしない方がいい人の特徴に当てはまる方でも「投資信託」から始めてみるのはよい選択かもしれません。
投資信託はプロの投資家に運用をまかせられる金融商品です。
2024年4月時点では、約6000本の商品があります。
投資信託は商品(ファンド)ごとにさまざまな方針を掲げており、例えば、日本や先進国など特定地域の株を中心に運用するものもあれば、株、債券、不動産などにバランス良く投資するバランスファンドもあります。
投資家は自身の運用方針にあった商品(ファンド)を購入するだけでOK。
あとのことは運用会社におまかせできます。
なかでも日経平均やダウ平均といった指数に連動した成果を目指すインデックスファンドは、コストも安く、初心者でも取り組みやすいでしょう。
例えば、「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」は「オルカン」の名称でも知られる人気ファンドで、全世界の株式市場の値動きに連動することを目指します。
投資信託は月100円からスタートできるので、まずは気軽に投資を始めてみたい方や余剰資金が十分でない方にもおすすめです。
8投資を始めるならまずは証券口座の開設を!
ここまでで投資に興味を持った方もいるでしょう。
投資を始めるには証券口座が必要です。
近年では各種手続きがオンラインで完結するネット証券も数多く登場しています。
とりわけ楽天証券やSBI証券は株の取引手数料が安く、投資信託の商品ラインナップも豊富です。
最初はだれでも投資未経験者です。
まずは無料で証券口座を開設するところから始めてみることをおすすめします。
おすすめの証券会社については「MeChoice編集部厳選!おすすめのネット証券4社を徹底比較」にもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
MeChoice編集部