【初心者必見】基礎から分かる投資信託講座!おすすめの商品や証券会社も紹介!
投資商品には株式や債券をはじめ、FXや暗合資産(仮想通過)などさまざまなものがありますが、なかでも投資信託は1つの商品で分散投資を行えるため、初心者に向いた投資商品といえます。
これから投資を始めるなら、まず投資信託から始めることを考えましょう。
本記事では投資初心者の方に向けて、投資信託の基礎やメリットの解説をしています。
おすすめの投資信託商品や証券口座も紹介しているので、すぐに投資信託による資産形成をはじめることができます。
- ・投資信託の概要
- ・投資信託のメリット
- ・投資信託の銘柄の選び方
- ・おすすめの投資信託と証券口座
- 1.
- 投資信託とは?キホンからやさしく解説
- 2.
- 投資信託のメリット
- 2-1.
- 1. 少額から始められる
- 2-2.
- 2. 分散投資が簡単に実践できる
- 2-3.
- 3. ドルコスト平均法を活用できる
- 2-4.
- 4. つみたてNISAやiDeCoなどの非課税制度を利用できる
- 2-5.
- 5. 投資初心者でも始めやすい
- 5-1.
- 1. 信託報酬で選ぶ
- 5-2.
- 2. 分配金の有無で選ぶ
- 5-3.
- 3. インデックス運用かアクティブ運用かで選ぶ
- 5-4.
- 4. 投資対象で選ぶ
- 5-5.
- 5. リターンとリスクのバランスで選ぶ
- 6-1.
- 1. eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
- 6-2.
- 2. 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))
- 6-3.
- 3. eMAXIS Slim先進国株式インデックス
- 6-4.
- 4. ニッセイ 外国株式インデックスファンド
- 6-5.
- 5. SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(SBI・V・S&P500)
- 6-6.
- SBI・V・全米株式インデックス・ファンド(SBI・V・全米株式)
- 7-1.
- 1. SBI証券
- 7-2.
- 2. 楽天証券
- 7-3.
- 3. 松井証券
- 7-4.
- 4. マネックス証券
- 7-5.
- 5. auカブコム証券
1投資信託とは?キホンからやさしく解説
投資信託とは、たくさんの投資家から小口で集めたお金を運用会社が取りまとめ、ファンドマネージャーと呼ばれる運用の専門家が国内や海外の株式や債券などに投資し、運用する商品です。
そして、運用の結果得た利益は投資家に分配され、再投資することもできます。
ただし、投資信託も投資商品の1つであることから、価額(投資信託の単価)が日々変動します。
株式の価格を株価といいますが、投資信託の価格は基準価額といいます。そして、市場の変動に応じて上がることもあれば下がることもあります。そのため、場合によっては元本割れを起こす可能性もあることを覚えておきましょう。
投資信託は、投資家からお金を集める「販売会社」と運用を行う「運用会社」、そして投資家から集めたお金を管理する「信託銀行」の3つから成り立っており、それぞれに役割があります。
運用会社は投資先や運用方法を考え、信託銀行は運用会社が考えた投資を実行する役目を持っています。
2投資信託のメリット
では投資信託を投資商品として選ぶことのメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
代表的なメリットとして、「少額から始められること」や「分散投資ができる」などがありますが、ほかにも注目しておきたいメリットがあります。
ここでは投資信託のメリットについて解説します。
- 1. 少額から始められる
- 2. 分散投資が簡単に実践できる
- 3. ドルコスト平均法を活用できる
- 4. つみたてNISAやiDeCoなどの非課税制度を利用できる
- 5. 投資初心者でも始めやすい
1. 少額から始められる
株式を購入する際は原則として100株単位で購入しなければならず、株式の銘柄によってはまとまった資金が必要です。
しかし投資信託は100円という少額から始めることができるため、気軽に購入できる点が大きなメリットとなっています。
2. 分散投資が簡単に実践できる
投資信託商品で運用を行うことのメリットは、1つの商品で分散投資が可能なことです。
投資信託では、1つの商品の中でさまざまな投資先に投資を行っています。
株式だけに投資をする商品でも、複数の銘柄で構成されています。
仮に1つの銘柄に投資して運用を行っていた場合、株価が下がることによってその影響を直接的に受けることになり、値下がり幅次第では大きな損失を被る恐れがあります。
しかし複数の銘柄に分けて投資を行うことで、ある銘柄の株価が下がっても他の銘柄の株価がそこまで下がらなければ、その投資信託商品自体の値下がり幅を抑えることができます。
投資では値下がりリスク以外にも為替リスクなどさまざまなリスクがありますが、投資先を分散することでリスクを抑える効果を生むのです。
- 株式と債券は一般的に同じ状況に対して、逆の値動きを示す傾向があります。株価が上昇すれば債券価格が下落し、債券価格が上昇すれば株価は下落します。
3. ドルコスト平均法を活用できる
ドルコスト平均法とは、一定間隔、一定金額で、投資商品を購入しつづけることによって、平均購入単価が安定し、投資する資産価格が長期的に右肩上がりの場合であれば、比較的利益を出しやすいといわれている投資手法です。
時間を分散して購入することから、金融商品を値段が高い時に一括購入してしまう事態を防ぐ効果が期待できます(高値つかみ)。
投資信託は積立購入を行うことでドルコスト平均法の効果が得られます。
4. つみたてNISAやiDeCoなどの非課税制度を利用できる
投資信託はつみたてNISAやiDeCoのラインナップに取り入れられています。
つみたてNISAは年間40万円までの運用益(投資の利益)が20年間非課税になる制度で、選べる投資商品も金融庁が認めた長期積立および分散投資に適した投資信託に限定されています。
公募株式投資信託の場合、購入手数料も無料となっているほか、運用コストの一部である信託報酬も一定以下のもので構成されているため、比較的安定した運用が可能です。
iDeCoは個人型確定拠出年金といわれるもので、老後資金を形成するための私的年金です。
毎月拠出する掛金(投資資金)で投資信託などを運用します。
原則として60歳までは掛金及び運用益を引き出せないものの、以下のような税制優遇が受けられることから人気を集めています。
- 掛金の全額を所得控除に参入できる(住民税や所得税を圧縮できる)
- 運用益が非課税になる(通常は20.315%の税金がかかる)
- 老齢給付金受け取り時にも控除を受けられる(税負担が軽くなる)
5. 投資初心者でも始めやすい
たとえば株式投資を行うなら、ポートフォリオの組み立てや上場企業のファンダメンタル分析、さらにはテクニカル分析などさまざまな分析力やチャートを読解する知識が必要となり、事前に勉強しておかなければなりません。
一方、投資信託は運用のプロであるファンドマネージャーと呼ばれる人がそれぞれの投資信託商品の運用方針に従い、投資の判断から取引までを投資家である私たちに代わって行ってくれます。
さらに組み入れられる資産は多くの種類にわたり、個人では購入できない株式や債券などが組み入れられているものもあります。
このように個人では投資しにくい先にも投資できる仕組みが取り入れられている点も投資信託の魅力です。
3【コラム】投資初心者にはつみたてNISAがおすすめ!
投資信託を運用したい投資初心者であれば、まずはつみたてNISAを利用した資産形成がおすすめです。
つみたてNISAとは、2018年1月から始まった、少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。
日本に住んでいる18歳以上の人であれば口座を開設して始められます。
年間40万円までの投資枠が非課税となり、最長20年間の非課税期間が設けられているため、最大で800万円を非課税で運用できます。
つみたてNISAは国が定めた低コストで長期にわたって安定運用できる基準を満たした商品が選ばれており、初心者でも安心して運用を行える仕組みになっています。
つみたてNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています
引用元:『つみたてNISAの概要』金融庁
4【コラム】投資信託を選ぶ余裕もない人はロボアドバイザーを検討しましょう
現在購入できる投資信託の商品数は、投資対象や地域などの違いによって5949本(公募投資信託※2022年2月末時点)にのぼります。
それだけ多くの商品の中から、自分の運用目的やリスク許容度にあった商品を選ぶのは簡単ではありません。初心者ならなおさらでしょう。
そのようなときには「ロボアドバイザー」の利用を検討するといいでしょう。
ロボアドバイザーとは、いくつかの簡単な質問に答えるだけで利用者のリスク許容度を診断し、それに基づいた最適なポートフォリオ(金融商品の組み合わせ)を提案してくれるもので、アドバイス型と投資一任型の2種類があります。
アドバイス型はおすすめの商品を提案してくれますが、購入は自分で行う必要があります。
それに対し投資一任型は毎月の積立額だけ設定しておけば、商品の購入や見直しまで行ってくれます。
ただし手数料がかかる点に注意が必要です。
とはいえ、手数料は預けている資産の1%程度と低めに設定されているため、そこまで気にならないかもしれません。
5投資信託(銘柄)の選び方
初心者向けといわれている投資信託ですが、実際に投資信託を購入するにあたり、どのような点を意識して銘柄を選ぶ必要があるのでしょうか。
ここでは投資信託の銘柄の選び方のポイントをいくつか挙げ、それぞれの内容について解説します。
1. 信託報酬で選ぶ
投資信託には大きく分けて3つの手数料がかかります。
1つは購入手数料で、こちらについては無料としている銘柄も多くなってきています。とはいえ、中には購入手数料がかかるものもありますので、できるだけ購入手数料が設定されていない銘柄を選ぶようにしましょう。
そして、2つ目が信託財産留保額といわれるもので、解約する際に差し引かれる手数料です。こちらについても、最近では設定されていない銘柄が増えています。
3つ目の信託報酬*1は投資信託商品に必ずかかる手数料で、運用にかかる費用として毎日差し引かれます。そのため、信託報酬が低く設定されている銘柄を選ぶことが運用コストを抑えるためにも重要なポイントです。
つみたてNISAの場合、信託報酬の上限が(保有額に対し)年率0.5%と決まっており、実際に投資先を国内とするインデックス投資信託*2の信託報酬の平均は0.27%、投資先を内外・海外とするインデックス投資信託の信託報酬の平均は0.34%と低く設定されています。
投資先を国内とする投資信託 | 投資先を内外・海外とする投資信託 |
---|---|
0.27% | 0.34% |
出所:金融庁「教えて虫とり先生」をもとに作成
投資先や運用スタイルによって信託報酬は異なりますが、目安としては0.2%以下のものを選ぶことをおすすめします。
*1…投資信託の保有額に対して毎日かかる費用。年率1%を超えるものもある
*2…日経平均などの指数に連動する値動きを目指す投資信託。比較的ローリスクな金融商品であり、信託報酬が低いことを特徴とする。
2. 分配金の有無で選ぶ
分配金とは、投資信託の運用により得た利益を投資家に還元(分配)するお金のことです。
決算時に支払われますので、毎月決算の商品なら毎月分配金を受け取ることができます。
投資信託の商品の中には分配金が出るものと出ないものがあり、分配金がある投資信託を購入することのメリットは、分配金を受け取ることで運用成績を実感できることです。
分配金の額によっては毎月もしくは年に1度か2度のお小遣いになるでしょう。
ただし、運用の利益を分配金として支払うことで複利効果が得られなくなる点がデメリットです。
複利効果とは、利益の再投資(元本への組み入れ)を繰り返すことで、元本と利益が雪だるま式に肥大化する効果のことです。
分配金を使う予定がないならばできるだけ再投資に回して複利効果を得るようにしましょう。
3. インデックス運用かアクティブ運用かで選ぶ
投資信託の運用スタイルは主にインデックス運用とアクティブ運用に分けられます。
インデックス運用とは、ある特定の指数を指標とし、その指数に連動した値動きを目指す運用スタイルです。
指標となる指数には日経平均やTOPIXのほか、NYダウやS&P500などがあります。
そしてアクティブ運用とは、指数を指標とする点は同じですがその指数を上回る動きを目指す運用スタイルで、インデックス運用よりも高いリターンが期待できる分値動きの幅も大きくなります。
また、アクティブ運用はインデックス運用と比べると信託報酬が高く設定されています。
どちらの運用スタイルを選ぶかで運用成績も変わりますが、運用コストである信託報酬の値も含めて判断するようにしましょう。
4. 投資対象で選ぶ
投資信託の投資対象は多岐に渡ります。
同じ株式でも国内だけでなく米国のみを対象としたものや、先進国を対象とするものがあり、債券も同様にさまざまな地域に投資を行っています。
また投資商品も株式や債券以外に、不動産に投資するものや先物に投資するものなど多くの種類があります。
投資信託を選ぶ際には、何に投資しているか、そしてどの地域に投資しているのかなどを総合的に判断して選ぶようにしましょう。
投資信託の投資対象となる資産や地域は以下のように分けられます。
資産 | 地域 |
---|---|
・株式 ・債券 ・不動産投資信託 ・その他資産 ・複合資産 |
・国内 ・海外 ・国内外 ・先進国 ・新興国 |
それぞれの組み合わせで投資信託の銘柄の特徴が異なりますので、自分に合った銘柄を見つけるようにしてください。
5. リターンとリスクのバランスで選ぶ
リターンとはその運用商品から得られる収益のことです。
そして運用におけるリスクとは、その商品の値動きの幅を指します。
値動きの大きい外国株式などはリスクの高い商品といわれます。
そしてリスクとリターンは比例の関係にあり、ハイリターンの商品は総じてハイリスクです。
ハイリターン・ローリスクの運用商品は存在しません。
そのため、高いリターンを得たければリスクを覚悟しなければならないことをしっかりと理解しておきましょう。
また、金融庁の資産運用シミュレーションから自分の運用目標を達成するために必要な想定利回りを求められますので、その利回りに近いリターンを得られている投資信託の銘柄を選ぶことも1つのポイントです。
6投資初心者におすすめの投資信託6選!
投資信託は、投資家に代わってプロが資産運用を代行する金融商品です。
月々100円から投資ができ、投資経験豊富な運用のプロが自分の代わりに取引してくれます。
ここではおすすめの投資信託6選を紹介します。
いずれも以下4つの基準をクリアしているため、初心者が安心して運用し始められるものばかりとなっています。
- 目安として信託報酬0.2%以下の商品であること(日々かかる手数料が安いこと)
- 目安としてつみたてNISAやiDeCoに対応した商品であること(非課税メリットが受けられること)
- 信託報酬などが安いインデックス型*2の商品であること
- 目安として純資産総額*3が1000億円以上(人気度が高いこと)
*2…インデックス型:日経平均株価などの指数をベンチマークとし、それに連動するような値動きを目指す投資信託
*3…純資産総額:基準価額(投資信託の値段)×受益権総口数(投資家により保有されている総口数)で求められる
1. eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
項目 | 内容 |
---|---|
騰落率(期間収益率) | +37.9%(過去3年) |
ベンチマーク | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、配当込み、円換算ベース) |
信託報酬率 | 0.114% |
投信会社名 | 三菱UFJ国際投信 |
価格(1万口当たり) | 1万6151円 |
純資産総額 | 1884.44億円 |
非課税制度 | NISA・iDeCo |
主な取扱金融機関(NISA) | ・SBI証券 ・楽天証券 ・松井証券 ・マネックス証券 ・auカブコム証券 |
主な取扱金融機関(iDeCo) | ・SBI証券(セレクトプラン) ・松井証券 |
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)は主に、海外の株式へ投資を行っている投資信託です。
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指す商品となっています。
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスは、先進国23カ国と新興国24カ国の大型株・中型株で構成されている指数です。
そのため世界の幅広い地域に投資し、その成長の利益を受けたい人が検討すべき投資信託となっています。
※本商品に関する信託報酬の記述は、eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)の「交付運用報告書(作成対象期間:2021年4月27日~2022年4月25日)」をもとに、それ以外の数値データについては「月次レポート( 2022年12月30日現在)」をもとに作成しています。
2. 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))
項目 | 内容 |
---|---|
騰落率(期間収益率) | +35.4%(過去3年) |
ベンチマーク | FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース) |
信託報酬率 | 0.132% |
投信会社名 | 楽天投信投資顧問 |
価格(1万口当たり) | 1万5638円 |
純資産総額 | 2226.23億円 |
非課税制度 | NISA・iDeCo |
取扱金融機関(NISA) | ・SBI証券 ・楽天証券 ・松井証券 ・マネックス証券 ・auカブコム証券 |
取扱金融機関(iDeCo) | ・楽天証券 ・松井証券 |
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)をベンチマークとし、全世界の株式市場に連動した値動きを目指す投資信託です。
世界最大級の運用会社であるバンガードが運用する、下記の上場投資信託証券(ETF)を主要投資対象としています。
ファンド名 | 実質的な主要投資対象 | 運用の基本方針 |
---|---|---|
バンガード®・トータル・ワールド・ストックETF | 全世界株式 | FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動する投資成果を目指す |
バンガード®・トータル・ストック・マーケットETF | 米国株式 | CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動する投資成果を目指す |
バンガード®・トータル・インターナショナル・ストックETF | 全世界株式(除く米国) | FTSEグローバル・オールキャップ・(除く米国)インデックスに連動する投資成果を目指す |
※2022年7月末現在
※「楽天・全世界株式インデックス・ファンド 愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)」投資信託説明書(交付目論見書)の情報を元に作成
全世界の株式へ投資し、世界経済が成長する際の利益を受け取りたい方にオススメです。
※本商品に関する信託報酬・ベンチマークの記述は、楽天・全世界株式インデックス・ファンド<愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)> の「交付運用報告書(作成対象期間:2021年7月16日~2022年7月15日)」をもとに、それ以外の数値データについては「月次レポート(作成基準日:2022年12月30日)」をもとに作成しています。
3. eMAXIS Slim先進国株式インデックス
項目 | 内容 |
---|---|
騰落率(期間収益率)(過去3年) | +42.6% |
ベンチマーク | MSCIコクサイ ・インデックス(配当込み、円換算ベース) |
信託報酬率(税込) | 0.10% |
投信会社名 | 三菱UFJ国際投信 |
基準価額(1万口あたり) | 1万9021円 |
純資産総額 | 3692.18億円 |
非課税制度 | NISA・iDeCo |
取扱金融機関(NISA) | ・SBI証券 ・楽天証券 ・松井証券 ・マネックス証券 ・auカブコム証券 |
取扱金融機関(iDeCo) | ・SBI証券(セレクトプラン) ・松井証券 ・マネックス証券 |
eMAXIS Slim先進国株式インデックスは、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)をベンチマークとし、日本を除く先進国の株式市場に連動する値動きを目指す投資信託です。
アメリカ、イギリス、オランダ、フランスなどの、世界主要国の株式を主な投資対象しており、ハイリスク・ハイリターンな新興国株式が含まれていない点が特徴となっています。
株式投資を先進国の株式中心で運用したい方に向いているといえるでしょう。
※本商品に関する信託報酬の記述は、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの「交付運用報告書(作成対象期間:2021年4月27日~2022年4月25日)」をもとに、それ以外の情報については「月次レポート( 2022年12月30日現在)」をもとに作成しています。
4. ニッセイ 外国株式インデックスファンド
項目 | 内容 |
---|---|
リターン(過去5年の平均利回り) | +42.5%(3年) |
ベンチマーク | MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース) |
信託報酬率(税込) | 0.103% |
投信会社名 | ニッセイアセットマネジメント |
基準価額(価格) | 2万5137円 |
純資産総額 | 4134億円 |
非課税制度 | NISA・iDeCo対応 |
取扱金融機関(NISA) | ・SBI証券 ・楽天証券 ・松井証券 ・マネックス証券 ・auカブコム証券 |
取扱金融機関(iDeCo) | SBI証券(セレクトプラン) |
ニッセイ 外国株式インデックスファンドは、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)をベンチマークとし、日本を除く先進国の株式市場に連動する値動きを目指す投資信託です。
アメリカを中心に、先進国各国へも投資したい方が検討すべき投資信託といえるでしょう。
※本商品に関する信託報酬の記述は、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの「交付運用報告書(作成対象期間:2020年11月21日~2021年11月22日)」をもとに、それ以外の数値データについては「月次レポート(作成基準日 : 2022年12月30日)」をもとに作成しています。
5. SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(SBI・V・S&P500)
項目 | 内容 |
---|---|
騰落率(過去3年) | +43% |
ベンチマーク | S&P500指数(円換算ベース) |
信託報酬率(税込) | 0.0938%程度 |
投信会社名 | SBIアセットマネジメント |
基準価額(価格) | 1万6344円 |
純資産総額 | 7217.57億円 |
非課税制度 | NISA |
取扱金融機関(NISA) | ・SBI証券 ・松井証券 ・マネックス証券 ・auカブコム証券 |
「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(SBI・V・S&P500)」は、S&P500指数(円換算ベース)に連動した投資成果を目指す投資信託です。
S&P500は株価指数の1つで、米国を代表する500社の時価総額をもとに算出されています。
構成銘柄は、アップルやマイクロソフト、テスラ、アマゾン、バークシャー・ハサウェイなど。
アメリカの市場の動きを反映した指数となっており、500社で米国株式市場における時価総額の約80%がカバーされています。
本投資信託は、アメリカへの投資を行いたい人が検討すべき商品といえるでしょう。
※本商品の数値データはSBI証券HPのデータに基づきます(2023年1月20日時点)
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド(SBI・V・全米株式)
項目 | 内容 |
---|---|
騰落率(設定来) | +4.34% |
ベンチマーク | CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース) |
信託報酬率(税込) | 0.0938%程度 |
投信会社名 | SBIアセットマネジメント |
基準価額(価格) | 1万434円 |
純資産総額 | 1216.25億円 |
非課税制度 | NISA |
取扱金融機関(NISA) | SBI証券 |
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド(SBI・V・全米株式)は、CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)に連動した投資成果を目指す投資信託です。
CRSP USトータル・マーケット・インデックスは、米国株式市場の動きを捉えることを目指した、時価総額加重平均型の株価指数で、約4000銘柄から構成されています。
アメリカで投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーしており、米国全体の経済に投資したい方に向いています。
※本商品の数値データはSBI証券HPのデータに基づきます(2023年1月20日時点)
7初心者におすすめのネット証券5選!
ここでは、投資初心者におすすめのネット証券を5つ紹介します。
ネット証券は取引のオンライン完結と手数料の安さが魅力の証券会社です。
どこでも安く取引がしたいという方はぜひ参考にしてください。
1. SBI証券
項目 | 内容 |
---|---|
国内株手数料 | 0円から |
米国株手数料 | 約定代金の0.45%(税込0.495%) |
IPO取扱銘柄数(2022年) | 89 |
米国株の銘柄数 | 6000超 |
独自サービス | 三井住友カードを使って投信積立を行うと最大還元率は5% |
口座開設実績 | 1000万口座突破(SBI証券、SBIネオモバイル証券、SBIネオトレード証券、FOLIOの合計口座数) |
※データはいずれも2023年2月1日確認のもの
SBI証券は、2023年中に国内株の手数料無料化を目指しており、コスト意識が高い人であれば注目必須の証券会社です。
国内の個別銘柄はもちろん、米国株をはじめ世界9カ国の銘柄に投資できます。米国株の取扱銘柄数は6000を超えており、主要ネット証券最高水準。
現在、国内株は0円から取引可能であり、IPO取り扱い銘柄数も、主要ネット証券*4の中ではダントツの実績を誇っています。
また、投資信託のサービスも充実しており、保有額の最大0.25%がPontaポイントやTポイントとして還元されるほか、投資信託の購入には「Tポイント」「Pontaポイント」を1ポイント1円として利用できるので、少額から投資したい方にも最適です。
投資信託の購入に三井住友カードを利用すれば、最大5%のポイント還元が受けられ、たまったVポイントは1ポイント1円で投資信託の買付に利用できるほか、景品との交換やキャッシュバックサービスにも使えます。
*4…SBI証券・楽天証券・松井証券・マネックス証券・auカブコム証券の5社を指します。
SBI証券
- 1日100万円までの取引なら手数料無料(国内株)
- 投資信託の保有でTポイントやdポイントがたまる
- 三井住友カードの投信クレカ積立で最大5.0%のVポイントがたまる
- IPO引受社数NO.1(2022年3月通期)
- 充実の米国株&投資信託ラインナップ
2. 楽天証券
項目 | 内容 |
---|---|
国内株手数料 | 0円から |
米国株手数料 | 約定代金の0.45%(税込0.495%) |
IPO取扱銘柄数(2022年) | 65 |
米国株の銘柄数 | 4960銘柄 |
独自サービス | 楽天カードを使って投信積立を行うと最大還元率は1% |
口座開設実績 | 800万口座 |
※データはいずれも2023年2月1日確認のもの
楽天証券は800万口座を超えている日本屈指の証券会社です。
楽天カードを使って投信積立を行うと、ポイント還元率最大1%で楽天ポイントが貯まるほか、投資信託の購入に楽天ポイントを利用できます。
そのため「普段から楽天ポイントを貯めている方」におすすめのネット証券会社です。
また、楽天証券と楽天銀行を連携するマネーブリッジを利用すれば、楽天銀行の普通預金金利が最大0.1%になるのも魅力的。株の購入時には、証券口座の不足分が楽天銀行の普通預金残高から自動入金される自動入出金(スイープ)サービスも便利です。
楽天証券
- 国内株取引手数料が現物・信用とも無料
- 投資信託のラインナップが豊富
- マネーブリッジで普通預金金利がお得に
- 投資信託のつみたてで楽天ポイント還元
- ロボアドサービス「楽ラップ」で投資を自動化できる
- 日本経済新聞の購読が無料
3. 松井証券
項目 | 内容 |
---|---|
国内株手数料 | 0円から |
米国株手数料 | 約定代金の0.45%(税込0.495%) |
IPO取扱銘柄数(2022年) | 54 |
米国株の銘柄数 | 1648 |
独自サービス | 投資信託保有額の最大0.85%が還元される「投資信託 毎月ポイント・現金還元サービス」 |
口座開設実績 | 139万2794口座(2022年3月末時点) |
※データはいずれも2023年2月1日確認のもの
松井証券は25歳以下の日本株の取引手数料(現物・信用)が無料となっているのが大きな魅力です。
また、サポート体制については「HDI-Japan 主催 2022年度 問い合わせ窓口格付け(証券業界)」で、12年連続最高評価となる三つ星を獲得しています。
松井証券では「投資信託 毎月ポイント・現金還元サービス」を実施しており、信託報酬が0.3%(税抜き)を超える場合については、その一部を現金や松井証券ポイントとして還元しています。
還元率は最大0.85%。たまった松井証券ポイントはAmazonギフト券や3000種類以上の商品との交換等に利用できます。
松井証券
- 投資信託保有額の最大1%を還元(2023年11月1日~)
- 2023年 オリコン顧客満足度®ランキング~ネット証券 初心者部門第1位~
- 「HDI格付けベンチマーク」(証券業界・2023年)において「問い合わせ窓口」、「Webサポート」の両部門で13年連続最高評価を獲得
4. マネックス証券
項目 | 内容 |
---|---|
国内株手数料 | 50円から |
米国株手数料 | 約定代金の0.45%(税込0.495%) |
IPO取扱銘柄数(2022年) | 61 |
米国株の銘柄数 | 4491 |
独自サービス | マネックスカードを使って投信積立を行うと最大還元率は1.1% |
口座開設実績 | 219万4858口座(2022年12月時点) |
※データはいずれも2023年2月1日確認のもの
マネックス証券は、米国株の取り扱い数が多く、多くの米国株ユーザに利用されている証券会社です。
投信サービスも魅力的であり、マネックスカードを使って投資信託の自動積み立てを行うと、ポイント還元率1.1%でマックスポイントが貯まります。
たまったポイントは投資信託の買付や他社ポイントへの移行などに利用可能です。
さらにマネックス証券は、IPO抽選が完全平等性なのも魅力の一つです。
証券会社によっては預かり資産の量などによって当選しやすさが決まるため、投資初心者がいきなり当選するのは簡単ではありません。
完全平等な条件で抽選されるマネックス証券なら、他の証券会社より当選しやすいでしょう。
マネックス証券
- IPO抽選が完全平等性
- マネックスカードの投資信託積立でポイント還元率1.1%の高還元
- NISA口座でIPO投資ができる
5. auカブコム証券
項目 | 内容 |
---|---|
国内株手数料 | 0円 |
米国株手数料 | 約定代金の0.45%(税込0.495%) |
IPO取扱銘柄数(2022年) | 23 |
米国株の銘柄数 | 1803 |
独自サービス | auPAYカードを使って投信積立を行うと最大還元率は1% |
口座開設実績 | 150万8633口座(2022年度12月データ) |
※データはいずれも2023年2月1日確認のもの
auカブコム証券は、Pontaポイントを貯めている方におすすめの証券会社です。
投資信託の毎月の積立金額をau PAYカードで決済すると、1%のPontaポイントが還元され、貯まったPontaポイントは投資信託の積み立てにも利用可能です。
さらに、月間平均保有残高に応じて最大0.24%(年率)のPontaポイントが貯まるので、運用益だけでなく、Pontaポイントも資産の一種として増えていくでしょう。
普段からPontaポイントを貯めている方には、auカブコム証券をおすすめします。
auカブコム証券
- 投資信託の保有でPontaポイントがたまる(最大0.24%)
- 投資信託のクレカ積立でポイント還元率1%(Pontaポイント)
- auマネーコネクトでじぶん銀行の円普通預金金利が100倍
8【コラム】つみたてNISAで余裕がでてきたらiDeCoにも挑戦を
つみたてNISAは年間の非課税投資枠が40万円までですので、毎月約3万円までしか投資できません。
もし、それ以上の額を非課税で投資したいならiDeCoの活用をおすすめします。
iDeCoは私的年金の1つで、用意された運用商品(投資信託など)で運用しながら老後資金を形成するものです。
そのため、原則として60歳までは引き出せません。
iDeCoには3つの面で税制の優遇が設けられています。
1つは掛金を拠出する時です。iDeCoの掛金は全額所得控除(小規模企業共済等掛金控除)の対象になりますので、所得税および住民税の節税につなげられます。
また、運用益に対しては通常20.315%の税金がかかりますが、iDeCoは非課税で運用できます。
さらに受け取りの際にも税制の優遇が用意されています。
一括で受け取る場合は退職所得控除の対象になりますし、分割して年金形式で受け取る場合では公的年金等控除の対象になります。
2022年の改正により、iDeCoに加入できる要件が緩和されましたので、ぜひ加入を考えてみてはいかがでしょうか。
9【まとめ】投資初心者はつみたてNISAをはじめましょう
投資を始めたばかりの人はつみたてNISAの利用がおすすめです。
つみたてNISAは長期で少額の積立投資を支援する制度で、年間40万円までの投資額で購入した運用商品の利益が非課税になります。
非課税期間は20年ですので800万円の投資元本から得られる利益が非課税になり、用意されている運用商品も比較的リスクの低い安定した運用が望める銘柄に限定されています。
つみたてNISAを始めるためには、まず証券会社で口座を開設し、つみたてNISAの対象となっている投資信託を購入していくことになります。
ネット証券などでは月々100円から始められますので、最初は少額から始めて慣れてきたら徐々に購入金額を増やしていくとよいでしょう。
10参考資料
・1. 投資初心者でも始めやすい
・2. 少額から始められる
・3. 分散投資が簡単に実践できる
・4. つみたてNISAやiDeCoなどの非課税制度を利用できる
・5. ドルコスト平均法を活用できる