
JAL(9201)がPER10倍割れ&配当利回り3.6%台!最高益更新の「割安優待株」は買いか?地政学リスク下の投資戦略とは(3月12日)

権利確定日・権利付き最終売買日
2026年3月期の優待を取得するためのスケジュールは以下の通りです。
日付 | |
権利付き最終売買日 | 2026年3月27日(金) |
権利落ち日 | 2026年3月30日(月) |
権利確定日 | 2026年3月31日(火) |
※権利を得るには、3月27日の取引終了時点で株を保有している必要があります 。
企業の強みと業績
日本航空(JAL)は、旺盛なインバウンド需要と国内線旅客の回復を背景に、極めて好調な業績を維持しています。強みは、精緻なレベニューマネジメントによる単価(イールド)の向上です。
2月3日に発表した2026年3月期第3四半期累計決算では、売上収益が過去最高の1兆5,137億円に達し、純利益も前年同期比24.9%増の1,137億円を記録しました。
3月2日の引け後には2026年3月期の業績予想の上方修正と増配を発表。通期の純利益予想は1,230億円へと上方修正され、成長フェーズが鮮明となっています。
年間配当は前期比10円増の96円(中間46円、期末50円)に引き上げました 。インバウンドやビジネス需要の好調による増益が背景です 。続く2027年3月期も、利益成長を考慮して前年と同水準の年間96円(中間・期末各48円)を維持する方針です 。
株価情報(3月3日終値)
JALの最新株価および主要指標は以下の通りです(2026年3月12日終値時点)。
株価:2,653円
PER(予想):9.40倍
PBR(実績):1.10倍
配当利回り(予想):3.62
出来高:4,008,700株
時価総額:1兆1,597億円
年間チャート

直近1年の株価は、2025年4月の安値2,205円から回復基調にあり、2026年2月27日には年初来高値3,272円を付けました。
しかし、3月に入りイラン軍によるホルムズ海峡封鎖の懸念が報じられると状況は一変。原油急騰によるコスト増を嫌気した売りなどが殺到し、2日から9日にかけて6日続落、株価は終値ベースで20%近く下落しました。
短期的には激しいボラティリティにさらされていますが、過去最高益を背景とした増配方針が下値を支えられるか、今後の展開が注目されます 。
まとめ
外部要因による急落で、JAL(9201)の株価には過度な悲観論も漂いますが、企業の実力そのものは過去最高益を叩き出すほどパワフルです。
特筆すべきはバリュエーションで、PER 9.40倍という水準は「10倍割れ」の割安シグナルとも受け取れます。配当利回りも最新の指標では3.62%と魅力的な水準になっています。
旅行や出張に直結する株主優待は、こうした下値圏での投資意欲を刺激する強力なインセンティブです。
3月27日の権利取りを意識しつつ、絶好の「押し目」を探る展開が期待されます。
免責事項
本記事は情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行われますようお願いいたします。掲載データは執筆時点のものであり、最新の情報は各企業のIRサイト等でご確認ください。

高原祥子記者
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』のLIMO編集部に所属し、LIMOでも記事を執筆している。
関連記事











