楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドは、米国を除く、全世界の株式市場を投資対象としている銘柄です。
2022年12月22日に運用を開始した新しい投資信託でありながら、すでに純資産残高は22.07億円を突破しています。
本記事では、楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドの評価や利回り、購入するのにおすすめなネット証券などについて詳しく解説します。
1楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドの基本情報
内容 | |
ベンチマーク | FTSEグローバル・オールキャップ(除く米国)インデックス(円換算ベース) |
買付手数料 | 0円 |
信託報酬率 | 0.212% |
純資産残高 | 22.07億円 |
分配金 | 0円 |
運用会社 | 楽天投信投資顧問 |
主な取扱い金融機関 (NISA) |
楽天証券 SBI証券 松井証券 マネックス証券 など |
※2024年9月時点
2楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドの3つの評価点を解説
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドの3つの評価点について解説します。
- 米国以外の世界中の株式市場へ投資できる
- 米国株式を投資対象とする銘柄と組み合わせやすい
- NISAのつみたて投資枠・成長投資枠でも購入可能
米国以外の世界中の株式市場へ投資できる
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドを購入すれば、米国以外の40か国以上の株式市場へ、幅広く分散投資が可能です。
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドは、マザーファンドを通じて、主に米国の「バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETF(VXUS)」へと投資を行っています。
VXUSは、日本やイギリス、カナダなどの先進国だけでなく、中国やインド、ブラジルなどの新興国市場にも幅広く投資をしている、米国バンガード社のETF(上場投資信託)です。
そのため、先進国の安定的な経済成長の恩恵を受けられるだけでなく、成長著しい新興国の経済発展も取り込むことができるのです。
VXUSは、「海外ETF」として、楽天証券やSBI証券などで直接買付をすることも可能ですが、その場合は円とドルの両替が必要になる上、購入時期を自分で見極めていく必要もあるため、少々ハードルが高くなってしまいます。
そのため、特に投資を始めたての方は、VXUSを直接買い付けるよりも、楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドを通じて投資を行う方が手軽でおすすめです。
米国株式を投資対象とする銘柄と組み合わせやすい
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドには、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」などの、米国株式を投資対象とする銘柄と組み合わせやすいという利点があります。
一般的に、全世界株型の投資信託は、投資先の比率として米国株式が6割以上ある銘柄がほとんどです。そのため、全世界株型の投資信託と、米国株型の投資信託へ分散投資を行った場合、トータルとしては米国株式への投資に大きく偏ってしまいます。
そこで、楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドと、米国株型の銘柄を組み合わせることで、ポートフォリオ内の米国株式の比重を自由に調整できるという訳です。
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド単体での購入は、世界経済の牽引役である米国の経済成長を全く取り込めなくなってしまうため、あまりおすすめはできません。
むしろ、米国株型の銘柄を運用しつつも、自分にとってベストな割合で、米国株式以外にも配分を行って、投資リスクを分散したいという場合に真価を発揮する銘柄だと言えるでしょう。
NISAのつみたて投資枠・成長投資枠でも購入可能
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドは、楽天証券やSBI証券などの複数の金融機関において、NISAでの購入が可能です。
現在、NISAのつみたて投資枠で購入できる投資信託は、金融庁の定める「長期・積立・分散投資」に向いた銘柄に限定されています。
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドはこの基準をクリアしているため、楽天証券やSBI証券、松井証券などで、新NISAつみたて投資枠・成長投資枠の両方で購入することができます。
さらに、楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドと組み合わせやすく、人気の高い「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)」も、NISAでの購入が可能です。
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドと、楽天・VTIの両方を組み込むことで、米国株式に偏りすぎず、全世界の株式へバランス良く投資を行えるポートフォリオが完成します。
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3楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドの利回りはどのくらい?
6か月 | 1年 | |
リターン | 2.19% | 13.38% |
シャープレシオ | 0.20 | 0.99 |
標準偏差(リスク) | 14.80 | 13.47 |
※参考:楽天証券 楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドのリターン(利回り)は、6か月で2.19%、1年で13.38%となっています。
仮に、NISAつみたて投資枠で、想定利回り13.38%の楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドへ月3万円ずつ投資したとすると、5年後の運用資産額は254万円になる見込みです。
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドは、2022年12月22日に運用を開始しました。運用開始から間もないこともあり、年単位での長期的な利回りについては、まだまだ未知数となっています。
とはいえ、運用開始以来、楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドの基準価額は上昇傾向にあります。
2024年8月の日本株価下落の影響を受けて一時的に値下がりはしたものの、徐々に回復しつつあると言えるでしょう。
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドは、新興国の高成長も取り込めることから、長期的には更なる基準価額の上昇にも期待できます。
4楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドを買うのにおすすめなネット証券3選
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドを買うのにおすすめなネット証券を3つ紹介します。
- 楽天証券|クレカ積立やポイント投資を活用できる
- SBI証券|選べる5種類のポイントを付与可能
- 松井証券|保有残高に応じてポイントを受け取れる
楽天証券|クレカ積立やポイント投資を活用できる
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楽天証券では、NISAで楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドを購入することができます。
楽天証券では、NISAや投信積立で楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドを購入する際に、「クレカ積立(楽天カードクレジット決済)」を利用することで、楽天カードで決済ができます。
クレカ積立を行えば、毎月の決済額に応じて0.5%~最大1%の還元率で、楽天ポイントを受け取ることが可能です。
入手した楽天ポイントは楽天市場などでの買い物に利用できる上、楽天証券で「ポイント投資」に活用することもできます。
普段楽天グループであまり買い物を行わない方であっても、ポイントをまるまる投資へ使うこともでき、貯まったポイントの使い道に困ることがありません。
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドへの投資を、より便利かつお得に行いたいなら、楽天証券がおすすめです。
SBI証券|選べる5種類のポイントを付与可能
SBI証券
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- おすすめポイント
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- 1日100万円までの取引なら手数料無料(国内株)
- 投資信託の保有でTポイントやdポイントがたまる
- 三井住友カードの投信クレカ積立で最大5.0%のVポイントがたまる
- IPO引受社数NO.1(2022年3月通期)
- 充実の米国株&投資信託ラインナップ
SBI証券でも、新たに楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドの取り扱いを開始しました。NISAでも、つみたて投資枠と成長投資枠の両方で購入可能です。
SBI証券は、取引に応じて付与されるポイントを、Vポイント・Pontaポイント・dポイント・JALのマイル・PayPayポイントの5種類から選ぶことが可能です。
さらに、三井住友カードの発行するクレジットカードなら、クレカ積立にも対応しています。
SBI証券では、海外ETFの取り扱いも豊富です。そのため、VXUSをはじめとした海外ETFを、将来的には投資信託を通さずに直接買付してみたいという方にもおすすめできます。
松井証券|保有残高に応じてポイントを受け取れる
松井証券
1918年(大正7年)創業の老舗ネット証券
- おすすめポイント
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- 投資信託保有額の最大1%を還元(2023年11月1日~)
- 2023年 オリコン顧客満足度®ランキング~ネット証券 初心者部門第1位~
- 「HDI格付けベンチマーク」(証券業界・2023年)において「問い合わせ窓口」、「Webサポート」の両部門で13年連続最高評価を獲得
松井証券も、NISAで楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドを購入することができ、非課税で運用益を受け取れます。もちろん、通常の投信積立としても購入可能です。
松井証券では、投資信託の保有残高に応じて松井証券ポイントを受け取れる「投信残高ポイントサービス」を、楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドを含む全銘柄で利用できます。
受け取った松井証券ポイントは、投資信託の購入に使えるほか、使い勝手の良いdポイントやPayPayポイント、Amazonギフトカードへ交換することも可能です。
松井証券は、2025年以降に、JCBカードを用いたクレカ積立のサービス開始を予定しています。
そのため、現在JCBカードを利用している方は特に、松井証券を検討しておくと良いでしょう。
まとめ|楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド
- 楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドは、楽天・VTIなどの米国株型の銘柄と組み合わせるのがおすすめ
- 楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドを米国株型の銘柄と組み合わせることで、ポートフォリオ内の米国株式の比重を自由に調整できる
- 楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドの利回りは、6か月で2.19%、1年で13.38%
- 楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドは、楽天証券やSBI証券、松井証券などの複数の金融機関において、NISAでも購入できる
MeChoice編集部
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