

VISAとMastercard徹底比較!5つの違いと選び方のポイント
VISAとMastercard、どちらのクレジットカードを選べば良いか迷っていませんか?」この記事を読めば、2つの国際ブランドの基本的な違いから、あなたに合ったカードの選び方まで、すべてが明確になります。
- VISAとMastercardの5つの基本的な違い
- それぞれのブランドを選ぶべき人の特徴
- おすすめのカードと2枚持ちのメリット
についてご紹介します。最適な一枚を見つけるために、まずは各カードの特徴を比較検討してみましょう。
1VISAとMastercardの基本的な違い5点
VISAとMastercardは世界中で使える2つの大きなクレジットカードブランドです。でも、世界でのシェア(使われている割合)、得意な地域、付いてくるサービス、セキュリティ(安全性)などに違いがあります。これらの違いを知ることが、自分に合ったカードを選ぶための第一歩です。
1-1【違い1】世界シェア率の違い
クレジットカードの世界での使われ方を見ると、VISAが1位です。
色々な調査によると、VISAは世界全体の約4割(40%)を占めています。Mastercardはその次で約2.5割(25%)です。この2つを合わせると、世界の決済の半分以上をカバーしています。
この圧倒的なシェアの高さが、VISAが世界中のどこでも安心して使えるという信頼感の理由です。ただし、このシェア率は決済金額や取引回数に基づくもので、使えるお店の数と完全に同じではない点は覚えておきましょう。
1-2【違い2】加盟店数と使える場所の違い
使えるお店の数では、現在VISAとMastercardの間に大きな差はほとんどありません。どちらも世界中で非常に広く使えます。
両方とも、世界中で1億を超えるお店やネットサービスで使えます。昔は、VISAはアメリカ、Mastercardはヨーロッパが得意というイメージがありましたが、今はその差がとても小さくなりました。そのため、どちらのカードを持っていても、支払いで困ることはほとんどありません。
ただし、特定の大きなお店(例えば、日本のコストコではMastercardのみ対応)や、一部の小さな個人のお店では、片方のブランドしか使えないケースもまだあります。
1-3【違い3】海外での利便性の違い
海外での使いやすさは、行く場所によって少し違いがあります。一般的に、VISAはアメリカ方面での利用に強く、Mastercardはヨーロッパ方面で使えるお店が多いとされています。
しかし、これはあくまで傾向で、最近では両方とも世界中でお店を増やしているため、主要な観光地や都市部ではどちらのカードでもほとんど問題なく使えます。
また、海外でATMからお金を引き出す時を考えると、使えるATMの数に差があります。VISAのネットワーク(PLUS)に対応するATMの方が多い傾向にありますが、Mastercardのネットワーク(Cirrus)も世界中に広がっています。為替レート(外国のお金を日本円に換える時の値段)はMastercardの方が少し有利な場合があると言われており、総合的な使いやすさは一概には判断しにくい状況です。
1-4【違い4】付帯サービスの違い
VISAとMastercardは、それぞれ独自の特典や優待プログラムを提供しており、これがブランド選択の重要な判断基準となります。
VISAは旅行関連の特典が充実している傾向にあります。例えば、大手宿泊予約サイトでの割引、海外Wi-Fiレンタルの優待、空港宅配サービスの割引などが代表的です。海外旅行や出張の機会が多い方にとっては、これらのサービスが大きなメリットとなるでしょう。
一方、Mastercardはグルメやエンターテインメント分野での特典が特徴的です。「プライスレス・シティ」というプログラムでは、世界中の都市で特別な体験やイベントへの参加機会を提供しています。また、指定のレストランでコース料理が1名分無料になる「ダイニング by 招待日和」などの優待もあり、日常を豊かにするサービスが揃っています。
1-5【違い5】セキュリティ機能の違い
VISAとMastercardは、どちらもネットショッピングの安全性を高めるための本人確認サービスを提供しています。これにより、他人による不正利用のリスクを大幅に減らしています。
両方が使っている基本的な技術は「3Dセキュア」と呼ばれるもので、名前がそれぞれ違います。
VISA: Visa Secure
Mastercard: Mastercard I D Check
これらのサービスは、ネット決済時にカード情報に加えて、事前に設定したパスワードや、SMSで送られてくる一回限りのパスワードの入力を求めることで本人確認を行います。
最近では、パスワード入力が不要で、利用者のデバイス情報や取引履歴などからリスクを判断する新しいバージョンの3Dセキュアも導入が進んでおり、セキュリティと利便性の両立が図られています。どちらのブランドも高水準のセキュリティを提供しているため、安全性に大きな優劣はありません。
2VISAを選ぶべき人の特徴4つ
VISAは世界シェアNo.1という圧倒的な信頼性と使いやすさから、特定のニーズを持つ人々に特におすすめです。海外によく行く方や、初めてクレジットカードを作る方にとっては、まず間違いのない選択肢と言えるでしょう。
2-1【特徴1】海外旅行や出張が多い人
海外によく行く方には、VISAが有力な選択肢となります。世界No.1のシェアを誇るVISAは、使えるお店が広く、ほとんどの国や地域で支払いに困ることがありません。特にアメリカ方面では強いとされており、出張や観光での滞在をスムーズにします。
また、VISAは旅行関連の優待サービスが充実しています。
宿泊予約サイトでの割引
海外Wi-Fiレンタルの優待
空港宅配サービスの割引
これらの特典を活用することで、旅費の節約にも繋がります。海外のATMで現地のお金を引き出す「海外キャッシング」に対応するATMの数も多いため、万が一現金が必要になった際も安心です。世界中を飛び回るビジネスパーソンや旅行好きの方にとって、VISAは頼れる一枚となるでしょう。
2-2【特徴2】世界中どこでも使いたい人
「とにかく一枚で世界中どこでも支払いを済ませたい」という使いやすさを最優先する方には、VISAが最適です。世界シェアNo.1という事実は、そのまま使える場所の広さに直結します。
200以上の国と地域で使え、使えるお店は1億箇所以上とされています。この圧倒的なネットワークにより、主要都市はもちろん、地方の小さな町でもVISAのロゴを目にする機会は多いでしょう。
初めて行く国や地域で「このカードは使えるだろうか」という不安を抱きたくない方にとって、VISAの持つ世界的な信頼性は大きな安心材料となります。海外での利用を少しでも考えるなら、まずVISAを検討するのが賢明な判断です。
2-3【特徴3】オンラインショッピングを頻繁に利用する人
ネットでの買い物が多い方にも、VISAは安心して使える選択肢です。世界中のネットショップで最も広く受け入れられている国際ブランドの一つであり、海外のサイトで支払いする際にもVISAが使えずに困ることはほとんどありません。
また、VISAはセキュリティ対策にも力を入れています。「Visa Secure」という本人確認サービスにより、カード情報に加えてパスワード認証を組み合わせることで、他人による不正利用を防止します。
最近では、この認証プロセスがさらに進化し、利用者のデバイス情報などからリスクを判断してパスワード入力を省略するケースも増えており、安全性と利便性を両立させています。国内外問わず、安心してネットショッピングを楽しみたい方にとって、VISAは信頼できるパートナーです。
2-4【特徴4】初めてクレジットカードを作る人
初めてクレジットカードを持つ方には、迷わずVISAをおすすめします。その最大の理由は、圧倒的な使えるお店の多さとシェア率による「どこでも使える」という安心感です。
クレジットカード初心者が最も避けたいのは、「いざ使おうとしたら、このお店では使えなかった」という事態です。VISAであれば、その心配が最も少ないと言えます。
また、多くのカード会社がVISAブランドのクレジットカードを発行しているため、年会費無料のカードからポイント還元率の高いカードまで、選択肢が非常に豊富です。自分のライフスタイルに合った最初の1枚を見つけやすいのも、VISAの大きなメリットです。まずはVISAでクレジットカードの便利さを体験し、必要に応じて他のブランドのカードを追加していくのが良いでしょう。
3Mastercardを選ぶべき人の特徴4つ
Mastercardは、VISAに次ぐ世界シェアを誇りながらも、独自の強みを持っています。特にヨーロッパでの使いやすさや、グルメ・エンタメ系のユニークな特典は魅力的です。特定のライフスタイルを持つ人にとっては、VISA以上に価値のある一枚となるでしょう。
3-1【特徴1】ヨーロッパ方面によく行く人
旅行や出張でヨーロッパへ行く機会が多い方には、Mastercardが特におすすめです。歴史的な経緯から、Mastercardはヨーロッパ地域に強いお店のネットワークを築いており、VISA以上に広く受け入れられている場面もあります。
特に、都市部から離れた地方の小さなお店や個人経営の宿などでは、Mastercardのみ対応というケースも考えられます。もちろん、主要都市ではVISAも問題なく使えますが、より安心してヨーロッパ全域を旅したいのであれば、Mastercardを一枚持っておくと心強いでしょう。
また、海外利用時の為替レート(外国のお金を日本円に換える時の値段)が他の国際ブランドに比べて有利な傾向があるとも言われており、少しでもお得に支払いしたい方にとっても魅力的な選択肢です。
3-2【特徴2】プライスレス体験を重視する人
日常の支払いだけでなく、クレジットカードを通じて特別な体験をしたいと考える方には、Mastercardが提供する「プライスレス・シティ」というプログラムが魅力的です。
このプログラムは、Mastercard会員限定で、世界中の主要都市におけるユニークなイベントへの参加や、特別な優待サービスを受けられるものです。例えば、有名シェフによる料理教室、人気コンサートのバックステージツアー、通常は非公開の場所へのアクセスなど、お金では買えない「プライスレス」な体験が提供されます。
日本国内向けの「プライスレス・ジャパン」も展開されており、ショッピングや旅行、飲食、エンターテインメントの分野で様々な特典が用意されています。カードを単なる支払い手段としてだけでなく、ライフスタイルを豊かにするツールとして活用したい方には、Mastercardが最適です。
3-3【特徴3】コストコをよく利用する人
日常的にコストコで買い物をする方にとって、Mastercardは必須の国際ブランドです。現在、日本国内のコストコ倉庫店およびガスステーションで使えるクレジットカードは、Mastercardブランドのみに限定されています。
VISA、JCB、American Expressなどの他の国際ブランドのカードは使えないため、コストコでの高額な買い物をキャッシュレスで済ませたい場合、Mastercardは唯一の選択肢となります。
コストコではまとめ買いをすることが多く、支払額も大きくなりがちです。クレジットカードで支払うことで、ポイントを効率的に貯めることができるだけでなく、現金を多く持ち歩く必要がなくなり、会計もスムーズになります。コストコのヘビーユーザーであれば、Mastercardブランドのカードを一枚持っておくメリットは非常に大きいと言えるでしょう。
3-4【特徴4】特定の優待サービスを求める人
Mastercardは、特定のニーズに応えるユニークな優待サービスを提供しています。特にグルメ関連の特典を重視する方には大きな魅力となるでしょう。
代表的なサービスが「ダイニング by 招待日和」です。これは、全国の厳選されたレストランで決められたコースメニューを2名以上で予約すると、1名分の料金が無料になるという非常に価値の高い優待です。記念日や会食などで利用すれば、年会費以上のメリットを一度で得られる可能性もあります。
このような特定の分野に特化した強力な優待は、Mastercardならではの強みです。旅行よりも美食、日常的なポイント還元よりも特別な体験といった価値観を持つ方にとって、Mastercardはライフスタイルをより豊かにしてくれる一枚となるでしょう。
4VISAとMastercardの使える場所比較
VISAとMastercardは、どちらも世界トップクラスの使えるお店の多さを誇り、国内外のほとんどの場所で利用可能です。しかし、細かく見ると使える場所に少しの違いが存在します。ここでは、国内、海外、ネットの3つの場面で両者の対応状況を比較します。
4-1国内での加盟店数
日本国内においては、VISAとMastercardの使えるお店の数に実質的な差はほとんどありません。クレジットカード決済に対応しているお店であれば、その大部分が両方のブランドを取り扱っています。
スーパー、コンビニ、デパート、飲食店、家電量販店など、日常生活で利用するほとんどの場所で、どちらのカードも問題なく使用できます。国内シェア率ではVISAが高いですが、それがMastercardの使いやすさを損なうほどの差にはなっていません。
唯一、明確な違いとして挙げられるのが「コストコ」です。前述の通り、日本のコストコではMastercardブランドのカードしか使えません。逆に、ごく一部の個人商店などでVISAしか使えないというケースも稀にありますが、全体的に見れば国内での使い勝手は同等と考えて良いでしょう。
4-2海外での加盟店数
海外においても、VISAとMastercardの使えるお店の数は世界トップクラスで、両者の間に大きな差はありません。どちらも200以上の国と地域、1億以上のお店で利用可能であり、世界中をカバーしています。
ただし、地域による得意不得意の傾向は依然として存在します。
ブランド | 得意とされる地域 |
---|---|
VISA | アメリカ、アジア太平洋地域 |
Mastercard | ヨーロッパ |
このため、行く場所によっては片方のブランドがより便利に感じられることがあります。例えば、アメリカの地方都市ではVISAの方が使えるお店が多いと感じるかもしれませんし、ヨーロッパの田舎町ではMastercardの方が心強い場面があるかもしれません。
とはいえ、主要な観光地や大都市ではどちらのカードも広く普及しているため、過度に心配する必要はありません。海外旅行の際は、念のため両方のブランドのカードを持っていくと万全です。
4-3オンラインサービスでの対応状況
ネットショッピングや各種ウェブサービスにおいても、VISAとMastercardは最も広く受け入れられている支払い手段です。国内外のほとんどのネットショップで、両ブランドのクレジットカードが使えます。
しかし、一部のサービスでは対応状況に違いが見られることがあります。特に、スマートフォン決済(Apple PayやGoogle Pay)との連携において、過去にはVISAの一部機能に制限がありましたが、現在はその差もほぼ解消されています。
また、特定のネットサービスがキャンペーンなどで一方のブランドを優遇することもあります。例えば、特定のゲームプラットフォームやサブスクリプションサービスで、Mastercard限定の割引が提供されるといったケースです。
総じて、ネットでの利用も両ブランドに大きな差はありませんが、自分が頻繁に利用するサービスがある場合は、そのサービスの対応状況やキャンペーン情報を確認しておくと良いでしょう。
5年会費・手数料の比較ポイント3つ
クレジットカードを選ぶ際、年会費や手数料は重要な比較ポイントです。年会費はカード発行会社によって決まりますが、海外利用時の手数料には国際ブランドによる違いが生じることがあります。特に海外での利用が多い方は、これらのコストを理解しておくことが重要です。
5-1国際ブランド手数料の違い
クレジットカードの年会費は、VISAやMastercardといった国際ブランドが直接決めているわけではありません。年会費は、三井住友カードや楽天カードといったカード発行会社が、カードの種類(一般、ゴールド、プラチナなど)や付いてくるサービスの内容に応じて決定します。
そのため、「VISAだから年会費が高い」「Mastercardだから安い」ということはありません。両ブランドともに、年会費がずっと無料のカードから、数万円以上の高額な年会費がかかるステータスカードまで、多種多様なラインナップが存在します。
したがって、年会費を比較する際は、国際ブランドで選ぶのではなく、各カード発行会社が提供する個別のクレジットカード商品を比較検討する必要があります。
5-2為替レートの違い
海外でクレジットカードを使うと、現地のお金での利用額が日本円に換算されて請求されます。この際に適用されるのが、国際ブランドが決める「基準レート」です。このレートは日々変動し、ブランドによって少しの違いがあります。
一般的に、Mastercardの方がVISAに比べて為替レートが有利な傾向があると言われています。これは、Mastercardが世界中の銀行間取引で利用されるレートに近いものを採用しているためとされています。
ただし、その差はごくわずかであり、常にMastercardが有利とは限りません。日によってはVISAの方が有利になることもあります。海外での利用額が非常に大きい場合を除き、この差が支払額に与える影響は限定的です。しかし、少しでも有利な条件で決済したいと考えるなら、Mastercardが一つの選択肢となるでしょう。
5-3海外事務手数料の比較
海外でカード決済をすると、国際ブランドが決めた基準レートに、カード発行会社が設定する「海外事務手数料」が上乗せされて最終的な請求額が決まります。この手数料率は、カード発行会社やカードの種類によって異なります。
一般的に、海外事務手数料率は1.6%から2.5%程度の範囲で設定されていることが多いです。例えば、同じVISAブランドのカードでも、A社発行のカードは2.0%、B社発行のカードは2.2%といった違いがあります。
したがって、海外利用時のコストを比較する際は、国際ブランドの為替レートだけでなく、各カードの海外事務手数料率を確認することが非常に重要です。海外での利用が多い方は、この手数料率が低いカードを選ぶことで、トータルの支払額を抑えることができます。カードの公式サイトや規約で手数料率を確認しましょう。
6おすすめのVISAカード3選
VISAは世界No.1のシェアを誇り、選択できるクレジットカードの種類も豊富です。ここでは、その中でも特に人気が高く、年会費無料で特典が充実しているおすすめのVISAカードを3枚厳選して紹介します。それぞれの特徴を比較し、あなたのライフスタイルに最適な一枚を見つけてください。
6-1【VISAおすすめ1】三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)

キャッシュレス時代のスタンダード
公式サイトで申し込む- 年会費永年無料
- 毎日のお買物でポイントが貯まる
- ナンバーレスで安心安全
- 対象のコンビニ・飲食店でタッチ決済をするとおトク
年会費がずっと無料で、初めてクレジットカードを持つ方にも最適な一枚です。最大の魅力は、対象のコンビニや飲食店でスマートフォンのタッチ決済を利用すると、高い還元率でポイントがもらえる点です。日常的にこれらのお店を利用する方なら、効率的にポイントを貯めることができます。
また、券面にカード番号や有効期限が書かれていないナンバーレス仕様を採用しており、セキュリティ面でも高い安心感を提供します。カード情報は専用アプリで簡単に確認できるため、ネットショッピングでも不便はありません。利便性と安全性を両立した、現代のキャッシュレス時代に対応したカードです。
6-2【VISAおすすめ2】楽天カード
年会費がずっと無料で、基本のポイント還元率が高いことが大きな特徴です。どこで使っても効率的にポイントが貯まりますが、特に楽天市場での利用ではポイント還元率が大幅にアップします。楽天の各種サービスを頻繁に利用する「楽天経済圏」のユーザーにとっては、まさに必須のカードと言えるでしょう。
貯まった楽天ポイントは、1ポイント=1円として楽天市場での支払いに使えるほか、コンビニや飲食店など街中の多くの提携店舗でも利用可能です。ポイントの使い道が豊富で無駄になりにくい点も、多くの利用者に支持されている理由です。
6-3【VISAおすすめ3】エポスカード
年会費がずっと無料でありながら、全国10000店舗以上の飲食店、レジャー施設、カラオケなどで利用できる豊富な優待特典が付いているのが最大の魅力です。特に、マルイでの買い物では年4回開催される「マルコとマルオのご優待」の期間中、10%OFFの割引が適用されます。
また、多くの年会費無料カードでは対象外となることが多い、海外旅行傷害保険が付いている点も大きなメリットです(※付帯条件は利用付帯に変更される場合があります)。旅行好きの方や、万が一の備えを重視する方にとって、コストパフォーマンスが非常に高い一枚と言えるでしょう。
7おすすめのMastercardカード3選
Mastercardは、ヨーロッパでの利用やコストコでの決済、独自の優待サービスに強みを持つ国際ブランドです。ここでは、その特徴を活かせる、利便性と特典に優れた人気のMastercardブランドのクレジットカードを3枚紹介します。
7-1【Mastercardおすすめ1】三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)

キャッシュレス時代のスタンダード
公式サイトで申し込む- 年会費永年無料
- 毎日のお買物でポイントが貯まる
- ナンバーレスで安心安全
- 対象のコンビニ・飲食店でタッチ決済をするとおトク
VISAブランドで人気の三井住友カード(NL)は、Mastercardブランドでも発行可能です。基本的なサービス内容はVISA版と共通で、年会費はずっと無料。対象のコンビニや飲食店でスマートフォンのタッチ決済を利用すると、高い還元率でポイントがもらえます。
Mastercardブランドを選ぶことで、コストコでの決済にも対応できるようになります。また、Mastercardが提供する「ダイニング by 招待日和」などのグルメ優待も利用可能になるため、VISA版とは異なるメリットを享受できます。セキュリティの高いナンバーレス仕様も魅力で、安心して利用できる一枚です。
7-2【Mastercardおすすめ2】イオンカードセレクト
イオンカードセレクト
- クレジットカード・キャッシュカード・WAONが一体型になったクレジットカード
- イオングループ対象店でポイントが基本の2倍貯まる(基本は200円につき1ポイント)
- 毎月20日・30日のお客様感謝デーで買い物代金5%OFF
- 公共料金の支払いや、給与振り込み口座に指定でポイント付与
イオングループのお店を頻繁に利用する方に最適な一枚です。毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」では、買い物代金が5%OFFになる特典があり、家計の節約に大きく貢献します。また、イオングループの対象店舗では、いつでもポイント還元率がアップするのも魅力です。
このカードは、クレジットカード機能に加えて、イオン銀行のキャッシュカード機能と電子マネーWAON機能が一体化しています。複数のカードを一枚にまとめられるため、財布の中がすっきりします。イオン銀行の普通預金金利が優遇される特典もあり、買い物と貯蓄の両面でお得なカードです。
7-3【Mastercardおすすめ3】dカード
dカード

年会費永年無料のおトクな一枚
詳細をみる- いつでも、どこでもショッピングのご利用で1%ポイント還元
- 対象のケータイ料金をdカードでの支払いで割引
- d払いの支払い方法をdカードに設定&d払い利用でおトク
- 電子マネー「iD」搭載
NTTドコモが発行するクレジットカードですが、ドコモユーザーでなくてもお得に利用できます。基本のポイント還元率が1.0%と高く、日常のあらゆる支払いで効率的にdポイントを貯めることが可能です。
さらに、dポイント加盟店でカードを提示し、決済することでポイントの二重取りができます。マツモトキヨシやスターバックス、ENEOSといった特約店では、通常のポイントに加えてさらにポイントが上乗せされるため、還元率はさらに高まります。貯まったdポイントは、加盟店での支払いやドコモのサービス料金への充当など、使い道が豊富で利便性が高いのも特徴です。
8両方持つメリット3つ
VISAとMastercardのどちらか一方を選ぶのではなく、両方のブランドのカードを持つことには大きなメリットがあります。利用シーンの拡大、予期せぬトラブルへの備え、そして各ブランドが提供する特典の最大限の活用が可能になり、より賢く、そして安心してクレジットカードを使いこなすことができます。
8-1【メリット1】リスク分散効果
クレジットカードを2つの異なる国際ブランドで持つ最大のメリットの一つは、決済におけるリスクを分散できることです。
例えば、以下のような状況で効果を発揮します。
お店が一方のブランドにしか対応していない場合: コストコ(Mastercardのみ)のような特定のお店でも、もう一方のカードで対応できます。
カードの磁気不良やICチップの破損: メインカードが物理的に使えなくなっても、サブカードで支払いが可能です。
カード会社のシステム障害: まれに発生するカード会社のシステムトラブル時も、別の会社のカードがあれば影響を受けません。
紛失・盗難: 一方のカードを紛失しても、もう一方のカードがあれば、再発行を待つ間もキャッシュレス決済を続けられます。
このように、予期せぬ「使えない」という事態に備えられるため、特に海外旅行時などでは絶大な安心感につながります。
8-2【メリット2】使い分けによる最適化
VISAとMastercardを両方持つことで、それぞれのカードの長所を活かした最適な使い分けが可能になります。これにより、ポイント還元や特典の恩恵を最大化できます。
例えば、以下のような使い分けが考えられます。
メインカードとサブカード: 日常の支払いはポイント還元率の高いカードをメインに使い、特定のお店での優待があるカードをサブとして利用する。
利用シーン別: 公共料金や固定費の支払いはAカード、食費や日用品の買い物はBカードというように、費目ごとにカードを分けることで家計管理がしやすくなります。
公私分離: 仕事用の経費はAカード、プライベートの支出はBカードと分けることで、経費精算の手間を大幅に削減できます。
このように、複数のカードを戦略的に使い分けることで、単に決済するだけでなく、より賢く家計を管理し、多くのメリットを享受することができます。
8-3【メリット3】特典の使い分け
VISAとMastercardは、それぞれ異なる優待プログラムを提供しています。両方のブランドを持つことで、利用できる特典の幅が格段に広がります。
例えば、以下のように特典を使い分けることができます。
旅行の計画時: 宿泊予約サイトの割引率を比較し、よりお得なVISAの特典を利用する。
特別な日のディナー: Mastercardの「ダイニング by 招待日和」を利用して、高級レストランのコース料理を1名分無料で楽しむ。
海外旅行先で: 行く場所の地域(アメリカならVISA、ヨーロッパならMastercard)や、利用したいラウンジサービスに応じてカードを使い分ける。
このように、それぞれのブランドが提供する独自の特典を場面に応じて選択することで、クレジットカードの価値を最大限に引き出すことができます。1枚だけでは享受できない、多彩なメリットを受けられるのが2枚持ちの大きな魅力です。
9まとめ
本記事では、VISAとMastercardという二大国際ブランドの基本的な違いから、それぞれの特徴、そして選び方のポイントまでを詳しく解説しました。
VISAは世界シェアNo.1で、どこでも使える安心感と旅行関連の特典が魅力です。初めての方や海外によく行く方におすすめです。
Mastercardはヨーロッパに強く、コストコで唯一使えるほか、グルメやエンタメ系のユニークな優待が特徴です。
どちらのブランドにも長所があり、一方に絞り込むのが難しい場合も少なくありません。そのような場合は、両方のブランドのカードを持つ「2枚持ち」が最も賢明な選択と言えるでしょう。リスク分散や特典の使い分けにより、キャッシュレスライフをより豊かで便利なものにできます。
この記事を参考に、ご自身のライフスタイルに最適な国際ブランドを選び、賢いクレジットカード活用を始めてみてください。
10よくある質問
10-1VISAとMastercardは同時に持てますか
はい、同時に保有できます。異なるカード会社でそれぞれVISAとMastercardのカードを発行する方法や、三井住友カードの「デュアル発行」のように1社で2つのブランドを持つ方法があります。2枚持ちすることで、利用できる店舗が増え、リスク分散にもつながります。
10-2どちらか一方だけでも十分ですか
はい、多くの場合、どちらか一方だけでも決済に困ることはありません。特に世界シェアNo.1のVISAを持っていれば、国内外のほとんどの場所で利用可能です。ただし、コストコのように特定のブランドしか使えない店舗もあるため、利用シーンによっては2枚持ちが有利になります。
10-3海外旅行ではどちらがおすすめですか
渡航先によって推奨されるブランドが異なります。一般的にアメリカ方面ではVISA、ヨーロッパ方面ではMastercardが強いとされています。しかし近年その差は小さくなっているため、どちらでも大きな問題はありません。不安な方は、両方のブランドを持っていくと万全です。
10-4審査の通りやすさに違いはありますか
いいえ、国際ブランドの違いで審査の難易度が変わることはありません。審査は、申し込み先のクレジットカード発行会社が、申込者の信用情報などに基づき独自の基準で行います。そのため、どのブランドを選んでも審査結果に直接的な影響はありません。
10-5年会費に違いはありますか
年会費は国際ブランドではなく、クレジットカードを発行する会社やカードの種類(一般、ゴールド、プラチナなど)によって決まります。VISA、Mastercardともに、年会費が永年無料のカードから、高額な年会費がかかるステータスカードまで幅広く存在します。

MeChoice編集部
