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年収1,000万円でブラックカードは可能?審査基準のポイント4つ&年収以外で重視される3つの項目

年収1,000万円でブラックカードは可能?審査基準のポイント4つ&年収以外で重視される3つの項目

「ブラックカードを持つには、一体どれくらいの年収が必要なの?」

「自分でも招待(インビテーション)を受けられる可能性があるのか知りたい」

といった疑問をお持ちではありませんか?

この記事を読めば、クレジットカードの最高峰であるブラックカードの取得条件から審査基準、そしてその魅力的な特典の全貌まで、専門家の視点で深く理解できます。

以下の内容についてご紹介します。

  • ブラックカード取得に必要とされる年収の目安と具体的な条件
  • カード会社が重視する審査基準のポイント
  • ブラックカードならではの豪華な特典とサービス

将来のブラックカード取得への第一歩として、まずはご自身のステータスに合ったプラチナカードの利用を検討してみましょう。

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1ブラックカードの年収目安はいくら?保有条件5選

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ブラックカードの取得には、年収1,000万円以上が一つの目安とされますが、それ以外にも安定した社会的地位や良好な信用実績など、複数の条件を総合的に満たす必要があります。クレジットカードの最上位ランクであるブラックカードの取得条件は公式には明かされていませんが、一般的に重要とされる5つの要素を解説します。

1-1【保有条件1】年収1,000万円以上が一般的な目安

ブラックカードを取得するための明確な年収基準は、どのカード会社も公式に発表していません。しかし、一般的には年収1,000万円以上が一つの目安とされています。これは、高額な年会費を問題なく支払い、カードを継続的に利用できる高い経済力を示す指標となるためです。

ただし、年収が1,000万円を超えていれば必ず招待が届くわけではありません。カード会社は年収額だけでなく、後述する利用実績や社会的信用など、複数の要素を総合的に評価して判断します。年収はあくまで審査項目の一つであり、絶対的な条件ではないことを理解しておくことが重要です。

1-2【保有条件2】安定した収入 × 社会的地位

ブラックカードの審査では、年収額そのものだけでなく、収入の安定性が極めて重視されます。これは、カード会社が長期的に安定した支払い能力を持つ優良な顧客を求めているためです。勤務先の企業規模や勤続年数、雇用形態などが総合的に評価され、継続的な収入が見込めるかどうかが判断されます。

加えて、社会的地位の高さも重要な要素となります。例えば、企業の経営者や役員、医師、弁護士といった社会的信用度が高いとされる職業は、審査において有利に働く傾向があります。これは、職業が安定した収入と返済能力を裏付ける一つの指標と見なされるためです。ブラックカードを保有すること自体が、一種の社会的信用の証明となる側面もあります。

1-3【保有条件3】優良なクレジットヒストリー(信用実績)

ブラックカードの取得において、良好なクレジットヒストリー(クレヒス)を築いていることは絶対条件です。クレジットヒストリーとは、クレジットカードやローンの利用履歴および支払い状況に関する個人の信用情報のことで、カード会社はこれを信用情報機関を通じて確認します。過去に支払いの遅延や滞納といった金融事故の記録がないことは、返済能力と誠実さを示す上で最も基本的な要素です。

たとえ高年収であっても、過去に一度でも支払いを延滞した記録があると、信用力に疑問符が付き、インビテーションを受けられる可能性は著しく低下します。日々の支払い期日を厳守し、クリーンな信用情報を維持することが、ブラックカードへの道を開くための基礎となります。

1-4【保有条件4】ゴールド→プラチナカードでの利用実績

ブラックカードのインビテーションは、一般カードの利用者へ突然送られてくることはほとんどありません。多くの場合、招待を希望するカード会社が発行するプラチナカードやゴールドカードをまず取得し、そこで優良な利用実績を積み重ねることが前提となります。下位のステータスカードを継続的に利用することで、カード会社に対するロイヤリティと安定した利用状況を示し、将来のブラックカード顧客候補として認識されるのです。

1-5【保有条件5】招待制(インビテーション)が基本

ブラックカードの最大の特徴は、そのほとんどがカード会社からの招待(インビテーション)がなければ申し込めない「招待制」である点です。自分で公式サイトから申し込める一般のクレジットカードとは異なり、カード会社が定めた非公開の基準を満たした優良顧客にのみ、入会の案内が送られます。この希少性が、ブラックカードの高いステータス性を担保しています。

なお、インビテーションを受け取った後にも、正式な申し込み手続きと審査が行われます。招待されたからといって、必ずしもカードが発行されるわけではない点には注意が必要です。

年収1,000万円クラスの方におすすめのクレジットカードの詳細については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

2ブラックカードの審査基準4つのポイント

ブラックカードの審査基準は非公開ですが、カード会社が申込者の返済能力と信用度を測るために重視するポイントは共通しています。年収、職業、過去の利用履歴など、総合的な観点から「ブラックカード保有者にふさわしいか」が判断されます。

2-1【審査基準1】年収と資産状況

ブラックカードの審査において、年収は返済能力を測るための最も基本的な指標です。前述の通り、1,000万円以上が一つの目安とされていますが、これはあくまで目安に過ぎません。カード会社は、申込書に記載された年収だけでなく、預貯金、不動産、有価証券といった資産状況も総合的に評価します。

たとえ年収が目安に届かなくても、豊富な資産を保有している場合は、高い返済能力があると判断され、審査で有利に働く可能性があります。逆に、高年収であっても資産が少ない場合は、安定性に欠けると見なされることもあります。

2-2【審査基準2】職業と勤続年数

収入の安定性を判断する上で、職業や勤務先、勤続年数は非常に重要な審査項目です。一般的に、医師、弁護士、公務員、大企業の正社員などは、収入が安定しており社会的信用も高いと見なされるため、審査で有利になる傾向があります。

また、同じ勤務先に長年勤めている「勤続年数の長さ」も、収入の安定性を示す重要な指標です。勤続年数が長いほど、将来にわたって安定した収入が続くと判断されやすくなります。転職直後などは勤続年数がリセットされるため、申し込みのタイミングも考慮すると良いでしょう。

2-3【審査基準3】クレジットヒストリー(利用実績・返済履歴)

過去のクレジットカードやローンの利用履歴であるクレジットヒストリー(クレヒス)は、審査において最も重視される項目の一つです。カード会社は信用情報機関に照会し、申込者に過去の支払い遅延や延滞、債務整理などの金融事故情報がないかを確認します。

どれだけ高い年収や社会的地位があっても、過去に返済トラブルがあれば信用度は著しく低下し、審査通過は極めて困難になります。毎月の支払いを期日通りに行い、良好なクレジットヒストリーを維持することが、ブラックカード取得の絶対条件と言えるでしょう。

2-4【審査基準4】既存カードの利用状況と利用限度額

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ブラックカードのインビテーションを目指す場合、そのカード会社が発行する既存のカード(主にプラチナカード)の利用状況が直接的な評価対象となります。年間利用額の大きさはもちろんのこと、利用の継続性や決済内容も重要です。例えば、公共料金や固定費の支払いに設定し、毎月安定した利用があることはプラス評価につながります。

また、他社カードを含めた現在の借入状況や、設定されている利用限度額も審査に影響します。総じて高い利用限度額が設定されていることは信用力の高さを示しますが、一方で借入残高が多い場合は返済能力に懸念があると見なされる可能性もあります。

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3ブラックカードの特典・サービス5選

ブラックカードの年会費は高額ですが、それを上回る価値を持つ特別な特典やサービスが多数用意されています。日常生活から旅行、特別な日まで、あらゆるシーンを豊かに彩る最高峰のサービスは、ブラックカード保有者だけが享受できる特権です。

3-1【特典1】24時間365日対応の専任コンシェルジュサービス

ブラックカードの最も象徴的な特典が、24時間365日対応のコンシェルジュサービスです。まるで優秀な秘書のように、カード会員のあらゆる要望に応えてくれます。

具体的な依頼内容は多岐にわたります。

  • 旅行プランの相談・手配(航空券、ホテル、レンタカーなど)
  • 予約困難な高級レストランの席の確保
  • コンサートやスポーツイベントのチケット手配
  • 特別なギフトの提案・購入代行

多忙なビジネスパーソンにとって、これらの手配を専門のスタッフに一任できるメリットは計り知れません。急な出張や会食の設定など、時間がない場面でも質の高いサポートが期待できます。

3-2【特典2】世界中の空港ラウンジ無料利用(プライオリティ・パス付帯)

海外出張や旅行の頻度が高い方にとって非常に価値のある特典が、世界中の空港ラウンジを無料で利用できるサービスです。多くのブラックカードには、世界1,700ヵ所以上の空港ラウンジを利用できる会員制サービス「プライオリティ・パス」の最上位会費資格が自動付帯します。

これにより、航空会社や搭乗クラスに関わらず、出発前の時間を静かで快適なラウンジで過ごすことができます。ラウンジでは、無料のドリンクや軽食、Wi-Fiサービス、シャワー設備などが提供されており、フライト前のリフレッシュや仕事に最適です。カードによっては、同伴者も無料で利用できる場合があります。

3-3【特典3】高級レストランでの優待・1名分無料サービス

ブラックカードは、食の体験を豊かにするグルメ関連の優待が非常に充実しています。代表的な特典が、提携する高級レストランで所定のコースメニューを2名以上で予約すると、1名分の料金が無料になるというサービスです。

この特典を利用すれば、記念日や接待などで高級レストランを利用する際の費用を大幅に抑えることができます。対象となる店舗は、カード会社が厳選した一流店ばかりで、普段はなかなか訪れる機会のない名店での食事を楽しむきっかけにもなります。他にも、会員限定の特別メニューやウェルカムドリンクの提供など、様々な優待が用意されています。

3-4【特典4】最高1億円以上の旅行傷害保険

ブラックカードには、非常に手厚い旅行傷害保険が自動付帯しているのが一般的です。補償額は国内外ともに最高1億円以上に設定されていることが多く、別途保険に加入しなくても安心して旅行や出張に出かけることができます。

補償内容は死亡・後遺障害だけでなく、旅行中の病気やケガに対する治療費用、手荷物の盗難や破損に対する携行品損害、他人に損害を与えてしまった場合の賠償責任保険など、多岐にわたります。さらに、航空機の遅延や欠航によって生じた宿泊費や食事代を補償する航空機遅延保険が付帯していることも多く、あらゆるトラブルに備えることが可能です。

3-5【特典5】高級ホテルでの優待・部屋のアップグレード

ブラックカードを保有していると、世界中の名だたる高級ホテルでVIP待遇を受けることができます。多くのカードでは、提携するホテルグループの上級会員資格が自動的に付与されたり、カード会員専用の予約サイトを通じて特別な優待を受けられたりします。

具体的な優待内容としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 部屋の無料アップグレード(空室状況による)
  • 滞在中の朝食無料サービス
  • レイトチェックアウト
  • ホテル内で利用できるクレジット(100米ドル相当など)

これらの特典を活用することで、通常よりもはるかに上質で快適なホテルステイを実現できます。旅行の質を格段に向上させてくれる、価値の高いサービスです。

4ブラックカード取得までのステップ5つ

ブラックカードは、申し込みたいと思ってもすぐに手に入るものではありません。一般的には、下位のカードから段階的にステップアップし、カード会社からの信頼を勝ち取る必要があります。ここでは、ブラックカード取得までの一般的な道のりを5つのステップで解説します。

4-1【ステップ1】一般カードまたはゴールドカードを取得する

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※1 国内・海外/利用付帯

※2 下記①~②の条件を満たしている場合、補償が適用されます。

①補償対象スマートフォンの通信料の支払いに、JCBゴールドを指定

②事故発生の時点で、補償対象スマートフォンの通信料を直近3ヵ月以上連続で支払う

購入後24ヵ月以内のスマートフォンが補償対象となります。

※ 9:00AM~8:00PMでお申し込み。(受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱い)

※ 顔写真付き本人確認書類による本人確認。(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)

※モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPをご確認ください。

ブラックカードへの道のりの第一歩は、取得を目指すブラックカードと同じカード会社が発行する、一般カードまたはゴールドカードに入会することから始まります。まずはこのカードで、クレジットカードの利用者としての基本的な信用を築くことが重要です。

この段階では、毎月の利用と期日通りの支払いを確実に実行し、良好なクレジットヒストリーの基礎を作ります。公共料金や携帯電話料金など、毎月発生する固定費の支払いにカードを設定すると、安定した利用実績を積み重ねやすくなります。

4-2【ステップ2】プラチナカードへアップグレードする

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  • 海外旅行傷害保険:最高1億円(利用付帯)
  • 世界各地1,500か所以上の空港ラウンジを無料利用「プライオリティ・パス」
  • 専用のプラチナ・コンシェルジュデスクは24時間365日利用

ゴールドカードで安定した利用実績を積むと、カード会社からプラチナカードへのアップグレードの案内(インビテーション)が届くことがあります。また、カードによっては自分でプラチナカードに申し込むことも可能です。ブラックカードのインビテーションは、主にプラチナカード会員の中から選ばれるため、このステップは非常に重要です。

プラチナカードを取得することで、コンシェルジュサービスやプライオリティ・パスなど、ブラックカードに通じる上質なサービスを体験できます。この段階で、これらの特典を積極的に活用することも、カード会社へのアピールにつながる可能性があります。

4-3【ステップ3】年間利用額を増やし実績を積む(年間300万円以上が目安)

プラチナカードを取得したら、ここからが本格的な実績作りの期間です。ブラックカードのインビテーションを受けるためには、相応の年間利用額が求められます。明確な基準は公表されていませんが、カードの種類によっては年間300万円〜500万円、あるいはそれ以上の利用が一つの目安になると言われています。

日常の買い物はもちろん、旅行、接待、高額な商品の購入など、決済を可能な限りそのプラチナカードに集中させることが重要です。ただし、無理な支出は禁物です。自身の支払い能力の範囲内で、継続的に利用額を維持することが信頼につながります。

4-4【ステップ4】支払い遅延を絶対に起こさない

どれだけ高額な利用実績を積んでも、一度でも支払いを遅延させてしまうと、それまでの努力が水泡に帰す可能性があります。支払い遅延は、カード会社からの信用を著しく損なう行為です。

ブラックカードを目指す上では、利用額の管理と支払い口座の残高確認を徹底し、絶対に遅延を起こさないという強い意志が必要です。これは、クレジットカードを利用する上での最も基本的なマナーであり、信用そのものであることを肝に銘じておきましょう。

4-5【ステップ5】インビテーション(招待)を待つ

上記のステップを着実に実行し、カード会社が定める非公開の基準を満たしたと判断されると、ある日突然ブラックカードへのインビテーションが届きます。インビテーションが届くまでの期間は人それぞれで、数年かかることもあれば、それ以上かかる場合もあります。

焦らず、日々のカード利用を通じてカード会社との良好な関係を築き続けることが唯一の方法です。インビテーションが届いたら、案内に従って申し込み手続きを行い、最終審査を経て、晴れてブラックカードホルダーとなることができます。

5ブラックカード審査「年収以外で重視される」3つの項目

ブラックカードの審査では、年収という数字だけでなく、申込者の「人となり」や「信用度」を多角的に評価します。カード会社は、長期的に良好な関係を築ける優良顧客を見極めるため、年収以外の様々な情報も重視しています。

5-1【審査項目1】社会的信用力(職業・勤務先・役職)

申込者の社会的信用力は、審査において非常に重要な要素です。具体的には、職業、勤務先の規模や業種、役職などが評価されます。

例えば、医師、弁護士、公務員、上場企業の管理職といった職業は、収入が安定しており社会的信用が高いと見なされ、審査で有利に働く傾向があります。これは、これらの職業が安定した返済能力の裏付けとなるためです。カード会社は、申込者がどのような社会的背景を持っているかを重視します。

5-2【審査項目2】資産状況(預貯金・不動産・有価証券)

年収に加えて、申込者が保有する資産の状況も審査の対象となることがあります。預貯金の額、保有している不動産、株式や投資信託などの有価証券といった資産は、万が一の際の返済能力を担保するものとして評価されます。

特に、インビテーション制のブラックカードでは、カード会社が提携する銀行での取引状況なども考慮される可能性があります。豊富な金融資産は、高い信用力の証明となり、審査においてプラスに働きます。

5-3【審査項目3】既存カードの利用履歴と返済能力

ブラックカードのインビテーションを受けるためには、そのカード会社の下位カード(プラチナカードなど)での利用履歴が最も直接的な評価対象となります。単に利用額が大きいだけでなく、どのような店舗やサービスで利用しているかという決済内容の質も見られています。例えば、高級ホテルやレストラン、海外での利用が多いと、ブラックカードの特典を有効活用できる顧客として評価されやすくなります。

もちろん、毎月の支払いを遅延なく行っていることは大前提です。カード会社は、これまでの利用パターンから申込者のライフスタイルと返済能力を分析し、ブラックカードホルダーとしてふさわしいかを最終的に判断します。

6まとめ

ブラックカードの取得には、一般的に年収1,000万円以上が目安とされますが、これは絶対的な基準ではありません。それ以上に、長期間にわたる良好なクレジットヒストリーと、下位カードでの継続的な高額利用実績が不可欠です。

ブラックカードは招待制が基本であり、その高いステータスと引き換えに高額な年会費が設定されています。コンシェルジュサービスや空港ラウンジ、各種優待など、年会費に見合う特典を自身のライフスタイルで十分に活用できるかを見極めることが重要です。

憧れの1枚を手にするためには、焦らずに着実なステップを踏むことが求められます。まずはプラチナカードの取得を目指し、カード会社との信頼関係を築くことから始めてみてはいかがでしょうか。

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7よくある質問

Q

プラチナカードからブラックカードへのアップグレードに必要な利用実績はどのくらいですか?

A

ブラックカードへのインビテーションに必要な利用実績の具体的な基準は、どのカード会社も公表していません。一般的には、年間で数百万円以上の利用が一つの目安とされていますが、これはカードのランクや種類によって大きく異なります。

例えば、比較的取得しやすいとされるブラックカードでも年間300万円〜500万円程度、最上位クラスのカードでは年間数千万円以上の利用が必要とも言われています。利用額だけでなく、利用の継続性や決済内容も総合的に評価されるため、一概に金額だけで判断することはできません。

Q

年収が基準に満たない場合、ブラックカードは取得できませんか?

A

年収1,000万円という基準はあくまで一般的な目安であり、それを満たしていないからといってブラックカードの取得が不可能になるわけではありません。カード会社は返済能力を総合的に判断するため、年収以外の要素で高く評価されれば、インビテーションが届く可能性はあります。

例えば、年収は基準に満たなくても、長年にわたって多額のカード利用実績がある場合や、豊富な金融資産を保有している場合などが考えられます。最終的には、カード会社が個々の顧客の状況を総合的に評価して判断します。

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MeChoice編集部執筆者

MeChoice編集部

MeChoice編集部は、くらしとお金に関するコンテンツ制作を各ジャンルの専門家とともに行い、情報発信を行っています。MeChoiceは株式会社モニクルリサーチが運営しています。
吉沢良子校正校閲者

吉沢良子校閲者

早稲田大学第一文学部卒。公益法人勤務を経て、書籍・ウェブ記事の校閲・校正・編集者として20年以上の経験を持つ。2020年よりLIMO編集部に所属。公的年金・貯蓄・介護・終活など「シニアを取り巻くくらしとお金」にまつわる記事の制作に携わる。総務省「家計調査」や、厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆・校閲に強み。

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