バンダイナムコ（7832）の株価は小幅下落も依然として上場来高値圏！ 350億円の自社株買いが意味するものとは？

2025年3月24日、日経平均株価が▲0.18％の下落、TOPIXは▲0.47％の下落となりました。

今回はその他製品業種に属するバンダイナムコホールディングス（7832）の株価や時価総額といった市況を振り返っていきます。

1バンダイナムコホールディングスの株式取引概況（株価・時価総額など）

それではまず、バンダイナムコホールディングスの株式取引概況を見ていきましょう。株価や時価総額はどうなり、どのくらいの売買が行われたのでしょうか。

• 株価（終値）：5,189円

• 前日比：▲1.0％

• 始値：5,272円

• 高値：5,278円

• 安値：5,170円

バンダイナムコホールディングスは2025年3月24日、5,272円で取引をスタートし、5,278円の高値、5,170円の安値を付け、結局5,189円で取引を終了しました。

• 出来高：1,727,200株

• 時価総額：3,424,740百万円

• 売買代金：8,992百万円

• PER（会社予想）：26.5倍

• PBR（実績ベース）：4.12倍

• 配当利回り：1.37％

その結果、バンダイナムコホールディングスの株価は2025年3月24日、前日比▲1.0％の下落となりました。

なお、日経平均株価は▲0.18％の下落、TOPIXは▲0.47％の下落でした。

出来高は1,727,200株で、発行済株式における割合は0.26%となりました。

2025年3月24日終値時点での配当利回りは、1.37％となりました。

それでは次に、今回ご紹介した企業の基礎的な会社概要を振り返っていきます。

2バンダイナムコホールディングスの企業概要のおさらい

次に、バンダイナムコホールディングスの企業概要をおさらいします。

• 業種：その他製品

• 設立年月日：2005年9月29日

• 発行済株式数：660,000,000株

• 上場市場：東証プライム

• 上場年月日：2005年9月29日

• 決算時期：3月

• EPS（会社予想）：195.7円

• 株主優待：株主優待商品

石津 大希

株価は好調で、今年1～2月以降大きく値を上げ、上場来高値の更新が続いている。きっかけは業績・配当予想の上方修正と自社株買いの発表だろう。

デジタル事業とトイホビー事業で利益率の高い商品やサービスが好調とのことで、連結営業利益の期末着地予想は1600億円から1800億円（前期比2倍）まで引き上げられた。

自社株買いは上限800万株（自己株式を除いた発行済株式総数の1.2％）で、金額ベースでは350億円（Q3末時点での現預金の8.9％）。株価は2020年終盤から長らく3000円前後のレンジ内で小動きしてきたが、上記の業績予想の上方修正とセットで市場に対するよいメッセージとして受け止められたことだろう。