「クレカ積立」とは、投資信託の積立をクレジットカードで決済できるサービスです。
積立代金を証券口座へ入金する手間が省ける上に、クレジットカードのポイントも貯められるため、投信積立を行うならぜひとも活用すべきだと言えます。
楽天証券では、楽天カードを使ってクレカ積立をすることができ、話題の新NISAにも対応しています。
まだクレカ積立を始めていないという方は、ぜひ本記事の内容を参考に、利用を検討してみてください。
1楽天証券のクレカ積立|3つのメリットを解説
楽天証券では、「楽天カードクレジット決済」という名称でクレカ積立のサービスを提供しています。
楽天カードが発行しているクレジットカードなら、全てのランクのカードがクレカ積立に対応しており、投信積立の決済に応じて、楽天ポイントが0.5%~最大1%還元されます。
楽天証券は、他社に先駆けてクレカ積立の制度を開始したこともあり、サービス内容が非常に充実しているのが特徴です。
以下に、楽天証券のクレカ積立のメリットを3つ紹介します。
- 入金の手間なしで毎月10万円まで積立できる
- 年間カード利用額を問わずポイントを還元
- ポイント投資との併用が可能
入金の手間なしで毎月10万円まで積立できる
クレカ積立をすることで、投信積立を行う際に、証券口座へ積立代金を入金する手間を省けます。
一般的に、投資信託などの金融商品を購入する際には、証券口座への入金が必要です。
投信積立のように、毎月決まった日に自動で買付を行ってくれるサービスであっても、口座に入金するのを忘れてしまうと、その月の積立ができなくなってしまいます。
クレカ積立を活用すれば、毎月証券口座へ入金する必要も、口座の資金が足りているか逐一確認する必要もありません。そのため、投信積立を長期的に「ほったらかし」で運用するのにも向いています。
さらに、楽天証券では、2024年3月にクレカ積立の毎月の上限金額を10万円まで引き上げています。
これにより、楽天証券に新NISA口座を開設すれば、新NISAつみたて投資枠の年間上限金額120万円を、便利なクレカ積立だけで使い切ることも可能となりました。
年間カード利用額を問わずポイントを還元
楽天証券のクレカ積立は、年間のカード利用額を問わず、一定の還元率でポイントの還元を行っています。そのため、クレジットカードをクレカ積立以外に利用しないという方でも、しっかりポイントを受け取ることができます。
他の金融機関のクレカ積立では、年間のカード利用金額に応じてポイント還元率が変わることも多く、そもそも利用金額が少ないと、ポイントの還元を受けられない場合もあります。
一方、楽天証券のクレカ積立なら、どんなにカードの利用が少なくてもポイントの還元を受けられるため、カードの利用金額を気にする必要がありません。
ポイント還元率はカードのランクによって異なり、「楽天ゴールドカード」や「楽天プレミアムカード」などの高ランクのカードは、その分還元率がアップします。
とはいえ、年会費無料の楽天カードでも、0.5%のポイント還元を受けることができるため、クレカ積立のためだけに無理してカードのランクを上げなくても十分な恩恵があります。
ポイント投資との併用が可能
ポイント投資とは、投資信託などの金融商品を購入する際にかかる代金を、楽天ポイントなどのようなポイントで支払うことを言います。
楽天証券では、クレカ積立とポイント投資を併用できるため、「毎月のクレカ積立の金額3万円のうち、500円分だけ楽天ポイントで支払う」といった使い方が可能です。
クレカ積立で還元されたポイントも、そのままポイント投資へ利用することができます。
そのため、普段楽天市場であまり買い物をしなかったり、楽天のサービスを使わないという方であっても、ポイントの使い先に困ることがありません。
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2楽天証券のクレカ積立のデメリットはある?
楽天証券のクレカ積立のデメリットについても確認しておきましょう。
- 買付日を自分で指定できない
- 楽天カードの「家族カード」ではクレカ積立はできない
買付日を自分で指定できない
楽天証券に限らず、多くの場合、クレカ積立では投信積立の買付日や買付頻度を指定できません。月末や月初などの日付を指定して買付したり、月1回以上の積立をしたりなどはできない場合が多いため注意が必要です。
楽天証券では、2024年8月25日以降に初めて積立を行った場合、買付日は毎月12日(休業日の場合はその翌営業日)の固定となります。
そのため、どうしても買付日を指定して購入したいという場合には、クレカ積立ではない通常の投信積立を検討してみるのも良いでしょう。
楽天カードの「家族カード」ではクレカ積立はできない
クレカ積立では、クレジットカード契約者の家族に発行できる「家族カード」は利用できないため注意しましょう。
クレカ積立には、証券口座の持ち主と同一名義のクレジットカードが必要です。家族カードを用いてクレカ積立をしてしまうと、資産の持ち主と投資を行う人物が異なるために、贈与を行ったとみなされることがあります。
そのため、普段から家族カードを利用している方は、通常の投信積立を行うか、新たに年会費無料の楽天カードの作成を考えてみるのもおすすめです。
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3楽天証券のクレカ積立|設定方法(やり方)を解説
楽天証券のクレカ積立の設定方法(やり方)について、新規でクレカ積立を始める場合と、現在継続中の銘柄をクレカ積立に変更する場合に分けて解説します。
- 楽天証券のクレカ積立|新たにクレカ積立を始めたいとき
- 楽天証券のクレカ積立|継続中の銘柄をクレカ積立に変更したいとき
楽天証券のクレカ積立|新たにクレカ積立を始めたいとき
新たにクレカ積立を始めたいときの手順は、以下の2ステップです。
- 積み立てたい投資信託を選ぶ
- 積立注文画面で「楽天カードクレジット決済」を選択する
まずは楽天証券公式サイトへログインし、トップページ上部から「投資信託>投信スーパーサーチ」と遷移して、積み立てたい投資信託を選びます。
どのファンドに投資するか決まったら、選んだ投資信託の「積立設定」ボタンを押下します。
すると、口座区分を選択する画面が開くため、新NISAで投信積立をしたいなら「NISAつみたて投資枠」をクリックしましょう。NISAを利用しない場合には「特定口座/一般口座」をクリックすればOKです。
NISAが利用できない投資信託では「NISAつみたて投資枠」の項目は表示されません。
その後、引落方法を設定することができるため、「楽天カードクレジット決済」を選択しましょう。
以降は積立金額、分配金コースなどを画面の指示に従って入力すれば、楽天証券における新規でのクレカ積立の設定は完了です。
楽天証券のクレカ積立|継続中の銘柄をクレカ積立に変更したいとき
現在継続して購入している投資信託の決済方法をクレカ積立に変更したいときの手順は、以下の2ステップとなります。
- 現在設定している積立を解除する
- 新たに「楽天カードクレジット決済」でクレカ積立を設定する
口座振替や楽天キャッシュ決済など、現在別の手段で決済している投信積立をクレカ積立に切り替えるためには、積立設定を一度解除し、新たにクレカ積立として設定し直すことが必要です。
楽天証券公式サイトへログインし、トップページ上部から「投資信託>積立設定」とクリックして、積立設定一覧を表示します。
積立設定一覧から、クレカ積立へ変更したい銘柄の「解除」ボタンを押下し、以降は画面の指示に従って手続きを進めていけば、積立設定の解除が完了します。
あとは、これまで購入していた投資信託を、改めて「楽天カードクレジット決済」の引落方法を選択して積立設定すれば、クレカ積立への切り替えが完了します。
注意点としては、楽天証券では毎月12日が積立申込締切日となっているため、毎月12日以降にクレカ積立への切り替えを行ってしまうと、切り替えが翌々月からになってしまうという点です。
そのため、最短でクレカ積立に変更したいという場合には、積立申込締切日である毎月12日までに、忘れずに手続きを行っておきましょう。
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4楽天証券のクレカ積立と「楽天キャッシュ決済」はどちらがおすすめ?
楽天証券のクレカ積立と楽天キャッシュ決済は、どちらか一方だけ利用するなら、クレカ積立の方がおすすめです。
楽天キャッシュとは、楽天ペイ加盟店や楽天グループのサービスなどで利用できる電子マネーのことです。楽天証券では、投信積立の決済に楽天キャッシュを利用することができます。
ただし、投信積立の代金を楽天キャッシュで決済できる金額は、最大で月5万円までとなっており、最大で月10万円まで決済できるクレカ積立と比較すると、月々の上限が低く設定されています。
また、クレカ積立のポイント還元率は、カードランクによって0.5%~最大1%となっている一方で、楽天キャッシュ決済の場合は、一律0.5%に定められています。
これらの理由から、クレカ積立と楽天キャッシュ決済のどちらかしか利用しないなら、クレカ積立の方がおすすめだと言えます。
ただし、「月10万円以上を投資に回したい」と考えている方は、クレカ積立と楽天キャッシュ決済の両方を使うことで、月15万円までキャッシュレスで積み立てができるため、楽天キャッシュ決済の利用も検討してみましょう。
楽天証券で投信積立するなら、積立代金の支払いが便利で、ポイントもお得に貯まる「クレカ積立」を利用しないのは非常にもったいないです。
新NISAにも対応しているため、まだ使っていないという方は、ぜひこの機会に活用してみてください。
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MeChoice編集部
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