

ホテルで割引が受けられるクレジットカードおすすめ9選!宿泊特典・優待を徹底解説
「旅行や出張でホテルに泊まる機会が多いけど、宿泊費を少しでも安くしたい」
「どうせなら、もっと快適でお得なホテルステイを楽しみたい」
こんな悩みはありませんか?
ホテルでの割引や優待特典が付いたクレジットカードを活用すれば、宿泊費を節約できるだけでなく、お部屋のアップグレードや朝食無料など、ワンランク上の体験が可能になります。
とはいえ、カードの種類が非常に多いので、どれが自分に合っているのか選ぶのは難しいですよね。
この記事を読めば、自分の旅行スタイルや目的にぴったりの一枚がきっと見つかります。
以下の内容についてご紹介します。
- ホテルで割引が受けられるクレジットカードの賢い選び方
- 特典内容で比較するおすすめカード9選
- カード利用時のメリットと注意点
自分に最適なカードを比較検討し、次の旅行からお得で快適なホテルステイを実現しましょう。

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
ポイント
年会費
165,000円(税込)
旅行保険
海外:最高1億円、国内:最高1億円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay
国際ブランド
American Express
ポイントアップ
対象加盟店で最大ポイント3倍
ポイント還元率
通常1.0%

ラグジュアリーカード(Mastercard® Black Card™)個人・法人
ポイント
年会費
110,000円(税込)
旅行保険
海外:最高1.2億円、国内:最高1.2億円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
Mastercard
ポイントアップ
—
ポイント還元率
通常1.25%

JCBゴールド
ポイント
年会費
11,000円(税込)(初年度無料 ※1)
旅行保険
海外:最高1億円、国内:最高5,000万円(利用付帯)
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
JCB
ポイントアップ
優待店で最大ポイント20倍
ポイント還元率
通常0.5%

dカード PLATINUM
ポイント
年会費
29,700円(税込)
旅行保険
海外:最高1億円、国内:最高5,000万円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・iD
国際ブランド
Visa・Mastercard
ポイントアップ
dカード ポイントモール経由で1.5~10.5倍
ポイント還元率
通常1.0%
- ※1 オンラインで入会申し込みの場合は初年度年会費無料。(本会員の方が対象です。資料請求でお申し込みの方、もしくはお切り替えの方は対象となりません。)
1ホテルでの割引・優待が充実したクレジットカード9選
ホテルでの割引や優待特典が充実しているクレジットカードは、年会費や特典内容も多岐にわたります。ここでは、専門家の視点から厳選した9枚のカードを、それぞれの特徴とともに詳しくご紹介します。
1-1【ホテル割引のあるカード1】Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード:年会費82,500円、ゴールドエリート資格自動付与
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは、世界最大のホテルチェーン「マリオット・インターナショナル」での滞在を格上げする特典が満載のカードです。年会費は82,500円(税込)と高額ですが、それを上回る価値があります。
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードを保有するだけで、通常は年間25泊が必要な「ゴールドエリート」会員資格が自動的に付与されます。空室状況に応じた客室のアップグレードや、14時までのレイトチェックアウト、滞在時の25%ボーナスポイントといった優待を受けられます。
さらに、年間400万円以上のカード利用と同カードの継続で、最大75,000ポイント相当の無料宿泊特典が1泊分プレゼントされるのも大きな魅力です。ザ・リッツ・カールトンなどの高級ホテルに宿泊できるため、無料宿泊特典だけで年会費の元を取ることも十分に可能です。
ポイント還元率も高く、Marriott Bonvoy参加ホテルでの利用は100円につき6ポイント、日常の買い物でも100円につき3ポイントが貯まります。貯まったポイントは無料宿泊のほか、ANAやJALを含む38社もの航空会社のマイルに高レートで交換できるため、旅行好きには最適な一枚と言えるでしょう。
1-2【ホテル割引のあるカード2】ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード:年会費66,000円、ゴールド会員資格自動付与
ヒルトン系列のホテルを頻繁に利用するなら、「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」が最適です。年会費は66,000円(税込)で、ヒルトンでの滞在を格段にアップグレードする特典が満載です。
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードを持つだけで、ヒルトンの上級会員資格「ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータス」が無条件で付与されます。アメリカを除く世界中のヒルトン系列ホテルで2名様分の朝食が無料になるほか、空室状況に応じたお部屋のアップグレードが受けられます。
さらに、年間合計200万円のカード利用で、最上級資格である「ダイヤモンドステータス」へ昇格できるのも大きな魅力です。ダイヤモンド会員になると、エグゼクティブラウンジにアクセスでき、最高でスイートルームまでアップグレードされる可能性があるなど、さらに手厚い優待を享受できます。
特典の中でも特に価値が高いのが「ウィークエンド無料宿泊特典」です。カードを継続するだけで1泊分が付与されますが、年間300万円以上利用した場合はもう1泊、合計で最大2泊分の無料宿泊が可能になります。無料宿泊特典だけで年会費を十分に回収できるポテンシャルを持っています。
1-3【ホテル割引のあるカード3】アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード:年会費165,000円、ファイン・ホテル・アンド・リゾート特典
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード

特別なプラチナカード
公式サイトで申し込む- プリンスステータスサービス プラチナメンバーを無条件で付与
- 2名以上のご予約で1名分無料のダイニング特典あり「2 for 1ダイニング by招待日和」
- カード購入していない商品破損も補償
- プラチナ・コンシェルジェ・デスクが利用可能
- スマートフォンの修理代金を10万円まで補償
特定のホテルチェーンに縛られず、世界中のさまざまな高級ホテルで最上級の待遇を受けたい方には、「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」がぴったりです。年会費は165,000円(税込)と高額ですが、その価値を十分に感じられるラインナップが揃っています。
最大の魅力は、世界1,600ヶ所以上のホテルやリゾートが参加する優待プログラム「ファイン・ホテル・アンド・リゾート(FHR)」です。このプログラムを通じて予約すると、以下のようなラグジュアリーな特典が受けられます。
- 客室のアップグレード(当日の空室状況による)
- アーリーチェックイン(12:00から、当日の空室状況による)
- レイトチェックアウト(16:00まで保証)
- 滞在中の朝食が2名様まで無料
- 100米ドル相当のホテルクレジット(スパやレストランで利用可能)
さらに、「ホテル・メンバーシップ」特典により、マリオット、ヒルトン、ラディソン、プリンスホテルのメンバーシップに入会すれば、上級会員資格が無条件で付与されます。これにより、FHR対象外のホテルでも優待を受けられる機会が広がります。
また、カードを毎年継続するごとに、国内の対象ホテルで利用できる無料ペア宿泊券「フリー・ステイ・ギフト」がプレゼントされるため、これだけで年会費の一部を回収することも可能です。まさに旅好きのための究極の1枚と言えるでしょう。
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの詳細については、こちらの記事で紹介しています。
1-4【ホテル割引のあるカード4】ラグジュアリーカード Mastercard Black Card™:年会費110,000円、HoteLuxステータスマッチ
ラグジュアリーカード(Mastercard® Black Card™)個人・法人

究極のブラックカード
詳細を見る- 表⾯はステンレス、裏⾯はカーボン素材、プラスチック不使⽤のカード
- Mastercard®最上位ロゴの刻印(World Elite™ Mastercard®というMastercard®最上位カードのみに唯一与えられたステータス)
- 一般的なICチップより一回り小さい小型チップを採用、小型により無駄を省いた美しいカードデザイン
- カード番号やお名前は裏面印字でスマート、かつセキュリティ対策も万全
- 貯まったポイントは、1.25%相当の還元率でキャッシュバックやギフト券などに交換可能
ラグジュアリーカード(Mastercard® Black Card™)個人・法人の口コミ
「ラグジュアリーカード Mastercard Black Card™」は、その名の通り、贅沢な体験と高いステータス性を追求する方向けの金属製クレジットカードです。年会費は110,000円(税込)で、ホテル特典においては独自の強みを発揮します。
ラグジュアリーカード Mastercard Black Card™の大きな特徴は、高級ホテルの予約アプリ「HoteLux」の上級会員資格「エリートプラス」に無料でなれるステータスマッチ特典です。マリオット、ハイアット、IHGなど世界4,000軒以上のホテルで、以下のような上級会員相当の優待を受けられます。
- 無料の朝食サービス(2名様まで)
- 客室のアップグレード(空室状況による)
- 最大200米ドルのホテルクレジット
- アーリーチェックイン/レイトチェックアウト
さらに、ラグジュアリーカード独自のホテル優待プログラムもあり、アマン、インターコンチネンタル、マンダリンオリエンタルといった超一流ホテルでも優待が適用されます。1滞在あたり平均で約70,000円相当の特典が受けられるため、特定のホテルチェーンに縛られずに常に最高の体験を求める方に最適です。
24時間365日対応のコンシェルジュサービスは質が高いと評判で、シーンに適したレストランやホテルの手配も任せられます。特定のホテルブランドにこだわらず、その時々で最高のホテルステイを追求したい方にとって、非常に価値のある一枚です。
ラグジュアリーカード Mastercard Black Card™の詳細については、こちらの記事で紹介しています。
1-5【ホテル割引のあるカード5】楽天プレミアムカード:年会費11,000円、楽天トラベルで最大3%還元
楽天経済圏を頻繁に利用する方にとって、「楽天プレミアムカード」はホテル予約においても高いコストパフォーマンスを発揮します。年会費は11,000円(税込)と、ゴールドカードクラスでは標準的ですが、旅行関連の特典が充実しています。
最大のメリットは、「楽天トラベル」での予約時にポイント還元率がアップすることです。楽天トラベル利用分の1%に加えて、楽天カード通常分として+1%、さらに楽天プレミアムカードによるオンライン決済特典分として+1%(月間上限10,000ポイント)、合計で最大3%のポイントが還元されます。貯まった楽天ポイントは1ポイント=1円として次回の宿泊費に充当できるため、実質的な割引として活用できます。
さらに、大きな魅力として、世界1,400カ所以上の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」に無料で申し込める点が挙げられます。通常であればスタンダード会員でも年会費99米ドル(約15,000円相当)、スタンダード・プラスなら年会費329米ドル(約50,000円相当)が必要なサービスであり、これだけで年会費の元が取れると考える人も少なくありません。
特定のホテルチェーンに縛られず、主に楽天トラベルを利用して国内の様々なホテルや旅館に宿泊する方、そして海外旅行時の空港ラウンジを重視する方にとって、非常にバランスの取れた一枚です。
楽天プレミアムカードの詳細については、こちらの記事で紹介しています。
1-6【ホテル割引のあるカード6】JCBゴールド:年会費11,000円、HoteLuxステータスマッチ
JCBゴールド
- 国内の主要空港・ハワイでラウンジが無料利用できる
- 海外も国内も充実の旅行傷害保険(※1)でカバー!スマホ保険(※2)も付帯
- 家族カードは本会員支払い型:1名様無料、2人目より1名様につき1,100円(税込)
- 映画やスポーツといった施設で最大90%引き!会員制シークレットモールも
- 健康・医療・介護・育児などの電話相談が24時間利用可能
- JCBゴールド ザ・プレミアのインビテーションにつながる
※1 国内・海外/利用付帯
※2 下記①~②の条件を満たしている場合、補償が適用されます。
①補償対象スマートフォンの通信料の支払いに、JCBゴールドを指定
②事故発生の時点で、補償対象スマートフォンの通信料を直近3ヵ月以上連続で支払う
購入後24ヵ月以内のスマートフォンが補償対象となります。
※ 9:00AM~8:00PMでお申し込み。(受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱い)
※ 顔写真付き本人確認書類による本人確認。(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)
※モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPをご確認ください。
JCBゴールドの口コミ
「JCBゴールド」は、日本発の国際ブランドであるJCBが発行する信頼性の高いゴールドカードです。年会費は11,000円(税込、オンライン入会で初年度無料)で、様々な優待が充実しています。
魅力の一つは、高級ホテルの予約アプリ「HoteLux」の有料会員資格「エリート」を無料で利用できる特典です。会員登録を行えば、マリオット、ハイアット、IHGなど世界4,000軒以上のホテルで、以下のような優待を受けられます。
- 無料の朝食サービス(2名様まで)
- 客室のアップグレード(空室状況による)
- 最大200米ドルのホテルクレジット
- アーリーチェックイン/レイトチェックアウト
他にも、JCBトラベルを通じて対象のホテルを予約すると、割引や特典が受けられる点が魅力です。JCBが厳選したホテルで、特別な宿泊プランや優待を利用できます。
また、ゴールドカードとしての基本的な旅行特典も手厚く、国内の主要空港およびハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港のラウンジが無料で利用可能です。最高1億円の海外旅行傷害保険と最高5,000万円の国内旅行傷害保険が利用付帯しており、旅先での万が一の事態にも備えられます。
特定のホテルチェーンにこだわらず、JCBブランドの安心感とバランスの取れたサービスを求める方におすすめの一枚です。利用実績を積むことで、さらに上位の「JCBゴールド ザ・プレミア」への招待も期待できます。
JCBゴールドの詳細については、こちらの記事で紹介しています。
1-7【ホテル割引のあるカード7】セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード:年会費33,000円、一休.comでの優待
「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」は、ビジネスカードでありながら個人利用も可能で、ホテルや旅行に関する特典が非常に充実しています。年会費は33,000円(税込、初年度無料)です。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの大きな魅力は、高級ホテル・旅館の予約サイト「一休.com」での優待です。通常は利用実績が必要な「ダイヤモンド会員」のステージを6カ月間体験できる特典があり、特別料金での宿泊やポイントアップなどの恩恵を受けられます。
旅行関連の特典も豊富で、世界1,400カ所以上の空港ラウンジが利用できる「プライオリティ・パス」に無料で登録可能です。また、24時間365日対応のコンシェルジュサービスも利用でき、ホテルの予約から旅行プランの相談まで幅広くサポートしてくれます。
さらに、JALマイルが効率的に貯まる「SAISON MILE CLUB」に登録できる(別途年会費5,500円が必要)ため、フライトでもお得を実感できます。出張などで経費決済が多いビジネスオーナーや個人事業主の方はもちろん、プライベートで国内の高級ホテルや旅館をお得に楽しみたい会社員の方にも最適な一枚です。
1-8【ホテル割引のあるカード8】dカード PLATINUM:年会費29,700円、年間利用額特典でホテル割引クーポン
dカード PLATINUM
- お支払い方法をdカード PLATINUMに設定すると対象のドコモ利用料金の1,000円(税抜)ごとに最大20%ポイント還元※ahamo/irumo/ahamo光 利用料金・端末代金・事務手数料等一部対象外あり
- 前年のお買い物額累計に応じて、最大4万円相当の特典を進呈
- ケータイ補償3年間で最大20万円
- 世界の空港ラウンジがご利用頂けるプライオリティ・パスが利用無料
- レストラン優待でコース料理が1名様分無料在庫状況により、ICチップなど一部イメージと異なる場合があります。(再発行やカードの有効期限更新などにおいても同様となります。)
「dカード PLATINUM」は、NTTドコモのユーザーにとって、通信費の節約と旅行特典を両立できる非常に魅力的なカードです。年会費は29,700円(税込)です。
dカード PLATINUMの最大の特長は、毎月のドコモの携帯電話料金やドコモ光の利用料金に対して、税抜金額の最大20%がdポイントとして還元される点です。ドコモユーザーであれば、この特典だけで年会費の元を取れるケースも少なくありません。
ホテル割引に直接関連する特典には、「年間ご利用額特典」があります。年間のカード利用額が400万円以上で40,000円相当のクーポンが進呈され、その選択肢の中にホテル宿泊ギフトが含まれています。
貯まったdポイントは街のお店で使えるほか、提携する宿泊予約サイトでの支払いに充当することも可能なため、間接的に宿泊費を割引する効果が期待できます。ドコモユーザーで、年間のカード利用額が400万円を超える方にとっては、通信費の還元と合わせて非常にお得な一枚です。
1-9【ホテル割引のあるカード9】エポスゴールドカード:年会費5,000円(条件達成で永年無料)、選べるポイントアップで最大2倍
「エポスゴールドカード」は、コストパフォーマンスを重視する方に最適な一枚です。通常年会費は5,000円(税込)ですが、年間50万円以上の利用、または一般カードからのインビテーション(招待)で年会費が永年無料になります。
ホテル予約をお得にする特典として、「選べるポイントアップショップ」機能が挙げられます。よく利用するショップを3つまで登録でき、その店舗でのポイント還元率が最大2倍になります。対象ショップに東横イン、ハイアット、ヒルトンなどのホテルを選ぶことで、ホテル利用時のポイント還元率を高めることが可能です。
会員サイト「エポトクプラザ」の優待も魅力の一つです。全国各地の対象ホテルで宿泊料金の割引が受けられたり、ポイント還元率がアップしたりします。加えて、年間利用額に応じてボーナスポイントが付与されるのもメリットです。年間100万円の利用で10,000ポイントが付与されるため、通常のポイントと合わせると高い還元率を実現できます。
さらに、ゴールドカード特典として国内の主要空港ラウンジが無料で利用できるほか、最高5,000万円の海外旅行傷害保険が利用付帯します。条件を満たせば年会費無料でこれだけの特典が受けられるため、特にホテル予約サイトを賢く利用したい方や、初めてゴールドカードを持つ方におすすめです。
2ホテル割引があるクレジットカードの選び方5つのポイント
ホテル割引が受けられるクレジットカードはたくさんありますが、自分にとって本当に価値のある一枚を見つけるには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
ここでは、カード選びで失敗しないための5つの重要な視点を解説します。
2-1【選び方のポイント1】年会費と特典のバランス
ホテル割引が受けられるクレジットカードを選ぶ上で最も基本的なポイントは、年会費と付帯する特典のバランスを見極めることです。年会費が高額なカードほど、無料宿泊や上級会員資格といった豪華な特典が付帯する傾向にあります。
重要なのは、その特典を自分が実際に活用できるか、そして年会費以上の価値を得られるかという視点です。例えば、年に1~2回しか旅行しないのに、年会費10万円以上のカードを保有しても、特典を使いこなせず損をしてしまう可能性があります。
まずは年間のホテル利用回数や予算を把握しましょう。その上で、無料宿泊特典で泊まれるホテルの通常料金や、朝食無料・ラウンジ利用などの特典を金額に換算し、年会費と比較検討することが賢明な選び方です。
2-2【選び方のポイント2】よく利用するホテルチェーンとの提携
特定のホテルチェーンを頻繁に利用する方は、提携しているクレジットカードを選ぶのが最も効率的です。提携カードは、そのホテルチェーンでの特典が最大化されるように設計されています。
例えば、マリオット系列が好きなら「Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」、ヒルトン系列をよく使うなら「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」が最適です。
特定のホテルチェーンと提携しているカードは、提携ホテルでの宿泊やレストラン利用時に通常よりもはるかに高いポイント還元率が適用されます。貯まったポイントは無料宿泊に交換できるため、利用すればするほど次回の滞在がお得になります。
まずは自分の過去の宿泊履歴を振り返り、特定のホテルチェーンを利用していないか確認してみましょう。もしお気に入りのホテルブランドが決まっているなら、提携カードが第一候補となります。
2-3【選び方のポイント3】上級会員資格の自動付与の有無
ホテル滞在の質を格段に向上させたいなら、上級会員資格が自動的に付与されるクレジットカードを選びましょう。通常、ホテルの上級会員になるには年間に何十泊も宿泊する必要がありますが、特定のカードを保有するだけでその資格を得ることができます。
上級会員になると、以下のようなVIP待遇を受けられます。
- 客室の無料アップグレード:予約した部屋より広い、または眺望の良い部屋に変更
- レイトチェックアウト:通常より遅い時間まで部屋を利用可能
- 朝食無料サービス:滞在中の朝食が無料(同伴者も対象の場合あり)
- 専用ラウンジの利用:軽食やドリンクを無料で楽しめるエグゼクティブラウンジへのアクセス権
例えば、「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」を持つだけでヒルトンのゴールドステータスが付与され、朝食無料や客室アップグレードが受けられます。特典を金額に換算すると数万円の価値になることもあり、旅の満足度を大きく左右します。
快適で特別なホテルステイを求めるなら、「上級会員資格の自動付与」は非常に重要な選択基準となります。
2-4【選び方のポイント4】無料宿泊特典の条件と交換レート
ホテル系クレジットカードには、カードの継続や年間の利用額に応じて無料宿泊特典が付与されるものがあります。無料宿泊特典は年会費を回収する上で非常に重要となるため、条件と価値をしっかり比較検討しましょう。
まず確認すべきなのは、特典を獲得するための年間利用額の条件です。「年間150万円以上の利用」や「年間400万円以上の利用」など、カードによって条件は大きく異なります。自分の決済額で達成可能かどうかを現実的に判断する必要があります。
次に重要なのが、特典で宿泊できるホテルの価値(交換レート)です。例えば、「50,000ポイントまでのホテルに宿泊可能」といった形で上限が定められています。同じ無料宿泊1泊でも、利用できるホテルのグレードが異なれば価値も大きく変わります。
特典を利用して1泊10万円のホテルに泊まれれば、年会費が5万円でも十分にお得です。一方で、利用できるホテルがビジネスホテル中心であれば、魅力は半減してしまいます。特典の獲得条件と、得られるリターンの価値を天秤にかけることが、賢いカード選びの鍵となります。
2-5【選び方のポイント5】予約サイトでの割引・ポイント還元率
特定のホテルチェーンにこだわらず、様々なホテルや旅館をお得に利用したい場合は、ホテル予約サイトでの割引やポイント還元率が高いクレジットカードを選ぶのが有効です。
特定の予約サイトと提携しているクレジットカードなら、サイトを経由して予約・決済することで、通常よりも高いポイント還元を受けられます。例えば、「楽天プレミアムカード」は楽天トラベルでポイント還元率がアップします。
予約サイトで割引が受けられるカードを活用すれば、ホテルチェーンの提携カードを持っていなくても、実質的に宿泊料金の割引を受けることができます。特に年会費が低コストのカードの場合、予約サイトとの組み合わせ次第で高い還元率を実現できるのが魅力です。
普段よく利用する予約サイトはどれかを確認し、そのサイトで最もお得になるカードを選ぶというアプローチも、賢い選択肢と言えます。
3ホテル割引が受けられるクレジットカードの3つの特典タイプ
ホテル割引が受けられるクレジットカードの特典は、大きく分けて3つのタイプに分類できます。それぞれの特徴を理解することで、目的に合ったカードを見つけやすくなります。
自分の旅行スタイルや求める特典に応じて、どのタイプが最適か考えてみましょう。
3-1【特典タイプ1】ホテルチェーン提携カード:上級会員資格と無料宿泊特典
特定のホテルチェーンを頻繁に利用する方に最もおすすめなのが、ホテルグループとクレジットカード会社が提携して発行するカードです。代表的なものに「Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」や「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」があります。
最大のメリットは、カードを保有するだけでホテルチェーンの上級会員資格が得られることです。客室のアップグレードや朝食無料、レイトチェックアウトといったVIP待遇を、宿泊実績を積むことなく享受できます。
また、提携ホテルでの利用時にポイント還元率が大幅にアップし、貯まったポイントで無料宿泊に交換できるため、利用すればするほどお得になります。年間利用額などの条件をクリアすると無料宿泊特典がプレゼントされることも多く、決まったホテルに愛着があるなら非常に価値の高いカードと言えます。
3-2【特典タイプ2】プラチナ・ブラックカード:高級ホテル予約サービスと優待
特定のホテルチェーンに縛られず、様々な高級ホテルで上質なサービスを受けたい方には、プラチナカードやブラックカードといった上位クラスのクレジットカードが適しています。代表例は「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」や「ラグジュアリーカード Mastercard Black Card™」です。
これらのカードは、ホテルチェーンとの直接提携ではなく、カード会社独自のネットワークを活かしたホテル優待プログラムを提供しています。例えば、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」では、世界中の厳選されたホテルで客室アップグレードや朝食無料、100米ドルのホテルクレジットなどの特典が約束されます。
また、24時間365日対応のコンシェルジュサービスも大きな魅力です。旅行プランの相談から、予約困難なホテルの手配まで、専任のスタッフがサポートしてくれます。年会費は高額ですが、その分、柔軟性が高く、常に最高クラスの体験を求める方にふさわしい特典内容となっています。
3-3【特典タイプ3】高還元率カード:予約サイト経由でのポイント還元
年会費を抑えつつ、ホテル宿泊をお得にしたい方には、ポイント還元率の高い一般カードやゴールドカードがおすすめです。「楽天プレミアムカード」や「エポスゴールドカード」などがこのタイプに該当します。
ホテルでの直接的な優待特典は少ないものの、特定のホテル予約サイトを経由することで真価を発揮します。例えば、楽天プレミアムカードは「楽天トラベル」で、エポスゴールドカードは「ホテルズドットコム」や「エクスペディア」などのポイントアップサイトで利用すると、通常よりも高いポイント還元率が適用されます。
貯まったポイントは、1ポイント=1円として次回の宿泊料金に充当できるため、実質的な割引として機能します。特定のホテルチェーンに縛られず、予約サイトに掲載されている多種多様なホテルや旅館で利用できる点がメリットです。
普段の買い物でもポイントが貯まりやすいため、日常生活の決済で貯めたポイントを旅行費用に充てることも可能です。コストをかけずに、幅広い選択肢の中からお得に宿泊先を選びたい方に最適なタイプと言えるでしょう。

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
ポイント
年会費
165,000円(税込)
旅行保険
海外:最高1億円、国内:最高1億円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay
国際ブランド
American Express
ポイントアップ
対象加盟店で最大ポイント3倍
ポイント還元率
通常1.0%

ラグジュアリーカード(Mastercard® Black Card™)個人・法人
ポイント
年会費
110,000円(税込)
旅行保険
海外:最高1.2億円、国内:最高1.2億円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
Mastercard
ポイントアップ
—
ポイント還元率
通常1.25%

JCBゴールド
ポイント
年会費
11,000円(税込)(初年度無料 ※1)
旅行保険
海外:最高1億円、国内:最高5,000万円(利用付帯)
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
JCB
ポイントアップ
優待店で最大ポイント20倍
ポイント還元率
通常0.5%

dカード PLATINUM
ポイント
年会費
29,700円(税込)
旅行保険
海外:最高1億円、国内:最高5,000万円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・iD
国際ブランド
Visa・Mastercard
ポイントアップ
dカード ポイントモール経由で1.5~10.5倍
ポイント還元率
通常1.0%
- ※1 オンラインで入会申し込みの場合は初年度年会費無料。(本会員の方が対象です。資料請求でお申し込みの方、もしくはお切り替えの方は対象となりません。)
4ホテル割引が受けられるクレジットカードの3つのメリット
ホテル割引クレジットカードを持つことは、単に宿泊費が安くなるだけではありません。客室のアップグレードや無料宿泊など、旅の体験そのものを豊かにする多くのメリットがあります。
ここでは、主な3つのメリットを具体的に解説します。
4-1【メリット1】客室アップグレードやレイトチェックアウトなどの優待
ホテル割引クレジットカードを持つ最大のメリットの一つは、上級会員向けの優待サービスを受けられることです。多くの提携カードやプラチナカードには、ホテルの上級会員資格が付帯しており、以下のような特典を享受できます。
- 客室アップグレード:予約した部屋よりもワンランク上の、より広く眺めの良い部屋に無料で変更してもらえる可能性があります
- レイトチェックアウト:通常のチェックアウト時間(午前11時頃)を過ぎても、14時や16時頃まで無料で部屋を利用できます。最終日も時間に追われず、ゆっくりと過ごせます
- アーリーチェックイン:通常のチェックイン時間(15時頃)より早く部屋に入ることができます。長旅の後にすぐに部屋で休めるのは大きな利点です。
これらのサービスは、通常であれば追加料金が必要だったり、上級会員でなければ受けられなかったりするものです。クレジットカードを保有するだけで、ホテル滞在の快適性と満足度を格段に高めることができます。
4-2【メリット2】無料宿泊特典で年会費の元が取れる
多くのホテル系プレミアムカードでは、カードの継続や年間の利用額に応じて無料宿泊特典が付与されます。この特典をうまく活用すれば、高額な年会費を支払っても十分にお得になります。
例えば、年会費82,500円(税込)の「Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」では、年間400万円以上の利用で最大75,000ポイント相当のホテルに1泊無料で宿泊できます。このポイント数があれば、通常1泊10万円を超えるような「ザ・リッツ・カールトン」などの最高級ホテルも選択肢に入ります。
同様に、「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」でも、条件を満たせば週末に利用できる無料宿泊特典が最大2泊分もらえます。
無料宿泊特典を利用して高級ホテルに滞在することで、1回の宿泊だけで年会費以上の価値を得ることが可能です。計画的にカードを利用し、特別な日に無料宿泊特典を活用するのは、ホテル好きにとって大きな喜びとなるでしょう。
4-3【メリット3】予約サイトでのポイント還元で実質割引
ホテルチェーンの提携カードでなくても、お得なクレジットカードはホテル予約サイトと連携することで実質的な割引の恩恵を受けられます。これは、特定の予約サイトでカード決済をすると、通常よりも高いポイント還元率が適用される仕組みを利用するものです。
例えば、楽天プレミアムカード × 楽天トラベルのような組み合わせが代表的です。対象サイトで予約・決済することで、数%の追加ポイントを獲得できます。貯まったポイントは、1ポイント=1円として次回の宿泊料金の支払いに充当できるため、結果的に宿泊費を節約することにつながります。
特定のホテルブランドに縛られず、予約サイトに掲載されている幅広いホテルや旅館で利用できる柔軟性がメリットです。普段使っている予約サイトがあれば、そこで最もお得になるカードを選ぶのが賢い選択と言えます。
5ホテル割引が受けられるクレジットカードの2つのデメリット
ホテル割引が受けられるクレジットカードは多くのメリットがある一方で、注意すべきデメリットも存在します。特に年会費と特典の活用度は、カード選びで失敗しないために重要なポイントです。
デメリットを理解した上で、自分の利用スタイルに本当に合っているかを見極めましょう。
5-1【デメリット1】年会費が高額なカードが多い
ホテルでの優待が充実しているクレジットカード、特にプラチナカードやホテルチェーンとの提携カードは、年会費が高額に設定されていることがほとんどです。年会費は数万円から、中には10万円を超えるカードも存在します。
年会費が高額なカードは、無料宿泊特典や上級会員資格など、年会費に見合う、あるいはそれ以上の価値を持つ特典を提供しています。しかし、それはあくまで特典を最大限に活用した場合の話です。
ホテルの利用頻度が低い方や、特典を使いこなす自信がない方にとっては、高額な年会費が単なる固定費としてのしかかり、家計を圧迫する可能性があります。年会費無料の一般的なカードも多い中で、特典内容と自身の利用スタイルを冷静に比較し、本当にその年会費を支払う価値があるのかを慎重に判断する必要があります。
5-2【デメリット2】特典を活用しないと年会費分の価値を得られない
ホテル割引が受けられるクレジットカードの価値は、その特典をどれだけ活用できるかにかかっています。たとえ豪華な特典が付帯していても、実際に利用しなければ意味がなく、年会費の元を取ることはできません。
例えば、無料宿泊特典が付いていても、有効期限内に旅行の計画が立てられなければ特典は失効してしまいます。また、客室アップグレードやラウンジアクセスといった上級会員資格の特典も、対象のホテルに宿泊しなければ何の恩恵も受けられません。
さらに、特典の対象となるのは提携している特定のホテルチェーンに限られる場合がほとんどです。様々な地域の多様なホテルに泊まりたい方にとっては、提携先が限定されていることが使い勝手の悪さにつながる可能性もあります。
カードを選ぶ際には、特典の豪華さだけでなく、「自分のライフスタイルでその特典を本当に使いこなせるか」という現実的な視点で判断することが、後悔しないための重要なポイントです。
6ホテル予約でクレジットカードを使う際の3つの注意点
ホテル予約でクレジットカードを利用するのは非常に便利ですが、いくつか知っておくべき注意点があります。
予約方法による特典の違いやキャンセル時のルール、海外でのデポジットなどを事前に把握しておきましょう。
トラブルを未然に防ぎ、スムーズで快適な旅行につながります。
6-1【注意点1】予約サイトと公式サイトでの特典の違い
ホテルを予約する際、楽天トラベルや一休.comといった予約サイトを経由する方法と、ホテルの公式サイトから直接予約する方法があります。どちらを選ぶかによって、受けられるクレジットカードの特典が異なる場合があるため注意が必要です。
特に、ホテルチェーン提携カードの上級会員特典(客室アップグレードやレイトチェックアウトなど)は、公式サイトからの直接予約を条件としているケースがほとんどです。予約サイト経由の予約では、せっかくの特典が適用されない可能性があります。
一方で、予約サイト独自のセールやクーポンを利用した方が、単純な宿泊料金は安くなることもあります。
どちらがお得になるかは一概には言えません。上級会員特典の価値を重視するなら公式サイト、価格の安さを優先するなら予約サイト、というように、その時々の状況に応じて使い分けるのが賢明です。予約前には、必ず特典の適用条件を確認するようにしましょう。
6-2【注意点2】キャンセルポリシーと返金タイミング
クレジットカードで事前決済したホテル予約をキャンセルする場合、そのキャンセルポリシーと返金のタイミングには注意が必要です。
まず、多くのホテルでは「宿泊日の〇日前までキャンセル無料」といった規定を設けています。この期間を過ぎてキャンセルすると、規定に応じたキャンセル料が発生し、クレジットカードに請求されます。予約時には必ずキャンセルポリシーを確認しましょう。
キャンセル料が発生しない期間に手続きした場合でも、すぐに返金されるとは限りません。特に、クレジットカード会社の締め日をまたいでキャンセルした場合、一度宿泊料金が全額引き落とされ、翌月以降の請求で相殺(返金)されるという流れになるのが一般的です。
返金処理には数カ月かかる場合もあるため、「引き落とされたのに返金されない」と慌てないようにしましょう。不明な点があれば、予約サイトやホテル、カード会社に問い合わせることが重要です。
6-3【注意点3】海外ホテルでのデポジット対応
海外のホテルや一部の国内高級ホテルでは、チェックイン時にデポジット(保証金)を求められることが一般的です。これは、宿泊料金以外の追加利用(ルームサービス、ミニバーなど)に備えるためのもので、クレジットカードを提示することで対応します。
デポジットとしてクレジットカードを提示すると、カードの利用可能枠(与信枠)が一時的にその金額分だけ確保されます。「仮請求(オーソリゼーション)」と呼ばれる処理で、実際に請求されるわけではありません。チェックアウト時に追加利用がなければ、この仮請求は自動的に解除されます。
注意すべき点は、デポジットによって利用可能枠が圧迫されることです。利用限度額が低いカードの場合、デポジットで枠が埋まってしまい、現地でのショッピングなどにカードが使えなくなる可能性があります。
海外旅行の際は、利用可能額に余裕のあるクレジットカードを持っていくか、複数枚のカードを準備しておくと安心です。
7まとめ
ホテル割引が受けられるクレジットカードは、旅行や出張をよりお得で快適なものに変える強力なツールです。年会費や特典内容は多岐にわたるため、自分の旅行スタイルに合った一枚を選ぶことが重要です。
マリオットやヒルトンなど特定のホテルチェーンを愛用するなら「ホテルチェーンの提携カード」が最適です。上級会員資格や無料宿泊特典で、ホテルへのロイヤリティが最大限に報われます。
特定のブランドにこだわらず、常に最高級の体験を求めるなら「プラチナカード」や「ブラックカード」といったプレミアムカードがおすすめです。コンシェルジュサービスや幅広いホテルでの優待が、旅の質を格段に引き上げます。
年会費を抑えつつ、楽天トラベルなどの予約サイトを賢く利用したいなら「高還元率カード」が有効です。貯まったポイントを宿泊費に充てることで、実質的な割引を実現できます。
この記事で紹介した選び方のポイントやおすすめカードを参考に、ぜひ自分にぴったりの一枚を見つけてください。
そして、次の旅行からワンランク上の、心に残るホテルステイを楽しみましょう。

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
ポイント
年会費
165,000円(税込)
旅行保険
海外:最高1億円、国内:最高1億円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay
国際ブランド
American Express
ポイントアップ
対象加盟店で最大ポイント3倍
ポイント還元率
通常1.0%

ラグジュアリーカード(Mastercard® Black Card™)個人・法人
ポイント
年会費
110,000円(税込)
旅行保険
海外:最高1.2億円、国内:最高1.2億円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
Mastercard
ポイントアップ
—
ポイント還元率
通常1.25%

JCBゴールド
ポイント
年会費
11,000円(税込)(初年度無料 ※1)
旅行保険
海外:最高1億円、国内:最高5,000万円(利用付帯)
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
JCB
ポイントアップ
優待店で最大ポイント20倍
ポイント還元率
通常0.5%

dカード PLATINUM
ポイント
年会費
29,700円(税込)
旅行保険
海外:最高1億円、国内:最高5,000万円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・iD
国際ブランド
Visa・Mastercard
ポイントアップ
dカード ポイントモール経由で1.5~10.5倍
ポイント還元率
通常1.0%
- ※1 オンラインで入会申し込みの場合は初年度年会費無料。(本会員の方が対象です。資料請求でお申し込みの方、もしくはお切り替えの方は対象となりません。)
8よくある質問
ホテル割引が受けられるクレジットカードに関して、多くの方が抱く疑問についてQ&A形式で解説します。カード選びの情報として、ぜひ参考にしてください。
ホテル割引が受けられるクレジットカードで最もコストパフォーマンスが高いのはどれですか?
コストパフォーマンスは利用頻度や目的によって異なりますが、多くの方におすすめできるのは、条件達成で年会費が永年無料になる「エポスゴールドカード」です。「選べるポイントアップショップ」でよく利用するホテルなどを選べば、年会費無料でホテル予約のポイント還元率を高められます。また、楽天経済圏をよく利用する方なら、年会費11,000円でプライオリティ・パスが付帯する「楽天プレミアムカード」も非常にコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
無料宿泊特典を獲得するための年間利用額の目安はいくらですか?
無料宿泊特典を得るための年間利用額は、クレジットカードによって大きく異なります。例えば、「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」ではカードを継続するだけでウィークエンド無料宿泊が1泊分付与されます。さらに、年間300万円の利用で最大2泊分の特典が得られます。
「Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」の場合は、年間400万円の利用が必要です。自分の年間決済額と照らし合わせて、達成可能なカードを選ぶことが重要です。
ホテルチェーンの上級会員資格は家族も利用できますか?
基本的に、クレジットカードの保有によって得られるホテルチェーンの上級会員資格は、本会員のみに適用されます。家族カード会員は、カード決済などの機能は利用できますが、上級会員としてのステータスやそれに伴う特典の利用可否は、カードによって異なります。
本会員が同伴者として家族と一緒に宿泊する場合には、朝食無料(2名様まで)などの特典を一緒に受けられることもあります。詳細は各カードの規約を確認することが重要です。
予約サイト経由と公式サイト予約ではどちらがお得ですか?
一概にどちらがお得とは言えません。ケースバイケースで判断が必要です。ホテルチェーンの提携カードが持つ客室アップグレードやレイトチェックアウトなどの上級会員特典を確実に受けたい場合は、公式サイトからの直接予約が必須となることがほとんどです。
一方で、楽天トラベルや一休.comなどの予約サイトでは、独自のセールやクーポンが利用でき、単純な宿泊料金が最も安くなる場合があります。価格を最優先するなら予約サイト、体験価値を重視するなら公式サイト、というように使い分けるのが賢明です。
ホテル予約時のクレジットカード決済はいつ引き落とされますか?
引き落としのタイミングは、予約時の決済方法とクレジットカード会社の締め日・支払日によって決まります。
「事前決済」の場合は予約が完了した時点でカード会社に請求が行われ、その後の締め日に応じて引き落とされます。
「現地決済」の場合は、チェックアウト時にホテルで決済した日がカード利用日となり、その後の締め日に応じて引き落とされます。
締め日をまたぐと、実際の宿泊月と引き落とし月がずれることがあるため、カードの利用明細をよく確認しましょう。










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