執筆者: MeChoice編集部
カード番号やセキュリティコード、有効期限などが記載されていない、ナンバーレスカード。他人にカード情報を見られるリスクを最小限に抑えられるうえ、シンプルな見た目でスマートに持てるのも魅力です。
しかし、ナンバーレスカードの種類は多く、年会費やポイント還元率はそれぞれ異なります。インターネット上では「使い方がめんどくさい」といったデメリットも目にするので、カードを作るか迷っている人もいるのではないでしょうか。
本記事では、便利に使えるおすすめのナンバーレスカードや使い方を解説します。
クレジットカードのセキュリティ性やデザイン性にこだわりたい人は、ぜひ参考にして使いやすい1枚を見つけてくださいね。
１そもそもナンバーレスカードとは？メリット・デメリットも解説
そもそもナンバーレスカードとは、名前のとおり番号が記載されていないクレジットカードのことをいいます。カード番号はデジタルで発行され、スマホアプリを使って番号を確認する仕組みです。
大きなメリットは、第三者にカード情報を盗み見されるリスクが少ない点。決済に必要な情報が記載されていないため、支払いのときはもちろん、万が一紛失したときも不正利用のリスクを軽減できます。
そのほか、凹凸がないすっきりとした見た目でスマートに持ち運べる点や、審査に通ればすぐに番号を発行してもらえるところもメリットです。
一方、番号の確認や決済時にその都度スマホアプリを開く必要があるのがデメリット。慣れるまでは手間に感じることもあるでしょう。
メリット・デメリットを押さえたうえで、セキュリティ性や発行スピード、デザイン性重視ならナンバーレスカードをぜひ検討してみてください。
2ナンバーレスは2種類。重視するポイントに合わせて選ぼう
ナンバーレスカードには、両面ナンバーレスと片面ナンバーレスの2種類あります。 重視するポイントに合わせて使いやすいほうを選びましょう。
セキュリティ性重視なら、両面ナンバーレスがおすすめです。表にも裏にも番号がないため、盗み見られたり不正利用されたりするリスクを大幅に軽減できます。ただし、カード利用のたびにスマホアプリを開く手間がかかる点がネックです。
手軽さにこだわるなら、片面ナンバーレスもアリ。裏面に小さく番号が記載されていて、スマホアプリを開く手間がかかりません。紛失時のことを考えると両面ナンバーレスに比べて安全性が低いものの、通常のカードよりは盗み見されるリスクを軽減できます。
3迷ったら年会費を抑えつつ日常でポイントを貯めやすいカードがおすすめ
ナンバーレスカード選びに迷う人には、年会費を抑えつつ日常的にポイントを貯めやすいお得なカードがおすすめ。
基本のポイント還元率やポイントアップ店の種類などに注目して選んでみてください。
- ポイント還元率の高さで選ぶなら＜JCB CARD W＞
- 即時発行にこだわる人は＜三井住友カード（NL）＞
- ポイントをじっくり貯めたい人は＜SAISON CARD Digital＞
- 利用額が多いなら＜三井住友カード ゴールド（NL）＞
ポイント還元率の高さで選ぶなら＜JCB CARD W＞
- 基本のポイント還元率が1％と高水準
- ポイントアップ店やポイントアップ祭の対象店舗が多い
- 両面ナンバーレスと片面ナンバーレスから選べる
ポイントを効率的に貯めたいなら、JCB CARD Wがおすすめ。年会費無料かつ基本のポイント還元率が1％と高く、いつでもどこでも高水準でポイントが貯まります。
セブンイレブンやAmazonといった身近なところでポイント還元率が2％にアップするのもうれしい点です。また、年に数回行われるJCBポイントアップ祭の対象店舗が多く、コンビニやスーパーでポイント倍率がさらにアップ。日常において効率的にポイントを貯められます。
両面ナンバーレスと片面ナンバーレスの好きなほうを選択できるのも特徴です。両面ナンバーレスなら、最短5分でカード番号を発行できますよ。
なお、入会できるのは18～39歳に限定されています。40歳以降に入会したい人は、JCB カード Sを検討してください。
JCB カード W
- ポイントの解説
-
- 年会費無料
- 他のJCBカードと比較するとポイント2倍
- ナンバーレスか表面ナンバーレスを選べる
- Amazonやスターバックスカードへのチャージでお得にポイントが貯まる
即時発行にこだわる人は、三井住友カード（NL）
- 最短10秒でカード番号を発行できる
- 両面ナンバーレスで安全性が高い
- コンビニで最大7％のポイント還元
カード番号の即時発行にこだわる人には、三井住友カード（NL）がおすすめ。両面ナンバーレスのクレジットカードで、24時間最短10秒でカード番号を発行できるのが特徴です。
即時発行により、ネットショップのタイムセールなど、急に必要になったシーンにも対応できます。
基本のポイント還元率は0.5％と一般的ですが、セブンイレブン・ローソンといったコンビニや飲食店では、最大7%還元と大幅にアップ。毎日のようにコンビニを使うなら、最初に検討したいナンバーレスカードです。
年会費無料ながら、スマホ安心プランや持ち物安心プランに切り替え可能な無料保険も付帯しています。迷っているなら、作って損はないでしょう。
ポイントをじっくり貯めたい人は、SAISON CARD Digitalもアリ
- ポイントは永久不滅
- 完全ナンバーレスで安全性が高い
- 年会費に加え、ETCカードも無料
ポイントを自分のペースで貯めたい人は、SAISON CARD Digitalがおすすめ。ポイント還元率は0.5％と一般的ですが、永久不滅ポイントが貯まります。
ポイントに期限がないため、ポイント管理を手間に感じる人にはぴったりです。光熱費やスマホの支払いもポイント還元の対象になりますよ。
両面に番号の記載がない完全ナンバーレスも特徴です。カード番号は最短5分で発行され、不正利用による損害を補償する制度もあります。
さらに、年会費無料に加えてETCカードも無料。5枚まで発行でき、有料道路がスムーズに利用できるようになります。
利用額が多いなら、三井住友カード ゴールド（NL）
- 年間100万円以上利用すれば翌年以降は年会費が永年無料になる
- 一般カード同様に、コンビニや飲食店といった身近な店舗で最大7％還元
- 両面ナンバーレスで安全性が高い
クレジットカードの利用額が多い人は、三井住友カード ゴールド（NL）を検討しましょう。三井住友カード（NL）の利用限度額は100万円ですが、ゴールドカードは200万円に設定されています。
年会費は5,500円とゴールドカードにしてはリーズナブルなうえ、年間100万円以上利用すれば翌年以降は年会費が永年無料に。最高2,000万円の海外旅行傷害保険に加え、一般カードにはない同額の国内旅行傷害保険も付帯します。
ポイント還元率やポイントアップの対象店は、一般カードと同様です。基本は0.5％還元と平均的ですが、コンビニや飲食店で最大7%還元と大幅にアップするので、日常において効率的にポイントを貯められます。
なお、三井住友カード ゴールド（NL）も両面ナンバーレス。セキュリティ性とステータス性の両方にこだわりたい人におすすめの1枚です。
4よく使う店やサービスに合わせて選ぶのもアリ
頻繁に利用するお店やサービスがあるなら、合わせて選ぶことでよりお得になることも。普段のライフスタイルをイメージしながら選んでみてください。
楽天市場での買い物が多いなら楽天カード
- 年会費無料かつポイント還元率が1％と常に高水準
- 楽天市場ではいつでも3％還元で、ポイントアップ期間は最大17倍になる
- 基本は片面ナンバーレスのため、番号確認の手間がかからない
楽天市場を頻繁に利用している人には、楽天市場がおすすめ。楽天市場での買い物ならいつでも3％還元されます。
さらに、ポイントアップ期間を狙えば最大17％還元に。家具や家電などの大きな買い物をすれば、かなりのポイントが貯まるでしょう。
年会費無料ながら、ポイント還元率が1％と高いのも強みです。常に高水準でポイントが貯まるので、楽天市場をそれほど利用しないという人も有力な候補となるでしょう。
なお、基本は片面ナンバーレスのカードで、2枚目のみ両面ナンバーレスで作成できます。楽天カードをすでに持っている人や、片面ナンバーレスでも問題ない人はぜひ検討してみてください。
楽天カード
- ポイントの解説
-
- 基本のポイント還元率1.0％
- 楽天市場では3.0％のポイント還元率
- 提携店が多くポイントが貯めやすい
- 通常ポイントは有効期限が更新される
- 2枚目のカード発行可能
PayPay・Yahoo!ショッピングユーザーはPayPayカード
- PayPayにチャージできる唯一のクレジットカード
- 基本のポイント還元率が1％と高く、Yahoo!ショッピングでは最大5%還元にアップ
- グッドデザイン賞を受賞したスタイリッシュなデザイン
PayPayやYahoo!ショッピングを使っている人には、PayPayカードがおすすめ。ポイント還元対象外ですが、唯一PayPayにチャージできるクレジットカードです。
Yahoo!ショッピングやLOHACOでは、最大5％還元になるのもうれしい点。日用品からファッション雑貨まで幅広い取り扱いがあるので、ポイントを貯めやすいといえます。
年会費は無料で、基本のポイント還元率は1％と高水準です。本人認証サービスや損害額の補償など、不正利用対策も手厚く、ネットショッピングをしない人にとっても魅力的でしょう。
カードは両面ナンバーレスで、たて型とよこ型の2種類から選べます。黒のシックなデザインは「2022年度グッドデザイン賞」も受賞しており、デザイン重視の人も要注目ですよ。
QUICPayユーザーはセゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カード
- 基本のポイント還元率は0.5％で、QUICPayの加盟店で支払うと最大2%還元
- 永久不滅ポイントのため、利用期限がない
- 両面ナンバーレスと片面ナンバーレスの両方ある
QUICPayユーザーは、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カードを検討しましょう。基本のポイント還元率は0.5％ですが、QUICPayの加盟店で支払うと最大2%還元になるのが魅力です。
QUICPayの加盟店は、コンビニやスーパー、ガソリンスタンドやドラッグストアなど実に多様なので、日常的にポイントを貯めやすいでしょう。貯まるポイントは永久不滅で、期限を気にせず使えます。
年会費は1,100円かかりますが、初年度は無料で2年目以降も前年に1円以上使うだけで無料に。ステータス性の高いアメックスブランドを無料で持てるのは、大きな魅力ですね。
なお、デジタルカードは両面ナンバーレスですが、片面ナンバーレスの通常カードも存在します。どちらもひと目でアメックスとわかるスタイリッシュな見た目で、スマートに使えそうです。
5ナンバーレスカードの使い方は？
ナンバーレスカードの使い方は、通常のクレジットカードとほとんど同じです。
コンビニやスーパーといった実店舗で使うときは、クレジットカード払いであることを伝えて、決済端末を利用したり店員に渡したりするだけでOK。暗証番号の入力やサインを求められることもありますが、この点も通常のカードと変わりありません。
また、通常のクレジットカード同様にスマホのタッチ決済も利用可能です。事前に設定しておけば、タッチするだけでスムーズに支払えます。
ネットショッピングで支払うときは、スマホアプリなどでカード番号を確認して支払情報を入力するだけ。片面ナンバーレスのカードの場合は、カード現物で番号を確認しましょう。
なお、スマホ・パソコンではブラウザ上やショップ内にカード情報を登録しておくこともできます。別のアプリを通す際は機能しないものの、多くのシーンで自動入力できるのは便利です。
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