
海外旅行保険が自動付帯で年会費無料のクレジットカード4選!おすすめカードを徹底解説
「海外旅行の準備は万全だけど、万が一の保険はどうしよう…」「年会費無料で、持っているだけで安心できるクレジットカードはないだろうか?」
このようなお悩みはありませんか。海外旅行保険は重要ですが、そのために高いコストはかけたくないものです。
この記事を読めば、専門家の視点で厳選した、海外旅行保険が自動付帯する年会費無料のクレジットカードの全てがわかります。
年会費無料で海外旅行保険が自動付帯のカード4選
自動付帯と利用付帯の明確な違い
あなたの旅行スタイルに合ったカードの選び方
についてご紹介します。この記事を参考に、ご自身に最適な一枚を見つけ、安心して海外旅行の計画を進めてください。
1海外旅行保険が自動付帯で年会費無料のクレジットカード4選
海外旅行のリスクに備えたいけれど、余計なコストはかけたくない方に最適なのが、年会費無料で海外旅行保険が自動付帯するクレジットカードです。ここでは、数あるカードの中から特に補償内容が充実しており、信頼性の高い4枚を専門家の視点で厳選して解説します。
1-1【自動付帯・年会費無料カード1】Delight JACCS CARD:最高2000万円の海外旅行保険
Delight JACCS CARDは、年会費が永年無料でありながら、高いポイント還元率と充実した海外旅行保険を両立させていることで知られています。特に、ポイント還元率は他の多くの年会費無料カードを上回る水準に設定されており、日常の買い物から海外での利用まで、効率的にポイントを貯めることが可能です。
このカードに付帯する海外旅行傷害保険は、最高2000万円の補償が自動で適用される点が大きな魅力です。旅行代金のカード決済などを気にすることなく、カードを保有しているだけで万が一の事態に備えることができます。海外旅行の頻度が高い方にとって、この手軽さは大きな利点となるでしょう。
高い還元率と自動付帯の海外旅行保険という二つの強みを兼ね備えているため、「最強の年会費無料カード」の一つとして評価されています。コストをかけずに、日々の生活と海外旅行の両方でメリットを享受したい方にとって、非常にバランスの取れた一枚と言えます。
1-2【自動付帯・年会費無料カード2】JALカード(普通カード):最高1000万円の海外旅行保険
JALカード(普通カード)

フライトやショッピングでJALマイルが貯まる
公式サイトで申し込む- 入会後初めての搭乗時にプレゼント
- 毎年初回搭乗ボーナス(入会搭乗ボーナス獲得年の翌年以降、毎年最初の搭乗時にプレゼント)
- 搭乗ごとのボーナスあり
- 機内販売割引(JAL/JTA機内販売商品が10%割引)
- ホテルニッコー & JALシティの割引・特典
- 国内空港店舗・ 空港免税店割引
JALカード(普通カード)は、マイルが効率よく貯まる点と、フライト時のボーナスマイルや特約店での高還元など、JALを利用する機会がある方にとっては使い勝手の良いカードとなっています。空港内免税店での割引や、提携カード会社のラウンジ利用、JALカード会員限定割引運賃など、多彩な旅行関連特典も備えています。年会費は2200円(税込)ですが、初年度は無料です。
最高1000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯されており、カードを保有しているだけで万一の事態に備えることができます。治療費用など一部補償は含まれていないものの、傷害死亡や救援者費用に対応しているため、海外渡航時の最低限の安心をカバーします。
JALマイルの獲得と基本的な旅行保険の両方を備えているため、コストパフォーマンスに優れたバランスのよいカードと言えるでしょう。
1-3【自動付帯・年会費無料カード3】ライフカード(旅行傷害保険付き):最高2000万円の海外旅行保険
ライフカード

業界最高水準のポイントプログラム
公式サイトで申し込む- 年会費無料
- 入会後1年間はポイント1.5倍
- 誕生月のご利用はポイント3倍
- ポイントがたまりやすいステージ制(利用額に応じてポイントは最大2倍)
- 会員限定ショッピングモールサイト「L-Mall」の利用でポイント最大25倍
- Webで簡単にポイント交換
ライフカード<旅行傷害保険付き>は、他にはない独自のポイントプログラムが魅力の一枚です。充実したポイントプログラムが魅力的なカードです。年会費は1375円(税込)ですが、初年度は無料です。
海外での利用が多い方向けに設計された「海外アシスタンスサービス」が無料で利用可能。急なトラブル時には日本語でサポートを受けられるため、安心して旅を楽しめます。さらに、ポイント還元率は常時0.5%と標準的ですが、誕生月はポイント3倍になる特典もあり、日常の買い物でもお得感があります。
VISA、Mastercard、JCBのブランドを選べ、国内外で幅広く使える利便性も兼ね備えています。コストを抑えつつ、旅行保険とサポート体制を重視したい方にとって、非常にバランスの取れたカードと言えるでしょう。
1-4【自動付帯・年会費無料カード4】学生専用ライフカード:最高2000万円の海外旅行保険
学生専用ライフカード

留学や海外旅行にピッタリ
公式サイトで申し込む- 海外ご利用総額の3%をキャッシュバック
- 卒業後も年会費無料
- 海外旅行傷害保険が自動付帯
- 海外利用総額の3%をキャッシュバック!年間最大100,000円!※事前エントリー要
- 入会初年度ポイント1.5倍、お誕生月ポイント3倍
- 利用額に応じてポイントは最大2倍
- 会員限定ショッピングモールサイト「L-Mall」利用でポイント最大25倍
「学生専用ライフカード」は、その名の通り満18歳から25歳までの学生を対象としたクレジットカードで、特に海外留学や海外旅行を計画している学生にとって非常に有益な特典が揃っています。年会費が無料であるにもかかわらず、最高2000万円の海外旅行傷害保険が自動で付帯するのが最大の特長です。
このカードのユニークな点は、海外でのショッピング利用額の一部が現金で還元されるサービスです。事前に申し込むことで、海外での利用総額に対して一定の割合がキャッシュバックされるため、現地での出費を実質的に抑えることができます。
さらに、携帯電話料金の支払いにこのカードを設定すると、毎月抽選でAmazonギフト券が当たるキャンペーンや、誕生月にはポイント還元率が大幅にアップする特典も用意されています。海外での利用だけでなく、国内での日常生活においてもメリットを享受できる、学生にとって非常にコストパフォーマンスの高い一枚と言えるでしょう。
2自動付帯と利用付帯の違い3つのポイント
クレジットカードの海外旅行保険には「自動付帯」と「利用付帯」の2種類があり、保険が適用される条件が大きく異なります。この違いを理解せずにいると、いざという時に補償が受けられない可能性もあるため、3つの重要なポイントをしっかりと押さえておきましょう。
2-1【違いのポイント1】保険適用の条件
保険が適用されるための条件が、自動付帯と利用付帯の最も根本的な違いです。
自動付帯は、その名の通りクレジットカードを保有しているだけで自動的に保険が適用されます。海外旅行に行く際に、特別な手続きやカードでの支払いをする必要はありません。カードが有効である限り、旅行のたびに補償が受けられる手軽さが最大の利点です。
一方、利用付帯は、保険を適用させるために特定の条件を満たす必要があります。一般的には、日本を出国する前の公共交通機関(航空機、電車、バスなど)の料金や、募集型企画旅行(パッケージツアー)の代金をそのクレジットカードで支払うことが条件となります。条件を満たさなければ保険は適用されないため、注意が必要です。
2-2【違いのポイント2】手続きの簡単さ
手続きの簡単さも、両者を比較する上で重要なポイントです。
自動付帯の場合、海外旅行のたびに保険加入の手続きをする必要は一切ありません。クレジットカードを持っているだけで補償が有効になるため、手間がかからず、加入し忘れる心配がないのが大きな利点です。海外出張が多い方や、急な旅行が決まった際にも安心して出発できます。
対照的に利用付帯は、保険を適用させるために「特定の支払いをする」という一手間が必要になります。どの支払いが保険適用のトリガーになるのかを事前に確認し、忘れずにそのカードで決済しなければなりません。この一手間を負担に感じるかどうかが、どちらのタイプを選ぶかの一つの判断基準となるでしょう。
2-3【違いのポイント3】保険金額の違い
一般的に、保険金額や補償内容の充実度には、自動付帯と利用付帯で傾向が見られます。
利用付帯のクレジットカードは、カード会社が定める利用条件を満たす必要がある分、自動付帯のカードに比べて補償内容が手厚く、保険金額も高く設定されていることが多いです。カード会社としては、カード利用を促進するインセンティブとして、より魅力的な補償を提供していると考えられます。
一方で、自動付帯のカードは、保有しているだけで保険が適用される手軽さが魅力ですが、その分、補償額は利用付帯のカードに比べて控えめな場合があります。
ただし、これはあくまで一般的な傾向です。中には、年会費無料の自動付帯カードでも充実した補償を提供するものもあります。そのため、カードを選ぶ際は付帯条件だけでなく、具体的な補償項目と金額をしっかりと比較検討することが重要です。また、カードによっては自動付帯をベースとしつつ、カード決済をすることでさらに補償額が上乗せされる「部分的利用付帯」のタイプも存在します。
3海外旅行保険自動付帯カードの選び方4つのポイント
海外旅行保険が自動付帯するクレジットカードを選ぶ際は、単に「自動付帯」という点だけで決めるのではなく、ご自身の旅行スタイルやニーズに合わせて多角的に比較することが重要です。ここでは、最適な一枚を見つけるための4つの選び方のポイントを解説します。
3-1【選び方のポイント1】補償内容と保険金額
海外旅行保険を選ぶ上で最も重要なのが、補償内容とそれぞれの保険金額です。特に注目すべきは、海外で実際に利用される頻度が高い「傷害・疾病治療費用」の項目です。海外の医療費は日本と比べて非常に高額になるケースが多く、例えばアメリカで盲腸の手術を受けると数百万円の請求が来ることも珍しくありません。この治療費用を十分にカバーできる保険金額が設定されているかを確認しましょう。
また、死亡・後遺障害の補償額も重要ですが、それ以外の**「賠償責任」「携行品損害」「救援者費用」**といった項目も、ご自身の旅行スタイルに合わせてチェックすることが大切です。例えば、アクティブな旅行で他人にケガをさせてしまうリスクや、高価なカメラなどを持ち歩く際の盗難・破損リスクに備えたい場合は、これらの補償が手厚いカードが適しています。
複数のカードを保有している場合、傷害死亡・後遺障害以外の補償は、各カードの保険金額を合算して利用できます。一枚のカードで不安な場合は、年会費無料の自動付帯カードを複数枚持つことで、補償を手厚くするという方法も有効です。
3-2【選び方のポイント2】キャッシュレス診療の対応
海外で病気やケガをした際に非常に役立つのが「キャッシュレス診療」サービスです。これは、現地の提携病院で治療を受けた際に、自己負担なく(立て替え払い不要で)診療を受けられるサービスです。保険会社が直接病院に治療費を支払ってくれるため、高額な医療費を一時的にでも支払う必要がなく、手持ちの現金が少ない場合でも安心して治療に専念できます。
このサービスが付帯しているかどうかは、海外旅行の安心度に直結する重要なポイントです。特に医療費が高額な国へ渡航する際は、キャッシュレス診療に対応しているカードを選ぶことを強く推奨します。
また、24時間365日、日本語で対応してくれる*「アシスタンスサービス」の有無も確認しましょう。現地の病院の紹介や予約、医療通訳の手配など、緊急時に心強いサポートを受けられます。
3-3【選び方のポイント3】家族特約の有無
家族で海外旅行に行く機会が多い方は、「家族特約」の有無がカード選びの重要な判断基準となります。家族特約とは、カード本会員だけでなく、その配偶者や生計を共にする子どもなども補償の対象となるサービスです。
この特約が付帯していれば、家族一人ひとりが個別に保険に加入する必要がなくなり、保険料を大幅に節約できます。特に、クレジットカードを持てない18歳未満の子どもがいる場合、この特約は非常に価値が高いと言えるでしょう。
ただし、注意点として、補償の対象となる家族の範囲(例:同居の親族、別居の未婚の子など)や、補償される金額はカード会社によって異なります。また、家族特約の補償額は本会員よりも低く設定されているのが一般的です。カードを選ぶ際には、ご自身の家族構成と旅行スタイルに合った家族特約が付帯しているか、その詳細な内容までしっかりと確認することが大切です。
3-4【選び方のポイント4】補償期間の長さ
クレジットカードに付帯する海外旅行保険は、補償される期間に上限がある点を理解しておく必要があります。一般的に、多くのカードでは1回の旅行につき最長90日間が補償期間として設定されています。
短期の観光や出張であればこの期間で十分カバーできますが、留学やワーキングホリデー、世界一周旅行といった長期滞在を計画している場合は注意が必要です。90日を超えた時点で保険の適用が終了してしまうため、補償のない期間が発生するリスクがあります。
長期滞在を予定している方は、カード付帯保険だけに頼るのではなく、以下のような対策を検討する必要があります。
補償期間の異なる複数のクレジットカードを組み合わせる
別途、長期滞在に対応した海外旅行保険に加入する
ご自身の渡航期間を正確に把握し、その全期間をカバーできる保険プランを準備することが、安心して海外生活を送るための鍵となります。
4海外旅行保険の補償内容5つの基本項目
クレジットカードに付帯する海外旅行保険は、様々なリスクをカバーするために複数の補償項目で構成されています。これらを正しく理解することで、ご自身の旅行にどの程度の備えが必要か判断できます。ここでは、保険の根幹をなす5つの基本項目について解説します。
4-1【補償内容1】傷害死亡・後遺障害
傷害死亡・後遺障害は、海外旅行保険の中核をなす補償の一つです。これは、旅行中に発生した不慮の事故によるケガが直接の原因で、死亡した場合や身体に後遺障害が残った場合に保険金が支払われるものです。
保険金額はカードのグレードによって大きく異なり、年会費無料のカードでは数百万円から、プラチナカードなどでは1億円に達することもあります。
ただし、全ての死亡や後遺障害が対象となるわけではありません。持病の悪化や危険なスポーツ中の事故など、補償の対象外となるケースも定められています。保険金が支払われる条件には、事故発生から180日以内に死亡または後遺障害が確定した場合といった期間の定めがあるのが一般的です。クレジットカードを選ぶ際は、この補償額だけでなく、適用条件の詳細も確認しておくことが重要です。
4-2【補償内容2】傷害・疾病治療費用
海外旅行保険において、最も利用頻度が高く、重要視すべき項目が「傷害・疾病治療費用」**です。これは、旅行中に発生したケガ(傷害)や病気(疾病)で、現地の医師の治療を受けた際にかかった費用を補償するものです。
海外では日本の公的健康保険が直接適用されないため、医療費が非常に高額になることがあります。例えば、簡単な診察だけでも数万円、入院や手術となれば数百万円以上の請求を受けるケースも少なくありません。この補償は、そうした予期せぬ高額な出費から身を守るための重要なセーフティーネットとなります。
補償の対象には、診察費、手術費、入院費のほか、処方された薬代や、場合によっては通訳費用や移送費用などが含まれることもあります。カードを選ぶ際は、この治療費用の補償額が十分であるかを最優先で確認することが賢明です。
4-3【補償内容3】救援者費用
救援者費用は、旅行者本人が現地で深刻な事態に陥った際に、日本から家族などが駆けつけるための費用を補償するものです。具体的には、以下のような状況で適用されます。
旅行中のケガや病気で3日以上継続して入院した場合
搭乗している航空機や船舶が遭難した場合
旅行中に亡くなられた場合
この補償により、駆けつける家族の往復航空運賃や、現地での宿泊費(上限あり)、パスポート取得費用などの諸雑費が支払われます。また、遺体を日本へ移送するための費用や、現地での捜索救助活動費用なども対象となる場合があります。
万が一の事態が発生した際、家族が現地に向かうための経済的負担を大幅に軽減してくれる、非常に重要な補償項目です。
4-4【補償内容4】賠償責任
賠償責任保険は、旅行中に偶然の事故で他人にケガをさせてしまったり、他人の財物を壊してしまったりして、法律上の損害賠償責任を負った場合に、その賠償金を補償するものです。
例えば、以下のようなケースが考えられます。
ショッピング中に誤って商品を落として壊してしまった
ホテルの客室の備品を誤って破損させてしまった
不注意で他人とぶつかり、相手にケガをさせてしまった
このような場合、相手方への治療費や修理費、慰謝料などを支払う必要がありますが、この保険があれば補償限度額の範囲内でカバーされます。訴訟に発展した場合の弁護士費用なども対象となることが一般的です。
意図しないトラブルで高額な賠償を請求されるリスクに備えるため、この補償も非常に重要です。特に、レンタル品を破損した場合も対象となるカードが多いため、海外でカメラなどをレンタルする予定がある方は確認しておくと良いでしょう。
4-5【補償内容5】携行品損害
携行品損害は、海外旅行中に持ち歩いている身の回り品(携行品)が、盗難、破損、火災といった偶然の事故によって損害を受けた場合に、その損害額を補償するものです。
補償の対象となるのは、スーツケース、カメラ、衣類、腕時計、さらにはパスポートなど、旅行者が所有し、かつ身につけているものが主です。ただし、現金、クレジットカード、コンタクトレンズ、データなど、一部補償の対象外となる品物も定められているため注意が必要です。
保険金は、損害を受けた品の時価額または修理費用のいずれか低い方が支払われますが、1回の事故につき3000円程度の自己負担額(免責金額)が設定されているのが一般的です。また、1つの品物あたり10万円までといった上限が設けられていることもあります。高価な携行品を持って旅行する際には、この補償の有無と内容を確認しておくと安心です。
5海外旅行保険を使う際の手続き3つの手順
万が一、海外で事故や病気に見舞われた際、スムーズに保険を利用するためには手続きの流れを把握しておくことが重要です。慌てず的確に行動できるよう、基本的な3つの手順を事前に確認しておきましょう。いざという時のために、保険会社の連絡先は必ず控えておくことを推奨します。
5-1【手続き手順1】現地での連絡・相談
海外でケガや病気、盗難などのトラブルに遭った場合、まず最初に行うべきは、クレジットカード会社が提携する保険のサポートデスクやアシスタンスサービスへ連絡することです。多くのカード会社は、24時間365日、日本語で対応可能な緊急連絡先(ホットライン)を設けています。
この連絡を通じて、以下のサポートを受けることができます。
キャッシュレス診療が可能な提携病院の紹介・手配
医療通訳の手配
パスポートやカードの紛失・盗難時の手続き案内
保険金請求に必要な手続きや書類に関するアドバイス
特に、キャッシュレス診療を利用すれば、高額な医療費を現地で立て替える必要がなくなるため、経済的な負担を大幅に軽減できます。トラブルが発生したら、まずは落ち着いてサポートデスクに電話し、指示を仰ぐことが最も重要です。連絡先は事前にスマートフォンに登録したり、メモしたりして、いつでも確認できるようにしておきましょう。
5-2【手続き手順2】必要書類の準備
保険金を請求するためには、事故や損害を証明する公的な書類が必要になります。これらの書類は、現地でしか入手できないものが多いため、忘れずに取得することが極めて重要です。
請求する補償内容によって必要な書類は異なりますが、主に以下のようなものが挙げられます。
治療費用の場合: 医師の診断書、治療費の明細書・領収書
携行品損害(盗難)の場合: 現地警察が発行する盗難届出証明書(ポリスレポート)
賠償責任の場合: 事故証明書、示談書など
どの書類が必要になるかは、手順1でサポートデスクに連絡した際に必ず確認してください。書類の取得には費用がかかる場合がありますが、その費用も保険の対象となることが多いです。帰国してからでは手配が困難になるため、現地にいる間に確実に準備を進めましょう。
5-3【手続き手順3】帰国後の保険金請求
日本に帰国したら、保険金請求の最終手続きを行います。一般的には、事故の発生日から30日以内に保険会社へ連絡し、正式な請求手続きを開始する必要があります。
帰国後の手続きの主な流れは以下の通りです。
保険会社への連絡: 再度、保険デスクに連絡し、帰国した旨と保険金を請求する意向を伝えます。
請求書類の取り寄せ: 保険会社から保険金請求書などの必要書類一式が郵送されてきます。
書類の作成と提出: 請求書に必要事項を記入し、現地で取得した証明書類や、パスポートの出入国スタンプのコピーなど、指定された全ての書類を揃えて保険会社に提出します。
提出された書類に基づき保険会社の審査が行われ、承認されれば指定した口座に保険金が振り込まれます。請求期限を過ぎてしまうと保険金が支払われない可能性があるため、帰国後は速やかに手続きを進めることが肝心です。
6まとめ
本記事では、海外旅行保険が自動付帯する年会費無料のクレジットカードについて、専門家の視点から解説しました。
自動付帯と利用付帯の違いを理解する
補償内容、特に治療費用を重視して選ぶ
キャッシュレス診療や家族特約の有無も確認する
複数のカードを組み合わせて補償を手厚くするのも有効
海外旅行保険は、万が一の事態に備えるための重要な備えです。しかし、そのために高い年会費を払う必要は必ずしもありません。この記事で紹介した選び方のポイントを参考に、ご自身の旅行スタイルに最適な、コストパフォーマンスに優れた一枚を見つけてください。安心して海外旅行を楽しむために、出発前にしっかりと準備を整えましょう。
7よくある質問
7-1自動付帯の海外旅行保険はカードを持っているだけで適用されますか?
はい、自動付帯の海外旅行保険は、クレジットカードを保有しているだけで自動的に適用されます。旅行代金の決済といった特定の利用条件を満たす必要はありません。
7-2年会費無料カードの海外旅行保険でも十分な補償を受けられますか?
年会費無料のカードでも、傷害・疾病治療費用で200万円程度の補償が付帯しているものもあり、基本的なリスクには備えられます。ただし、より手厚い補償を求める場合は、複数のカードを組み合わせるか、有料カードを検討するのが賢明です。
7-3複数のクレジットカードの海外旅行保険は合算できますか?
はい、可能です。傷害死亡・後遺障害以外の補償項目、例えば治療費用や携行品損害などは、複数のクレジットカードの補償額を合算して、実際にかかった損害額を上限に保険金を受け取ることができます。
7-4家族も海外旅行保険の補償対象になりますか?
カードに「家族特約」が付帯していれば、本会員の配偶者や子どもなども補償の対象となります。ただし、対象となる家族の範囲や補償内容はカードによって異なるため、事前の確認が不可欠です。
7-5海外旅行保険の補償期間はどのくらいですか?
多くのクレジットカード付帯保険では、1回の旅行につき日本を出国してから最長90日間が補償期間として設定されています。長期滞在の場合は補償期間が不足する可能性があるため、注意が必要です。

MeChoice編集部
