

楽天証券でおすすめのクレジットカード5選!ポイント還元率と積立上限で厳選
「楽天証券でクレカ積立を始めたいけど、どのカードが一番お得なの?」
「新NISAでポイントを貯めながら効率よく資産形成したい…」
そんなお悩みはありませんか?
この記事を読めば、あなたのライフスタイルに最適な 楽天証券におすすめのクレジットカード が見つかります。
- あなたに合った楽天カードの選び方
- ポイント還元率を最大化するコツ
- 新NISAでの賢い活用法
この記事で紹介するカードの中からご自身に合った一枚を選び、楽天証券でのお得な資産形成をスタートさせましょう。
1楽天証券におすすめのクレジットカード5選
楽天証券のクレカ積立で使えるクレジットカードは、楽天カード株式会社が作っているものだけです。それぞれ年会費や特典、ポイント還元率が違うので、あなたの投資スタイルや生活に合った一枚を選ぶことが大切です。
1-1楽天カード
楽天カードは、年会費がずっと無料で、楽天証券のクレカ積立を始めるときに最も基本的な選択肢です。初めてクレジットカードを作る方や、お金をかけずにクレカ積立を始めたい方にぴったりです。
ポイント還元率は、積み立てる投資信託の信託報酬のうち、楽天証券がもらう手数料(代行手数料)によって変わります。代行手数料が年率0.4%(税込)以上の銘柄は1.0%、それより少ない銘柄は0.5%のポイントがもらえます。
また、楽天市場での買い物でポイント還元率がアップするなど、楽天のサービスをよく使う人にはとてもお得です。まずは気軽にクレカ積立を試してみたいという方に、最初の一枚としておすすめします。
1-2楽天ゴールドカード
楽天ゴールドカードは、年会費2,200円(税込)で、普通の楽天カードよりも高いポイント還元率と付帯サービスが魅力のカードです。クレカ積立では、安い投資信託でも還元率が有利に設定されています。
具体的には、代行手数料が年率0.4%(税込)より少ないファンドでも0.75%のポイント還元が受けられます。積立額によっては、年会費を払っても普通の楽天カードより多くのポイントをもらえる可能性があります。
さらに、国内の主要空港ラウンジが年間2回まで無料で使える特典も付いており、旅行や出張の機会がある方にもメリットがあります。クレカ積立でのポイント還元と、ゴールドカードならではの特典の両方を求める方におすすめです。
1-3楽天プレミアムカード
楽天プレミアムカードは、クレカ積立で投資信託の代行手数料に関係なく、一律で1.0%という高いポイント還元率を誇ります。年会費は11,000円(税込)と高いですが、その分、充実した特典が用意されています。
特に、毎月10万円の上限額まで積立を行う場合、年間でもらえるポイントだけで年会費を上回る計算になり、とてもお得です。
さらに、世界中の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」に無料で登録できる特典は、海外旅行が多い方にとって大きな魅力です。楽天市場でのポイント還元率も優遇されるため、クレカ積立と海外旅行、ネットショッピングのすべてでメリットを受けたい方に最適な一枚です。
1-4楽天ブラックカード
楽天ブラックカードは、楽天カードが発行する最上位のクレジットカードで、基本的には招待がなければ申し込むことができません。その最大の特徴は、クレカ積立において2.0%という非常に高いポイント還元率を誇る点です。
年会費は高額ですが、コンシェルジュサービスやプライオリティ・パスの付帯、充実した旅行保険など、その特典は他のカードを圧倒します。
入手の難しさは非常に高いものの、楽天グループのサービスをよく利用し、かつステータスと最高水準のサービスを求める方にとっては、クレカ積立においても最強の選択肢と言えるでしょう。
1-5楽天PINKカード
楽天PINKカードは、基本的な機能や年会費、ポイント還元率において普通の楽天カードと全く同じです。クレカ積立のポイント還元率も、投資信託の代行手数料に応じて0.5%または1.0%と、楽天カードと同じ基準が適用されます。
このカードの独自性は、女性向けの特典を月額料金でカスタマイズできる点にあります。具体的には、飲食店や映画チケットの割引が受けられる「RAKUTEN PINKY LIFE」や、女性特有の病気に対応した保険「楽天PINKサポート」などを任意で追加できます。
クレカ積立の性能自体に差はありませんが、これらの付帯サービスに魅力を感じる女性の方にとっては、有力な選択肢となるでしょう。
2楽天証券のクレジットカード決済の仕組み
楽天証券のクレジットカード決済は、楽天カードを使って投資信託を毎月自動で買えるサービスです。積立額に応じて楽天ポイントが貯まるため、現金で積み立てるよりもお得に資産作りを始められます。
2-1クレジットカード決済の基本ルール
楽天証券のクレカ積立は、楽天カード株式会社が発行するクレジットカードでのみ利用可能です。積立できる商品は、楽天証券が取り扱う投資信託(NISA対象ファンド含む)に限られ、個別株式やiDeCoなどは対象外となります。
基本的なルールは以下の通りです。
対象口座: 特定口座、一般口座、NISA口座(つみたて投資枠・成長投資枠)
積立可能額: 毎月100円から100,000円まで(1円単位)
対象カード: 楽天証券の口座名義と同じ名義の楽天カード(家族カード、ビジネスカードは不可)
設定締切日: 毎月12日(12日までの設定で翌月から積立開始)
これらのルールを理解し、あなたの投資プランに合わせて設定することが大切です。
2-2積立投資でのポイント還元率
楽天証券のクレカ積立におけるポイント還元率は、使う楽天カードの種類と、投資するファンドの「代行手数料」によって決まります。代行手数料とは、信託報酬の中から販売会社である楽天証券がもらう手数料のことです。
還元率の体系は以下の通りです。
カード種類 | 代行手数料 年率0.4%未満 | 代行手数料 年率0.4%以上 |
---|---|---|
楽天カード | 0.5% | 1.0% |
楽天ゴールドカード | 0.75% | 1.0% |
楽天プレミアムカード | 1.0% | 1.0% |
楽天ブラックカード | 2.0% | 2.0% |
多くのインデックスファンドは代行手数料が低いため、カードの種類によって還元率に差が出ます。あなたの投資したいファンドとカードの組み合わせで、最も有利な条件を選ぶことが大切です。
2-3決済上限額と月間利用制限
楽天証券のクレジットカード決済には、月間の積立上限額が設定されています。上限は 100,000円 であり、これは複数の投資信託を合計した金額です。
この上限額は、2024年3月の内閣府令改正によって、従来の5万円から引き上げられました。これにより、新NISAの「つみたて投資枠」の年間上限120万円(月額10万円)を、クレジットカード決済だけで満たすことが可能になりました。
ただし、注意点として、特定の月に積立額を増やす「ボーナス設定」はクレジットカード決済では使えません。月々の積立額は10万円の範囲内で一定額を設定する必要があります。もし10万円を超える金額を積み立てたい場合は、後で説明する楽天キャッシュ決済との併用を検討する必要があります。
3楽天証券でクレジットカード決済を利用するメリット
楽天証券でクレジットカード決済を使う最大の魅力は、資産作りを進めながら楽天ポイントをお得に貯められる点です。特に新NISAや楽天経済圏のサービスと組み合わせることで、そのメリットはさらに大きくなります。
3-1投資信託購入でポイントが貯まる
最大のメリットは、投資信託の積立額に応じて楽天ポイントが貯まることです。普通、証券口座に現金を入金して投資信託を買ってもポイントは付きませんが、決済方法を楽天カードにするだけで、積立額の0.5%〜2.0%のポイント還元を受けられます。
例えば、毎月10万円を還元率1.0%の楽天プレミアムカードで積み立てた場合、年間で12,000ポイントももらえます。このポイントは、楽天市場での買い物や楽天ペイでの支払いに使えるほか、再び投資信託の購入に充てる「ポイント投資」も可能です。
貯まったポイントを再投資することで、複利効果をさらに高めることができ、効率的な資産作りにつながります。
3-2新NISA枠での効率的な資産形成
楽天証券のクレカ積立は、2024年から始まった新NISAに完全対応しています。これにより、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の両方で、税金がかからない恩恵を受けながらポイントをもらうという二重のメリットを受けられます。
特に、クレカ積立の上限額が月10万円に設定されているため、つみたて投資枠の年間上限120万円を、ポイントを取りこぼすことなく使い切ることが可能です。
将来のための資産作りを税金なしで行いながら、同時にポイントも貯められるため、新NISAを始める上でとても効率的で有利な手段と言えるでしょう。
3-3楽天経済圏でのポイント活用
楽天証券でのクレカ積立は、楽天経済圏全体のサービスと連携することでさらにお得になります。その代表が「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」です。
特定の条件を満たして楽天証券でポイント投資を行うと、その月の楽天市場での買い物におけるポイント還元率がアップします。
条件①: 楽天ポイントコースとマネーブリッジ(楽天銀行との連携)を設定
条件②: 当月合計30,000円以上のポイント投資(投資信託または米国株式)
これらの条件を達成することで、楽天市場でのポイント倍率が最大+1倍になります。クレカ積立で貯めたポイントをポイント投資に活用し、SPUの条件を達成すれば、普段の買い物がさらにお得になるという良い循環を作り出せます。
4楽天証券でクレジットカード決済を利用するデメリット
楽天証券のクレジットカード決済は多くのメリットがある一方、いくつかのデメリットや制約も存在します。利用を開始する前にこれらの点を理解し、あなたの投資計画に影響がないか確認しておくことが大切です。
4-1月間上限額の制約
楽天証券のクレジットカード決済には、月間10万円という積立上限額が設けられています。この金額は、複数の投資信託を合算したトータルの金額です。
この上限は、新NISAの「つみたて投資枠」(年間120万円)を使い切るには丁度良い金額ですが、「成長投資枠」(年間240万円)も積極的に活用し、年間360万円の非課税枠をすべて埋めたい方にとっては制約となります。
月10万円を超える積立投資を行いたい場合は、クレジットカード決済だけでなく、楽天キャッシュ決済(上限月5万円)など、他の決済方法と組み合わせる必要があります。
4-2対象商品の限定
クレジットカード決済で買える金融商品は、楽天証券が取り扱う積立可能な 投資信託 に限定されています。
そのため、以下のような商品はクレジットカード決済の対象外となります。
- 国内株式、米国株式などの個別株式
- 債券
- iDeCo(個人型確定拠出年金)の掛金
- 楽ラップ(ロボアドバイザー)の積立金
これらの商品に投資したい場合は、証券口座に別途現金を入金して購入する必要があります。幅広い金融商品に投資したいと考えている方は、この点をデメリットと感じるかもしれません。
4-3ポイント還元率の変更リスク
楽天証券のクレカ積立におけるポイント還元率は、将来的に変更される可能性があります。これは、過去に実際に還元率が変更された経緯があるためです。
サービス開始当初は一律1%だった還元率が、2022年に一部の低コストファンドで引き下げられ「改悪」とされました。その後、2023年には再び見直され、カードランクに応じた現在の体系に「改善」されています。
このように、ポイント還元に関するルールは、会社の経営方針や市場環境によって見直されることがあります。現在の高い還元率が永続的に保証されているわけではないという点は、長期的な資産作りを考える上で念頭に置いておくべきリスクと言えるでしょう。
5楽天証券のクレジットカード設定方法
楽天証券でのクレジットカード決済の設定は、オンラインで簡単に完結します。一度設定してしまえば、毎月自動で積立が行われるため手間がかかりません。ここでは、初回登録から変更方法までを解説します。
5-1初回登録の手順
初めてクレジットカード決済を設定する際の手順は、以下の通りです。事前に楽天証券の口座と、決済に使う楽天カードを用意しておきましょう。
投資信託の選択: 楽天証券にログインし、積み立てたい投資信託を選びます。
積立設定画面へ: ファンド詳細画面から「積立設定」または「つみたてNISA積立注文」に進みます。
決済方法の選択: 引落方法の設定で「楽天カードクレジット決済」を選択します。
カード情報登録: 画面の案内に従い、楽天カードの番号や有効期限などを入力し、カードを登録します。
積立内容の設定: 毎月の積立金額、分配金コースなどを設定します。
注文確定: 目論見書や注文内容を最終確認し、取引暗証番号を入力して注文を完了します。
これで設定は完了です。毎月12日の締め切りまでに設定すれば、翌月から積立が開始されます。
5-2カード情報の変更方法
登録しているクレジットカードを変更したい場合や、カードの有効期限が更新された場合は、楽天証券のウェブサイトから手続きが必要です。
楽天証券にログイン後、お客様情報の管理画面に進むと「クレジットカード情報」の項目があります。ここから現在登録されているカード情報を確認し、新しいカード情報への変更や削除を行うことができます。
特に、クレジットカードの有効期限が切れると、積立注文がエラーになってしまうため注意が必要です。新しい有効期限のカードが届いたら、速やかに登録情報を更新するようにしましょう。手続きはオンラインで完結し、簡単に行えます。
5-3積立設定の変更タイミング
クレジットカード決済による積立設定の新規申し込みや、金額・銘柄の変更には、毎月締め切り日が設けられています。このタイミングを逃すと、変更の反映が翌々月になってしまうため注意が必要です。
締め切り日は毎月12日です。
12日まで に設定・変更手続きを完了した場合 → 翌月 の買付分から反映
13日以降 に設定・変更手続きをした場合 → 翌々月 の買付分から反映
例えば、4月から積立を開始または変更したい場合は、3月12日までに手続きを終える必要があります。積立計画を見直す際は、このスケジュールを念頭に置いておきましょう。
6楽天証券クレジットカード決済の注意点
楽天証券のクレジットカード決済はとても便利ですが、利用にあたってはいくつか注意すべき点があります。上限額を超える投資の対策やカード更新時の手続きなどを事前に把握し、スムーズな資産運用を心がけましょう。
6-110万円以上投資する場合の対策
クレジットカード決済の月間上限額は10万円ですが、それ以上の金額を積み立てたい場合は 「楽天キャッシュ決済」との併用 が有効な対策となります。
楽天キャッシュは、楽天グループのオンライン電子マネーで、楽天カードからチャージすることで0.5%のポイントが貯まります。この楽天キャッシュを使った投信積立は、月間5万円まで可能です。
したがって、
楽天カード決済:月10万円
楽天キャッシュ決済:月5万円
この2つを組み合わせることで、 合計で月15万円まで ポイント還元を受けながら積立投資ができます。新NISAの非課税枠を最大限活用したい方は、この併用方法を検討しましょう。
6-2カード更新時の手続き
クレジットカードには有効期限があり、定期的に新しいカードが発行されます。楽天カードも例外ではなく、有効期限が近づくと新しいカードが郵送されてきます。
ここで注意が必要なのは、 新しいカードが届いても、楽天証券に登録されているカード情報は自動で更新されない という点です。古い有効期限の情報のままだと、カード認証がエラーとなり、積立注文が実行されなくなってしまいます。
この事態を避けるため、新しいカードを受け取ったら、速やかに楽天証券のサイトでカード情報の更新手続きを行いましょう。カード番号は同じでも、有効期限とセキュリティコードは変更されているため、手動での更新が必須です。
6-3登録できない場合の対処法
楽天カードを楽天証券に登録しようとしても、エラーが出て登録できない場合があります。その最も一般的な原因は、 楽天証券の口座名義と楽天カードの名義が完全に一致していない ことです。
以下の点を確認してみてください。
- 姓・名の漢字は完全一致しているか(旧字体・新字体など)
- フリガナ(カタカナ)は完全一致しているか(「ョ」と「ヨ」など)
- ミドルネームの有無や表記が一致しているか
これらの情報を確認・修正しても登録できない場合は、楽天カード側の問題である可能性も考えられます。その際は、楽天証券ではなく、楽天カードのコンタクトセンターに問い合わせて状況を確認するのが確実な対処法です。
7まとめ
楽天証券のクレジットカード積立は、ポイント還元を受けながら手軽に資産作りを始められる、とても魅力的なサービスです。あなたの投資額やライフスタイルに合わせて最適な楽天カードを選ぶことで、そのメリットを最大限に受けられます。
コストを抑えたいなら: 年会費無料の楽天カード
積立額が多く、特典も欲しいなら: 楽天ゴールドカード
ポイント還元率と海外旅行特典を重視するなら: 楽天プレミアムカード
新NISA制度の開始により、税金がかからない恩恵とポイント還元の両方を狙える今、クレカ積立は資産作りの強力な武器となります。この記事を参考に、ぜひあなたに合った一枚を見つけ、お得な投資ライフをスタートさせてください。
8よくある質問
8-1楽天証券で他社のクレジットカードは使えますか
いいえ、使えません。楽天証券のクレジットカード積立で使えるのは、楽天カード株式会社が発行するクレジットカード(楽天カード、楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカードなど)に限定されています。Visa、Mastercard、JCBといった国際ブランドを問わず、他社発行のカードは使えません。
8-2家族カードでも楽天証券の積立投資はできますか
いいえ、できません。楽天証券のクレジットカード積立では、証券口座の名義とクレジットカードの名義が完全に一致している必要があります。そのため、本会員のカードのみが使用可能で、家族カードを登録することはできません。ご注意ください。
8-3楽天キャッシュとクレジットカード決済はどちらがお得ですか
ポイント還元率だけで見ると、楽天プレミアムカード(1.0%)や楽天ブラックカード(2.0%)を使ったクレジットカード決済の方がお得です。楽天キャッシュ決済の還元率は、楽天カードからのチャージで一律0.5%です。ただし、楽天キャッシュは積立指定日を自由に選べるメリットがあります。月10万円を超える積立を行う場合は、両者を併用するのが最もお得な方法です。
8-4楽天証券のクレジットカード決済で株は購入できますか
いいえ、できません。楽天証券のクレジットカード決済で買えるのは、楽天証券が取り扱う積立可能な投資信託のみです。国内株式や米国株式といった個別株式、および債券などはクレジットカード決済の対象外となっています。これらの商品を購入する場合は、別途証券口座への入金が必要です。

MeChoice編集部
