

税金のクレジットカード払いでポイントが貯まるおすすめカード8選!還元率と手数料を徹底比較
「税金の支払いで少しでもお得にポイントを貯めたいけれど、手数料が気になる……」
「どのクレジットカードを選べば、手数料を差し引いてもメリットがあるの?」
このようなお悩みはありませんか?
この記事を読めば、税金のクレジットカード払いで手数料を上回るポイント還元が期待できる、おすすめのクレジットカードがわかります。
以下の内容についてご紹介します。
- 税金支払いにおすすめの高還元率カード8選
- 手数料とポイント還元の損益分岐点
- クレジットカードで税金を支払う具体的な方法と注意点
ご自身の納税額やライフスタイルに最適な一枚を見つけ、次の納税から賢くポイントを貯め始めましょう。

リクルートカード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
海外:最高2,000万円、国内:最高1,000万円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB
ポイントアップ
じゃらん・ホットペッパー等でポイント最大3.2%
ポイント還元率
通常1.2%

楽天カード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
海外:最高2,000万円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB・American Express
ポイントアップ
楽天市場で楽天カード利用で最大3倍
ポイント還元率
通常1.0%

dカード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
—
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・iD
国際ブランド
Visa・Mastercard
ポイントアップ
dポイント加盟店で最大加盟店で2%以上のポイントアップや割引
ポイント還元率
通常1%

JCB カード W
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
海外:最高2,000万円(利用付帯)
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
JCB
ポイントアップ
優待店で最大ポイント21倍
ポイント還元率
通常1.0%

セゾンカードインターナショナル
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
—
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB
ポイントアップ
セゾンポイントモールでポイント最大30倍
ポイント還元率
通常0.1%

エポスカード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
海外:最高3,000万円、賠償責任:最高3,000万円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay
国際ブランド
Visa
ポイントアップ
会員限定サイトを経由するとポイントが2~30倍
ポイント還元率
通常0.5%

イオンカードセレクト
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
—
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・WAON
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB
ポイントアップ
イオングループでポイント2倍!公共料金のお支払いで毎月5WAONポイント
ポイント還元率
通常0.5%
1税金のクレジットカード払いで高還元率のおすすめカード8選
税金の支払いには、基本還元率が高く、年会費が無料または実質無料になるクレジットカードがおすすめです。
特に還元率が1.0%以上のカードを選ぶと、決済手数料を上回るポイントを獲得しやすくなります。
ここでは、還元率、年会費、ポイントの汎用性などを総合的に評価し、専門家の視点から厳選した8枚のクレジットカードをランキング形式で紹介します。
それぞれのカードが持つ独自の強みや特典を比較し、ご自身の納税スタイルに最も適した一枚を見つけてください。
1-1【高還元率カード1】リクルートカード:税金の支払いも基本還元率1.2%
リクルートカード

常時1.2%の高還元率なクレジットカード
公式サイトで申し込む- 年会費永年無料
- 基本のポイント還元率はいつでも1.2%
- 国際ブランドはVisaとMastercardとJCBの3種類
- ホットペッパービューティやじゃらんnetなどで最大3.2%還元
- 海外旅行傷害保険(最高2,000万円)と国内旅行傷害保険(最高1,000万円)が利用付帯
リクルートカードの口コミ
リクルートカードは、年会費が永年無料でありながら、基本のポイント還元率が1.2%と非常に高いことが最大の特長です。この高い還元率は、税金の支払いにおいても適用されるため、決済手数料を考慮しても十分にメリットを享受できます。
獲得したリクルートポイントは、Pontaポイントやdポイントといった汎用性の高い共通ポイントに交換可能です。これにより、日常のさまざまなシーンでポイントを活用できます。また、旅行サイト「じゃらんnet」や美容サロン予約サイト「ホットペッパービューティー」など、リクルートが提供するサービスで利用することもでき、ポイントの使い道に困ることはないでしょう。
さらに、電子マネーへのチャージでもポイントが付与される点も魅力です。ただし、国際ブランドによってチャージ可能な電子マネーや還元率が異なるため、申し込み前に確認が必要です。税金支払いだけでなく、普段使いでもお得な一枚として、幅広い方におすすめできるクレジットカードです。
リクルートカードの詳細については、こちらの記事で紹介しています。
1-2【高還元率カード2】楽天カード:税金の支払い還元率は0.2%
楽天カードの口コミ
楽天カードは基本還元率1.0%で人気のクレジットカードですが、税金の支払いに関しては注意が必要です。各種税金や国民年金保険料などの支払いでは、ポイント還元率が0.2%(500円につき1ポイント)に引き下げられます。
このため、純粋な税金納付の還元率だけを見ると、他の高還元カードに劣る場合があります。楽天市場を通じた「ふるさと納税」でも、2025年10月1日の改定により、SPU(スーパーポイントアッププログラム)は対象外となります。ポイント対象は純粋に楽天カードで利用した金額分のみとなります。
楽天カードの詳細については、こちらの記事で紹介しています。
1-3【高還元率カード3】dカード:税金の支払いも基本還元率1.0%、来年2月からは0.5%に
dカード

年会費永年無料のおトクな一枚
詳細をみる- いつでも、どこでもショッピングのご利用で1%ポイント還元
- 対象のケータイ料金をdカードでの支払いで割引
- d払いの支払い方法をdカードに設定&d払い利用でおトク
- 電子マネー「iD」搭載
dカードの口コミ
dカードは、年会費が永年無料で基本還元率が1.0%と高く、ドコモユーザー以外でもお得に利用できるクレジットカードです。
税金の支払いにおいても、この1.0%の還元率が適用されるため、安定してdポイントを貯めることができます。ただし、2026年2月1日から還元率が見直され、公共料金や税金(※)の還元率は0.5%に引き下げられます。
このカードの大きな魅力は、dカード特約店でのポイントアップです。ENEOSでんきやコスモでんきといった一部のエネルギー事業者も特約店に含まれており、これらの公共料金をdカードで支払うと、最大で2.0%のポイント還元が受けられます。ご契約中の電力会社が対象であれば、さらにお得にポイントを貯めることが可能です。
貯まったdポイントは、dポイント加盟店での支払いや、d払いの残高へのチャージなど、非常に幅広い用途に利用できます。ドコモの携帯電話料金に充当することもできるため、ドコモユーザーにとっては特に利便性が高いでしょう。また、ahamoユーザー向けには、毎月1GBのデータ容量が追加される「dカードボーナスパケット特典」も提供されています。
※ 電気料金/ガス料金/水道料金/地方税共同機構(eLTAX)での納税
dカードの詳細については、こちらの記事で紹介しています。
1-4【高還元率カード4】JCBカード W:税金の支払いも基本還元率1.0%
JCB カード W

ナンバーレスなら最短5分(※)でカード番号発行
公式サイトで申し込む- 年会費永年無料
- 通常のJCBカードの「2倍のポイント」が貯まる
- 「ナンバーレス」か「番号あり」を選べる
- Amazonやスターバックスカードへのチャージでお得にポイントが貯まる
※ 9:00AM~8:00PMでお申し込み。(受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱い)
※ 顔写真付き本人確認書類による本人確認。(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)
※モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPをご確認ください。
JCB カード Wの口コミ
JCBカード Wは、18歳から39歳までの方限定で申し込める、年会費永年無料のクレジットカードです。一度入会すれば40歳以降も年会費無料で継続して利用できます。基本還元率は常に1.0%と高く、税金の支払いでも効率的にOki Dokiポイントを貯めることが可能です。
このカードの大きな魅力は、JCB ORIGINAL SERIESパートナー店でのポイントアップです。Amazon.co.jpやセブン-イレブンでは還元率が2.0%に、スターバックスではオンライン入金で5.5%になるなど、日常的に利用する機会の多い店舗で非常にお得になります。
貯まったOki Dokiポイント(※)は、Amazonでの支払いに1ポイント=3.5円分として利用できるほか、スターバックスカードへのチャージ、JALやANAのマイルへの交換など、多彩な使い道が用意されています。税金の支払いだけでなく、普段の買い物でもお得を実感したい若い世代に特におすすめの一枚です。
※ 2026年1月から「J-POINT」にリニューアル予定
JCBカード Wの詳細については、こちらの記事で紹介しています。
1-5【高還元率カード5】三井住友カード(NL):税金の支払いも基本還元率0.5%(対象のコンビニ・飲食店で最大7%)
三井住友カード(NL)は、年会費が永年無料で、券面にカード番号が記載されていないナンバーレス仕様が特徴のクレジットカードです。セキュリティ意識が高い方でも安心して利用できます。基本のポイント還元率は0.5%ですが、税金の支払いにも利用可能です。
このカードの最大の魅力は、対象のコンビニや飲食店でスマートフォンのタッチ決済を利用すると、最大で7%のポイントが還元される点です。セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドなどが対象となっており、日常的な少額決済で効率的にVポイントを貯めることができます。
また、「定期払いチャンス」というサービスがあり、公共料金などの定期的な支払いをこのカードで行うと、毎月抽選で最大1万円相当のVポイントPayギフトが当たる可能性があります。さらに、新電力サービス「Vポイントでんき」を契約し、このカードで支払うと電気料金の3%が還元されるなど、特定のサービスとの組み合わせでさらにお得になります。
三井住友カード(NL)の詳細については、こちらの記事で紹介しています。
1-6【高還元率カード6】セゾンカードインターナショナル:税金の支払い還元率は0.25%(永久不滅ポイント)
セゾンカードインターナショナルの口コミ
セゾンカードインターナショナルは、年会費が永年無料で、有効期限のない「永久不滅ポイント」が貯まることが最大の特長です。基本のポイント還元率は0.5%(1,000円につき1ポイント)ですが、税金の支払いの還元率は0.25%になります。
ポイントの有効期限がないため、失効を気にすることなく、じっくりと自分のペースで貯められるのが大きなメリットです。貯まったポイントは、Amazonギフトカードや各種商品券との交換、カード利用額への充当など、多彩な使い道が用意されています。
また、オンラインショッピングの際に「セゾンポイントモール」を経由することで、ポイントが最大で30倍になる特典もあります。税金の支払いのような固定費でコツコツとポイントを貯めつつ、ネットショッピングで大きくポイントを獲得するといった使い方が可能です。ポイントの有効期限を管理するのが苦手な方や、長期間かけて大きな目標のためにポイントを貯めたい方に適した一枚です。
セゾンカードインターナショナルの詳細については、こちらの記事で紹介しています。
1-7【高還元率カード7】エポスカード:税金の支払いも基本還元率0.5%
エポスカードの口コミ
エポスカードは、年会費が永年無料で、マルイでの優待が充実していることで知られるクレジットカードです。基本のポイント還元率は0.5%と標準的ですが、税金の支払いにも利用できます。
このカードの魅力は、ポイントアップサイト「エポスポイントUPサイト」を経由したネットショッピングにあります。このサイトを通じて買い物をすると、ポイントが2倍から最大30倍にまでアップします。また、全国10,000店舗以上の優待施設で割引や特典を受けられるのも大きなメリットです。
さらに、エポスカードの利用実績を積むことで、年会費永年無料で「エポスゴールドカード」へのインビテーション(招待)が届く可能性があります。ゴールドカードにアップグレードすると、ポイント有効期限が無期限になるほか、選べるポイントアップショップで公共料金の還元率を1.0%に設定できたり、年間利用額に応じたボーナスポイントが付与されたりと、特典が大幅に向上します。将来的にゴールドカードを目指す方にとって、最初のステップとして最適な一枚です。
エポスカードの詳細については、こちらの記事で紹介しています。
1-8【高還元率カード8】イオンカードセレクト:税金の支払いも基本還元率0.5%
イオンカードセレクト
- クレジットカード・キャッシュカード・WAONが一体型になったクレジットカード
- イオングループ対象店でポイントが基本の2倍貯まる(基本は200円につき1ポイント)
- 毎月20日・30日のお客様感謝デーで買い物代金5%OFF
- 公共料金の支払いや、給与振り込み口座に指定でポイント付与
イオンカードセレクトの口コミ
イオンカードセレクトは、クレジットカード、電子マネーWAON、イオン銀行キャッシュカードの3つの機能が一体となった、年会費永年無料のカードです。イオングループを頻繁に利用する方に多くのメリットがあります。
税金の支払いにおける基本還元率は0.5%(200円ごとに1WAON POINT)と標準的ですが、独自の特典として、対象の公共料金(電気・固定電話・携帯電話・NHK)の口座振替1件につき、毎月5WAONポイントが付与されます。この特典はイオン銀行口座からの振替が条件となります。
このカードの真価は、イオングループでの利用時に発揮されます。毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」では、買い物代金が5%オフになります。また、イオングループの対象店舗では常にポイントが2倍になるなど、日常の買い物でWAON POINTを効率的に貯めることができます。公共料金の支払いと合わせて、普段の生活費の決済をイオングループに集約することで、家計全体の節約につながる一枚です。
イオンカードセレクトの詳細については、こちらの記事で紹介しています。
2税金のクレジットカード払いで得するための3つのポイント
税金のクレジットカード払いで確実にメリットを得るためには、いくつか押さえておくべき重要なポイントがあります。「決済手数料とポイント還元の損益分岐点」「納付方法ごとの手数料の違い」「ポイント付与の対象外となる税目」の3点を正しく理解することが、手数料負けを防ぎ、賢くポイントを獲得するための鍵となります。
これらのポイントを知らずに利用すると、かえって損をしてしまう可能性もゼロではありません。以下で、それぞれのポイントについて具体的に解説していきます。
2-1【ポイント1】決済手数料と獲得ポイントの損益分岐点を計算する
税金をクレジットカードで支払う際に最も重要な概念が「損益分岐点」です。これは、納付時に発生する決済手数料の金額と、カード利用によって得られるポイントの価値が同額になる点を指します。獲得できるポイントの価値が決済手数料を上回れば、実質的にお得になる計算です。
国税をクレジットカードで納付する場合、納税額1万円ごとに99円(税込)の決済手数料がかかります。これは、納税額に対しておよそ0.99%の手数料率に相当します。したがって、ポイント還元率が1.0%以上のクレジットカードを選択すれば、手数料を支払ってもポイント分がお得になる可能性が高いと言えます。
例えば、納税額10万円を還元率1.0%のカードで支払う場合、決済手数料は約990円ですが、獲得ポイントは1,000円相当となり、差し引きで10円のプラスになります。納税額が大きくなるほど、この差額も大きくなるため、高還元率カードのメリットはさらに増します。
2-2【ポイント2】納付方法によって手数料が異なることを理解する
税金をクレジットカードで支払う際の手数料は、納付する税金の種類(国税か地方税か)や利用するサイトによって異なります。
国税(所得税、法人税など)は「国税クレジットカードお支払サイト」を利用し、手数料は納税額1万円ごとに99円(税込)と定められています。
一方、地方税(住民税、自動車税など)は「地方税お支払サイト」を通じて納付しますが、手数料は各地方自治体によって設定が異なります。例えば東京都の場合、最初の1万円までは37円(税別)、以降1万円ごとに75円(税別)が加算される仕組みです。
このように、納付する税金によって手数料の計算方法が違うため、事前に各サイトでシミュレーションを行い、正確な手数料額を把握しておくことが重要です。これにより、ポイント還元と比較して本当にお得かどうかを正確に判断できます。
2-3【ポイント3】ポイント付与対象外の税目がないか事前確認する
多くのクレジットカードでは税金の支払いでもポイントが付与されますが、カード会社によっては特定の税金や公共料金の支払いをポイント付与の対象外としたり、還元率を引き下げたりするケースがあります。
例えば、楽天カードは税金や公共料金の支払いでは還元率が1.0%から0.2%に下がります。また、アメリカン・エキスプレスやダイナースクラブのカードも、税金の支払いでは還元率が半分になることが一般的です。
税金の支払いにクレジットカードを利用する前には、必ず公式サイトや会員規約を確認し、自分が支払う予定の税目がポイント付与の対象であるか、また還元率が通常時と変わらないかをチェックすることが不可欠です。これを怠ると、期待していたほどのポイントが貯まらず、手数料分を損してしまう可能性もあります。
3税金のクレジットカード払いができる主な税目一覧
現在、クレジットカードでの支払いは多くの税目で可能となっており、納税者の利便性は大きく向上しています。所得税や法人税といった「国税」から、住民税や自動車税などの「地方税」まで、幅広い税金をカードで納付できます。
これにより、これまで現金での支払いが主だった高額な納税においても、ポイント還元の恩恵を受けられるようになりました。具体的にどのような税金がクレジットカード払いの対象となるのか、国税と地方税に分けて詳しく見ていきましょう。
3-1国税(所得税・法人税・消費税など)
国税においては、個人の確定申告に伴う「申告所得税」や、法人が納める「法人税」「消費税」など、主要な税目のほとんどがクレジットカード払いに対応しています。
その他にも、「相続税」や「贈与税」、「源泉所得税」といった税金も対象です。さらに、納付が遅れた場合に課される「延滞税」や「加算税」などの附帯税もクレジットカードで支払うことが可能です。
これにより、個人事業主から法人、そして個人に至るまで、多くの納税シーンでクレジットカードを活用し、ポイントを獲得する機会が広がっています。ただし、印紙を貼り付けて納付する形式の印紙税など、一部対象外の税目も存在するため注意が必要です。
3-2地方税(住民税・自動車税・固定資産税など)
地方税に関しても、クレジットカードで納付できる税目が拡大しています。「住民税」や「個人事業税」、「固定資産税」、「自動車税(種別割)」など、生活に身近な多くの税金が対象です。
ただし、地方税のクレジットカード対応状況は、各都道府県や市区町村によって異なります。多くの自治体で対応が進んでいますが、一部の自治体ではクレジットカード払いができなかったり、対象となる税目が限定されていたりする場合があります。
そのため、地方税をクレジットカードで支払いたい場合は、まずお住まいの自治体の公式ホームページなどで対応状況を確認することが不可欠です。対応している場合は、「地方税お支払サイト」などを通じて手続きを行うことになります。
3-3その他の税金(国民年金保険料など)
国税や地方税のほかにも、クレジットカードで支払える公的な負担金があります。その代表例が「国民年金保険料」です。毎月の保険料をクレジットカードで継続的に支払う手続きをしておけば、自動で引き落とされるため払い忘れを防ぐことができ、かつポイントも貯まります。
また、「国民健康保険料」についても、クレジットカード払いに対応する自治体が増えています。ただし、これは地方税と同様に自治体ごとの判断となるため、お住まいの市区町村での対応状況を確認する必要があります。
これらの社会保険料は年間で見ると大きな金額になるため、クレジットカード払いを活用することで、家計の節約に繋げることが可能です。

リクルートカード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
海外:最高2,000万円、国内:最高1,000万円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB
ポイントアップ
じゃらん・ホットペッパー等でポイント最大3.2%
ポイント還元率
通常1.2%

楽天カード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
海外:最高2,000万円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB・American Express
ポイントアップ
楽天市場で楽天カード利用で最大3倍
ポイント還元率
通常1.0%

dカード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
—
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・iD
国際ブランド
Visa・Mastercard
ポイントアップ
dポイント加盟店で最大加盟店で2%以上のポイントアップや割引
ポイント還元率
通常1%

JCB カード W
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
海外:最高2,000万円(利用付帯)
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
JCB
ポイントアップ
優待店で最大ポイント21倍
ポイント還元率
通常1.0%

セゾンカードインターナショナル
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
—
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB
ポイントアップ
セゾンポイントモールでポイント最大30倍
ポイント還元率
通常0.1%

エポスカード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
海外:最高3,000万円、賠償責任:最高3,000万円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay
国際ブランド
Visa
ポイントアップ
会員限定サイトを経由するとポイントが2~30倍
ポイント還元率
通常0.5%

イオンカードセレクト
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
—
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・WAON
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB
ポイントアップ
イオングループでポイント2倍!公共料金のお支払いで毎月5WAONポイント
ポイント還元率
通常0.5%
4税金をクレジットカードで支払う3つの方法と手数料比較
税金をクレジットカードで納付するには、主に国税と地方税でそれぞれ専用のオンラインサイトを利用します。国税は「国税クレジットカードお支払サイト」、地方税は「地方税お支払サイト(eLTAX)」が窓口となります。
以前は「Yahoo!公金支払い」というサービスも広く利用されていましたが、2025年3月31日をもってサービスを終了しているため、現在は利用できません。
ここでは、現在利用可能な2つの公式サイトでの支払い方法と、それぞれの手数料について詳しく比較・解説します。
4-1【方法1】国税クレジットお支払サイト:決済手数料99円(税込)〜
所得税や法人税、消費税などの国税は、国税庁が運営する「国税クレジットカードお支払サイト」から納付手続きを行います。このサイトは24時間いつでもアクセス可能で、金融機関や税務署の窓口へ行く時間がない方でも手軽に納税を完了できます。
利用する際には、納税額に応じた決済手数料が発生します。手数料は、最初の10,000円までが99円(税込)、以降10,000円を超えるごとに99円(税込)が加算される仕組みです。この手数料は、納付を代行する民間事業者(株式会社エフレジ)へ支払われるものであり、国の収入になるわけではありません。
手続きはサイトの案内に従って納付情報やクレジットカード情報を入力するだけで完了し、非常に簡便です。ただし、一度手続きを完了すると取り消しができないため、入力内容の確認は慎重に行う必要があります。
4-2【方法2】地方税お支払サイト(eLTAX):決済手数料は納税額に応じて変動
住民税や自動車税、固定資産税といった地方税は、地方税共同機構が運営する「地方税お支払サイト」を通じてクレジットカードで納付できます。このサイトでは、納税通知書に印字されている「eL-QR」(QRコード)をスマートフォンのカメラで読み取るか、「eL番号」を手入力することで、簡単に支払い手続きに進むことができます。
決済手数料は、国税とは異なり、各地方自治体によって設定されています。そのため、一律の料金体系ではなく、納税先の自治体ごとに手数料が変動する点に注意が必要です。例えば東京都の場合、最初の1万円までは37円(税別)、以降1万円ごとに75円(税別)が加算されます。
複数の自治体の納税通知書があっても、eL-QRを連続で読み込むことでまとめて支払うことも可能で、非常に利便性が高い仕組みとなっています。支払う前には、サイト上で表示される手数料を必ず確認しましょう。
4-3【方法3】Yahoo!公金支払い:2025年3月31日でサービス終了
かつては、地方税や水道料金などの支払いに広く利用されていた「Yahoo!公金支払い」ですが、このサービスは2025年3月31日をもって終了しました。
そのため、現在はこのサービスを利用して税金をクレジットカードで支払うことはできません。過去にYahoo!公金支払いを利用していた方は、今後は「地方税お支払サイト」など、各自治体が指定する別の納付方法へ切り替える必要があります。
サービスの終了を知らずにいると、納付期限を過ぎてしまう可能性もあるため、注意が必要です。現在は、前述の「国税クレジットカードお支払サイト」および「地方税お支払サイト」が、税金のクレジットカード納付における主要な窓口となっています。
5税金のクレジットカード払いで注意すべき5つのポイント
税金のクレジットカード払いは、ポイント還元など多くの利点がありますが、利用する前に知っておくべき注意点も存在します。「手数料負けのリスク」「納税証明書の発行遅延」「領収書が発行されない」といった点を理解しておかないと、思わぬ不便を感じたり、かえって損をしてしまったりする可能性があります。
ここでは、クレジットカードで税金を納付する際に特に注意すべき5つのポイントを、専門家の視点から詳しく解説します。これらの注意点を事前に把握し、計画的に利用することが賢い納税の鍵となります。
5-1【注意点1】決済手数料がポイント還元率を上回る場合がある
クレジットカードで税金を支払う最大の注意点は、決済手数料がカードのポイント還元率を上回ってしまう「手数料負け」のリスクがあることです。
国税の決済手数料は約0.99%であるため、還元率が0.5%の一般的なクレジットカードで支払うと、差し引きで約0.49%分の損をしてしまいます。このため、税金の支払いには少なくとも還元率1.0%以上のカードを選ぶことが鉄則です。
また、カードによっては税金の支払いで還元率が引き下げられる場合もあります。例えば、基本還元率1.0%の楽天カードも、税金支払い時は0.2%に下がります。利用前には、ご自身のカードが税金支払い時に通常通りの還元率を維持できるか、必ず確認しましょう。
5-2【注意点2】納税証明書の発行に時間がかかる
クレジットカードで税金を納付した場合、納税証明書を即日で発行することはできません。これは、カード会社から国や地方自治体へ実際に納税額が入金されるまでにタイムラグがあるためです。
納付手続きが完了してから、納税情報がシステムに反映され、証明書が発行可能になるまでには、通常1週間から3週間程度の期間を要します。自治体によってはさらに時間がかかる場合もあります。
そのため、自動車の車検などで納税証明書が急ぎで必要な場合には、クレジットカード払いは適していません。期限に余裕がない場合は、金融機関の窓口やコンビニエンスストアで現金納付し、その場で納税証明書(またはそれに代わる領収印が押された書類)を受け取る方法を選択するのが賢明です。
5-3【注意点3】領収書が発行されない
税金をクレジットカードで支払った場合、税務署や自治体から領収書(領収証書)は発行されません。これは、クレジットカード納付が、納税者から委託を受けたカード会社が立て替え払いを行う仕組みであるためです。
領収書の代わりとなる支払い証明としては、クレジットカード会社が発行する利用明細書が該当します。経費精算などで支払い事実を証明する必要がある場合は、この利用明細書を利用することになります。
もし、どうしても税務署や自治体発行の領収書が必要な場合は、クレジットカード払いは利用できません。その際は、金融機関の窓口やコンビニエンスストアで現金で納付し、領収印が押された領収証書を受け取る必要があります。事業の経理処理などで領収書が必須となる場合は、あらかじめ納付方法を検討しておくことが重要です。
5-4【注意点4】カードの利用限度額に注意が必要
法人税や相続税など、納税額が高額になる場合、クレジットカードの利用限度額を超えてしまい、決済ができない可能性があります。納税手続きを行う前には、必ずご自身のカードの利用可能枠を確認しておくことが重要です。
もし納税額が利用限度額を上回る場合は、いくつかの対処法が考えられます。一つは、カード会社に連絡して一時的に利用限度額を引き上げてもらう方法です。審査が必要ですが、多くのカード会社で対応しています。
また、一部の法人カードなどでは、事前に指定口座へ入金(デポジット)することで、限度額を超えた決済を可能にするサービスを提供している場合もあります。高額な納税が予想される場合は、こうしたサービスが付帯したクレジットカードを選ぶのも一つの手です。利用限度額を理由に納付が遅れると延滞税が発生する可能性もあるため、計画的な準備が求められます。
5-5【注意点5】分割払い・リボ払いは手数料が高額になる
クレジットカードで税金を支払った後、多くのカード会社では「あとから分割」や「あとからリボ」といったサービスを利用して、支払い方法を変更することが可能です。これにより、一度に大きな金額を支払う負担を軽減できます。
しかし、分割払いやリボ払いを利用すると、カード会社所定の手数料(利息)が発生します。この手数料は、納税時に支払う決済手数料とは別に発生するもので、年率に換算すると15%前後と高額になることが一般的です。
せっかくポイント還元で得をしても、分割払いやリボ払いの手数料でそれを上回るコストがかかってしまっては本末転倒です。資金繰りの都合でやむを得ない場合を除き、税金の支払いは原則として1回払いで行うことを強く推奨します。計画的な資金準備を心がけ、無駄な手数料を支払わないようにしましょう。
6まとめ
税金のクレジットカード払いは、決済手数料を上回る還元率を持つカードを賢く選ぶことで、実質的な節税につながる非常にお得な納付方法です。特に還元率1.0%以上のカードを利用すれば、手数料を差し引いてもポイント分のメリットを享受しやすくなります。
本記事で紹介した高還元率カードの中から、ご自身の納税額やライフスタイル、ポイントの使い道に合った最適な一枚を見つけることが重要です。JCBカード Wやリクルートカードのように年会費無料で高還元なカードから、特典が充実したゴールドカードまで、選択肢は多岐にわたります。
納税証明書の発行に時間がかかる、領収書が発行されないといった注意点も理解したうえで、計画的に利用しましょう。納税という国民の義務を、ポイント獲得という賢いメリットに変え、家計管理に役立ててみてはいかがでしょうか。

リクルートカード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
海外:最高2,000万円、国内:最高1,000万円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB
ポイントアップ
じゃらん・ホットペッパー等でポイント最大3.2%
ポイント還元率
通常1.2%

楽天カード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
海外:最高2,000万円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB・American Express
ポイントアップ
楽天市場で楽天カード利用で最大3倍
ポイント還元率
通常1.0%

dカード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
—
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・iD
国際ブランド
Visa・Mastercard
ポイントアップ
dポイント加盟店で最大加盟店で2%以上のポイントアップや割引
ポイント還元率
通常1%

JCB カード W
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
海外:最高2,000万円(利用付帯)
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
JCB
ポイントアップ
優待店で最大ポイント21倍
ポイント還元率
通常1.0%

セゾンカードインターナショナル
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
—
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB
ポイントアップ
セゾンポイントモールでポイント最大30倍
ポイント還元率
通常0.1%

エポスカード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
海外:最高3,000万円、賠償責任:最高3,000万円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay
国際ブランド
Visa
ポイントアップ
会員限定サイトを経由するとポイントが2~30倍
ポイント還元率
通常0.5%

イオンカードセレクト
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
—
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・WAON
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB
ポイントアップ
イオングループでポイント2倍!公共料金のお支払いで毎月5WAONポイント
ポイント還元率
通常0.5%
7よくある質問
ここでは、税金のクレジットカード払いに関して多くの方が抱く疑問について、専門家の視点からQ&A形式で分かりやすく解説します。手数料、確定申告、高額納税の可否など、具体的な疑問にお答えします。
税金のクレジットカード払いで決済手数料を無料にする方法はありますか?
税金のクレジットカード払いで決済手数料を無料にする方法はありません。この手数料は、国や自治体ではなく、納税を代行する民間事業者(カード会社など)に支払われるものです。カード会社が立て替え払いを行う際のリスクや事務コストを賄うために設定されているため、納税者が負担する仕組みになっています。手数料を実質的にゼロに近づけるには、手数料率を上回る高還元率のクレジットカードを選ぶことが唯一の方法です。
法人税や消費税などの高額な税金もクレジットカードで支払えますか?
はい、支払えます。ただし、「国税クレジットカードお支払サイト」では、1回の手続きで納付できる金額の上限が1,000万円未満と定められています。もし納税額が1,000万円を超える場合は、複数回に分けて手続きを行う必要があります。例えば、2,500万円の法人税を納める場合は、1,000万円、1,000万円、500万円と3回に分けて決済手続きをすることで納付が可能です。カードの利用限度額にも注意が必要です。
税金のクレジットカード払いで分割払いやリボ払いは利用できますか?
はい、利用できます。納税サイトでの手続き自体は1回払いとなりますが、多くのカード会社では、支払い後に会員サイトなどから「あとから分割」や「あとからリボ」といったサービスを申し込むことが可能です。これにより、高額な納税の負担を月々に分散させることができます。ただし、これらの支払い方法を選択すると、別途カード会社所定の高い手数料(利息)が発生するため、利用は慎重に検討する必要があります。
税金のクレジットカード払いで納税証明書はいつ発行されますか?
クレジットカードで納税した場合、納税証明書が発行可能になるまでには通常1週間から3週間程度の時間がかかります。これは、カード会社から国や自治体へ入金が確認されるまでにタイムラグがあるためです。そのため、車検などで納税証明書がすぐに必要な場合には、クレジットカード払いではなく、金融機関やコンビニの窓口での現金納付をおすすめします。














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