
クレジットカード2枚の選び方完全ガイド!最強の組み合わせ5パターンと使い分け術
「クレジットカードを2枚持ちたいけど、どの組み合わせが自分に合っているかわからない…」 「もっと効率的にポイントを貯めたり、お得にサービスを利用したりしたい」 このようなお悩みはありませんか?
この記事を読めば、あなたのライフスタイルに最適なクレジットカード2枚の組み合わせと、その賢い使い分け術がわかります。
あなたに合う最強の組み合わせ
2枚持ちのメリットと選び方の要点
知っておくべき注意点と管理方法
についてご紹介します。自分にぴったりのカードを比較検討し、より豊かなキャッシュレス生活を実現しましょう。
1クレジットカード2枚持ちの最強組み合わせ5パターン
クレジットカード2枚持ちの組み合わせは、あなたのライフスタイルや買い物の仕方によって最適解が変わります。年会費、ポイント還元率、国際ブランド、付帯特典の4つの要素を総合的に考えて、自分の利用シーンに最も合う組み合わせを見つけることが大切です。
1-1【最強組み合わせ1】楽天カード×三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)

キャッシュレス時代のスタンダード
公式サイトで申し込む- 年会費永年無料
- 毎日のお買物でポイントが貯まる
- ナンバーレスで安心安全
- 対象のコンビニ・飲食店でタッチ決済をするとおトク
楽天市場での買い物が多い方と、コンビニや特定の飲食店をよく利用する方にとって、とてもバランスの良い組み合わせです。
楽天カードは、楽天市場での買い物で高いポイント還元率を誇り、楽天経済圏のサービスを利用するほどお得になります。普段の買い物でも基本的な還元率が高いため、メインカードとして活躍します。
一方、三井住友カード(NL)は、対象のコンビニや飲食店でスマートフォンによるタッチ決済を利用すると、とても高い還元率が適用されるのが最大の強みです。
この2枚を使い分けることで、ネットショッピングから日常の細かな支払いまで、効率的にポイントを獲得できます。どちらも年会費が永年無料であるため、コストをかけずに始められる点も大きな魅力です。
1-2【最強組み合わせ2】JCBカード W×エポスカード
JCB カード W

ナンバーレスなら最短5分(※)でカード番号発行
公式サイトで申し込む- 年会費無料
- 他のJCBカードと比較するとポイント2倍
- ナンバーレスか表面ナンバーレスを選べる
- Amazonやスターバックスカードへのチャージでお得にポイントが貯まる
※ 9:00AM~8:00PMでお申し込み。(受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱い)
※ 顔写真付き本人確認書類による本人確認。(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)
※モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPをご確認ください。
ポイント還元による実利と、優待特典による割引の両方を重視したい方におすすめの組み合わせです。
JCBカード Wは、年会費無料でありながら基本のポイント還元率が高く、特にAmazonやスターバックスなどの提携店でさらに還元率がアップします。日々の支払いをこのカードに集約することで、着実にポイントを貯めることが可能です。
対してエポスカードは、ポイント還元率は標準的ですが、全国10,000店舗以上の飲食店やレジャー施設、カラオケなどで割引や優待を受けられるのが大きな特徴です。
JCBカード Wでポイントを貯めつつ、エポスカードの優待で日々の出費を直接的に抑えるという、二つの異なるアプローチで家計に貢献できる組み合わせと言えるでしょう。
1-3【最強組み合わせ3】リクルートカード×イオンカードセレクト
リクルートカード

常時1.2%の高還元率なクレジットカード
公式サイトで申し込む- 年会無料
- 常時ポイント還元率1.2%
- 国際ブランドはVisaとMastercardとJCBの3種類
- ポンパレモールなどで最大4.2%還元
- 最大2000万円補償の海外旅行傷害保険と、最大1000万円補償の国内旅行傷害保険が付帯
イオンカードセレクト
- クレジットカード・キャッシュカード・WAONが一体型になったクレジットカード
- イオングループ対象店でポイントが基本の2倍貯まる(基本は200円につき1ポイント)
- 毎月20日・30日のお客様感謝デーで買い物代金5%OFF
- 公共料金の支払いや、給与振り込み口座に指定でポイント付与
日常のあらゆる支払いで高い還元率を確保しつつ、特定のスーパーでの特典を最大限に活用したい方に最適な組み合わせです。
リクルートカードは、年会費無料でありながら基本のポイント還元率がとても高い水準にあるのが最大の魅力です。特定の店舗に限らず、どこで利用しても効率的にポイントが貯まるため、メインカードとしてとても優秀です。貯まったポイントはリクルート系のサービス(じゃらん、ホットペッパーなど)で利用できます。
イオンカードセレクトは、イオングループの店舗での利用に特化したカードです。毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」での買い物代金割引など、イオングループをよく利用する方にとっては欠かせない特典が多数付帯しています。
普段の支払いはリクルートカード、イオンでの買い物はイオンカードセレクトと使い分けることで、ポイント獲得の機会を逃しません。
1-4【最強組み合わせ4】dカード×PayPayカード
dカード

年会費永年無料のおトクな一枚
詳細をみる- いつでも、どこでもショッピングのご利用で1%ポイント還元
- 対象のケータイ料金をdカードでの支払いで割引
- d払いの支払い方法をdカードに設定&d払い利用でおトク
- 電子マネー「iD」搭載
携帯キャリアの経済圏と、コード決済の経済圏を両立させたい方向けの組み合わせです。
dカードは、ドコモユーザーであれば携帯料金の支払いでポイントが貯まりやすく、dポイント加盟店や特約店での利用で高い還元を受けられます。ドコモのサービスを多用する方にとってはメインカードとして最適です。
一方、PayPayカードは、コード決済サービス「PayPay」との連携が強みです。PayPay残高へのチャージが可能な唯一のカードであり、PayPayステップの条件を達成することで還元率が向上します。
この2枚を持つことで、dポイント経済圏とPayPay経済圏の双方で効率的にポイントを貯めることが可能になります。自分の利用頻度が高い経済圏のカードをメインに据え、もう一方をサブとして活用するのが賢明です。
1-5【最強組み合わせ5】ライフカード×セゾンカードインターナショナル
ライフカード

業界最高水準のポイントプログラム
公式サイトで申し込む- 年会費無料
- 入会後1年間はポイント1.5倍
- 誕生月のご利用はポイント3倍
- ポイントがたまりやすいステージ制(利用額に応じてポイントは最大2倍)
- 会員限定ショッピングモールサイト「L-Mall」の利用でポイント最大25倍
- Webで簡単にポイント交換
特定のタイミングでの集中利用と、ポイントの長期的な管理を両立させたい方に適した組み合わせです。
ライフカードの最大の特徴は、誕生月のポイント還元率が大幅にアップする点です。高額な買い物や旅行の予約などを誕生月に集中させることで、効率的にポイントを獲得できます。年会費も無料なので、誕生日月専用のサブカードとして保有する価値があります。
セゾンカードインターナショナルは、貯まるポイントが「永久不滅ポイント」であることが最大の利点です。有効期限がないため、ポイントの失効を気にすることなく、じっくりと貯めて大きな買い物や豪華な商品と交換することが可能です。
普段の支払いはセゾンカードで着実にポイントを貯め、誕生月にはライフカードで一気にポイントを獲得するという、計画的な使い分けが有効です。
2クレジットカード2枚持ちのメリット6つ
クレジットカードを2枚持つことは、単に支払い手段が増えるだけでなく、経済的な利益の最大化、利便性の向上、そして予期せぬ事態へのリスク分散という、多岐にわたるメリットをもたらします。計画的に組み合わせることで、キャッシュレス生活の質を大きく向上させることが可能です。
2-1【メリット1】国際ブランドの使い分けでどこでも決済可能
異なる国際ブランドのカードを保有することで、決済できる店舗の範囲が格段に広がります。 例えば、国内ではJCBが強い一方、海外ではVisaやMastercardの加盟店網が圧倒的です。
国内・海外での対応力強化: Visa/Mastercardのいずれか1枚と、JCBやAmerican Expressなどもう1枚を組み合わせるのが基本戦略です。
加盟店の補完: 片方のブランドが使えない店舗でも、もう片方のカードで支払えるため、決済機会を逃しません。
特に海外旅行や出張が多い方にとって、複数の国際ブランドを準備しておくことは、安心して買い物や食事を楽しむための必須条件と言えるでしょう。
2-2【メリット2】ポイント還元率の最適化で節約効果アップ
各クレジットカードには、特定の店舗やサービスでポイント還元率が優遇される「得意分野」があります。2枚のカードを使い分けることで、常に最も有利な条件でポイントを獲得し、実質的な節約につなげることが可能です。
例えば、以下のような使い分けが考えられます。
カードA: 楽天市場での還元率が高い
カードB: コンビニやスーパーでの還元率が高い
この場合、ネットショッピングではカードAを、日常の買い物ではカードBを利用することで、全体のポイント獲得効率を最大化できます。1枚のカードだけを使い続けるよりも、年間で獲得できるポイントに大きな差が生まれるでしょう。
2-3【メリット3】利用限度額の実質的な拡大
クレジットカードを2枚持つことで、利用できる金額の上限が実質的に拡大します。 注意点として、2枚のカードの利用限度額が単純に合算されるわけではありません。特に同じカード会社の場合は、より高い方の限度額が共通の枠となることが一般的です。
しかし、異なるカード会社であれば、それぞれのカードに設定された限度額まで利用できるため、高額な買い物や出費が重なる際に柔軟に対応できます。
高額な決済への対応: 家具や家電の購入、海外旅行費用など、一時的に大きな出費が必要な場面で安心です。
限度額超過のリスク回避: 1枚のカードが限度額に達してしまっても、もう1枚のカードで支払いを続けられます。
これにより、資金計画に余裕が生まれ、突発的な支出にも対応しやすくなります。
2-4【メリット4】特典・優待サービスの幅広い活用
クレジットカードには、ポイント還元以外にも多種多様な特典や優待サービスが付帯しています。2枚のカードを組み合わせることで、これらの恩恵を二重に受けることができ、生活の様々な場面でメリットを享受できます。
旅行関連: 空港ラウンジの無料利用、手荷物宅配サービスなど
エンタメ: 映画館やテーマパークの割引
グルメ: 特定のレストランでの割引や優待コース
保険: ショッピング保険やスマートフォン保険
例えば、旅行保険が手厚いカードと、日常の買い物で割引が受けられるカードを組み合わせることで、旅行時も普段の生活もお得になります。それぞれのカードの特典を把握し、計画的に活用することが重要です。
2-5【メリット5】リスク分散でセキュリティ面も安心
万が一のトラブルに対する備えとして、クレジットカードを2枚持つことはとても有効なリスク管理手法です。 1枚のカードに依存していると、そのカードが使えなくなった場合に決済手段を失ってしまいます。
想定されるトラブル例は以下の通りです。
紛失・盗難: 1枚を紛失しても、もう1枚で当座をしのぐことができる。
磁気不良・ICチップ破損: 物理的な故障でカードが読み取れなくても、別のカードで決済可能。
不正利用の疑いによる利用停止: カード会社によって一時的に利用停止されても、他のカードで支払える。
システム障害: 特定のカード会社のシステムに障害が発生しても影響を受けない。
このように、予備のカードがあるという安心感は、日々のキャッシュレス決済をより快適なものにします。
2-6【メリット6】海外旅行保険の補償額合算で手厚い保障
海外旅行や出張の際に大きな安心材料となるのが、クレジットカードに付帯する海外旅行傷害保険です。 複数のカードに保険が付帯している場合、その補償内容を強化することができます。
具体的には、病気やケガの治療費用、賠償責任、携行品損害などの補償項目において、それぞれのカードの補償額を合算することが可能です。
ただし、死亡・後遺障害の補償額については合算されず、保有するカードの中で最も高い金額が上限となる点には注意が必要です。
保険を手厚くするために別途旅行保険に加入する方もいますが、補償が充実したカードを複数枚持つことで、追加の費用をかけずに十分な備えをすることも可能になります。
3クレジットカード2枚目の選び方7つのポイント
2枚目のクレジットカード選びは、単にカードを増やすのではなく、1枚目との相乗効果を最大化させることが目的です。1枚目のカードの特性を分析し、その弱点を的確に補完できるカードを見極める戦略的な視点が求められます。
3-1【選び方ポイント1】1枚目と異なる国際ブランドを選ぶ
決済の機会損失を防ぐため、1枚目とは異なる国際ブランドのカードを選ぶことは、2枚持ちの基本戦略です。 世界的に加盟店網が広いVisaまたはMastercardを1枚目に持っている場合、2枚目には国内の優待や独自のサービスが豊富なJCBやAmerican Expressを選ぶと、バランスの取れた組み合わせになります。
1枚目のブランド | 2枚目の推奨ブランド例 | 期待できる効果 |
---|---|---|
Visa / Mastercard | JCB / American Express | 国内外での決済網羅性の向上、独自の特典活用 |
JCB / American Express | Visa / Mastercard | 海外での決済不安の解消、汎用性の確保 |
これにより、国内・海外を問わず、ほとんどの加盟店でクレジットカード決済が可能となり、利便性が飛躍的に向上します。
3-2【選び方ポイント2】メインカードの弱点を補完する特典重視
2枚目のカードは、メインカードに欠けている特典やサービスを補う役割を担わせることが重要です。 まず、現在保有しているメインカードの長所と短所を洗い出してみましょう。
例えば、メインカードが「ポイント還元率は高いが、旅行保険が付帯していない」という場合、2枚目には「年会費無料で海外旅行傷害保険が自動付帯するカード」を選ぶのが効果的です。
逆に、メインカードが「旅行関連の特典は充実しているが、日常の買い物での還元率が低い」のであれば、2枚目には「特定のスーパーやコンビニで高還元率のカード」を選ぶと、全体の利便性が向上します。 このように、2枚のカードで互いの弱点を補い合うことで、死角のない「最強の布陣」を築くことができます。
3-3【選び方ポイント3】年会費とのバランスを考慮した費用対効果
クレジットカードを2枚持つ場合、年会費の総額が家計の負担にならないよう注意が必要です。 2枚のカードの年会費の合計と、それによって得られるメリット(ポイント還元、割引、各種サービス)を天秤にかけ、費用対効果を慎重に見極めましょう。
一般的には、利用頻度の低いサブカードは年会費無料のものを選ぶのが賢明です。年会費有料のカードを選ぶ場合は、その年会費を上回る価値を確実に得られるかどうかが判断基準となります。
例えば、「年会費はかかるが、年に数回利用する空港ラウンジが無料で使える」「年会費以上のポイントが継続特典でもらえる」といった具体的なメリットがあるかどうかを確認しましょう。無計画に年会費有料のカードを増やすことは避けるべきです。
3-4【選び方ポイント4】よく利用する店舗・サービスでの還元率
自分の消費行動を分析し、最も利用頻度の高い店舗やサービスで最大のメリットが得られるカードを選ぶことは、賢いカード選びの要です。
スーパー・コンビニ: 毎日利用する店舗でポイント還元率が高いカードは、着実にポイントが貯まります。
ECサイト: Amazonや楽天市場など、特定のECサイトで還元率がアップするカードは、ネットショッピングが多い方には必須です。
交通機関: 通勤や出張で特定の鉄道会社や航空会社をよく利用する場合、関連するカードを持つことでマイルやポイントが効率的に貯まります。
メインカードでカバーしきれていない領域で高還元率を実現できるカードをサブとして加えることで、ポイント獲得の機会を大きく広げることができます。
3-5【選び方ポイント5】海外旅行保険の自動付帯条件をチェック
海外旅行や出張の機会がある方は、2枚目のカードで旅行保険を強化するのが有効です。 クレジットカードに付帯する海外旅行傷害保険には、「自動付帯」と「利用付帯」の2種類があります。
自動付帯: カードを保有しているだけで保険が適用されます。
利用付帯: 旅行代金(ツアー料金や航空券など)をそのカードで支払うことで、初めて保険が適用されます。
メインカードの保険が利用付帯である場合、サブカードに自動付帯の保険を持つことで、決済に利用しなくても補償を受けられるようになり、安心感が増します。また、前述の通り、死亡・後遺障害以外の補償項目は複数のカードで合算できるため、補償を手厚くすることが可能です。申し込み前に保険の適用条件を必ず確認しましょう。
3-6【選び方ポイント6】審査難易度と発行スピードの確認
2枚目のカードを選ぶ際には、現実的な観点から審査の難易度も考慮に入れる必要があります。 一般的に、カードのステータス(一般、ゴールド、プラチナ)が上がるほど審査は厳しくなる傾向にあります。また、発行会社(銀行系、信販系、流通系など)によっても審査基準は異なります。
自分の現在の収入や信用情報(クレヒス)を客観的に評価し、無理なく発行できそうなカードを選ぶことが重要です。
また、急な海外出張などでカードがすぐに必要な場合は、即日発行やデジタルカードに対応しているカードが選択肢となります。申し込みから受け取りまでの期間も、カード選びの重要な要素の一つです。
3-7【選び方ポイント7】管理しやすい引き落とし口座の統一
支出管理の煩雑さを避けるため、可能であれば2枚のクレジットカードの引き落とし口座を一つにまとめることを推奨します。 口座を統一することで、以下のようなメリットがあります。
残高管理の簡素化: 毎月の引き落とし日に向けて、一つの口座の残高を管理するだけで済みます。
支出の全体像の把握: 通帳やネットバンキングの履歴を見るだけで、カード利用額の合計を把握しやすくなります。
カード会社によっては指定できる金融機関に制限がある場合や、そもそも別の口座を設定したい場合(生活費用と趣味用で分けるなど)は、申し込み前に引き落とし口座として設定可能な金融機関を確認しておきましょう。
4クレジットカード2枚の効果的な使い分け方法4つ
クレジットカードを2枚持つメリットを最大限に引き出すには、場当たり的に使うのではなく、明確なルールに基づいた使い分けが不可欠です。自分のライフスタイルに合わせて最適な使い分け方法を確立することで、ポイント獲得の効率化や家計管理の精度向上につながります。
4-1【使い分け方法1】固定費用と変動費用での役割分担
家計管理の観点からとても有効なのが、支出の性質によってカードを使い分ける方法です。
固定費用(メインカード): 家賃、水道光熱費、通信費、保険料など、毎月決まって発生する支出。これらはポイント還元率の高いメインカードに集約することで、自動的にポイントが貯まる仕組みを構築できます。
変動費用(サブカード): 食費、交際費、趣味、娯楽費など、月によって変動する支出。こちらは特定の店舗での割引や優待が豊富なサブカードを利用することで、直接的な節約効果を狙います。
この方法により、利用明細を見るだけで固定費と変動費の内訳が明確になり、家計の見直しが容易になります。
4-2【使い分け方法2】オンライン決済と実店舗決済での使い分け
購入場所によってカードを使い分けるのも効果的な戦略です。
オンライン決済用カード: Amazonや楽天市場など、特定のECサイトでポイント還元率が大幅にアップするカードを割り当てます。ネットショッピングの利用が多い方は、この使い分けで多くのポイントを獲得できます。
実店舗決済用カード: スーパーやコンビニ、ドラッグストアなど、日常的に利用する実店舗での還元率が高いカードや、タッチ決済で特典があるカードを利用します。また、商業施設が発行するカードであれば、駐車料金の割引などが受けられる場合もあります。
このように決済の場に応じて最適なカードを選択することで、ポイントの取りこぼしを防ぎます。
4-3【使い分け方法3】国内利用と海外利用での使い分け
旅行や出張の頻度が高い方には、利用する国や地域によってカードを使い分ける方法が推奨されます。
国内利用カード: JCBブランドなど、国内の優待サービスや特典が充実しているカードが適しています。きめ細やかなサポートや、国内旅行保険の付帯も魅力です。
海外利用カード: VisaやMastercardなど、世界的に加盟店網が広く、どこでも安心して利用できる国際ブランドのカードが必須です。海外での利用でポイント還元率がアップするカードや、海外旅行傷害保険が手厚いカードを選ぶとさらに良いでしょう。
この使い分けにより、それぞれの地域で最も恩恵の大きいサービスを受けつつ、決済の安定性を確保することができます。
4-4【使い分け方法4】ポイント還元率の高い場面での使い分け
支払いを行う都度、最もポイント還元率が高くなるカードを選択する方法です。 この方法を実践するには、保有する2枚のカードが、それぞれどの店舗やサービスでポイントアップ対象になるかを正確に把握しておく必要があります。
支払いシーン | 最適なカード |
---|---|
コンビニA | カードA(還元率5%) |
スーパーB | カードB(還元率1.5%) |
ECサイトC | カードA(還元率3%) |
公共料金 | カードB(還元率1%) |
最初は少し手間かもしれませんが、慣れてくると自然に最適なカードを選べるようになります。この地道な使い分けが、年間で大きなポイント差を生み出すのです。
5クレジットカード2枚持ちの注意点5つ
クレジットカードの2枚持ちは多くのメリットがある一方で、管理の手間やコストが増加するという側面も持ち合わせています。これらの注意点を事前に理解し、計画的に運用しなければ、かえって損をしてしまう可能性もあります。メリットを最大限に活かすためにも、以下の点に留意しましょう。
5-1【注意点1】年会費の総額が家計を圧迫しないか確認
2枚のクレジットカードの年会費を合計した金額が、自分の家計にとって妥当なコストであるかを確認することはとても重要です。 特に、利用頻度が低いサブカードに高額な年会費がかかっていると、費用対効果が悪化しやすくなります。
コストの可視化: まずは2枚の年会費の合計額を明確に把握しましょう。
メリットとの比較: 年会費を支払うことで得られる特典(ポイント、割引、保険など)の価値が、年会費を上回っているかを冷静に判断します。
もしメリットが年会費に見合わないと感じる場合は、年会費無料のカードへの切り替えや、1枚に集約することも検討すべきです。なんとなく持ち続けるのではなく、定期的な見直しを心がけましょう。
5-2【注意点2】ポイントの有効期限切れを防ぐ管理体制
支払いが2枚のカードに分散することで、1枚あたりのポイント獲得ペースが遅くなり、有効期限内にポイントを使いきれずに失効させてしまうリスクが高まります。 せっかく貯めたポイントを無駄にしないためには、管理体制を整えることが不可欠です。
有効期限の把握: 各カードのポイントの有効期限を正確に把握し、リマインダーを設定するなどの対策を取りましょう。
ポイント管理アプリの活用: 複数のポイントを一元管理できるアプリを利用すると、管理が容易になります。
有効期限のないカードの選択: サブカードには、セゾンカードの「永久不滅ポイント」のように、有効期限のないポイントが貯まるカードを選ぶのも有効な対策です。
5-3【注意点3】利用明細の確認漏れによる不正利用リスク
管理するカードが増えると、それぞれの利用明細をこまめに確認する手間が増え、つい確認を怠りがちになります。 この確認漏れは、身に覚えのない請求、すなわち不正利用の発見を遅らせる大きなリスク要因となります。
多くのカード会社では、不正利用に対する補償期間を「届出から60日前まで」などと定めているため、発見が遅れると補償を受けられなくなる可能性があります。
対策として、カード会社の公式アプリをスマートフォンに導入し、利用通知サービスを設定することを強く推奨します。これにより、カードが利用されるたびに通知が届くため、不審な決済に即座に気づくことができます。
5-4【注意点4】同時申し込みによる審査への悪影響
「2枚持ちを始めよう」と考え、短期間に複数のクレジットカードへ同時に申し込むことは避けるべきです。 クレジットカードの申し込み履歴は、信用情報機関に6ヶ月間記録されます。カード会社は審査の際にこの情報を照会するため、短期間に申し込みが集中していると、「お金に困っているのではないか」「キャンペーン目的の入退会を繰り返す利用者ではないか」といった懸念を抱かれ、審査に不利に働く可能性があります。これは俗に「申し込みブラック」と呼ばれる状態です。
2枚目のカードを申し込む際は、1枚目のカードを発行してから少なくとも6ヶ月以上の期間を空けることを推奨します。焦らず、計画的に申し込みを行いましょう。
5-5【注意点5】解約時期の見極めとタイミング
2枚持ちを続ける中で、ライフスタイルの変化により不要になったカードを解約する際には、いくつかの点に注意が必要です。
年会費の発生タイミング: 年会費が請求される直前に解約すると、1年分の年会費が無駄になることがあります。年会費の締め日や引き落とし日を確認し、その前に手続きを完了させましょう。
貯まったポイントの失効: 解約すると、そのカードで貯めたポイントは基本的にすべて失効します。解約前にポイントを使い切るか、他社ポイントなどに交換しておく必要があります。
公共料金などの支払い設定: 解約するカードで公共料金やサブスクリプションサービスの支払い設定をしている場合、事前に別のカードへの変更手続きを済ませておかないと、支払いが滞る原因となります。
解約は計画的に、関連する手続きをすべて終えてから行うようにしましょう。
6まとめ
本記事では、クレジットカードを2枚持つ際の最適な組み合わせから、そのメリット、選び方のポイント、そして注意点までを網羅的に解説しました。
クレジットカードの2枚持ちは、計画的に行うことで経済的なメリットを最大化し、利便性を向上させ、予期せぬトラブルへのリスクを分散するとても有効な手段です。
要点をまとめると以下の通りです。
メリット: 国際ブランドの補完、ポイント還元の最適化、特典の多様化、リスク分散が可能。
選び方: 1枚目の弱点を補完するカードを選び、年会費と特典のバランスを考慮する。
使い分け: 固定費と変動費、オンラインと実店舗など、明確なルールを設けることが効果的。
注意点: 年会費の負担、ポイント管理、不正利用リスク、申し込みのタイミングに留意する。
この記事を参考に、ご自身のライフスタイルを振り返り、あなたにとっての「最強の2枚」を見つけて、より賢く豊かなキャッシュレス生活を実現してください。
7よくある質問
7-1クレジットカード2枚目は同じ会社で作っても大丈夫?
はい、同じカード会社で2枚目のクレジットカードを発行することは可能です。
ただし、一般的に全く同じ券種のカードを2枚持つことはできず、異なる種類や国際ブランドのカードを選ぶ必要があります。
同じ会社で揃えると、ポイントが合算できたり、利用明細の管理がしやすくなったりする利点があります。
7-2クレジットカード2枚を同じ口座から引き落としできる?
はい、多くの場合、複数のクレジットカードの引き落とし口座を同一の金融機関口座に設定することは可能です。
これにより、支出管理が一元化され、口座残高の確認が容易になります。
ただし、カード会社や券種によっては一部対応していない金融機関もあるため、申し込み前に公式サイトなどで確認することを推奨します。
7-3クレジットカード2枚持ちで審査に通りやすくするコツは?
審査通過の可能性を高めるには、まず短期間に複数枚のカードを申し込む「多重申し込み」を避けることが重要です。
申し込み情報は信用情報機関に6ヶ月間記録されるため、期間を空けて申し込むのが賢明です。
また、申し込み時にキャッシング枠を0円に設定することも、審査のハードルを下げる有効な手段となります。
7-4クレジットカード2枚の利用限度額はどうなる?
クレジットカード2枚の利用限度額は、単純に合算されるわけではありません。
同じカード会社の場合、より高い方の限度額が2枚合わせた利用枠の上限となるのが一般的です。
異なるカード会社の場合は、それぞれのカードに設定された利用限度額の範囲内で利用できますが、個人の総与信枠を超えないように調整されることがあります。
7-5学生でもクレジットカード2枚持ちは可能?
はい、学生の方でもクレジットカードを2枚持つことは可能です。
多くのカード会社が学生向けのカードを発行しており、審査基準も社会人とは異なります。
年会費が無料で、学生生活に役立つ特典(特定の店舗でのポイントアップなど)が付帯するカードを組み合わせることで、お得に活用できます。

MeChoice編集部
