消費者金融のカードローンと比べた金利の低さが魅力の、銀行系カードローン。
結婚式のお呼ばれが重なったり、子どもの教育費や車の修理代で予期せず出費があったりと、お金が必要になるシーンで役立ちます。
しかし、メガバンクだけでなくネット銀行も多数あり、どの銀行でカードローンを申し込めばいいか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、おすすめの銀行系カードローンを厳選して5つご紹介します。
金利や審査スピード、ATM手数料などに注目し、銀行系カードローンを選ぶポイントを解説。
自分にとって使い勝手のいいカードローンを見つける参考にしてください。
1銀行系カードローンと消費者金融との違いは?
銀行系カードローンと消費者金融系カードローンの違いは、金利と関係する法律や、審査スピードです。銀行系カードローンの上限金利は14.5%前後ですが、消費者金融系では18.0%程度と高め。金利の低さを重視するなら、銀行系カードローンがおすすめです。
一方で、消費者金融系では30日間程度の無利息期間が設けられていることも多く、借り方によってはトータルの返済額を低く抑えられます。
また、貸金業者である消費者金融が、融資額は年収の3分の1までとする貸金業法の総量規制に従う必要があるのに対し、銀行系カードローンには総量規制がありません。
年収に対して多く借りる必要がある時も、銀行系カードローンが向いているでしょう。
融資の早さを重視するなら、消費者金融系がぴったり。
銀行系カードローンでは融資まで1週間ほどかかるケースが多いのに対し、消費者金融系では即日融資に対応している場合がほとんどです。
銀行は銀行法に則って審査を行うため、時間がかかりやすいといえます。ただし、中には最短即日で審査結果が出る銀行系カードローンもあるので、急いでいる人は注目してください。
特に、既にその銀行に口座を開設している場合は手続きが早く進むでしょう。
2おすすめの銀行系カードローン5選を一覧で比較
まずは、今回おすすめする銀行系カードローンの金利や審査スピードなどの基本スペックをご紹介します。
三井住友銀行カードローン | 三菱UFJ銀行カードローン(バンクイック) | 楽天銀行スーパーローン | みずほ銀行カードローン | 住信SBIネット銀行カードローン | |
実質年率 | 1.5%~14.5% ※限度額100万円以下:12.0%~14.5% ※限度額100万円超200万円以下:10.0%~12.0% |
1.4%~14.6% ※限度額100万円まで:13.6%~14.6% ※限度額110万円から200万円まで:10.6%~13.6% |
1.9%~14.5% ※限度額100万円未満:14.5% ※限度額100万円以上200万円未満:6.6%~14.5% |
2.0%~14.0% ※限度額100万円未満:14.0% ※限度額100万円以上200万円未満:12.0% |
2.49%~14.79% ※限度額100万円以下:14.79% ※限度額110万円以上200万円以下:11.99% |
契約限度額 | 800万円 | 800万円 | 800万円 | 800万円 | 1,000万円 |
年齢制限 | 20~69歳 | 20~64歳 | 20~62歳(パート・アルバイト・専業主婦の人は60歳以下) | 20~65歳 | 20~65歳 |
審査スピード | 審査結果は最短即日 | 審査結果は最短即日 | 審査に数日かかる場合もある | 利用開始まで、口座を持っている場合は最短当日〜1週間程度。口座を持っていない場合は2~3週間程度 | 仮審査通過後、本審査には数日かかる |
手数料無料のATM |
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条件を満たせば、みずほ銀行とイーネットが所定の回数まで無料 |
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ローンカード |
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ローン専用カード | Webからの申し込みでは、キャッシュカード兼用型 |
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3使いやすい銀行系カードローンを選ぶ3つのポイント
数ある銀行系カードローンの中から、自分にとって使いやすい銀行をチョイスする3つのポイントを解説します。金利の低さはもちろん、返済のしやすさやバレにくさにも注目しましょう。
使いやすい銀行系カードローンを選ぶ3つのポイント
- 上限金利に注目。希望する借入限度額の金利をチェック
- 現金派は、近くのコンビニATMの手数料が無料かを確認
- カードレスやキャッシュカード兼用型ならバレにくい
上限金利に注目。希望する借入限度額の金利をチェック
支払い額に直接関係する金利は、上限金利をチェックしましょう。
審査の内容は公表されておらず、審査結果が出るまでどの金利が適用されるかは分かりません。
しかし、初めてカードローンを利用する場合は、一般的に上限金利となることが多いといわれています。
借入限度額によって金利は異なるため、自分が希望する借入限度額の上限金利を比較しましょう。
100万円を境に金利設定が変わるカードローンがほとんどです。100万円より少ない枠で借りたいのか、100万円よりも多い額を希望するのかによって、金利の低さで評価できる銀行が異なります。
例えば、上記5つの銀行カードローンで、100万円未満の借入において金利が最も低いのはみずほ銀行カードローンの14.0%です。
しかし、限度額が110万円以上なら、住信SBIネット銀行カードローンの11.99%が最も低くなります。
200万円を超えると金利はさらに低く設定されているので、希望の借入限度額の上限金利を確認しておきましょう。
現金派は、近くのコンビニATMの手数料が無料かを確認
現金を準備したい人は、ATMの手数料に注目しましょう。
セブン銀行・ローソン銀行・イーネットATMを無料で利用できる銀行系カードローンが多数あります。
自宅や職場近くのコンビニATMの手数料が無料だと、借入や返済で追加の費用がかかりません。
三井住友銀行のカードローンなら三井住友銀行ATMが、三菱UFJ銀行のカードローンなら三菱UFJ銀行ATMが、それぞれ手数料無料で使えます。
近くに銀行ATMがある人は便利に利用できるでしょう。
なお、現金を引き出す必要がなく、ネットバンキングで取引する人は、ATM手数料にこだわらなくてもいいといえます。
カードレスやキャッシュカード兼用型ならバレにくい
周りの目が気になる人は、カードレスやキャッシュカード兼用型の銀行系カードローンがおすすめです。
ローン専用カードを持っていると、ふとした拍子に見られてしまい、カードローンの利用がバレる可能性があります。
カードレスやキャッシュカード兼用型なら、新たにカードを受け取る必要がない点もメリットです。
4それぞれの銀行系カードローンの特徴をチェック
自分に合った銀行系カードローンを選ぶポイントを押さえたところで、それぞれのカードローンの特徴をチェックしていきましょう。
どこにするか決めきれない場合は、既に口座を持っている銀行を選ぶのもひとつの手です。
口座を新たに開設する必要がないため、融資を受けるまでの時間が短縮できますよ。
〈三井住友銀行カードローン〉最短当日!100万円超なら年12.0%
三井住友銀行カードローンは、審査結果を最短当日に受け取れる点がメリットです。銀行系カードローンで早くお金を準備したい人は注目してください。
連絡は9時から20時の間となるため、急いでいる場合はできるだけ早い時間に申し込みましょう。
なお、申し込みや審査が土日祝日の場合は審査結果の連絡が3〜5日後になります。
100万円を超える額を希望する人にも、三井住友銀行カードローンが狙い目です。
100万円を超えて200万円以下の限度額の場合は、上限金利が年12.0%。比較的金利を抑えた契約が見込めます。
※参考
https://www7.smbc.co.jp/indexA.html
三井住友銀行 カードローン
金利年1.5~14.5%で、限度額10万円から800万円まで申し込み可能
- おすすめのポイント
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- 普通預金口座不要、インターネットで申込完了
- 都合に合わせて選べる返済方法と返済日
- 毎月のご返済額は2,000円から
- 全国のンビニATMで利用可能、手数料0円(カードによるお取引の場合)
- カードレスにて利用可能、ATMへの来店不要で借り入れ・返済ができる(※カードレスによるお取引の場合、他行ネットバンキングの登録が必要)
〈三菱UFJ銀行カードローン(バンクイック)〉最短当日!返済日が自由に選べる
三菱UFJ銀行カードローンは、任意の返済日を指定できるのも魅力のひとつです。
「審査結果はいつごろ分かりますか?」
https://www.bk.mufg.jp/kariru/banquic/index.html
https://www.bk.mufg.jp/kariru/banquic/hensai/index.html#hensaikijitsu
三菱UFJ銀行 カードローン
金利年1.4%〜年14.6%、利用限度額10万円〜800万円
- おすすめのポイント
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- 申し込みはWeb完結 24時間・土日も申込可能
- 三菱UFJ銀行の口座がなくても申込可能
- 三菱UFJ銀行・提携コンビニATM利用手数料0円
- 専用アプリでご利用のサービスがもっと便利に
- 最小返済額は月1,000円から、返済サポートも充実
〈楽天銀行スーパーローン〉手数料無料のATM多数!入会で楽天ポイントも
現金派なら、楽天銀行スーパーローンがおすすめです。手数料無料で使えるATMが多数あるので、借入も返済もしやすいのが大きなメリット。
セブン銀行・ローソン銀行・イーネットの他、イオン銀行・みずほ銀行・三井住友銀行・Patsatも無料です。北都銀行・きらぼし銀行・栃木銀行・大光銀行・富山銀行・愛知銀行・名古屋銀行・高知銀行では無料で借入できるので、上手に活用してください。
また、入会時には楽天ポイントがもらえたり、楽天会員ランクによって審査の優遇が受けられたりするため、楽天経済圏を利用している人にもぴったりです。
楽天銀行の口座を持っていれば、楽天銀行の手数料優遇も受けられるハッピープログラムのステージが1つ上がるのも魅力。新規に口座を開設する人も対象です。
※参考
https://www.rakuten-bank.co.jp/loan/cardloan/atm/
楽天銀行 スーパーローン
スマホで24時間いつでも申し込み可能
- おすすめのポイント
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- 楽天会員ランクに応じて審査優遇
- 自由な返済プラン
- 24時間365日いつでも利用可能
- 利用限度額10万円~800万円
- 金利年1.9%~14.5%
〈みずほ銀行カードローン〉100万円未満で年14.0%!口座があれば最短即日も
100万円未満の借入なら、上限金利が年14.0%のみずほ銀行カードローンが狙い目です。
みずほ銀行の口座を持っている人なら、最短当日から1週間程度のスピード感ある融資を受けられる点も魅力。
みずほ銀行住宅ローンを利用していれば、年0.5%の金利優遇も受けられます。
Webから申し込んだ場合はキャッシュカードと兼用でカードローンを利用でき、周囲の人にバレにくいのも嬉しいポイントです。
また、みずほマイレージクラブに入会し、給与の受取や月末にカードローンの借入残高があれば、みずほ銀行・イーネットATMの手数料が所定の回数無料になります。
https://www.faq.mizuhobank.co.jp/category/show/252?site_domain=default
https://www.mizuhobank.co.jp/loan_card/kinri/index.html
https://www.mizuhobank.co.jp/loan_card/apply/index.html
みずほ銀行 カードローン
PC・スマホで24時間、来店・郵送不要で申し込み可能
- おすすめのポイント
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- 24時間WEB完結
- ATM時間外手数料0円
- 審査結果は最短当日
- 借入金利:金利年2.0%~14.0%
- 借入金利:金利年1.5%~13.5% ※住宅ローンを契約中の場合
〈住信SBIネット銀行カードローン〉SBI証券口座登録で年0.5%金利優遇
住信SBIネット銀行のカードローンは、SBI証券口座を保有登録することで年0.5%の金利優遇を受けられる点が大きなメリットです。
例えば限度額110万円以上200万円以下の場合の基準金利は11.99%なので、0.5%の優遇後は11.49%となります。
申し込み時点でSBI証券の口座を持っていない人も、気づいた時点で早めに開設するといいでしょう。
カードローン口座を開設後にSBI証券口座の登録を行っても、登録済となった月の翌々月から金利優遇が受けられます。
住信SBIネット銀行カードローンではローン専用カードの発行がないため、周囲の目が気にならないのも魅力です。
住信SBIネット銀行 カードローン
納得の「金利」と「使いやすさ」
- おすすめのポイント
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- ネットバンクならではの金利水準
- 申込~返済までスマホで完結
- コンビニATMで借入・返済ができる
- 毎月の返済は2,000円から
- 年会費、借入・返済手数料が無料
- 明細・ローンカードの送付なし
5金利や利便性をふまえて銀行系カードローンを選ぼう
消費者金融系カードローンよりも、金利が低めなのが嬉しい銀行系カードローン。
最短即日融資が可能な消費者金融系とは異なり審査に時間がかかるケースが多いものの、中には最短即日で審査結果が出る銀行系カードローンも存在します。
希望する借入限度額の金利を比較したり、手数料無料になるATMの数を比べたりして、自分にぴったり合う銀行系カードローンを選んでくださいね。
MeChoice編集部