

保険相談窓口のデメリットとは?無料相談で後悔しないための対策も解説
「保険相談を利用したいけど、強引な勧誘を受けたらどうしよう」
「なぜ無料で相談できるの?何か裏があるのでは?」
そんな不安を感じている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、保険相談窓口を利用するうえでのデメリットと、それを回避するための対策を詳しく解説します。
デメリットを上回るメリットや、おすすめの保険相談窓口も紹介しますので、保険を検討している人や見直しを考えている人はぜひ参考にしてください。
1保険相談とは?なぜ無料で利用できるの?
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保険相談は、保険会社や保険代理店が、保険の検討者に商品の提案や見直しを無料で行うサービスです。
専門家であるFP(ファイナンシャルプランナー)が、相談者のライフステージやニーズに合った保険選びをサポート。
複雑な保険の知識が少なくても、わかりやすい説明で自分に合ったプランを見つける手助けをしてくれます。
保険相談を無料で利用できる主な理由は、保険代理店が保険会社から販売手数料を受け取っているためです。
相談者が保険契約を結ぶと、その契約に応じて代理店に手数料が支払われます。
そのため、相談者は料金を支払わずに利用できます。
保険料に契約手数料などが上乗せされることもありません。
この仕組みは法的に認められており、安心して利用できます。
2保険相談窓口のデメリット5選【利用前に知っておくべき注意点】
保険相談窓口のデメリットを事前に理解しておくことで、後悔のない保険選びにつながります。デメリットを回避する方法もあわせて確認していきましょう。
- 担当者の質や経験にバラつきがある
- しつこい勧誘や営業を受けることもある
- 取り扱い保険会社が限定されている場合がある
- 相談に必要な個人情報を整理する手間がかかる
- 面談に時間がかかるため、忙しい人には負担になりやすい
2-1デメリット①担当者の質や経験にバラつきがある
担当者の質や経験にバラつきがある点が、保険相談窓口のデメリットとして挙げられます。
FP(ファイナンシャルプランナー)資格を持つプロに相談できることが多いですが、知識の深さや実務経験に差があり、相談相手によっては提案の質や説得力が大きく変わってしまう可能性も。
たとえ知識が豊富でも、話し方や説明の仕方が合わないと円滑なコミュニケーションが取りづらくなることもあります。
回避策として、担当コンサルタントの実績や保有資格を事前に確認することが有効です。
FP技能士のレベルや、AFP・CFP®といった上位資格の有無、業界経験年数などを参考にしましょう。
複数の保険相談サービスを利用し、異なる担当者と話してみるのもおすすめです。
2-2デメリット②しつこい勧誘や営業を受けることもある
無料相談とはいえ最終的には契約に繋げることが目的のため、担当者によっては契約を強く勧められるなど、勧誘がしつこく感じられる場合があります。
繰り返し連絡が来たり、「今すぐ契約しないと損」といった営業トークを受けたりすることもあるかもしれません。
強引な勧誘を避けるためには、まず相談の冒頭で「今日は情報収集が目的なので、提案内容を持ち帰って家族と相談します」というように、即決する意思がないことを明確に伝えましょう。
「ほかの保険相談窓口の話も聞いて比較検討したい」と伝えるのもおすすめです。
それでも勧誘が続く場合は、担当者の変更制度を利用してみてください。
多くの保険相談サービスでは、担当者を変更できる「イエローカード制度」や「ストップコール制度」などを用意しています。
2-3デメリット③取り扱い保険会社が限定されている場合がある
保険相談窓口は提携先の保険会社の商品しか扱わないため、取り扱い商品に偏りがあることもデメリットです。
そのため、自分に最適な保険が、その窓口では提案されない可能性があります。
また、販売手数料が高い商品を優先的に勧められることも考えられます。
このリスクを避けるには、できるだけ多くの保険会社と提携している窓口を選ぶこと、そして一つの窓口に絞らず、複数の保険相談サービスを活用して提案内容を比較することが効果的です。
「保険のセカンドオピニオン」を提供する窓口もあり、ほかの窓口で提案された保険内容に対して意見をもらうことができます。
2-4デメリット④相談に必要な個人情報を整理する手間がかかる
的確なアドバイスを受けるには、年収、支出、ライフスタイル、将来のビジョンなど、多くの個人情報を事前に整理する手間がかかる場合があります。
加入中の保険証券や保障内容がわかるものを用意するなど、情報収集に時間がかかることも。
この負担を軽減するには、まず自分の現状と「何について相談したいか」を明確にしておくことが基本です。
家族構成や貯蓄額、現在の保険内容などを可能な限りまとめておくと、スムーズに相談を進められます。
2-5デメリット⑤面談に時間がかかるため、忙しい人には負担になりやすい
保険相談は1回あたり平均1~2時間かかることが多く、詳細な相談ではさらに時間が伸びることもあります。
店舗型の場合、移動時間や交通費も発生し、忙しい人には負担に感じられるでしょう。
この負担を減らすには、相談内容を事前に整理し、効率的に時間を使うことが大切です。
また、オンライン相談であれば場所や時間を問わず気軽に利用でき、移動時間を省略できます。
自宅や近所のカフェなど希望する場所にコンサルタントが訪問する、訪問型の保険相談を利用するのもおすすめです。
3保険相談窓口のメリット5選【デメリットを上回る価値は?】
保険相談窓口にはいくつかのデメリットがある一方で、それを上回る大きなメリットもあります。適切に活用すれば、よりよい保険選びができるでしょう。
- 専門知識を持つプロから無料でアドバイスを受けられる
- 複数の保険会社の商品を一度に比較検討できる
- ライフプランに合わせた総合的な提案を受けられる
- 保険選びの時間と労力をぐっと節約できる
- 契約後のアフターフォローも充実している
3-1メリット①専門知識を持つプロから無料でアドバイスを受けられる
最大のメリットは、専門知識を持つFPなどのプロから、無料で具体的なアドバイスを受けられる点です。
複雑な保険の仕組みや専門用語もわかりやすく解説してくれるため、保険の知識がなくても安心して相談できます。
3-2メリット②複数の保険会社の商品を一度に比較検討できる
多くの保険相談窓口は複数の保険会社と提携しており、さまざまな保険会社の商品を一箇所で比較検討できるのは大きな利点です。
複数の商品を比較しながら、その特徴や保障内容の説明を受けられます。
3-3メリット③ライフプランに合わせた総合的な提案を受けられる
利用者のライフステージや将来設計をFPが詳細にヒアリングし、カスタマイズされた総合的な保険プランの提案を受けられるのもメリットです。
生涯の収支や貯蓄額を予測するライフプランシミュレーションの作成など、人生の節目ごとに必要な保障の見直しもサポート。
保険以外にも、家計の見直しや貯蓄・投資とのバランスなど、お金に関する広いテーマに対応している場合もあります。
3-4メリット④保険選びの時間と労力をぐっと節約できる
プロのコンサルタントが最適な保険プランを厳選するため、自分でゼロから調べて比較する時間と労力を節約できます。
多忙な人でも、効率的に質の高い保険選びができるでしょう。
3-5メリット⑤契約後のアフターフォローも充実している
多くの保険相談窓口では、契約後のアフターフォローも充実しています。
保険金や給付金の請求サポート、契約内容の確認、ライフステージの変化に応じた定期的な見直し提案など、長期にわたるサポートを受けられるので安心です。
4保険相談窓口がおすすめな人・おすすめできない人の特徴
保険相談窓口はすべての人に合うとは限りません。自分の状況に合わせて、利用すべきかどうかを見極めましょう。
4-1保険相談窓口がおすすめな人の特徴
- 保険の知識が少なく、専門家のアドバイスが欲しい人
- 複数の保険会社を比較検討したい人
- ライフステージの変化で保険の見直しが必要な人
4-1-1保険の知識が少なく、専門家のアドバイスが欲しい人
「保険は複雑でよくわからない」「どこから手をつけていいか迷っている」という人には保険相談がぴったりです。
プロのFPが保険の基礎知識から丁寧に解説し、自分に適したプランを提案してくれます。
複数の保険会社を比較検討したい人
複数の保険会社の類似商品を比較し、自分に最もよい条件の保険を選びたい人におすすめです。
窓口によっては50社以上の保険会社と提携している場合もありますよ。
ライフステージの変化で保険の見直しが必要な人
結婚、出産、住宅購入、転職、定年退職など、人生の大きな転機を迎えた人にも向いています。
現在の保険がライフスタイルに合っているか見直したい人や、保険料節約・保障追加を希望する人には、保険相談のアドバイスが役立つでしょう。
4-2保険相談窓口をおすすめできない人の特徴
- 既に加入したい保険が決まっている人
- ネット保険で十分と考えている人
- 営業や勧誘を一切受けたくない人
4-2-1既に加入したい保険が決まっている人
加入したい保険商品や保険会社が明確に決まっている場合、あえて相談窓口を利用する必要性は低いかもしれません。
自分で十分にリサーチを行い、各社の商品を比較検討して契約まで完結できる人は、対面での相談は不要と感じることもあるでしょう。
ネット保険で十分と考えている人
保険に関する知識があり、自分でオンライン契約などの手続きを行うことに抵抗がない人には、相談窓口は不要といえそうです。
ネット申込み限定の保険など、保険料が割安になる商品もあるため、直接申し込む方が手間がかからないこともあります。
営業や勧誘を一切受けたくない人
保険相談窓口は、無料で相談サービスを提供する代わりに、保険契約が成立した際に保険会社から販売手数料を受け取るビジネスモデルです。
そのため、まったく勧誘や営業行為を受けたくないという人には不向きである可能性があります。ただし、強引な勧誘は法令で厳しく規制されています。
5保険相談窓口のおすすめ3選
数ある保険相談窓口のなかから、編集部が厳選したおすすめの3社を紹介します。各社の特徴を比較検討し、自分に合った窓口選びの参考にしてください。
5-1保険相談窓口のおすすめ①保険クリニック
独自の保険比較システム「IQシステム」で必要な保険を分析。約50社の保険を扱い、公式LINEで保険シミュレーションも行えます。
店舗数は全国298店舗と多く、アクセスしやすい点も魅力です。
5-2保険相談窓口のおすすめ②保険見直しラボ
平均業界経験17.3年のベテランコンサルタントが多数在籍。
「イエローカード制度」と呼ばれる担当者変更制度もあり、万が一自分に合わない担当者だった場合も安心して相談できます。提携保険会社数は41社と豊富です。
5-3保険相談窓口のおすすめ③ほけんのぜんぶ
保険だけでなく家計全般の相談も可能。
理想の将来に向けて必要なお金を「見える化」する、ライフプランシートの作成もできます。
相談スタッフは全員FP資格保有者。全国対応で、相談方法は訪問、オンラインを実施しています。
6デメリットを理解して保険相談窓口を賢く活用しよう
保険相談窓口には、担当者の質や勧誘の可能性、商品選択の偏りなどのデメリットがある一方で、無料で専門家のアドバイスを受け、複数の保険商品を比較し、時間を節約できるという大きなメリットがあります。
デメリットを理解して事前に準備をすることで、保険相談はとても役立つサービスとなるでしょう。
賢く活用して、自分にぴったりな保険を見つけてくださいね。
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