
オルカン(eMAXIS Slim全世界株式)の基準価格のチャートを「直近1年間・3年間・5年間」で見る。これまでの運用実績や利回りは?

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投資信託での運用の際に検討されることが多いオルカンこと、「eMAXIS Slim全世界株式」。
全世界の株式へ投資をする「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」ですが、最近では世界情勢への懸念もあり、それにあわせてオルカンの基準価格の動きやこれまでの運用実績が気になる方もいるのではないでしょうか。
今回は「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」の基本情報を確認した後、騰落率や年利、また「直近1年間・3年間・5年間」の基準価格の値動きをチャートで確認します。
オルカンとは(eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー))?信託報酬や投資対象国も
まずはオルカンの基本情報について確認しましょう。
オルカンは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」という投資信託。
投資対象国としては、日本を含む先進国や新興国など世界各国の約2500銘柄以上の株式に分散投資を行い、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指した運用をしています。
三菱UFJアセットマネジメント「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)月次レポート 2026年 02月27日現在」を参考に組み入れ上位の国・地域を確認しましょう。
組入上位10カ国・地域(2026年2月時点)
アメリカ (60.9%)
日本 (5.3%)
イギリス (3.4%)
カナダ (3.1%)
台湾 (2.6%)
フランス (2.3%)
スイス (2.2%)
韓国 (2.1%)
ドイツ (2.1%)
ケイマン諸島 (1.5%)など
組み入れ上位の約6割をアメリカが占めています。その分アメリカの情勢に左右されやすい傾向があるでしょう。手数料も確認します。
購入時手数料:なし
信託報酬年率:0.05775%(税抜 年率0.0525%)
信託財産留保額:なし
信託報酬は0.05775%であり、新NISAの積立投資枠の投資先を内外・海外とする指定インデックス投信の平均が0.33%ですから、ローコストな点が人気の要因の一つとなっています。
オルカン(eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー))の騰落率や年利の利回りは?
次にeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー))の騰落率を確認しましょう。
設定日:2018年10月31日
過去1ヵ月:2.4%
過去3ヵ月:5.6%
過去6ヵ月:18.2%
過去1年:30.9%
過去3年:101.6%
設定来:245.4%
※2026年2月時点の情報です。
※騰落率は税引前の分配金を再投資したものとして算出されているため、実際の投資家利回りとは異なります。
上記を年利にすると以下になります。
1年: 18.6%
3年: 約26.33%
設定来(7年3カ月で計算):約18.5%
※上記の数値は過去の実績です。将来の運用成果等を保証するものではありません。
設定来を7年3カ月で計算した場合、約 18%と高い利回りとなりました。しかし過去5期の期中騰落率をみると以下の通りです。
過去5期の期中騰落率
2020/4/27 期初:基準価格9,685円
2021/4/26 決算日:基準価格14,681円・基準価額騰落率51.6%
2022/4/25 決算日:基準価格16,958円・基準価額騰落率15.5%
2023/4/25 決算日:基準価格17,562円・基準価額騰落率3.6%
2024/4/25 決算日:基準価格24,005円・基準価額騰落率36.7%
2025/4/25 決算日:基準価格24,270円・基準価額騰落率1.1%
上記のように騰落率には大きな差が見られます。
オルカンの基準価格チャートで値動きを見る。1週間・1年間・3年間
次にオルカンの基準価格のチャートを確認してみましょう。いずれも2026年3月12日時点となります。
オルカンの基準価格チャート(1年間)

出所:各種資料をもとに筆者作成
過去1年間で見ると一時期は2万円台後半から前半に下がった時期もありましたが、その後は基本的に右肩上がりで基準価格は上がっています。
オルカンの基準価格チャート(3年間)

出所:各種資料をもとに筆者作成
オルカンの基準価格チャート(5年間)

出所:各種資料をもとに筆者作成
3年間と5年間で見ても一時期基準価格が下落したり、横ばいとなったりという時期が見られるものの、これまでは順調に基準価格が上昇しています。
投資信託はどの商品を選ぶかも大切ですが、「一括投資をするか、積立投資をするか」といった投資方法や、その運用期間も大切となります。
積立投資で一定額を毎月買い付ける方法であれば、「高いときに少なく、低いときに高く」買い付けるため、長期間運用することで購入価格が平準化されるという特徴があるため、急な値動きの際に売却するという対応は原則しなくていいでしょう。長期間積立投資をする場合にはどのようなタイミングで売却するかを予め考えておきましょう。
オルカンの利回りまとめ
オルカンのリスク・リターンは主に株価の動きと為替による影響が大きくなっています。株価と為替の動きに影響される分、リスクは高めです。世界情勢や特にアメリカの状況によって影響を受けやすいでしょう。
一方で全世界の経済成長に期待して投資できること、信託報酬が低めなことはオルカンのメリットです。今回ご紹介した以外の情報も確認し、投資方法や投資金額なども含めて総合的に検討しましょう。
参考資料

宮野 茉莉子2級FP技能士/一種外務員資格
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』の編集長であり、LIMOでも記事を執筆している。楽天カード株式会社が運営する「みんなのマネ活」にて記事の執筆経験あり。

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