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【2026年2月】「利回り2%台」が射程圏内へ!個人向け社債が起債ラッシュ、東急不・光通信・三菱HCCの発行条件を徹底比較

Andrii Yalanskyi/Shutterstock.com

【2026年2月】「利回り2%台」が射程圏内へ!個人向け社債が起債ラッシュ、東急不・光通信・三菱HCCの発行条件を徹底比較

地方債・JICA債を逃した資金の「次なる受け皿」は?発行予定の3銘柄をチェック

完売した銘柄を追うのではなく、これからのチャンスを先回りしましょう。

現在、発行が予定されている3銘柄の社債をご紹介します。

東急不動産ホールディングス(第33回無担保社債)

詳細

年限

5年

発行額

100億円

利率(仮条件)

1.800% ~ 2.400%(税引き前)

申込単位

10万円、10万円単位

格付け

A+(JCR)

条件決定日

2026年2月25日

募集期間

2026年2月26日 10:00 ~ 3月11日 14:00

発行日

2026年3月12日

利払い日

3月12日、9月12日

初回利払い日

2026年9月12日

引受会社

三菱UFJモルガン・スタンレー証券/SBI証券/野村證券/大和証券/みずほ証券

東急不動産ホールディングスの5年債は、仮条件の上限が2.400%に設定されており、もしレンジの上限近辺で条件決定すれば、完売した地方債(約2.38%)に匹敵する利回りが期待できます。

今回は「グリーンボンド」として発行され、資金は環境性能の高いビル建設などに充てられます。

注目すべきは「購入特典」の内容です。

100万円以上の購入が条件となりますが、内容は非常に豪華です。

特典1:ホテルハーヴェスト宿泊優待券

購入金額に応じて、人気の会員制リゾート「ホテルハーヴェスト」に宿泊できる優待券(※)がもらえます。

  • 100万円購入: 1枚

  • 500万円購入: 2枚

  • 1,000万円以上: 5枚

※ 有効期限は2026年12月末まで

特典2:東急こすもす会 入会権利

100万円以上の購入者全員が、東急グループの優待サービスを受けられる「東急こすもす会」に入会できます

  • ビックカメラ: 3%割引

  • ハンズ: 5%割引

  • JTB: トラベルポイント3倍

  • イベント招待: 過去には「ジーコ氏のトークショー」や「ロブションの晩餐会」などが開催されました

インカムゲインと優待の双方を享受したい人は検討してみてはいかがでしょうか。

光通信(第55回無担保社債)

詳細

年限

4年

発行額

910億円

利率(仮条件)

2.30% ~ 2.90%(税引き前)

申込単位

50万円以上、50万円単位

格付け

A(R&I)/A+(JCR)

条件決定日

2026年2月27日

募集期間

2026年3月2日 10:00 ~ 3月11日 14:00

発行日

2026年3月12日

利払い日

3月12日、9月12日

初回利払い日

2026年9月12日

引受会社

みずほ証券/SBI証券/大和証券/SMBC日興証券/東海東京証券/野村證券/楽天証券

多くの社債が5年債として発行されるなか、光通信債は「4年」と1年短い年限設定が光ります。

「5年のあいだ資金を拘束されるのは長い」と感じる投資家にとって、償還が1年早い点は購入しやすいポイントになります。格付けもR&IとJCRからそれぞれシングルA格をしっかり取得しており、一定の信用力があります。

三菱HCキャピタル(第24回無担保社債)

詳細

年限

5年

発行額

200億円

利率(仮条件)

1.800% ~ 2.400%(税引き前)

申込単位

100万円以上、100万円単位

格付け

AA(R&I/JCR)

条件決定日

2026年2月27日

募集期間

2026年3月2日 0:00 ~ 3月11日 14:00

発行日

2026年3月12日

利払い日

3月12日、9月12日

初回利払い日

2026年9月12日

引受会社

三菱UFJモルガン・スタンレー証券/大和証券/みずほ証券/SMBC証券/野村證券/東海東京証券/岡三証券

三菱HCキャピタル債の最大の強みは、「AA(ダブルエー)」という高い格付けにあります。 光通信や東急不動産HD(シングルA)と比較すれば、利回りはやや控えめになる公算が高いですが、その分、信用リスク(倒産リスク)は相対的に低く抑えられています。

「地方債を買いたかったが間に合わなかった」「でもいきなりリスクの高い社債に手を出すのはためらわれる」という保守的な投資家にとっては、国債以上の利回りと安全性のバランスが取れた現実的な選択肢と言えます。

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高利回りの代償:社債投資に潜む「不可視のリスク」
高原祥子
執筆者

高原祥子記者

立教大学卒業後、海外専門の旅行会社に就職し、その後旅行業界専門誌の記者に転身。
企業決算の記事などを手掛けるうちに金融マーケットに興味を持つようになり、株式や債券の発行市場をカバーする金融専門誌の記者に転職。債券市場の動向や市況について、10年以上にわたって数多くの記事を機関投資家に向けて日経QUICKやブルームバーグ等へ執筆した。その後、株式会社フィスコでアナリストが執筆する企業調査レポートの編集を手掛けるとともに、決算などIR情報の発信業務に携わる。

現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』のLIMO編集部に所属し、LIMOでも記事を執筆している。

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