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デポジット型クレジットカードで審査落ちした人におすすめのカード3選!審査基準と対策を徹底解説

デポジット型クレジットカードで審査落ちした人におすすめのカード3選!審査基準と対策を徹底解説

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「デポジット型クレジットカードなら審査に通りやすいと聞いたのに、落ちてしまった……」

「もう自分はクレジットカードを持てないのだろうか」と、お悩みではありませんか?

この記事を読めば、デポジット型クレジットカードの審査に落ちる理由から、具体的な対策、そして次に申し込むべきおすすめのカードまで、専門家の視点で詳しく理解できます。

以下の内容についてご紹介します。

  • デポジット型カードで審査落ちする主な理由
  • デポジット型カード特有の審査基準のポイント
  • 審査落ちした後に取るべき具体的な対策

審査に不安がある方でも発行しやすいデポジット型クレジットカードは、信用情報を回復させるための第一歩となり得ます。この記事を参考に、自分に合った一枚を見つけてみてください。

1デポジット型クレジットカードで審査落ちした人におすすめのカード3選

デポジット型クレジットカードの審査に一度落ちたとしても、諦める必要はありません。

カードによって審査基準や特徴は異なります。

ここでは、保証金額やサービス内容が異なる3つのデポジット型クレジットカードを紹介しますので、自分の状況に合わせて再挑戦を検討してみてください。

クレジットカードの審査に落ちたときの対策については、こちらの記事で紹介しています。

1-1【おすすめ1】デポジット型ライフカード:保証金30,000円から

ライフカードが発行するデポジット型クレジットカードは、比較的少額の保証金から始められる点が特徴です。最低30,000円の保証金を預けることで申し込みが可能なため、初期費用を抑えたい方に適しています。年会費は5,500円(税込)で、保証金必要額(限度額)は30,000円、50,000円、100,000円の3種類です。

デポジット型ライフカードはETCカードの発行に対応している点もメリットです。保証金額が100,000円のプランを選択すれば、年会費無料でETCカードを持つことができます。高速道路を頻繁に利用する方にとっては、有力な選択肢となるでしょう。ただし、保証金が30,000円と50,000円の場合はETCカードを発行できないため注意が必要です。

1-2【おすすめ2】Nexus Card:保証金50,000円から

Nexus Cardは、最低50,000円の保証金から利用できるデポジット型クレジットカードです。年会費は1,375円(税込)で、別途カード発行手数料として1,100円(税込)が必要ですが、維持コストを比較的低く抑えられる点が魅力です。利用可能額は最大200万円まで設定可能で、公式サイトの増額申請フォームから10,000円単位で保証金の追加申請ができます。保証金を100,000円以上にすればETCカードの無料発行も可能です。

ポイント制度も用意されており、カード利用額200円につき1ポイント(還元率0.5%)が付与されます。ショッピングだけでなく公共料金や通信料の支払いも対象となるため、日常的な支出で効率的にポイントを貯めることが可能です。貯まったポイントは、Amazonギフトカードなど多彩な選択肢があるデジコのデジタルギフトに交換できます。

1-3【おすすめ3】ラグジュアリーカード Mastercard Titanium Card™(デポジット型):保証金300,000円から

ラグジュアリーカードが提供するデポジット型は、サービスが充実したクレジットカードを持ちたい方向けの選択肢です。デポジット型ではない通常のラグジュアリーカード(チタン)の特典はそのままに、デポジットを預けることで利用限度額を柔軟に拡大できます。高額な決済を求める富裕層や経営者から選ばれる、金属製のカードが特徴です。

申し込みには最低300,000円の保証金が必要となり、年会費も55,000円(税込)と高額です。その分、24時間365日対応のコンシェルジュサービスや、高級レストランでの優待、空港ラウンジの利用など、プラチナカードクラスの充実した特典が付帯します。定期的な高額決済を予定している方や、ステータス性を重視する方で、何らかの理由で与信枠に制限がある場合に適したカードと言えるでしょう。

2デポジット型クレジットカードで審査落ちする主な理由5選

デポジット型クレジットカードは審査が柔軟な傾向にありますが、誰でも必ず通過できるわけではありません。

審査落ちには明確な理由が存在します。

ここでは、デポジット型カードの審査で否決される主な5つの理由について、具体的に解説していきます。自分の状況と照らし合わせて確認してみてください。

2-1【審査落ちの理由1】過去の延滞・滞納履歴が信用情報に残っている

審査落ちの最も一般的な原因は、信用情報に傷がついていることです。信用情報とは、クレジットカードやローンの利用履歴を記録した個人の金融取引に関する履歴書のことで、信用情報機関が管理しています。信用情報に問題があると、返済能力を疑問視されます。

一般的に、支払いを61日以上または3カ月以上にわたって延滞した場合、「異動」という金融事故情報が登録されます。「ブラックリストに載る」と呼ばれる状態のため、延滞の記録が残っている期間は、デポジット型であっても審査通過は難しい可能性があります。保証金があるとはいえ、カード会社は契約者としての信頼性を重視するためです。

2-2【審査落ちの理由2】債務整理や自己破産の記録が消えていない

過去に自己破産、個人再生、任意整理といった債務整理を行った場合、金融事故として信用情報機関に登録されます。債務整理の記録は、デポジット型クレジットカードの審査においても大きなマイナス要因となり得ます。

債務整理の記録が信用情報から削除されるまでの期間は、手続きの種類や信用情報機関によって異なりますが、一般的に5年〜7年程度とされています。記録が残っている期間中は、返済能力や契約者としての信頼性が著しく低いと判断されるため、新たなクレジットカードの発行はデポジット型を含めて難しい可能性があります。審査落ちした場合は、まず債務整理の記録が消えているかを確認しましょう。

2-3【審査落ちの理由3】申込内容に虚偽や誤りがあった

申し込み時に入力する情報に誤りや虚偽があると、審査に落ちる直接的な原因となります。単純な入力ミスであっても、本人確認ができなかったり、信用情報機関の情報と一致しなかったりするため、審査が中断または否決されることがあります。特に氏名、住所、生年月日、電話番号などの基本情報は正確に入力することが不可欠です。

また、審査に通りたい一心で年収や勤務先、他社からの借入状況などを偽って申告することは絶対に避けるべきです。カード会社は信用情報機関への照会や在籍確認を通じて申告内容の裏付けを取るため、虚偽の申告は高い確率で発覚します。意図的な虚偽と判断された場合、単に審査に落ちるだけでなく、そのカード会社やグループ会社では半永久的に契約ができなくなる可能性もあります。

2-4【審査落ちの理由4】短期間に複数のカードに申し込んでいる

審査に落ちたからといって、焦って短期間に複数のクレジットカードへ次々に申し込むのは逆効果です。クレジットカードの申込履歴は、信用情報機関に6カ月間記録されます。カード会社が審査時に情報を照会した際、多数の申込履歴があると「お金に困っているのではないか」「貸し倒れのリスクが高い」と判断され、審査に通りにくくなります。

多数の申込履歴がある状態は「申し込みブラック」と呼ばれ、返済能力に問題がない人でも審査に落ちる原因となり得ます。デポジット型クレジットカードの審査でも申込履歴は確認されるため、注意が必要です。一度審査に落ちた場合は、少なくとも前回の申し込みから6カ月以上の期間を空けてから、次のカードに申し込むのが賢明です。

2-5【審査落ちの理由5】収入が不安定または無収入と判断された

デポジット型クレジットカードの中には、申込条件として「安定した収入があること」を挙げているものもあります。保証金によって貸し倒れリスクは低減されるものの、カード利用額を毎月継続して支払う能力があるかを確認するためです。

完全に無職で収入がない場合や、日雇い労働などで収入が極端に不安定な場合は、支払いの継続性に懸念があると判断され、審査に落ちる可能性があります。ただし、「安定した収入」の定義はカード会社によって異なり、パートやアルバイトでも継続的な収入があれば問題ないとされるケースがほとんどです。また、特に収入条件を設けていないデポジット型クレジットカードもあります。

3デポジット型クレジットカードの審査基準を理解する4つのポイント

デポジット型クレジットカードの審査は、一般的なカードとは異なる視点で行われます。

審査落ちを避けるためには、特有の基準を理解しておくことが重要です。

ここでは、デポジット型カードの審査における4つの重要なポイントを解説します。

あらかじめ押さえておくことで、再申し込みの成功率をアップできるでしょう。

3-1【審査基準のポイント1】通常のクレジットカードより審査が柔軟

デポジット型クレジットカードの審査は、一般的なクレジットカードと比較して柔軟な基準が採用されている傾向にあります。多くのデポジット型カードの公式サイトでは、「審査が不安な方におすすめ」「過去に審査で嫌な思いをした方」といった記載が見られ、幅広い層を対象としていることがわかります。

過去の信用情報に多少の問題がある場合や、収入が不安定な職業の方でも、通常のカードより審査に通る可能性が高まります。ただし、これは「無審査」という意味ではなく、あくまで基準が柔軟であるという点に注意が必要です。

3-2【審査基準のポイント2】保証金が担保となるため貸し倒れリスクが低い

デポジット型クレジットカードの審査が柔軟である最大の理由は、申込者が事前に預ける保証金(デポジット)が担保として機能する点です。預けた保証金の額は、そのままカードの利用限度額となります。万が一利用者が支払いを滞納した場合、カード会社は預かっている保証金からその金額を回収できます。

デポジットを担保とする仕組みにより、カード会社にとって最も大きなリスクである「貸し倒れ」が発生する可能性が極めて低くなります。リスクが低い分、通常のクレジットカード審査で重視される過去の信用情報や現在の属性情報に対する評価基準を緩和し、より多くの人にカード発行の機会を提供できるのです。つまり、保証金を支払う能力そのものが、申込者の信用を補完する役割を果たしています。

3-3【審査基準のポイント3】信用情報の確認は行われる

審査が柔軟であるとはいえ、デポジット型クレジットカードも「審査なし」ではありません。申し込みを受け付けたカード会社は、割賦販売法に基づき、申込者の支払い能力を調査する義務があります。そのため、通常のクレジットカードと同様に、信用情報機関への照会は行われます。

信用情報機関に長期延滞や債務整理といった金融事故(異動情報)が記録されている場合、契約者としての信頼性に問題があると判断され、審査に落ちる可能性は十分にあります。保証金はあくまで貸し倒れリスクを軽減するものであり、申込者の信用度を全く問わないわけではないのです。デポジット型カードは「最後の砦」と考える人もいますが、最低限の審査基準は存在することを理解しておく必要があります。

3-4【審査基準のポイント4】安定した収入の有無が確認される

デポジット型クレジットカードの審査では、申込者に「安定した収入」があるかどうかも判断材料となります。保証金はあくまで万が一の際の担保であり、カード会社は毎月の利用額が期日通りに支払われることを前提としています。そのため、継続的に支払いを行えるだけの収入があるかを確認するのです。

デポジット型カードの中には、申込条件に「安定した収入のある方」という一文が含まれているものもあります。正社員である必要はなく、パートやアルバイトでも毎月一定の収入があれば条件を満たすと見なされることがほとんどです。しかし、完全に無収入である場合や、収入が極端に不安定な場合は、支払いの継続が困難と判断され、審査に通過できない可能性があります。

4デポジット型クレジットカードで審査落ちした後の対策5選

デポジット型クレジットカードの審査に落ちてしまっても、すぐに対策を講じることで、次の申し込みで通過できる可能性は高まります。

重要なのは、やみくもに再申し込みするのではなく、審査落ちの原因を冷静に分析し、改善することです。

ここでは、審査落ち後に取るべき5つの具体的な対策を紹介します。

4-1【対策1】信用情報を開示して問題点を確認する

審査落ちの最も確実な原因究明方法は、自身の信用情報を開示請求することです。CICやJICCといった信用情報機関に申請すれば、どのような情報が登録されているかを確認できます。延滞や債務整理などの金融事故情報(異動情報)が残っていないか、申込履歴がどうなっているかを客観的に把握しましょう。

もし事故情報が登録されていれば、それが審査落ちの直接的な原因である可能性が非常に高いです。情報開示はインターネットや郵送で可能で、手数料は500円〜1,500円程度です。まずは自分の信用状態を正確に知ることが、次への第一歩となります。

4-2【対策2】信用情報の記録が消えるまで待つ

信用情報を開示した結果、金融事故の記録や多数の申込履歴が確認された場合は、それらの情報が信用情報機関から削除されるまで待つのが最も確実な対策です。焦って申し込みを繰り返しても、審査に通る可能性は低いでしょう。

情報の登録期間は内容によって異なります。クレジットカードの申込履歴は約6カ月間、支払いの長期延滞や債務整理といった金融事故の情報は約5年〜7年間残ります。特に金融事故の記録があると審査通過が難しい可能性があります。記録が消えるのを待ってから、クリーンな状態で再挑戦することが重要です。

4-3【対策3】申込内容を正確に記入する

審査落ちの原因が、単純な申込内容の不備である可能性も考えられます。次回申し込む際は、入力した情報に誤りがないか、送信前に何度も確認することが重要です。特に、氏名・住所・生年月日・電話番号といった基本情報は、本人確認書類と一字一句同じでなければなりません。

また、年収や勤務先の正式名称、他社からの借入額などの記憶が曖昧な場合は、源泉徴収票や借入先の明細を確認するなどして、正確な情報を記入するように心がけましょう。意図的でなくても、誤った情報が原因で信用を損ない、審査に落ちてしまうケースは少なくありません。正確な情報提供が審査通過の基本です。

4-4【対策4】複数のカードへの同時申し込みを避ける

審査に落ちた不安から、複数のデポジット型カードに同時に申し込むのは「申し込みブラック」状態を招くため、絶対に避けるべきです。前回の申込履歴が信用情報から消える最低6カ月間は、新たな申し込みを控えるのが賢明です。

6カ月経過後、再申し込みをする際も、最も可能性が高いと思われるカード1枚に絞って申し込みましょう。もしその審査にも落ちてしまった場合は、再び6カ月の期間を空ける必要があります。焦りは禁物です。1社ずつ着実にアプローチすることが、結果的にクレジットカード取得への近道となります。

4-5【対策5】安定した収入を証明できる準備をする

収入の不安定さが審査落ちの原因と考えられる場合は、収入状況を改善してから再申し込みするのが有効です。特に、「安定した収入」を条件としているデポジット型クレジットカードの場合は、収入面の問題をクリアすることが重要になります。

例えば、アルバイトやパートを始めて数カ月間継続し、給与明細などで継続的な収入があることを証明できるように準備しましょう。勤続年数が長くなるほど、収入の安定性が高いと評価されます。すぐに収入を安定させることが難しい場合は、配偶者の収入を基に申し込めるカードを選ぶなど、申込先を工夫することも一つの方法です。

5デポジット型クレジットカードとデビットカードの違い3選

クレジットカードが持てない場合の代替手段として、デビットカードがよく挙げられます。

デポジット型クレジットカードもデビットカードもどちらも現金なしで決済できますが、その仕組みと役割は大きく異なります。

特に「支払いのタイミング」「信用情報の構築」「利用できる場面」の3つの点で明確な違いがあり、どちらを選ぶかは目的によって変わってきます。

5-1【デビットカードとの違い1】支払いのタイミング

最も大きな違いは、支払いが行われるタイミングです。デビットカードは、決済した瞬間に銀行口座から利用額が即時引き落とされます。口座残高がなければ利用できません。

一方、デポジット型クレジットカードは、通常のクレジットカードと同様に「後払い」です。月に一度、定められた日に利用額がまとめて口座から引き落とされます。手元に現金や口座残高がなくても、利用限度額の範囲内であれば買い物が可能です。この後払い機能がクレジットカードの最大の特徴と言えます。

5-2【デビットカードとの違い2】クレジットヒストリーの構築

将来的に通常のクレジットカードを持ちたいと考えている方にとって、クレジットヒストリー(クレヒス)を構築できるかどうかは非常に重要な違いです。デポジット型クレジットカードは、その名の通り「クレジットカード」の一種であるため、毎月の利用と返済の実績が信用情報機関に記録されます。期日通りに支払いを続けることで、良好なクレヒスを積み上げることができ、信用回復につながります。

対して、デビットカードは銀行口座からの即時引き落としであり、信用取引ではないため、どれだけ利用してもその履歴が信用情報機関に登録されることはありません。したがって、クレヒスの構築には全く寄与しない点を理解しておく必要があります。

5-3【デビットカードとの違い3】利用できる場面

デポジット型クレジットカードは、後払いの特性を持つため、分割払いやリボ払いに対応している場合があります。高額な買い物を計画的に支払いたい場合に便利です。また、公共料金や携帯電話料金など、月々の継続的な支払いに登録できるケースがほとんどです。

一方、デビットカードは原則として一括払いのみで、分割払いやリボ払いは利用できません。また、一部の月額課金サービスや高速道路料金(ETCカード)の支払いなど、クレジットカード払いが前提となっているサービスでは利用できない場合があります。利用できる場面の広さでは、デポジット型クレジットカードに軍配が上がることを理解しておきましょう。

6デポジット型クレジットカードのメリット4選

デポジット型クレジットカードは、審査に不安を抱える方にとって多くのメリットがあります。

単に決済手段を確保できるだけでなく、将来的な信用回復への足がかりとなる重要な役割も担います。

ここでは、デポジット型カードが持つ4つの主要なメリットを詳しく解説します。

6-1【メリット1】審査に通りやすい

最大のメリットは、一般的なクレジットカードに比べて審査に通りやすいことです。申込者が事前に保証金(デポジット)を預けるため、カード会社は貸し倒れのリスクを大幅に軽減できます。

保証金の仕組みにより、過去に延滞履歴がある方や、収入が不安定なフリーランス、初めてカードを作る学生など、通常の審査では不利になりがちな方でも発行される可能性が高まります。実際に多くのデポジット型カードが「審査に不安な方へ」と明記し、門戸を広げています。

6-2【メリット2】クレジットヒストリーを構築できる

デポジット型クレジットカードの利用実績は、クレジットヒストリー(クレヒス)として信用情報機関に記録されます。これは、信用取引ではないデビットカードやプリペイドカードにはない大きなメリットです。毎月きちんと支払いを行うことで、良好なクレヒスを積み重ねることができます。

デポジット型クレジットカードで履歴を積めば、個人の信用度が向上し、将来的に通常のクレジットカードやローンの審査に通過しやすくなる効果が期待できます。過去の金融トラブルで信用情報に傷がついてしまった方にとって、信用を回復するための有効な手段となります。

6-3【メリット3】分割払いやリボ払いが利用できる

デポジット型クレジットカードは、デビットカードやプリペイドカードと異なり、分割払いやリボ払いに対応している場合があります

例えば「Nexus Card」では、1回払いのほかに分割払いやリボ払い、ボーナス一括払いを選択できます。高額な商品を購入する際に、支払いを複数回に分けることができるため、家計の負担を一定にすることが可能です。ただし、リボ払いや分割払いには手数料が発生するため、計画的な利用が求められます。

6-4【メリット4】通常のクレジットカードと同様の特典が付帯する

デポジット型であっても、通常のクレジットカードと同様の特典やサービスが付帯する場合があります。例えば、利用額に応じたポイント還元は多くのカードで採用されており、貯まったポイントを商品券やマイルに交換できます。また、「デポジット型ライフカード」のように、国内外の旅行傷害保険が付帯(※)するカードも存在します。券面デザインも一般的なクレジットカードと変わらないものが多く、周囲にデポジット型であることを知られずに利用できる点もメリットと言えるでしょう。

※2026年3月31日からは利用付帯に変更

7デポジット型クレジットカードのデメリット3選

デポジット型クレジットカードは多くのメリットがある一方で、利用する前に理解しておくべきデメリットも存在します。

特に、初期費用や維持コスト、利用の柔軟性に関する制約は、申し込む前に十分に検討する必要があります。

ここでは、主な3つのデメリットについて解説します。

7-1【デメリット1】保証金の準備が必要

デポジット型クレジットカードを利用するためには、最初に保証金としてまとまった現金を用意する必要があります。この保証金は利用限度額と同額であり、カード会社によって異なるものの最低でも3万円から5万円程度が必要です。すぐにカードを使いたい場合でも、初期費用を準備できなければ申し込むことができません。

カード受け取り時に代金引換で支払うケースもあり、事前に現金を手元に用意しておく必要があります。保証金の初期負担が、デポジット型カードの最大のハードルと言えるでしょう。

7-2【デメリット2】年会費がかかる場合が多い

一般的なクレジットカードには年会費無料のものが数多くありますが、デポジット型クレジットカードは年会費が有料であるケースがほとんどです。年会費はカード会社によって異なり、1,000円台から数万円までと幅があります。

例えば、Nexus Cardは1,375円(税込)、デポジット型ライフカードは5,500円(税込)の年会費が必要です。保証金とは別に、毎年の維持コストが発生することを念頭に置く必要があります。

7-3【デメリット3】利用限度額が保証金額に制限される

デポジット型クレジットカードの利用限度額は、自身が預けた保証金の金額と完全に同額です。そのため、保証金額を超えるような高額な買い物はできません。例えば、保証金として5万円を預けた場合、利用限度額も5万円となり、それ以上の決済はできなくなります。

急な出費で一時的に利用枠を増やしたい場合でも、通常のクレジットカードのように簡単な手続きで増枠することはできません。利用限度額を上げるには、追加で保証金を入金する手続きが必要となり、反映までに時間がかかる場合があります。利用限度額の柔軟性の低さはデメリットと言えます。

8デポジット型クレジットカードの申し込み手順5ステップ

デポジット型クレジットカードの申し込みは、多くの場合オンラインで完結し、基本的な流れは通常のカードと似ています。

ただし、審査通過後に「保証金を入金する」というデポジット型特有のステップがあります。

ここでは、申し込みから利用開始までの一般的な5つのステップを解説します。

8-1【申し込み手順1】カードを選び公式サイトから申し込む

まず、自分の状況に合ったデポジット型クレジットカードを選びます。保証金額、年会費、付帯サービスなどを比較検討しましょう。

カードが決まったら、公式サイトの申し込みページにアクセスし、必要事項を入力します。氏名、住所、連絡先、勤務先、年収などの情報を正確に入力してください。この際、希望するデポジット額(利用限度額)を選択します。

8-2【申し込み手順2】本人確認書類を提出する

申し込み情報の入力後、本人確認手続きに進みます。オンライン本人確認を行う場合、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類をスマートフォンのカメラで撮影し、オンラインでアップロードします。

書類に記載された情報と申込内容が一致しているかを確認されるため、鮮明な画像を提出することが重要です。カード会社によっては、本人限定郵便受け取りでの本人確認が必要な場合もあります。

8-3【申し込み手順3】審査結果を待つ

申し込みや本人確認が完了すると、カード会社による審査が行われます。審査にかかる時間はカード会社によって異なり、数日から2週間程度が一般的です。

審査結果は、登録したメールアドレスに通知されることが多いです。この間、申込内容の確認のためにカード会社から電話がかかってくる可能性もあるため、不明な番号からの着信にも注意しておきましょう。

8-4【申し込み手順4】保証金を入金する

審査に通過すると、保証金(デポジット)の入金手続きに関する案内が届きます。入金方法はカード会社によって異なります。

Nexus Cardのように指定された銀行口座に振り込む方法や、デポジット型ライフカードのようにカードが代金引換で配送され、配達員に現金で支払う方法などがあります。案内に従って、速やかに保証金の入金を完了させましょう。

8-5【申し込み手順5】カードを受け取り利用開始

カードが発行されるタイミングは、カード会社によって異なります。例えばラグジュアリーカードの場合、保証金の入金を確認した後にクレジットカードが発行され、登録した住所に郵送されます。カードが手元に届けば、すぐに利用を開始できます。

Nexus Cardの場合は先にカードが届き、通常2〜3営業日程度で入金確認が行われて利用可能になります。カード裏面に署名欄があればサインを忘れずに行い、大切に保管しましょう。

9まとめ

デポジット型クレジットカードは、審査に不安がある方にとって心強い選択肢ですが、決して「無審査」ではないことを理解しておく必要があります。審査落ちの主な原因は、信用情報に残る過去の延滞や債務整理の記録、申込内容の不備、短期間での多重申し込みなど、通常のカード審査と共通する点が多くあります。

もし審査に落ちてしまった場合でも、焦りは禁物です。まずは信用情報を開示して原因を特定し、申込履歴が消える最低6カ月間は期間を空けましょう。その上で、収入状況を安定させるなどの対策を行い、自分の状況に合ったカードに再挑戦することが重要です。

デポジット型のクレジットカードには、デポジット型ライフカードやNexus Cardなど、それぞれ特徴の異なるカードが存在します。この記事で解説した審査基準や対策を参考に、自分に最適な一枚を見つけ、確実なクレジットカード取得を目指してください。

10よくある質問

Q

デポジット型クレジットカードで審査落ちすることはありますか?

A

はい、あります。デポジット型クレジットカードも審査なしではありません。信用情報機関への照会は行われるため、過去の長期延滞や債務整理などの金融事故情報が残っている場合や、申込内容に虚偽があった場合、無収入である場合などは審査に落ちる可能性があります。

Q

保証金はいつ返金されますか?

A

預けた保証金(デポジット)は、クレジットカードを解約する際に返金されます。ただし、カード利用額に未払いの残高がある場合は、その金額が保証金から差し引かれた上で、残額が返金されることになります。未払いがない状態で解約すれば、原則として預けた全額が戻ってきます。

Q

デポジット型クレジットカードから通常のクレジットカードに切り替えられますか?

A

デポジット型クレジットカードから通常のクレジットカードへ自動的に切り替わる制度は基本的にありません。通常のクレジットカードを持ちたい場合は、改めて新規で申し込みを行い、審査を受ける必要があります。ただし、デポジット型カードを延滞なく利用し続けることで良好なクレジットヒストリーが構築されるため、将来的に通常のカード審査に通過しやすくなる効果は期待できます。

Q

保証金の金額は後から変更できますか?

A

カード会社によって異なります。例えば、Nexus Cardでは公式サイトから10,000円単位で増額の申請ができます。利用限度額を増やしたい場合は、案内に従って追加の保証金を入金することで、利用枠を拡大すると良いでしょう。ただし、Nexus Cardで保証金を減額することはできません。保証金の金額変更への対応はカード会社によって決まりが異なるため、確認が必要です。

Q

デポジット型クレジットカードでもETCカードは発行できますか?

A

はい、一部のデポジット型クレジットカードではETCカードの発行が可能です。例えば、デポジット型ライフカードやNexus Cardでは、保証金額が100,000円以上のプランに申し込むことで、年会費無料のETCカードを追加で発行できます。ただし、すべてのデポジット型カードが対応しているわけではないため、ETCカードが必要な場合は、申し込み前に発行の可否や条件を確認することが重要です。

MeChoice編集部
執筆者

MeChoice編集部

MeChoice編集部は、くらしとお金に関するコンテンツ制作を各ジャンルの専門家とともに行い、情報発信を行っています。MeChoiceは株式会社モニクルリサーチが運営しています。

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