FIREを投資で達成する3つのステップを解説!生活費の25倍の資産で悠々自適ライフを達成!

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近年よく聞かれるようになった「FIRE」とは「経済的自立を達成して早期退職する」ことを意味します。

具体的には資産を運用することで日々の生活費をまかなっていくライフスタイルのことです。

本記事では「FIRE」の意味やメリット、達成方法を解説します。

この記事を読んでわかること

  • FIREの意味
  • FIREのメリット
  • FIREを投資で効率的に達成する方法
  • FIREにおすすめの投資3選
  • FIREまでの投資期間シミュレーション

FIREとは?どんな意味?~投資を活用して早期リタイアを目指そう~

FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の略称です。

経済的自立を達成して早期退職する」ことを意味します。

退職後はそれまでに形成した資産を投資運用することで、日々の生活費をまかなうことになります。

資産を切り崩しながらの生活となる「早期リタイア」とは異なる点に注意しましょう。

2FIREのメリット・デメリットは?~投資で時間・人間関係の制約から自由になる~

では、FIREにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

メリットは「自由が増えること」です

FIREは投資でお金に働いてもらうことで自らは働かずとも生活費を得ていくライフスタイルです。

投資が不労所得を稼いでくれることから労働の必要がありません。

趣味や家族との時間、ライフワークなどに取り組む時間をより多く確保できるようになるでしょう。

また、会社員として働いている方にとっては、不要な人間関係から解放される点もメリットとなるかもしれません。

一方、FIREにもデメリットはあります。

例えば、投資運用に失敗した時には再び働いてお金を得る必要があります。

また、その際には職歴に空白期間が生まれることにも注意しなければなりません。

サイドFIREという選択


FIREによって職歴に空白期間が生まれるデメリットを避けたいのであればサイドFIREも視野に入れておきましょう。

サイドFIREは資産運用によって生活費をまかないつつ、勤労も継続していくライフスタイルです

3FIREのやり方を3ステップで解説~投資を賢く活用しよう~

ここまでFIREの概要やメリット・デメリットを紹介してきました。

では、FIREはどのようにして達成できるのでしょうか?

ここではFIREを達成するための3つのステップを解説します。

  1. 日々の生活費を計算する
  2. 生活費の25倍の資産を用意する
  3. 資産を年利4%で運用する

1. 日々の生活費を計算する

FIREは毎年の生活費を資産の投資運用によって稼ぐライフスタイルです。

FIREを目指すにあたってまずは日々の生活費を計算しましょう。

後ほど詳しく解説しますが、FIREに必要な資産の額は生活費の25倍が目安となります。

例えば、年間の生活費が180万円の方であれば、4500万円がFIRE達成に必要となります(180万円×25倍)

もちろん生活費を切り詰めればFIREに必要な資産の金額はより少なく済みます。

無駄な出費がないかのチェックも行っておくと良いでしょう。

2. 生活費の25倍の資産を用意する

FIREには生活費の25倍の資産が必要となります。

これは米トリニティ大学の研究から生まれた「4%ルール」に基づきます。

「4%ルール」とは資産運用額の4%未満で生活していけば、30年経過後も資産が尽きる可能性は非常に低いという内容のことです

生活費の25倍の資産を用意する手段としては副業や節約、投資が効果的です。

のちほど資金別・所得別にFIRE達成までの期間を計算したシミュレーションを紹介します。

FIRE達成を目指す方はぜひ参考にしてください。

3. 資産を年利4%で運用する

FIRE達成後は資産を年4%で運用していくことになります。

生活費の25倍の資産があれば、それを年利4%で運用している限りは資産の目減りが起きません

ただし、この「4%ルール」はあくまで米国生まれの理論であることに注意が必要です。

米国ではインフレ率3%、一般的な株価上昇率7%から「4%」という数値が導かれています。

日本では多少なりとも経済事情が異なる点には気をつけましょう。

4FIREにおすすめの投資3選

本章ではFIREにおすすめの投資を3種類紹介します。

投資はFIREを効率的に達成する手段です。

FIREを目指す方はまず気になる投資商品から注目・購入してみてください。

1. 投資信託


投資信託は投資のプロに運用をまかせる金融商品です

2024年4月時点では、約6000本の商品があります。

投資信託は商品(ファンド)ごとにさまざまな方針を掲げており、例えば、日本や先進国など特定地域の株を中心に運用するものもあれば、株、債券、不動産などにバランス良く投資するバランスファンドもあります。

投資家は自身の運用方針にあった商品(ファンド)を購入するだけでOK。

あとのことは運用会社におまかせできます。

なかでも日経平均やダウ平均といった指数に連動した成果を目指すインデックスファンドは、コストも安く、初心者でも取り組みやすいでしょう。

例えば、「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」は「オルカン」の名称でも知られる人気ファンドで、全世界の株式市場の値動きに連動することを目指します。

2. 日本株

大きくリスクを取る形でFIREを早く達成したい方は日本株にも注目しましょう。

投資家は好きな企業の株を買うことで、以下の収益が期待できます。

  • キャピタルゲイン
  • インカムゲイン


キャピタルゲインは株価の値上がりによって得られる利益です

好業績や不祥事などを理由に企業の株価は上下に変動します。

例えば、100万円で、株価が1万円の企業の株を100株購入したとしましょう。

この場合、その後株価が1円上昇すれば、100円の利益になります。

株価が2倍の2万円になれば100万円の利益です。

なかには株価が10倍になる銘柄もあります。

また、株式投資ではインカムゲインも期待できます。

インカムゲインには株の保有数に応じて配られる配当金にくわえ、企業からのプレゼントである株主優待もあります

ただし、企業によっては株主優待を実施していないので注意が必要です。

なお、日本株は原則100株単位での購入となります。

取り組むのであれば、まとまった資金を用意しておくと良いでしょう。

3. 米国株

FIREを目指すなら米国株にも注目しましょう。

アップルやアマゾン、テスラといったグローバル規模の有名企業に投資できます

米国株は原則1株から購入できます。

原則100株単位での購入となる日本株と比べて始めやすいでしょう。

また、米国の株式市場は日本時間の深夜でも空いており(時差があるため)、日中忙しい社会人の方でもリアルタイム取引ができます。

5【コラム】FIREに不動産投資はおすすめですか?

FIREを目指すにあたって不動産投資を検討している方も多いでしょう。

しかし、投資未経験者であれば、いきなり不動産に手を付けることはおすすめできません。

株や投資信託などと比べると初期費用が多くかかるほか、手続きが複雑であるためです。

投資未経験者であれば、まずは不動産投資信託(REIT)から検討してみましょう

不動産投資信託はプロが不動産の売買や運用を代行してくれる金融商品です。

投資家は自らの方針に合った商品(ファンド)を選んで購入するだけで、間接的に不動産に投資できます。

6資金別のFIREシミュレーション

本章ではFIRE達成までの期間をシミュレーションしてみましょう。

今回は毎月の生活費を15万円と想定し、資産4500万円をFIRE達成のラインとします(月15万円×12ヶ月×25倍=4500万円)

金融庁「資産運用シミュレーション」より算出

毎月10万円を投資運用した場合

  • 年利3%で運用:積立期間「25年2ヶ月」
  • 年利4%で運用:積立期間「22年12ヶ月」
  • 年利5%で運用:積立期間「21年2ヶ月」

 

毎月8万円を年利4%で投資運用した場合

  • 年利3%で運用:積立期間「29年4ヶ月」
  • 年利4%で運用:積立期間「26年6ヶ月」
  • 年利5%で運用:積立期間「24年3ヶ月」

 

毎月5万円を年利4%で投資運用した場合

  • 年利3%で運用:積立期間「39年5ヶ月」
  • 年利4%で運用:積立期間「34年9ヶ月」
  • 年利5%で運用:積立期間「31年3ヶ月」

おおむね毎月5万円の投資運用なら30~40年、8万円なら25~30年、10万円なら20~25年で達成できる見込みです。

なお、より生活費を切り詰めたり、投資運用にあてる金額を増やすことで、スピーディなFIRE達成を実現できます。

7節約と投資を有効活用してFIRE達成を目指そう

FIREは節約と投資を有効活用することで効率的に達成できます。

まずは月々の収支を見直してみましょう。

支出の負担が大きい場合にはネットショッピングを活用したり、スマホ・保険契約を変更するなどして可処分所得をできるだけ大きくすることがポイントです。

収入が少ない場合には副業やサイドビジネスを検討してみましょう。

あわせて投資を活用することで効率的な資産形成が可能となります。

FIREの道のりは長いですが、より少ない資産で達成できる「サイドFIRE」も視野に入れつつ、コツコツ取り組んでいきましょう(サイドFIREは労働も継続するので、副収入の分だけ資産運用で稼がないといけない額が少なくなるため)。

なお、株や、投資信託を購入するには証券口座を開設する必要があります。

MeChoice編集部おすすめの証券口座は「MeChoice編集部厳選!おすすめのネット証券4社を徹底比較」にまとめています

興味のある方はぜひ参考にしてください。