IPOは「当選すれば勝率は8割以上」と言われているほど損失を出すリスクが低く、少額の資金でも参加できるため、初心者の方も気軽に始めやすい投資です。
一方で、IPOの抽選に当たる確率は非常に低いため、適切な証券会社を選んで、こつこつ応募を続けることが大切です。
SBI証券は、業界トップクラスのIPO取扱実績を誇る上に、IPOの抽選に外れても、今後の抽選で有利になる「IPOチャレンジポイント」の制度があります。
本記事では、SBI証券のIPOがおすすめな理由やSBI証券のIPOの買い方、当選確率を上げるコツなどについて分かりやすく解説します。
1IPO(新規公開株式)とは?なぜ人気があるのか解説
IPOとは何なのか、なぜ人気があるのかについて解説します。
- IPO(新規公開株式)とは?
- IPOが人気である理由
IPO(新規公開株式)とは?
IPOとは「Initial Public Offering」の略称であり、未上場の会社の株式を、証券取引所で自由に売買できるように、株式市場へ初めて公開することを言います。
投資家は、各証券会社が開催する「ブックビルディング」でIPOの購入意思を表明することで抽選に参加でき、当選した際にはIPOを上場前の「公開価格」で購入することができます。
公開価格で購入したIPOは、会社の上場日に初めてつく価格である「初値」で売却することができます。もちろん上場日より後に売却することも可能です。
IPOが人気である理由
IPOが投資家に人気の理由は、初値が公開価格より高くなることがあるからです。人気の高い銘柄を選ぶことで、より初値が高くなる可能性は上がります。
とはいえ、人気の低い銘柄では公募割れとなり、初値が公開価格を下回ることもあります。せっかくIPOに当選したとしても、必ずしも利益が出るとは限りません。
しかし、株価の動向を追う必要がなく、売るタイミングを見計らわずに、短期的に利益を狙える可能性が高いことから、投資家にとってのメリットは非常に大きいと言えます。
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2SBI証券でIPOを買うのがおすすめな3つの理由
SBI証券でIPOを買うのがおすすめな理由を3つ紹介します。
- IPOの取扱数が業界トップクラス
- 主幹事証券会社になることがある
- 落選しても「IPOチャレンジポイント」が貯まる
IPOの取扱数が業界トップクラス
2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | |
SBI証券の国内IPO取扱数 | 85社 | 122社 | 89社 | 91社 |
国内IPO企業数 | 93社 | 125社 | 91社 | 96社 |
SBI証券は、IPOの取扱数が業界トップクラスとなっています。
IPOはそもそも抽選に当たる確率が非常に低いため、少しでも当選確率を上げるために、できるだけ応募の機会を増やすことが大切です。
SBI証券では、例年9割以上の国内IPOを取扱っているため、SBI証券に口座を開設しておけば、ほとんどのIPOの抽選に参加できることになります。
IPOの抽選に応募するために入金した資金は、落選した場合には戻ってくるため、SBI証券でたくさんIPOに応募して、より多くのチャンスを掴みましょう。
主幹事証券会社になることがある
主幹事証券会社とは、企業がIPOを行うにあたって、上場までに必要となる様々な手続きを中心となってサポートする証券会社のことです。
主幹事証券会社には、他の証券会社よりも、担当したIPOの株数が多く割り当てられます。
そのため、主幹事証券会社で開催されるIPOの抽選に申し込めば、その分IPOの当選確率がアップするという訳です。
SBI証券は、ネット証券会社の中で、圧倒的に主幹事証券会社を担当する件数が多いです。
特にIT系企業の主幹事証券会社を多く務めており、2023年には21社を担当しています。
SBI証券が主幹事証券会社であるかどうかは、ブックビルディングに応募する前に確認する、各企業の「目論見書」からチェックできるため、見逃さないようにしましょう。
落選しても「IPOチャレンジポイント」が貯まる
SBI証券では、IPOの抽選に落選しても「IPOチャレンジポイント」が貯まり、今後の抽選を有利にすることができます。
IPOチャレンジポイントは、IPOの抽選に参加して、抽選に外れた際に1ポイントずつ加算されていきます。
加算されたIPOチャレンジポイントは、次回以降、IPOの抽選に申し込む際に利用でき、利用したポイントが多い人ほど優先的に当選できるように割り当てられます。
そのため、SBI証券では、こつこつIPOに応募してポイントを貯めていけば、いつかは希望するIPOに当選できるという訳です。
IPOチャレンジポイントを使って応募した抽選に当たった場合、使用したポイントはなくなりますが、外れた場合にはポイントは戻ってきます。
ぜひとも購入したいというIPOの抽選には、積極的にポイントを使っていきましょう。
3SBI証券のIPO|買い方は4ステップ
SBI証券のIPOの買い方について、4ステップで解説します。
- ステップ1|ブックビルディングに申し込む
- ステップ2|買付余力の用意(入金)
- ステップ3|抽選結果の確認
- ステップ4|購入意思表示
ステップ1|ブックビルディングに申し込む
IPOを買うためには、まずはSBI証券公式サイトへログインし、購入したい銘柄のブックビルディングに申し込む必要があります。
TOPページ右上のメニューから「取引>IPO・PO」と進み、現在募集中の銘柄の中から購入したいものを選んで、「申込」ボタンを押しましょう。
以降は申込内容を入力し、内容の確認を行えば、ブックビルディングへの申し込みは完了です。
IPOチャレンジポイントを使って抽選に申し込みたい場合には、この時点で利用するポイントを入力しておく必要があるため、忘れずに行っておきましょう。
ステップ2|買付余力の用意(入金)
ブックビルディングへの申し込みが完了したら、IPOの抽選開始までに、必要な金額を証券口座へ入金しておきましょう。
IPOの抽選開始前までに、買付余力として「発行価格×有効申込株数」以上の金額が口座に入金されていない場合、抽選対象外となってしまうため、注意が必要です。
ステップ3|抽選結果の確認
応募したIPOの抽選終了後に、抽選結果の確認を行います。
SBI証券公式サイトへログインし、TOPページ右上のメニューから「取引>IPO・PO」と遷移すれば、抽選結果を確認できます。
抽選結果が「当選」になっていた場合は、晴れてIPOを購入することができます。そのまま次ステップの購入意思表示へ進みましょう。
「落選」の場合は、残念ながら今回はIPOを購入することはできません。
しかし、IPOチャレンジポイントが加算されているはずです。ポイントを貯めつつ、他のIPOにも応募してみましょう。
また「補欠当選」は、当選した人が辞退した際に、繰り上げ当選となる場合があります。
必ずしもIPOを購入できる訳ではありませんが、この場合も次ステップの購入意思表示へ進みましょう。
ステップ4|購入意思表示
IPOが「当選」または「補欠当選」した場合には、購入意思表示へ進みます。
抽選結果の下にある、購入意思表示欄に表示されている「当選株購入」または「辞退」をクリックすれば、購入意思表示へ進めます。
以降は画面の指示に従って進めていけば、当選株の購入または辞退の手続きが完了します。
SBI証券では、IPOの当選株の購入を辞退した場合でも、ペナルティが課せられることはありません。
しかし、IPOチャレンジポイントを使って抽選に応募していた場合には注意が必要です。
この場合、当選株の購入を辞退してしまうと、応募に使用したポイントが消滅してしまいます。補欠当選の場合についても同様です。
そのため、IPOチャレンジポイントを使って応募した銘柄に対しては、辞退せずに当選株の購入手続きへ進んだ方が良いでしょう。
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4SBI証券のIPO|当選確率を上げるコツ
SBI証券のIPOで当選確率を上げるコツを紹介します。
- 「IPOチャレンジポイント」を使って申し込む
- SBI証券が主幹事証券会社のIPOは狙い目
「IPOチャレンジポイント」を使って申し込む
「IPOチャレンジポイント」を使って抽選に申し込むことで、当選確率を大幅にアップさせることができます。
SBI証券公式サイトのFAQにおいて、SBI証券のIPO抽選の基本方針は、以下のようになっていると言及されています。
つまり、SBI証券のIPOの抽選においては、全体の30%分が、応募する際のIPOチャレンジポイントの大小に応じて配分されるという訳です。
残りの70%の枠は、申込株数が多い方が有利になったり、これまでの取引実績に応じてSBI証券側が配分先を決定するため、まだ少額の資金を運用している方にとっては、なかなか当選を目指せません。
そのため、SBI証券でIPOに当選するためには、こつこつIPOチャレンジポイントを貯めて、どのタイミングで貯めたポイントをつぎ込むかを見極めることが、最も重要になってきます。
SBI証券が主幹事証券会社のIPOは狙い目
SBI証券が主幹事証券会社を担当するIPOには、積極的に応募するのがおすすめです。
銘柄にもよりますが、多くの場合、主幹事証券会社には、全体の売出株数のうち8割以上が割り当てられます。
SBI証券に配分される株数が多いということは、それだけ当選できるチャンスが増えるということです。
実際に、SBI証券が主幹事証券会社の銘柄を狙って、IPOの当選を目指しているという口コミも多数見受けられました。
SBI証券は、ネット証券会社の中で、主幹事証券会社を担当する件数が圧倒的に多いです。IPOを始めるなら、まずはSBI証券に口座を開設してみてはいかがでしょうか。
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MeChoice編集部
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抽選、および配分はどのように行われるのですか?(配分に係る基本方針)
“当社配分予定数量の60%については買付余力の確認ができました有効申込株数に応じて厳正かつ公正な抽選を行い、当社配分予定数量の30%については、上記抽選の結果当選されなかったお客さまのうち、買付余力の確認ができました有効申込株数に応じて、IPOチャレンジポイントの申込ポイント数の多いお客さまから順に配分いたします。
さらに残りの10%については、(前述の方法により配分されなかったお客さまのお申込分を対象に)お客さまの投資についての知識・経験・資力といった「適合性の原則」の徹底を留意しつつ、当社との取引状況等を踏まえて当社が定めた配分基準に従い配分先を決定いたします。”
引用元:SBI証券公式サイト よくあるご質問