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今の仕事が向いていない・逃げたいと感じるのは甘え?確認すべきサイン7選と対処法

今の仕事が向いていない・逃げたいと感じるのは甘え?確認すべきサイン7選と対処法

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「今の仕事、向いてないな…もう逃げたい…」

毎日そう感じながらも、「でも、ここで逃げたらただの甘えじゃないか?」と自分を責めて、動けなくなっていませんか?

分かります、本当に苦しいですよね。

でも、自分を責めるのはもうやめにしましょう。

“逃げたい”感情は「甘え」ではなく、あなたの心と体が発している限界のサインかもしれません

この記事では、SOSのサインを正しく見極め、あなた自身を守るための具体的な方法を、一緒に考えていきましょう。大丈夫、あなたは一人じゃありません。

林 夏実
専門家

林 夏実採用担当・キャリア支援

年間最大200名以上の面接実績を通じて、企業と個人の両視点を深く体得。その豊富な経験に基づき、実践的なキャリアアドバイスを提供。

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職場の
人間関係
つら..

1「仕事向いてない・逃げたい」は甘え?すぐ確認すべきサイン7選

「仕事から逃げたいなんて、自分が弱いだけかもしれない…」そうやって一人で抱え込んでしまう気持ち、痛いほど分かります。

周りはうまくやっているように見えて、自分だけが取り残されているような孤独感、本当に辛いですよね。

でもそれは、「甘えではない」ケースも往々にしてあります。

真面目で責任感が強いからこそ無理をして続けた結果、心と体が「もう限界だよ」とSOSを出しているのかもしれません。

そのSOSを見逃してしまうと、気づいた時には本当に取り返しのつかないことになりかねません。

まずは、「これからお話しする7つのサインに、今のあなたが当てはまっていないか」、一緒にチェックしていきましょう。

林 夏実
監修者
林 夏実

私もこれまで多くの方々のキャリア相談に乗ってきましたが、「仕事から逃げたい」という悩みは決して珍しいものではありません。むしろ、多くの方が一度は通る道です。大切なのは、そのサインを「気のせい」で済ませずに、自分の心と体の声に真摯に耳を傾けること。危険なサインを見極めることが、あなたの未来を守るための第一歩になりますよ。

1-1【確認すべきサイン1】心身に不調が出ている(不眠・食欲不振・動悸など)

最近、よく眠れていますか?ご飯は美味しく食べられていますか?

もし「夜中に何度も目が覚める」「食欲がなくて体重が減った」「理由もなく心臓がドキドキする」といった症状があるなら、それは気に留めるべきサインです。

他にも、頭痛、胃痛、めまい、倦怠感などが続く場合も、仕事のストレスが身体に影響を及ぼしている可能性が考えられます。

私たちの心と体は繋がっています。

精神的な負担が限界を超えると、症状の出方は個人差がありますが、上記のような身体的な不調として表れることもあります。

これは、体が「これ以上は無理だよ」と強制的にブレーキをかけようとしている状態。無視してはいけません。

1-2【確認すべきサイン2】毎朝出勤前に強い憂鬱感がある

日曜日の夕方になると、明日からの仕事を考えて気分がどんより重くなる…。

いわゆる「サザエさん症候群」と呼ばれるこの現象は、多くの社会人が経験することです。

しかし、その憂鬱感が「吐き気がする」「お腹が痛くなる」「玄関のドアノブに手をかけると動けなくなる」といった身体的なレベルにまで達している場合は、話が別です。

これは、あなたの体が会社に行くことを拒絶しているサインかもしれません。

「気合で乗り切ろう」と無理を続けると、症状が悪化し、家から一歩も出られなくなってしまう恐れもあります。

1-3【確認すべきサイン3】業務内容が自分の適性と明らかに合っていない

「人と話すのが苦手なのに、毎日テレアポをしないといけない」

「細かい作業が嫌いなのに、経費精算のチェックばかり任される」

このように、自分の性格や得意なこと(=適性)と、仕事内容が真逆だと感じる場合、それは大きなストレスの原因になります

向いていない仕事では、人一倍努力してもなかなか成果が出なかったり、簡単なことでミスを連発してしまったりします。

それはあなたの能力が低いからではありません。

一度、「活躍する場所」を間違えている可能性を思案してみることをおすすめします

魚が陸上で生きられないように、人にもそれぞれ輝ける場所があります。自分に合わない環境で苦しみ続ける必要はありません。

1-4【確認すべきサイン4】何度努力しても成果が出ず自己肯定感が下がり続けている

自分なりに工夫し、一生懸命頑張っているのに、全く成果が出ない。

それどころか、上司からは毎日怒られ、同僚はどんどん先に行ってしまう…。

そんな状況が続くと、「自分はなんて無能なんだ」「自分には価値がないんだ」と自己肯定感がどんどん下がってしまいます。

この状態は非常に危険です。

仕事での自信のなさがプライベートにも影響し、何事にもやる気が起きなくなってしまう可能性があります。

成果が出ないのは、あなたの努力不足ではなく、そもそもその仕事や環境があなたに合っていないからかもしれません。自分を責め続けるのは、もうやめにしましょう。

1-5【確認すべきサイン5】職場の人間関係が原因で精神的に追い詰められている

仕事内容そのものに不満はなくても、職場の人間関係が苦痛で「逃げたい」と感じるケースは少なくありません。

例えば、こんな状況に心当たりはありませんか?

  • 高圧的な上司がいて、話すだけで萎縮してしまう

  • 特定の同僚から無視されたり、悪口を言われたりしている

  • 社内に派閥があり、常に気を遣って疲弊している

1日の大半を過ごす職場で、安心して話せる人がいなかったり、常に緊張を強いられたりするのは、精神的に非常に大きな負担です。

人間関係の問題は、個人の努力だけで解決するのが難しい場合も多いのが現実。一人で抱え込まず、信頼できる人に相談することが大切です。

1-6【確認すべきサイン6】長時間労働やハラスメントが常態化している

もしあなたの職場が、いわゆる「ブラック企業」に当てはまるなら、それは今すぐ逃げるべきサインです。

具体的には、以下のような状況が常態化している場合です。

  • 毎月80時間を超えるような残業が当たり前になっている

  • 残業代が正しく支払われない

  • 上司からのパワハラ(人格否定、暴力など)が横行している

  • セクハラを受けても誰も助けてくれない

このような環境は、あなたの心身の健康を著しく害するだけでなく、法的に見ても問題があります。

「みんな我慢しているから」「自分が辞めたら迷惑がかかる」など退職を迷う気持ちは分かりますが、あなたの命と健康より大切な仕事はこの世に存在しません。

1-7【確認すべきサイン7】仕事のことを考えるだけで涙が出る・パニックになる

ふとした瞬間に仕事のことが頭をよぎっただけで、急に涙が溢れてきたり、動悸が激しくなって息苦しくなったりする。

ストレスが許容量をオーバーし、感情のコントロールが効かなくなると、このような身体症状として表れることがあります。

このまま、「まだ頑張れる」と自分に言い聞かせて無理をすれば、うつ病や適応障害といった心の病気まで危惧されます。

まずは専門家である医師に相談し、仕事から離れて心と体を休めることを最優先に考えてください。

2向いてない仕事を続けた結果に起こる深刻な影響5選

「でも、もう少しだけ頑張ってみようかな…」その気持ち、すごくよく分かります。

環境を変えるのは勇気がいるし、今を耐えれば何とかなるかもしれない、って期待してしまいますよね。

でも、向いていない仕事を無理に続けることには、あなたが思っている以上に深刻なリスクが伴います。

それは、ただ「辛い」という感情の問題だけではありません。

あなたのキャリア、健康、そして人生そのものに、取り返しのつかない影響を与えてしまう可能性があるんです

具体的にどんな危険があるのか、専門家の視点からお伝えしますね。

林 夏実
監修者
林 夏実

人事担当者として、無理をし続けた結果に心身のバランスを崩してしまい、回復に何年もかかってしまった方の話を耳にしたことがあります。早期に決断していれば、もっと早く新しいキャリアを築けたはずなのに…と後悔されたという話も。自分を守るためにも、無理を続けることのリスクは正しく理解しておいてほしいですね。

2-1【深刻な影響1】心身に不調をきたすリスク

まず、心身に不調をきたすリスクが考えられます。

最初は「気分が落ち込む」「やる気が出ない」といった軽度な症状かもしれません。

ですが無理を続けるうちに悪化し、日常生活に支障をきたすほどの深刻な病気に発展したり、回復に長い時間がかかったりしてしまうことがあります。

場合によっては、社会復帰が困難になるケースも少なくありません。あなたの心を守るためにも、限界を超える前に環境を変える決断が重要です

2-2【深刻な影響2】自己肯定感の低下により他の分野でも自信を失う

向いていない仕事で失敗を繰り返していると、「自分は何をやってもダメだ」という無力感に苛まれます。

この状態が続くと、仕事だけでなく、プライベートや趣味など、他の分野においても自信を失ってしまうことがあります。

「どうせ自分には無理だ」という考えが染み付いてしまい、新しいことに挑戦する意欲さえも失われてしまうのです。

自己肯定感は、人生を前向きに生きるための土台となる大切なもの。

自己肯定感の土台が崩れてしまう前に、自分が輝ける場所を見つけることが大切です。

2-3【深刻な影響3】スキルが身につかず市場価値が上がらない

「石の上にも三年」という言葉がありますが、それはあくまで成長できる環境に身を置いている場合の話です。

向いていない仕事、やりがいのない仕事を続けていても、専門的なスキルはなかなか身につきません。

ただ時間だけが過ぎていき、気づいた頃には「年齢は重ねたけれど、アピールできるスキルは何もない」という状態になってしまうのです。

転職市場では、年齢に応じたスキルや経験が求められます。

向いていない仕事に固執することは、あなたの市場価値をどんどん下げてしまい、将来のキャリアの選択肢を狭めることに繋がります。

2-4【深刻な影響4】人間関係の悪化により孤立が進む

仕事のパフォーマンスが低い状態が続くと、周りからの評価も厳しくなりがちです。

「またミスしてる」「仕事が遅い」といったネガティブな視線を向けられることで、職場での居心地はどんどん悪くなっていきます。

また、ストレスから自分自身もイライラしやすくなり、同僚とのコミュニケーションを避けるようになるかもしれません。

その結果、職場で相談できる相手もいなくなり、孤立が深まるという悪循環に陥ります。

孤立感は精神的な負担をさらに増大させ、ますます「逃げたい」という気持ちを強くしてしまいます。

2-5【深刻な影響5】体調不良が慢性化し回復に時間がかかる

「サイン1」で触れた心身の不調は、一時的なものではありません。

ストレスフルな環境に身を置き続けると、自律神経のバランスが乱れ、体調不良が慢性化してしまうことがあります

たとえば、慢性的な頭痛、胃腸の不調、めまい、アレルギー症状の悪化など、その影響は多岐にわたります。

一度崩れた体のバランスを取り戻すには、想像以上に時間がかかるものです。

「まだ大丈夫」と過信せず、体が本格的に壊れてしまう前に、ストレスの原因から離れることが重要です

3【年代別】「仕事から逃げたい」「自分は無能なんじゃないか」と感じる方への具体的対処法

「仕事から逃げたい」という気持ちは同じでも、30代、40代、50代と年代によって、その背景にある悩みやキャリアの選択肢は変わってきますよね。

「まだやり直せるのかな」「もう手遅れかもしれない」そんな不安を抱えている方も多いと思います。

大丈夫です。

どの年代にも、その時にできる最善の一手は必ずあります。

ここでは、それぞれの年代で直面しがちな課題と、それを乗り越えるための具体的な対処法を一緒に考えていきましょう。あなたの年齢に合わせた、現実的な次の一歩が見えてくるはずです。

林 夏実
監修者
林 夏実

私は各年代の方々の転職をサポートしてきましたが、成功の鍵は「年齢に合った戦略」を立てることだと感じています。30代ならポテンシャル、40代なら専門性、50代なら経験の棚卸しと、アピールすべきポイントが異なります。焦らず、ご自身の年代の強みと弱みを理解することが、次のキャリアを切り拓く上でとても重要になりますよ。

3-1【30代の方向け】キャリアの方向転換はまだ十分可能な時期

30代は、社会人としての基礎体力がつき、自分の得意・不得意もある程度見えてくる時期ですよね。

同時に、「このままでいいんだろうか」という焦りを感じやすい年代でもあります。

もし「仕事が向いてない」と感じているなら、30代はキャリアの方向転換を図る絶好のチャンスです。

20代で培った社会人経験を土台に、未経験の職種や業界にチャレンジすることもまだ十分に可能です。

大切なのは、勢いで辞めるのではなく、「なぜ今の仕事が向いていないのか」「次はどんなことをしたいのか」を徹底的に自己分析すること。

ここでしっかり自分と向き合っておくことが、今後のキャリアを大きく左右します。

3-2【40代の方向け】経験を活かせる職場への転職を検討する

40代になると、家庭や住宅ローンのことなど、背負うものも大きくなり、転職へのハードルが高く感じられますよね。

「自分なんて無能だ」と感じていても、簡単には動けない…その気持ち、よく分かります。

40代の転職で重要なのは、これまでのキャリアで培ってきた経験や専門性をどう活かすかという視点です。

全くの未経験分野への挑戦は難しくなりますが、「業界は同じで職種を変える」あるいは「職種は同じで業界を変える」といった形で、自分の経験を活かせる場所を探すのが現実的です。

マネジメント経験や特定の分野での深い知識は、あなただけの強力な武器になります。

「自分には何もない」と思わず、まずはキャリアの棚卸しから始めてみましょう。

3-3【50代の方向け】定年までの働き方を現実的に見直す

50代で「仕事から逃げたい」と感じるのは、本当に切実な悩みだと思います。

転職市場が厳しくなる中で、「今さらどうしようもない」と諦めてしまう方も少なくありません。

しかし、諦める必要はありません。50代には50代の戦い方があります。

転職だけに固執せず、定年までの働き方を現実的に見直すという視点が重要です。

例えば、

  • 現在の会社で、役職定年や再雇用制度を利用して、負担の少ない部署へ異動できないか交渉する

  • 豊富な経験を活かして、顧問やアドバイザーとして独立する道を模索する

  • 早期退職制度を利用し、少しペースを落として働ける仕事を探す

など、選択肢は一つではありません。

これまでの長い社会人経験そのものが、あなたの価値です。その価値をどう活かすか、多角的に考えてみましょう。

4今すぐ逃げるべき職場の特徴5選

「私の会社、もしかしてヤバい…?」そう感じてはいても、客観的に見て「今すぐ逃げるべき」レベルなのかどうか、自分では判断が難しいことってありますよね。

「みんな我慢してるし…」なんて思っているうちに、取り返しのつかない事態になってしまうことも少なくありません。

そこで、これだけは絶対に放置してはいけない、「今すぐ逃げるべき職場」の明確な特徴を5つお伝えします。

もし一つでも当てはまるなら、あなたの心と体の安全が最優先です。真剣に、今の環境から離れることを考えてください。

林 夏実
監修者
林 夏実

法律や労務管理の観点から見ても、これから挙げる5つの特徴は、企業が従業員に対して果たすべき「安全配慮義務」を怠っている可能性が非常に高い状態です。これは単なる「働きにくい職場」ではなく、「危険な職場」です。自分を守るために、正しい知識を持って判断することが大切ですよ。

4-1【逃げるべき職場1】長時間労働が常態化し休日出勤も当たり前

「月80時間以上の残業が数カ月続いている」「休日もほとんど仕事の連絡が来て休まらない」

このような状況は、心身の健康を著しく損なう危険なサインです。

「若いから大丈夫」「体力には自信がある」といった過信は禁物です。

十分な休息が取れない状態が続けば、どんなに健康な人でも心と体は確実に蝕まれていきます。

これは、あなたの命に関わる問題です。

4-2【逃げるべき職場2】パワハラ・セクハラが放置されている

上司からの暴力や暴言、同僚からの無視や嫌がらせ、取引先からの不適切な要求…。

このようなパワハラやセクハラが日常的に行われ、会社に相談しても「我慢しろ」「君にも原因がある」などと言われ、全く改善されない職場は非常に危険です。

ハラスメントは、被害者の尊厳を深く傷つけ、深刻な精神的ダメージを与えます。

会社には、従業員が安全に働ける環境を整備する義務があります。

その義務を放棄し、ハラスメントを放置するような会社に、あなたの貴重な人生を捧げる必要はありません。

4-3【逃げるべき職場3】給与未払いや違法な労働条件がある

「残業代が支払われない」「理由なく給料が下げられた」「社会保険に加入させてもらえない」

これらは、明らかな労働基準法違反です。

給与は、あなたの労働に対する正当な対価です。

それを支払わない、あるいは不当に減額するような会社は、従業員を大切にする気がないと言わざるを得ません。

このような会社は、コンプライアンス意識が著しく低く、他の面でも問題を抱えている可能性が高いです。

あなたの権利が守られない場所からは、一刻も早く離れるべきです。

4-4【逃げるべき職場4】上司や同僚からの人格否定が日常的にある

「お前は本当に使えないな」「小学生でもできるぞ」「だからお前はダメなんだ」

仕事上のミスに対する指導を超えて、あなたの人格そのものを否定するような言葉が飛び交う職場は、健全ではありません。

このような言葉の暴力は、あなたの心をじわじわと蝕み、自己肯定感を根こそぎ奪っていきます。

毎日人格を否定され続ければ、誰だって「自分はダメな人間なんだ」と思い込んでしまいます。

あなたは決してダメな人間ではありません。

あなたを尊重せず、傷つけるだけの環境からは、すぐにでも逃げてください。

4-5【逃げるべき職場5】心身の不調を訴えても配慮してもらえない

体調が悪くて休みたいと伝えても「気合が足りない」と一蹴される。

医師から「休養が必要」という診断書が出ているのに、業務量を減らしてもらえない。

このように、あなたの心身の不調に対して全く配慮がない職場は、従業員の健康と安全を守る気がないということです。

会社には、従業員が安全で健康に働けるように配慮する「安全配慮義務」があります。

その義務を軽視し、あなたのSOSを無視するような場所で働き続けるのは、あまりにも危険です。

あなたの健康を第一に考え、適切な対応をしてくれる環境を探しましょう。

5仕事から逃げたい時の冷静な判断基準4つのポイント

「もう無理、今すぐ辞めたい!」その気持ち、痛いほど分かります。

でも、感情的になっている時ほど、一度立ち止まって冷静に考えることが大切なんです。

衝動的に辞めてしまって、「もっと慎重に考えればよかった…」と後悔するのは避けたいですよね

ここでは、後悔しない決断をするために、感情的にならずに状況を客観的に判断するための4つのポイントをお伝えします。一つずつ、一緒に確認していきましょう。

林 夏実
監修者
林 夏実

転職相談に来られる方の中には、勢いで退職してしまい、次の仕事が見つからず経済的に困窮してしまうケースも少なくありません。感情的になるのは自然なことですが、一度深呼吸をして、客観的な事実に基づいて判断することが、結果的にあなたを守ることにつながります。この4つのポイントは、そのための道しるべになるはずです。

5-1【判断基準1】医師の診断を受けて客観的な状態を把握する

もし心身に不調を感じているなら、まずは心療内科や精神科を受診し、専門家である医師の診断を受けることを強くおすすめします。

自分では「まだ大丈夫」と思っていても、専門家から見れば休養が必要な状態であることは少なくありません。

医師の診断は、あなたの状態を客観的に把握するための重要な指標になります。

また、「適応障害」や「うつ状態」などの診断が出た場合、その診断書は休職や退職の手続きをスムーズに進めるための強力な材料にもなります。

自分の感覚だけでなく、客観的な事実に基づいて判断することが大切です。

5-2【判断基準2】信頼できる第三者(家族・友人・カウンセラー)に相談する

一人で悩んでいると、どうしても視野が狭くなりがちです。

「もう辞めるしかない」と思い詰めてしまう前に、信頼できる第三者に話を聞いてもらいましょう

家族や親しい友人、あるいは専門のキャリアカウンセラーでも構いません。

大切なのは、あなたのことを親身に考えてくれる人に、今の状況や気持ちを正直に話してみることです。

自分では気づかなかった視点や解決策を提示してくれるかもしれませんし、ただ話を聞いてもらうだけでも、気持ちが整理されて冷静になれることがあります。

5-3【判断基準3】現在の職場で改善の余地があるか見極める

「逃げたい」という気持ちが、必ずしも「退職」に直結するわけではありません。

その原因が、現在の職場で解決できる可能性はないでしょうか?

例えば、

  • 業務量が多すぎる → 上司に相談して分担を見直してもらう

  • 人間関係が辛い → 部署の異動を願い出る

  • 仕事内容が合わない → 別の業務を担当させてもらえないか交渉する

といったように、転職という大きな決断をしなくても、状況が改善する場合があります。

もちろん、相談しても全く取り合ってもらえない場合は、その会社に見切りをつけるべきかもしれません。

しかし、行動を起こす前に諦めてしまうのはもったいないです。まずは、やれることを試してみましょう。

5-4【判断基準4】退職後の生活資金と転職の見通しを現実的に考える

勢いで辞めてしまった結果、収入が途絶え、生活が立ち行かなくなるのが最も避けたい事態です。

退職を決断する前に、必ず以下の2点を確認しましょう。

  1. 生活資金の確認: 最低でも3カ月、できれば半年分の生活費が貯金できているか。失業保険がもらえるとしても、自己都合退職の場合は給付までに時間がかかります。

  2. 転職の見通し: 自分の年齢やスキルで、どのくらいの期間で転職できそうか。転職サイトを眺めたり、転職エージェントに相談したりして、市場の状況を把握しておくことが重要です。

経済的な見通しを立てておくことで、心の余裕が生まれ、焦って次の職場を決めて失敗するリスクを減らすことができます。

6仕事を辞める前に試すべき対処法5選

「もう辞めるしかない…」そう思い詰めてしまう前に、試してみてほしいことがあります。

もちろん、今すぐ逃げるべき危険な職場も存在します。

でも、もしかしたら、あなたの状況は退職という最終手段を使わなくても改善できるかもしれません。

転職にはエネルギーもリスクも伴いますから、今の場所で状況が好転するなら試してみる価値はあります。

ここでは、退職を決断する前に、ぜひ試してほしい5つの対処法をご紹介します。少しだけ勇気を出して行動してみることで、意外な道が開けるかもしれませんよ。

林 夏実
監修者
林 夏実

退職はいつでもできます。でも、今の会社で試せることをやり尽くしてから辞めるのと、何もせずに辞めるのとでは、次のステップに進む時の納得感が全く違います。「あの時こうしておけば…」と後悔しないためにも、これからお話しする対処法をぜひ一度検討してみてください。行動した結果、やはりダメだったとしても、それはそれで「見切りをつける」ための立派な判断材料になりますから。

6-1【対処法1】上司や人事に業務量の調整や配置転換を相談する

まずは、あなたの状況を会社に伝えることから始めましょう。

「仕事が多すぎて限界です」「今の業務がどうしても自分に合わず、成果が出せなくて辛いです」と、正直に上司や人事担当者に相談してみてください。

あなたが悩んでいることを、会社側は意外と気づいていないかもしれません

相談することで、業務量を調整してもらえたり、あなたの適性に合った部署への配置転換を検討してもらえたりする可能性があります。

ただし、法的に会社が配置転換の希望に必ず応じる義務はないため、期待しすぎは禁物です。それでも、自分の意思を伝えることに大きな意味があります

6-2【対処法2】有給休暇を使って一時的に距離を置く

毎日同じ環境にいると、どうしても思考が堂々巡りになってしまいます。

そんな時は、思い切って有給休暇を取得し、仕事から物理的に距離を置いてみましょう。

数日間でも仕事から離れることで、心身ともにリフレッシュでき、自分の状況を客観的に見つめ直すことができます。

旅行に行ったり、趣味に没頭したり、何もしないでゆっくり過ごすのも良いでしょう。

大切なのは、休暇中に仕事のことは一切考えないと決めること。

リフレッシュして戻ってきたら、今までとは違う視点で物事が見えるようになっているかもしれません。

6-3【対処法3】産業医やカウンセラーに相談する

多くの会社では、従業員のメンタルヘルスをサポートするために、産業医やカウンセラーが配置されています。

上司や同僚には話しにくい悩みでも、専門家であれば守秘義務を守った上で、客観的な立場から話を聞いてくれます。

現在のあなたのストレス状況を評価し、専門的なアドバイスをもらえるだけでなく、必要であれば会社に対して働き方の改善を働きかけてくれることもあります。

「こんなことで相談していいのかな」とためらう必要はありません。

心の専門家を頼ることは、自分を守るための賢明な選択です。

6-4【対処法4】休職制度の利用を検討する

もし医師から「休養が必要」という診断が出た場合は、休職制度の利用を真剣に検討しましょう。

休職は、会社に在籍したまま、一定期間仕事から完全に離れて治療や休養に専念できる制度です。

「キャリアに傷がつくのでは」と不安に思うかもしれませんが、心身が壊れてしまっては元も子もありません。

休職期間中に傷病手当金を受給できる場合もあり、経済的な不安を軽減しながら回復に努めることができます。

まずは会社の就業規則を確認したり、人事部に相談したりして、制度の詳細を確認してみましょう。

6-5【対処法5】転職活動を並行して進め選択肢を増やす

「辞める」と決断する前に、水面下で転職活動を始めてみるのも非常に有効な対処法です。

転職活動をすることで、

  • 自分の市場価値を客観的に知ることができる

  • 今の会社以外の選択肢が見つかり、精神的な余裕が生まれる

  • 他の会社と比較することで、今の会社の良い点・悪い点が明確になる

といったメリットがあります。

「いざとなれば、ここを辞めても次がある」と思えるだけで、今の職場でのストレスが不思議と軽減されることもあります。

転職エージェントに登録して、情報収集から始めてみるだけでも構いません。

選択肢を増やすことが、あなたを精神的に楽にしてくれます。

7退職を決断した後の具体的な手続きと注意点

退職を決断したら、次はいよいよ具体的な手続きに進みます。

「早くこの環境から解放されたい」という気持ちは分かりますが、ここで焦って手続きを疎かにすると、思わぬトラブルに発展したり、次のステップにスムーズに進めなくなったりすることがあります。

最後まで社会人としての責任を果たし、円満に退職することが、結果的にあなた自身のためになります。

ここでは、退職を決めた後にやるべき具体的な手続きと、知っておくべき注意点を、分かりやすく解説しますね。

林 夏実
監修者
林 夏実

退職時の手続きは、法律や会社のルールが絡むため、少し複雑に感じるかもしれません。でも、ポイントさえ押さえておけば大丈夫です。特に失業保険や保険証の扱いは、退職後の生活に直結する重要な部分。ここでしっかり確認して、安心して次のキャリアに進む準備をしましょう。

7-1退職の意思表示は書面で行い記録を残す

退職の意思は、まず直属の上司に口頭で伝えるのがマナーです。

しかし、後々の「言った・言わない」というトラブルを避けるためにも、必ず「退職届」を書面で提出しましょう。

退職届には、退職理由(「一身上の都合により」でOK)、退職希望日、提出日、所属部署、氏名を明記し、捺印します。

もし会社が退職届の受け取りを拒否するような場合は、内容証明郵便で送付するという方法もあります。

書面で記録を残しておくことが、あなた自身を守ることに繋がります。

7-2退職日までの引き継ぎ計画を立てる

退職が決まったら、後任者やチームのメンバーが困らないように、責任を持って業務の引き継ぎを行いましょう。

あなたが担当していた業務内容、進捗状況、関係者の連絡先、注意点などをまとめた引き継ぎ資料を作成するとスムーズです。

最終出社日までのスケジュールを立て、計画的に引き継ぎを進めることが大切。

立つ鳥跡を濁さず、という言葉があるように、最後まで誠実な対応を心がけることで、気持ちよく次のステップに進むことができます。

7-3失業保険の受給条件を確認する(自己都合退職の場合は給付制限期間1カ月)

退職後の生活を支える上で重要なのが、失業保険(雇用保険の基本手当)です。

受給するためには、原則として「離職日以前2年間に、被保険者期間が12か月以上あること」が必要です。

自己都合で退職した場合、以前は2カ月の給付制限期間がありましたが、法改正により2025年4月からは1カ月に短縮されました。ただし、ハラスメントや長時間労働などが原因で退職した場合は「正当な理由のある自己都合退職」として、給付制限なしで受給できる可能性があります。

退職後にハローワークで手続きを行う必要があるので、事前に必要書類などを確認しておきましょう。

7-4退職時に有効期限内の資格確認書が手元にある場合は会社に返却する

2025年12月以降、従来の健康保険証は廃止され、マイナンバーカードを利用した「マイナ保険証」が基本となりました。

そのため、以前のように退職時に健康保険証を会社に返却する必要は基本的にありません。

ただし、マイナ保険証を利用できない方のために発行される「資格確認書」が手元にあり、その有効期限がまだ切れていない場合は、退職時に会社へ返却する必要があります。

退職後は、国民健康保険に加入するか、家族の扶養に入るなどの手続きが必要になるので、忘れずに行いましょう。

7-5転職活動の準備を早めに始める

退職してから転職活動を始めると、収入がない状態での活動になるため、焦りが生まれやすくなります。

「早く決めないと」という焦りから、自分に合わない会社に妥協して入社してしまい、また同じことの繰り返し…なんてことにもなりかねません。

できれば、在職中から情報収集や自己分析、書類作成などの準備を始めておくのが理想です。

転職エージェントに登録して相談するだけでも、客観的なアドバイスがもらえ、効率的に活動を進めることができます。

余裕を持ったスケジュールで準備を進めることが、次の成功への鍵です。

8まとめ

ここまで、本当にお疲れ様でした。

「仕事が向いてない、逃げたい」と感じることは、決して甘えや弱さではありません。

それは、あなたが自分自身に正直で、より良い環境を求める健全な心の働きです。

大切なのは、そのサインを見逃さず、自分を守るための行動を起こすこと。

心身に不調が出ているなら、それは今すぐ休むべきサインです。

長時間労働やハラスメントが横行しているなら、それは今すぐ逃げるべき職場です。

衝動的に辞めるのではなく、医師や第三者に相談し、経済的な見通しを立てながら、冷静に次の一歩を考えましょう。

退職の前に、異動や休職といった選択肢も検討してみてください。

そして、もし退職を決断したなら、円満な手続きを心がけ、自信を持って次のステージへ進んでください。

「逃げる」ことは、負けではありません。新しい自分に出会うための、勇気ある一歩です。

あなたの未来が、あなたらしく輝ける場所にあることを、心から応援しています。

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9よくある質問

Q

仕事から逃げたいと思うのは甘えですか?

A

いいえ、決して甘えではありません。

仕事から逃げたいと感じるのは、多くの場合、心や体が「もう限界だ」と発しているSOSサインです。

仕事内容が適性に合っていなかったり、労働環境が悪かったり、人間関係に問題があったりと、原因はあなた自身ではなく、環境にある可能性が高いです。

そのサインを無視して無理を続けると、心身の健康を損なうリスクがあります。

自分を責めずに、まずはその気持ちを受け止めてあげることが大切です。

Q

向いてない仕事を続けるとどうなりますか?

A

向いてない仕事を無理に続けると、様々な深刻な影響が出る可能性があります。

具体的には、心身の不調、自己肯定感の著しい低下、スキルが身につかず市場価値が上がらない、人間関係の悪化による孤立、体調不良の慢性化などが挙げられます。

現状維持のつもりでも、実際にはあなたのキャリアや健康にとってマイナスになっていることが多いのです。

Q

仕事を投げ出してしまった場合どうすればいいですか?

A

まず、自分を責めすぎないでください。

仕事を投げ出してしまうほど、あなたは追い詰められていたのです。

まずは心と体を休めることを最優先しましょう。

そして、少し落ち着いたら、なぜそうなってしまったのかを振り返ってみてください。

すぐに正社員として復帰するのが難しいと感じるなら、派遣やアルバイトから社会との接点を取り戻し、徐々に自信を回復していくのも一つの方法です。

焦らず、自分のペースで再スタートを切りましょう。

Q

40代で仕事ができなさすぎて辞めたいのは遅いですか?

A

決して遅すぎることはありません。

確かに20代や30代に比べると転職のハードルは上がりますが、40代には40代なりの強みがあります。

それは、これまでのキャリアで培ってきた豊富な経験、専門知識、人脈です。

全くの未経験分野への挑戦は難しいかもしれませんが、あなたの経験を活かせる職場は必ずあります。

「自分は無能だ」と決めつけず、まずはキャリアの棚卸しを行い、自分の強みを再確認することから始めてみましょう。

経験を活かせる転職エージェントに相談するのも有効です。

Q

退職前に必ずやっておくべきことは何ですか?

A

衝動的に退職して後悔しないために、いくつかやっておくべきことがあります。

まず、心身に不調がある場合は医師の診断を受けること。次に、信頼できる第三者に相談して客観的な意見をもらうこと。そして、退職後の生活資金が十分にあるか、転職の見通しは立つかを現実的に考えることです。

また、退職を決める前に、現在の職場で部署異動や休職など、状況を改善できる可能性がないかを探ることも重要です。並行して転職活動を始め、選択肢を増やしておくことも精神的な余裕に繋がります。

MeChoice編集部
執筆者

MeChoice編集部

MeChoice編集部は、くらしとお金に関するコンテンツ制作を各ジャンルの専門家とともに行い、情報発信を行っています。MeChoiceは株式会社モニクルリサーチが運営しています。
林 夏実
監修者

林 夏実採用担当・キャリア支援

年間最大200名以上の面接実績を通じて、企業と個人の両視点を深く体得。その豊富な経験に基づき、実践的なキャリアアドバイスを提供。

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