「ポイント投資」とは、現金の代わりに日々の買い物などで貯まるポイントを利用して投資を行うことです。
ポイント投資の制度を実施している証券会社は多数存在しますが、中でも楽天証券のポイント投資は、幅広い金融商品に対してポイントが活用できる上、人気のNISAにも対応しています。
本記事では、楽天証券のポイント投資のやり方や、メリット・デメリット、NISAでの活用方法などについてわかりやすく解説します。
1楽天証券のポイント投資とは?
楽天証券では、楽天カードを利用したショッピングや、楽天グループのサービスの利用などで貯まる楽天ポイントを、投資に活用することができます。
ポイント投資は、現金0円から始められる投資ということもあり、他の証券会社では、投資対象にできる金融商品が限定的であったり、現金での取引よりも様々な面で制約が設けられたりしていることも多いです。
一方で、楽天証券のポイント投資は、投資対象を「投資信託」、「国内株式(現物)」、「米国株式(現物・円貨)」、「バイナリーオプション」の4種類から選ぶことができる上に、NISAやクレカ積立にも対応しており、非常に使い勝手が良くなっています。
そのため、ポイントを最大限に活用して投資がしたいなら、楽天証券が断然おすすめです。
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2楽天証券のポイント投資|やり方を3ステップで解説
楽天証券のポイント投資のやり方を3ステップで解説します。
- ステップ1|『楽天ポイントコース』を設定する
- ステップ2|ポイント投資先を4種類の取引から選ぶ
- ステップ3|ポイントの利用設定をする
ステップ1|『楽天ポイントコース』を設定する
楽天証券でポイント投資を始めるには、まずは楽天証券に口座を開設し、『楽天ポイントコース』を設定する必要があります。
楽天ポイントコースとは、楽天証券での取引に応じて付与される楽天証券独自のポイントを、楽天グループで幅広く利用できる楽天ポイントへ自動変換するコースです。
楽天ポイントコースは無料で設定することができますが、楽天会員ページとの連携が必要です。
楽天ポイントコースを設定するには、楽天証券公式サイトへログインし、右上の「マイメニュー」から「ポイント設定・SPU」をクリックし、「楽天ポイントコース設定へ」のボタンを押下します。
同意書面が表示されるため、内容を確認して次へ進むと、楽天会員のログイン画面が表示されるため、楽天会員のIDとパスワードを入力してログインします。
再び同意画面が表示されるため、内容を確認して同意し、以降は画面の指示に従って手続きを進めれば、楽天ポイントコースの設定は完了です。
注意点としては、楽天ポイントコースと名称が似ている『楽天証券ポイントコース』があることです。
楽天証券ポイントコースは、楽天証券独自のポイントコースであり、ポイント還元率が低めな上に、投資信託にしかポイント投資を行えません。
ポイントを効率的に貯めたり、投資先のバリエーションを増やしたりするためにも、ポイント投資を始める前に、楽天ポイントコースへ切り替えておくことをおすすめします。
ステップ2|ポイント投資先を4種類の取引から選ぶ
楽天ポイントコースの設定が完了したら、ポイント投資する金融商品を「投資信託」、「国内株式(現物)」、「米国株式(現物・円貨)」、「バイナリーオプション」の中から選びましょう。
投資初心者の方には、投資のプロに運用を任せられ、NISA口座でも購入できる投資信託がおすすめです。
すでに投資に慣れていて、購入する株式を自分で選びたいという方は、国内株式を投資対象とするのも良いでしょう。
また、米国株式、バイナリーオプションは上級者向けの金融商品ですが、これらにポイント投資ができる証券会社は、楽天証券以外にはほとんどありません。
そのため、米国株式やバイナリーオプションへのポイント投資が目的の方は、こちらを選択しましょう。
ステップ3|ポイントの利用設定をする
投資対象とする金融商品が決まったら、購入したい銘柄を選択し、ポイントの利用設定を行うことで、ポイント投資を始められます。
投資信託の場合、購入したい銘柄を選んだら、「ポイント利用」の項目に利用したいポイント数を入力し、注文を行えばOKです。
国内株式と米国株式については、楽天証券公式サイトログイン後の上部メニューから「ポイント>ポイント設定」と遷移し、ポイント設定をあらかじめ「利用する」に設定してから取引を開始してください。
バイナリーオプションの場合には、購入前に「すべての楽天ポイントを使う」というチェックボックスを選択してから購入ボタンを押すことで、ポイントで取引することができます。
3楽天証券のポイント投資の3つのメリット
楽天証券のポイント投資のメリットを3つ解説します。
- 現金を使わずに投資ができる
- ポイント投資の利用で楽天市場のポイント還元率アップ
- 投信積立でクレカ積立とポイント投資の併用も可能
現金を使わずに投資ができる
ポイント投資なら、現金を使わずに気軽に投資が始められます。
投資が気になってはいるものの、「失敗するのが怖い」という方や「元手がなくて始められない」という方は多いのではないでしょうか。
そんな方は、まずはポイントを利用して投資を体験することで、投資に慣れることができます。もし損失を出したとしても、失うのはポイントのみのため、懐が痛みません。
投資に慣れてきて、より多くの資金を運用したくなった場合には、現金とポイントを組み合わせて利用することも可能です。
ポイント投資の利用で楽天市場のポイント還元率アップ
楽天証券でポイント投資を行うことで、楽天市場で買い物をする際のポイント還元率がアップする『SPU(スーパーポイントアップ)』の対象になれます。
以下の3つの条件を達成すれば、SPUが適用されます。
- 楽天ポイントコースを設定する
- 楽天銀行口座と楽天証券口座の「マネーブリッジ」を設定する
- ポイントと現金をあわせて3万円分以上ポイント投資する
マネーブリッジとは、楽天銀行と楽天証券の口座を連携し、資産の移動をスムーズに行えるようにするシステムです。
マネーブリッジを設定すれば、証券口座で入出金が必要となった際に、銀行口座へログインする手間を省ける上、楽天銀行口座に優遇金利も受けられます。
楽天ポイントコースとマネーブリッジの設定が完了すれば、あとは月3万円分以上のポイント投資を行うことで、自動的にSPUが適用されるようになります。
月3万円以上投信積立をしている人は、毎月1ポイントだけでもポイントから捻出するように設定するだけで、簡単にSPUの対象になることができるため、とりあえず設定しておくのもおすすめです。
簡単な設定だけで、楽天市場で買い物する際のポイント還元率が一気に1.5倍にアップします。
投信積立でクレカ積立とポイント投資の併用も可能
楽天証券では、投信積立をする際に便利なクレカ積立と、ポイント投資を併用することができます。
クレカ積立とは、投資信託の積立をクレジットカードで決済できるサービスで、楽天証券では、楽天カードを決済に利用可能です。新NISAのつみたて投資枠にも対応しています。
他の証券会社では、クレカ積立の決済にポイントを利用できない場合も多いですが、楽天証券では、クレカ積立でもポイントの利用や現金との併用が可能なため、「毎月の積立金額3万円のうち、1000円分をポイントから支払う」といった使い方が可能です。
このように、楽天証券はポイント投資の使い勝手が非常に良い証券会社であるため、普段の生活でポイントをあまり積極的に利用しない方でも、ポイントの使い道に困ることがありません。
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4楽天証券のポイント投資のデメリット
楽天証券のポイント投資のデメリットについて解説します。
メリット・デメリットを考慮して、楽天証券のポイント投資を利用するか判断しましょう。
- 期間限定ポイントはポイント投資に使えない
- 利用できるポイント数には上限がある
期間限定ポイントはポイント投資に使えない
楽天証券のポイント投資には、SPUで獲得したポイントなどの、期間限定ポイントは利用できないというデメリットがあります。
楽天カードを利用したショッピングや、楽天グループのサービスの利用などで貯まる楽天ポイントには、大きく分けて「通常ポイント」と「期間限定ポイント」の2種類があります。
ポイント投資に利用できるのは、利用制限のない通常ポイントです。主にキャンペーンや会員特典などで貯まる期間限定ポイントは、利用することができません。
とはいえ、期間限定ポイントの方も、楽天市場での買い物や、楽天ペイでの支払いなどに利用することができるため、これらで活用していけば問題ありません。
利用できるポイント数には上限がある
ダイヤモンド会員の利用上限 | ダイヤモンド会員以外の利用上限 | |
投資信託(スポット購入) | 50万ポイント/1注文 50万ポイント/月間 |
3万ポイント/1注文 10万ポイント/月間 |
投資信託(積立注文) | 50万ポイント/1日 50万ポイント/月間 |
3万ポイント/1日 10万ポイント/月間 |
国内株式(現物) | 50万ポイント/1日 50万ポイント/月間 |
3万ポイント/1日 10万ポイント/月間 |
米国株式(円貨決済) | 50万ポイント/1日 50万ポイント/月間 |
3万ポイント/1日 10万ポイント/月間 |
バイナリーオプション | 50万ポイント/1日 50万ポイント/月間 |
3万ポイント/1日 10万ポイント/月間 |
※ダイヤモンド会員:過去6か月に4000ポイントかつ30回以上のポイント獲得をした上で、楽天カードを保有する楽天会員
『楽天ポイントコース』では、表のように、ポイント投資で利用できるポイント数に上限が定められています。
とはいえ、上限はかなり高めに設定されており、ダイヤモンド会員以外であっても、どの金融商品でも月10万ポイントまではポイント投資をすることが可能です。
『楽天証券ポイントコース』の場合は、利用できるポイント数に上限がないものの、投資信託のみしかポイント投資ができない上に、ポイント還元率も悪くなってしまいます。
そのため、基本的には楽天ポイントコースを設定し、利用上限以上のポイント投資をしたい場合には、現金で決済するという使い方がおすすめです。
5楽天証券のポイント投資はNISAでも使える?
楽天証券のポイント投資は、楽天証券にNISA口座を開設していれば、NISAでも利用することができます。
NISAで利用可能なのは、ポイント投資ができる4つの金融商品のうち「投資信託」、「国内株式(現物)」、「米国株式(現物・円貨)」です。
投資信託はNISAつみたて投資枠・成長投資枠の両方で購入でき、国内株式と米国株式はNISA成長投資枠でのみ購入可能です。
NISAでポイント投資を活用してみたいなら、まずはNISAつみたて投資枠の決済料金の一部を、ポイントから支払うように設定するところから始めてみるのがおすすめです。
NISAつみたて投資枠でポイントを活用するためには、購入したい銘柄を選び、「ポイント利用設定」を「利用する」に設定して注文を行えばOKです。
NISA口座でも、現金とポイントをあわせて月3万円以上利用すれば『SPU』の対象となり、楽天市場でお得に買い物ができるため、1ポイントでも楽天ポイントから支払う設定にしておくと良いでしょう。
楽天証券なら、ポイントと現金を組み合わせて少額からでも投資ができます。
まだ投資をやったことがないという方も、まずは楽天証券に口座開設し、ポイント投資から投資を始めてみませんか。
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MeChoice編集部
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