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【2026年2月】「利回り2%台」が射程圏内へ!個人向け社債が起債ラッシュ、東急不・光通信・三菱HCCの発行条件を徹底比較

Andrii Yalanskyi/Shutterstock.com

【2026年2月】「利回り2%台」が射程圏内へ!個人向け社債が起債ラッシュ、東急不・光通信・三菱HCCの発行条件を徹底比較

高利回りの代償:社債投資に潜む「不可視のリスク」

地方債やJICA債が買えなかったからといって、焦燥感に駆られて社債に飛びつくことは避けるべきです。

社債には、公的な債券とは質の異なるリスクが内在しています。

  • 信用リスク(デフォルトリスク) 企業が破綻すれば、元本や利息が支払われない可能性があります。格付け「AA」の三菱HCキャピタルと、「A」の光通信・東急不動産HDでは、負っているリスクの深度が異なります。提示される高い利回りは、このリスクを引き受ける「対価」であることを忘れてはなりません

  • 流動性リスク(換金性の欠如) 社債は国債と異なり、途中売却が極めて困難です。市場での取引量が限定的であり、証券会社によっては不利な価格(元本割れ)での売却を余儀なくされるケースがあります。基本的に「満期まで持ち切る」資金以外での購入はおすすめしません

  • 機会損失のリスク(買えないリスク) 今回の地方債・JICA債の事例が示す通り、好条件の債券は「早い者勝ち」です。特に東急不動産HDのような特典付き銘柄や知名度の高い社債は、募集期間終了を待たずに完売する可能性が高いと考えられます

株式+債券を最適なバランスで資産形成する好機

2026年2月の債券市場は、スピードと決断力が問われる局面に入っています。

地方債とJICA債を逃した今、次のターゲットは2月下旬から3月上旬に集中しています。

購入を検討されるならば、条件決定日の当日中には証券会社のサイトで「確定利率」を確認し、募集開始日の朝一番には申し込みができる体制を整えておくのがよいでしょう。

足元の株式市場は依然として好調ですが、金利が高い水準で推移している今、資産の一部を「固定利回り」の商品に移して、ポートフォリオの守りを盤石にするのも一つの戦略です。

ただし、必ず目論見書で詳細なリスクを確認し、ご自身の責任で最終的な判断を下してください。

免責事項:本記事は情報提供を目的としており、投資勧誘を意図するものではありません。株価、PER等の指標は算出時点のデータであり、将来の成果を保証しません。投資に関する最終決定は、ご自身の判断で行ってください。

参考資料

高原祥子
執筆者

高原祥子記者

立教大学卒業後、海外専門の旅行会社に就職し、その後旅行業界専門誌の記者に転身。
企業決算の記事などを手掛けるうちに金融マーケットに興味を持つようになり、株式や債券の発行市場をカバーする金融専門誌の記者に転職。債券市場の動向や市況について、10年以上にわたって数多くの記事を機関投資家に向けて日経QUICKやブルームバーグ等へ執筆した。その後、株式会社フィスコでアナリストが執筆する企業調査レポートの編集を手掛けるとともに、決算などIR情報の発信業務に携わる。

現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』のLIMO編集部に所属し、LIMOでも記事を執筆している。

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