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クレジットカードのVISA・JCB・Mastercard徹底比較!違い5つと選び方のポイント

クレジットカードのVISA・JCB・Mastercard徹底比較!違い5つと選び方のポイント

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「クレジットカードを作りたいけど、Visa、JCB、Mastercardの違いがよく分からない…」「結局、どの国際ブランドを選べば一番お得なの?」そんなお悩みはありませんか。

この記事を読めば、各国際ブランドの基本的な違いから、あなたのライフスタイルに合わせた最適な選び方まで、全てがクリアになります。

  • 各ブランドの基本的な違い5つ
  • 利用シーン別のおすすめブランド
  • 後悔しないための選び方のポイント

を紹介します。この記事を参考に、ご自身の使い方に最も合ったクレジットカードを比較検討し、最適な一枚を見つけてください。

1VISA・JCB・Mastercardの基本的な違い5つ

Shutterstock_1925047013.jpgVisa、JCB、Mastercardの基本的な違いは、主に「世界シェアと加盟店数」「海外での使いやすさ」「国内での利便性」「特典内容」「セキュリティ」の5点にまとめられます。これらの違いを理解することが、最適なブランド選びの第一歩です。

世界的に見ればVisaとMastercardが圧倒的なシェアを誇りますが、国内ではJCBも独自の強みを発揮しています。それぞれの特徴を知り、ご自身の利用シーンと照らし合わせてみましょう。

1-1【違い1】世界シェア率と加盟店数の差

国際ブランドを選ぶ上で最も基本的な指標となるのが、世界的なシェア率と加盟店数です。この点において、VisaMastercardが他を圧倒しています。両ブランドともに世界中で非常に多くの加盟店ネットワークを持っており、ほとんどの国や地域で不便なく利用することが可能です。

一方、日本発の国際ブランドであるJCBは、世界的な加盟店数ではVisaやMastercardに及びませんが、国内では非常に高いシェアを誇ります。特にアジア圏やハワイなど、日本人観光客が多い地域では加盟店網を強化しており、独自の存在感を示しています。

したがって、グローバルな利用を最優先するならVisaかMastercard、国内利用が中心であればJCBも有力な選択肢となります。

1-2【違い2】海外での使いやすさと対応地域

海外での利用を考えた場合、VisaMastercardが汎用性が高くおすすめです。どちらのブランドも世界200以上の国と地域をカバーしており、ほとんどの場所で決済に困ることはありません。

細かく見ると、それぞれのブランドには得意な地域が存在します。一般的に、Visaはアメリカ方面で、Mastercardはヨーロッパ方面での加盟店が多いとされています。そのため、特定の地域へ頻繁に渡航する方は、その地域に強いブランドを選ぶとより安心です。

JCBは、世界的なカバ-率では劣るものの、ハワイ、グアム、韓国、台湾といった日本人観光客に人気のエリアでは加盟店が多く、日本語でのサポートデスク「JCBプラザ」を設置するなど、独自のサービスで利便性を高めています。

1-3【違い3】国内での普及率と利便性

日本国内での利用においては、3ブランドともに非常に高い利便性を誇ります。国内シェア率ではVisaがトップですが、日本発祥の国際ブランドであるJCBもそれに迫る普及率を見せています。

JCBは、国内加盟店の開拓に力を入れており、小規模な店舗でも利用できることが多いのが強みです。また、国内企業との提携によるポイントアッププログラムや、テーマパークでの優待など、日本人向けの独自のサービスが充実しています。

Mastercardも国内で広く普及しており、決済で困る場面はほとんどありません。特に、会員制倉庫型店舗のコストコで利用できる唯一の国際ブランドである点は、利用者にとって大きなメリットと言えるでしょう。

結論として、国内利用がメインであれば、どのブランドを選んでも大きな不便はありませんが、JCBは独自の特典で魅力的な選択肢となります。

1-4【違い4】特典・優待サービスの内容

各国際ブランドは、決済機能に加えて独自の特典や優待サービスを提供しており、これがブランド選択の重要な判断材料となります。それぞれのブランドで、得意とする分野が異なります。

国際ブランド

特典・優待の傾向

具体例

Visa

旅行・出張関連

ホテル予約サイトでの割引、空港宅配サービス優待

Mastercard

グルメ・エンターテインメント

有名レストランでのコース料金優待、限定イベントへの招待

JCB

国内利用・テーマパーク

国内の優待店でのポイントアップ、人気テーマパーク関連のキャンペーン

このように、ご自身のライフスタイル、例えば「海外旅行によく行く」「外食や観劇が好き」「国内での買い物が中心」といった点と照らし合わせ、最もメリットを感じるブランドを選ぶのが賢明です。

1-5【違い5】セキュリティ機能と安全性

クレジットカードの安全性は利用者にとって最も重要な関心事の一つですが、この点においてVisa、JCB、Mastercardの3ブランド間に大きな優劣はありません。

3ブランドともに、オンラインショッピングにおけるなりすましなどの不正利用を防ぐための本人認証サービス「3Dセキュア」を導入しています。このサービスにより、カード情報に加えて本人しか知らないパスワードや、スマートフォンへのワンタイムパスワードの入力を求めることで、第三者による不正利用のリスクを大幅に低減させています。

各ブランドでの名称は異なりますが、機能は同等です。

  • Visa:VisaSecure

  • JCB:J/Secure™

  • Mastercard:MastercardIDCheck™

どの国際ブランドを選んでも、高い水準のセキュリティ機能によって保護されているため、安心して利用することができます。

2国際ブランド別のメリット3点 特徴もあわせて確認

各国際ブランドの基本的な違いを理解した上で、ここではそれぞれの特徴と主なメリットを3つずつ掘り下げて解説します。ご自身の価値観やライフスタイルに最もフィットするブランドはどれか、具体的なメリットから見極めていきましょう。

2-1VISAのメリット3点

世界No.1のシェアを誇るVisaは、その圧倒的な普及率と信頼性から多くのメリットを提供しています。特に以下の3点が大きな特徴として挙げられます。

  1. 世界中で使える圧倒的な加盟店網国内外を問わず、クレジットカードが使える場所であれば、まずVisaが利用できると言っても過言ではありません。「このカードが使えなかったらどうしよう」という不安を最も感じさせないのが最大のメリットです。初めてカードを持つ方や、場所を選ばず1枚で完結させたい方に最適です。

  1. 旅行関連の豊富な優待サービスVisaは世界中のホテル予約サイト、レンタカー、Wi-Fiレンタルサービスなどと提携し、会員向けの割引や特典を数多く提供しています。海外旅行や出張の機会が多い方にとっては、決済の利便性だけでなく、経費削減の面でも大きな恩恵を受けられます。

  1. 多様な決済手段の提供後払いのクレジットカードだけでなく、銀行口座から即時に引き落とされる「Visaデビット」や、事前にチャージして利用する「Visaプリペイド」も展開しています。これにより、利用者のさまざまな資金管理ニーズに対応できる点も強みです。

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2-2JCBのメリット3点

日本発唯一の国際ブランドであるJCBは、国内利用者に向けたきめ細やかなサービスに強みがあります。主なメリットは以下の3つです。

  1. 国内での充実した優待とポイントプログラム「JCBORIGINALSERIESパートナー」と呼ばれる優待店が全国にあり、これらの店舗で利用するとポイント還元率が大幅にアップします。日常的に利用するスーパーやコンビニ、ドラッグストアなども対象に含まれることが多く、効率的にポイントを貯めたい国内利用が中心の方に最適です。

  1. 手厚い日本語サポートと海外での独自サービス海外の主要都市には、日本語で対応してくれるサービス窓口「JCBプラザ」が設置されています。現地の観光情報の提供やレストランの予約、トラブル時の相談など、言語の不安なくサポートを受けられるのは大きな安心材料です。ハワイのワイキキ・トロリー無料乗車など、独自の特典も魅力です。

  1. 信頼性の高いプロパーカードの発行JCBは自社でクレジットカード(プロパーカード)を発行しています。これにより、提携先の都合でサービスが終了するリスクがなく、長期間安心して利用できます。また、利用実績に応じてゴールド、プラチナといった上位カードへの招待も期待でき、ステータスを重視する方にも応えます。

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2-3Mastercardのメリット3点

Mastercardは、Visaに次ぐ世界的なシェアを持ち、バランスの取れたサービス展開が魅力です。特に以下の3点が大きな特徴です。

  1. Visaに匹敵するグローバルな加盟店網世界中でVisaとほぼ同等の加盟店数を誇り、特にヨーロッパ方面で強いとされています。海外での利用を考えているものの、Visa以外の選択肢も持ちたいという場合に最適なブランドです。もちろん国内での利便性も高く、決済に困ることはほとんどありません。

  2. グルメ・エンタメ系のユニークな限定特典「PricelessCities(プライスレス・シティ)」というプログラムを通じて、有名レストランでの優待や、通常は予約困難なイベントへの参加機会など、「お金では買えない」特別な体験を提供しています。グルメやカルチャー体験に関心が高い方にとって、非常に魅力的な特典が揃っています。

  3. コストコで利用できる唯一の国際ブランド日本国内のコストコ店舗で利用できるクレジットカードは、Mastercardブランドのみです。日常的にコストコで買い物をする方にとっては、この一点だけでもMastercardを選ぶ大きな理由となるでしょう。

3利用シーン別おすすめ国際ブランド4選

国際ブランドの選択は、ご自身のライフスタイルやカードの利用目的に大きく左右されます。ここでは、具体的な4つの利用シーンを想定し、それぞれに最適な国際ブランドをおすすめします。ご自身の使い方に最も近いシーンを参考にしてください。

3-1【シーン1】海外旅行・出張が多い人向け

海外へ行く機会が多い方には、世界中で利用できる店舗数が圧倒的に多いVisaまたはMastercardが最適です。この2つのブランドのどちらかのカードを1枚持っていれば、世界のほとんどの国と地域で決済に困ることはありません。

さらに一歩進んだ選び方として、渡航先に合わせてブランドを使い分けるのも賢明です。

  • アメリカ方面への渡航が多い場合:Visa

  • ヨーロッパ方面への渡航が多い場合:Mastercard

このように、メインの渡航先に強いブランドを選ぶことで、より安心して海外滞在を楽しむことができます。もちろん、両方のブランドのカードを持つことで、対応範囲は万全になります。

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  • ホテルニッコー & JALシティの割引・特典
  • 国内空港店舗・ 空港免税店割引

3-2【シーン2】国内メインで使いたい人向け

クレジットカードの利用が主に日本国内である方には、JCBが有力な選択肢となります。日本発祥の唯一の国際ブランドとして、国内の加盟店網のきめ細やかさや、日本人向けの特典・サービスの充実に強みを持っています。

特に、JCBが提携する「JCBORIGINALSERIESパートナー」では、ポイント還元率が大幅にアップするため、日常の買い物で効率良くポイントを貯めることが可能です。また、国内のレジャー施設や飲食店での優待も豊富に用意されています。

もちろん、VisaやMastercardも国内で全く問題なく利用できますが、国内利用に特化した恩恵を最大限に受けたいということであれば、JCBブランドのカードを検討する価値は十分にあります。

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※ 9:00AM~8:00PMでお申し込み。(受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱い)

※ 顔写真付き本人確認書類による本人確認。(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)

※モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPをご確認ください。

3-3【シーン3】ネットショッピング重視の人向け

ネットショッピングを頻繁に利用する方にとって、国際ブランドの選択は「どのブランドか」ということ自体よりも、「どのカード会社のどのカードか」が重要になります。

なぜなら、3ブランドとも強固なセキュリティ(3Dセキュア)を備えており、安全性に大きな差はないからです。利便性を左右するのは、むしろカード発行会社が提供するサービスです。

  • ポイントモール経由での還元率アップ多くのカード会社は、自社のポイントモールサイトを経由して提携ECサイトで買い物をすると、ポイント還元率がアップするサービスを提供しています。例えばJCBの「OkiDokiランド」などがこれにあたります。

  • 特定のECサイトとの提携Amazonと提携したMastercardブランドのカードなど、特定のECサイトで利用すると還元率がアップするカードも存在します。

したがって、ご自身がよく利用するECサイトで最も有利になるカードを選ぶことが、ネットショッピングにおいては最適な選択と言えます。

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3-4【シーン4】初めてクレジットカードを作る人向け

初めてクレジットカードを申し込む方には、Visaを最も強くおすすめします。その理由は、汎用性の高さにあります。

国内外を問わず、加盟店数がNo.1であるため、「このお店で使えるだろうか?」と心配する場面が最も少ないのがVisaです。クレジットカードの基本的な使い方や利便性を体験する上で、「決済できない」というストレスを感じずに済むことは非常に重要です。

まずはVisaブランドのカードを1枚持ち、キャッシュレス決済に慣れることから始めるのが良いでしょう。その後、ご自身のライフスタイルが固まってきた段階で、よりニーズに合った特典を持つJCBやMastercardのカードを2枚目として検討するのが賢明なステップです。

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4クレジットカード国際ブランドの選び方4ポイント

これまでの情報を総括し、ご自身にとって最適な国際ブランドを最終的に決定するための4つのチェックポイントを提示しましょう。この手順に沿って検討することで、後悔のないカード選びが可能になります。

4-1【ポイント1】利用頻度の高い地域で選ぶ

クレジットカードを選ぶ際の最も基本的な判断基準は、ご自身が日ごろ頻繁にカードを利用する地域です。ライフスタイルの中心がどこにあるかによって、最適なブランドは変わってきます。

  • 国内利用が中心の場合日本国内での利用がほとんどであれば、国内加盟店向けの優待が充実しているJCBが有力な選択肢です。もちろん、VisaやMastercardも全く問題なく利用できます。

  • 海外利用が多い場合海外への旅行や出張が多い方は、世界的な加盟店網を誇るVisaまたはMastercardが必須です。特に、メインの渡航先がアメリカ方面であればVisa、ヨーロッパ方面ならばMastercardを選ぶと、より安心感が高まります。

4-2【ポイント2】よく使う店舗・サービスの対応状況

ご自身の消費行動を振り返り、日常的に利用する特定の店舗やサービスで有利なブランドがないかを確認することも重要です。

最も代表的な例が、会員制倉庫型店舗のコストコです。日本国内のコストコでは、Mastercardブランドのクレジットカードしか利用できません。そのため、コストコを頻繁に利用する方にとっては、Mastercardブランドが最優先の選択肢となるでしょう。

このように、特定の店舗やサービスへの依存度が高い場合は、そこで対応している国際ブランドを優先的に選ぶ必要があります。日ごろの暮らしにどれだけ密着したメリットがあるか、じっくりと吟味していく視点が欠かせません。

4-3【ポイント3】付帯特典・優待サービスの内容

クレジットカードの価値は、決済機能だけではありません。各国際ブランドが提供する付帯特典や優待サービスも、カード選びの重要な要素です。ご自身の趣味や関心と合った特典を設けているブランドを選ぶことで、カードの付加価値を最大限に高めることができます。

  • 旅行好きなら:ホテル予約や空港サービスに強いVisa

  • グルメやエンタメ好きなら:限定の体験プログラムが豊富なMastercard

  • 国内でのレジャーや買い物を楽しみたいなら:国内優待やポイントアップに強いJCB

単に「使える」だけでなく、「使ってお得になる、楽しくなる」という視点で、各ブランドの特典内容を比較検討してみてください。

4-4【ポイント4】複数枚持ちでリスク分散を図る

最適な1枚を選ぶことに固執せず、異なる国際ブランドのカードを複数枚持つという選択肢も非常に有効です。実際、多くの人が用途に応じてカードを使い分けています。

複数枚持ちには、以下のような大きなメリットがあります。

  • 利用可能店舗の拡大:一方のブランドが使えない店舗でも、もう一方でカバーできます。

  • リスク分散:カードの紛失・盗難、磁気不良、システム障害といった不測の事態が発生しても、別のカードで決済を続けられます。

  • 特典の使い分け:それぞれのカードの得意な分野で特典を享受し、より多くの恩恵を受けることができます。

例えば、「普段使いは国内特典が豊富なJCB、海外旅行用にはVisa」といった組み合わせは、非常に合理的です。1枚に絞り切れない場合は、複数枚持ちを前提に検討することをお勧めします。

5VISA・JCB・Mastercardが使えない場合の対処法3つ

万全を期してクレジットカードを選んでも、予期せぬトラブルで決済ができない場面に遭遇する可能性はゼロではありません。そのような不測の事態に備え、事前にいくつかの代替手段を用意しておくことで、冷静に対処することができます。

5-1【対処法1】別の国際ブランドのカードを用意

最も確実かつスマートな解決策は、サブカードとして異なる国際ブランドのクレジットカードを携帯しておくことです。これは、特定の店舗が特定のブランドにしか対応していない場合や、メインカードのブランドでシステム障害が発生した場合に絶大な効果を発揮します。

例えば、メインカードがVisaであれば、サブとしてJCBやMastercardのカードを持っておく、といった具合です。これにより、ほとんどの決済シーンをカバーでき、キャッシュレス決済ができないという事態を回避できます。年会費無料のカードも多いため、リスク管理の一環として2枚目のカードを検討することをお勧めします。

5-2【対処法2】現金やデビットカードでの支払い

キャッシュレス決済が主流になっても、現金やデビットカードといった基本的な支払い手段を備えておくことは重要です。特に、小規模な個人商店や地方の店舗、あるいは通信障害が発生した場合など、クレジットカードが利用できない状況は依然として存在します。

ある程度の現金を手元に用意しておけば、あらゆる状況に対応できます。また、デビットカードは、銀行口座の残高から即時に引き落とされるため、使い過ぎの心配がなく、クレジットカードの審査に不安がある方でも持ちやすいというメリットがあります。VisaやMastercardブランドのデビットカードであれば、クレジットカードと同様に多くの加盟店で利用可能です。

5-3【対処法3】電子マネーやQRコード決済の活用

近年急速に普及したスマートフォンを利用した電子マネーやQRコード決済も、クレジットカードが使えない場合の有力な代替手段です。

これらの決済サービスの多くは、事前にクレジットカードを登録してチャージ(入金)しておくことで利用できます。そのため、店舗の決済端末がクレジットカードに対応していなくても、QRコード決済には対応している、というケースも少なくありません。

ApplePayやGooglePay、PayPayなど、複数の決済サービスをスマートフォンに設定しておけば、支払い方法の選択肢が広がり、より柔軟に決済シーンに対応できます。クレジットカードと連携させることで、チャージ時にもポイントが貯まる場合があり、お得に利用できる点もメリットです。

6まとめ

本記事では、クレジットカードの主要な国際ブランドであるVisa、JCB、Mastercardの基本的な違いから、それぞれの特徴、利用シーン別の選び方までを網羅的に解説しました。

  • 基本的な違い:シェア率、海外・国内での利便性、特典、セキュリティの5点が主な相違点です。

  • ブランド別の特徴:Visaは世界No.1の汎用性、JCBは国内での手厚い優待、Mastercardはヨーロッパでの強さとコストコでの利用可能性が特徴です。

  • 選び方のポイント:主な利用地域や店舗、求める特典内容を基準に選ぶことが重要です。また、異なるブランドのカードを複数枚持つことで、利便性と安全性が向上します。

最終的にどのブランドが最適かは、一人ひとりのライフスタイルによって異なります。この記事を参考に、ご自身の使い方に最も合った国際ブランドを見極め、賢いクレジットカードライフを送りましょう。

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ポイントの解説
  • 年会費永年無料
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  • 対象のコンビニ・飲食店でタッチ決済をするとおトク

7よくある質問

7-1VISAとMastercardはどちらが海外で使いやすい?

どちらも世界中の多くの国と地域で利用でき、利便性に大きな差はありません。強いて言えば、Visaはアメリカ方面、Mastercardはヨーロッパ方面に強いとされています。渡航先に応じて選ぶか、両方持っておくとより安心です。

7-2JCBは海外で本当に使えないの?

使えないわけではありませんが、VisaやMastercardに比べると加盟店の数は少ないのが実情です。ただし、ハワイ、グアム、韓国、台湾など、日本人観光客が多い地域では加盟店網が充実しており、独自の優待サービスも利用できます。

7-3国際ブランドは後から変更できる?

原則として、一度発行したクレジットカードの国際ブランドを後から変更することはできません。異なるブランドを希望する場合は、現在利用しているカードを解約し、希望のブランドで新たに申し込む必要があります。その際、カード番号も変更されます。

7-4複数の国際ブランドのカードを持つメリットは?

最大のメリットは、利用できる店舗の範囲が格段に広がることです。片方のブランドが使えない店舗でも、もう一方で決済できるため、支払い機会を逃しません。また、システム障害や磁気不良、紛失・盗難といった不測の事態に備えるリスク分散にもなります。

7-5学生におすすめの国際ブランドはどれ?

初めてクレジットカードを持つ学生の方には、国内外問わず加盟店数が多く、利用できる場所で困ることが少ないVisaが最もおすすめです。世界中で使える汎用性の高さは、学業や旅行、日常の買い物など、あらゆる場面で安心感につながります。


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MeChoice編集部執筆者

MeChoice編集部

MeChoice編集部は、くらしとお金に関するコンテンツ制作を各ジャンルの専門家とともに行い、情報発信を行っています。MeChoiceは株式会社モニクルリサーチが運営しています。
三石 由佳監修者

三石 由佳2級FP技能士

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)。中央大学文学部社会学科卒業後、みずほ銀行にて確定拠出年金に関する講師として全国の個人投資家向けにセミナーを実施。企業型確定拠出年金(企業型DC)だけでなく、個人型確定拠出年金(iDeCo)も含めた制度や仕組み、投資信託の解説や市況などを伝える。フリーランスを経て、フィンテックベンチャーにて広報を担当。 現在は株式会社モニクルリサーチにて金融関連の取材や自社メディアに関するPR業務も担当

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