

無職でも「貯金あり」なら狙えるクレジットカード5選!審査通過のコツ&注意点も徹底解説
「無職だけど、ある程度の貯金はある。この状況でクレジットカードは作れるのだろうか?」
「審査に通るためには、どんなカードを選んで、どう申し込めばいいの?」
このようなお悩みはありませんか。
結論から言うと、無職で貯金がある方でもクレジットカードを発行できる可能性は十分にあります。
この記事を読めば、無職で貯金があるという状況でクレジットカードの審査に通るための具体的な方法がわかります。
以下の内容についてご紹介します。
- 無職でも貯金がある方におすすめのクレジットカード5選
 - 審査通過の可能性を高める5つのコツ
 - 申し込み時に知っておくべき注意点
 
まずは年会費が永年無料で、申し込みのハードルが比較的低いカードから検討してみましょう。

楽天カード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
海外:最高2,000万円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB・American Express
ポイントアップ
楽天市場で楽天カード利用で最大3倍
ポイント還元率
通常1.0%

イオンカードセレクト
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
—
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・WAON
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB
ポイントアップ
イオングループでポイント2倍!公共料金のお支払いで毎月5WAONポイント
ポイント還元率
通常0.5%

エポスカード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
海外:最高3,000万円、賠償責任:最高3,000万円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay
国際ブランド
Visa
ポイントアップ
会員限定サイトを経由するとポイントが2~30倍
ポイント還元率
通常0.5%

セゾンカードインターナショナル
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
—
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB
ポイントアップ
セゾンポイントモールでポイント最大30倍
ポイント還元率
通常0.1%
1無職でも「貯金あり」なら狙えるクレジットカード5選!
無職で貯金がある方がクレジットカードを作る場合、申し込みの条件が比較的緩やかで、年会費がかからないカードから選ぶのが定石です。カード会社は申込者の返済能力を総合的に判断するため、収入面で不利になりがちな無職の方でも、他の要素でカバーできる可能性があります。
ここでは、審査に不安がある方でも申し込みやすいと評判のクレジットカードを5枚厳選してご紹介します。
楽天カード:知名度が高く、審査通過の事例が豊富
イオンカードセレクト:主婦層にも人気で、イオングループでの特典が魅力
エポスカード:マルイでの優待や即日発行が可能な点が特徴
セゾンカードインターナショナル:有効期限のないポイント制度とシンプルな申込条件
ライフカード(デポジット型):事前に保証金を預ける仕組みで、審査のハードルが低い
これらのカードは、いずれも無職の方が申し込む際の有力な選択肢となります。ただし、審査通過を保証するものではないため、後述する申し込みのコツと注意点をしっかり押さえておきましょう。
1-1【おすすめクレジットカード1】楽天カード:年会費永年無料・審査通過事例が多い
楽天カードは、年会費が永年無料で、発行枚数が国内トップクラスの人気を誇るクレジットカードです。多くの方が利用している背景には、その申し込みやすさがあります。
申し込み資格は「18歳以上の方」と非常にシンプルで、収入に関する厳しい条件は明記されていません。実際に、学生や専業主婦(主夫)の方など、本人に安定収入がない場合でも審査に通過したという事例が数多く報告されています。そのため、無職で貯金がある方が最初に検討するカードとして非常に有力な選択肢です。
基本的なポイント還元率が1.0%と高水準である点も大きな魅力です。日常の買い物やネットショッピング、サブスクの支払いなどで着実に楽天ポイントが貯まります。さらに、楽天市場での利用では還元率が3.0%以上になるため、利用頻度の高い方にとっては、家計の節約に直結する一枚と言えるでしょう。
楽天カードについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
1-2【おすすめクレジットカード2】イオンカードセレクト:年会費永年無料・イオングループ特典が魅力
イオンカードセレクト
- クレジットカード・キャッシュカード・WAONが一体型になったクレジットカード
 - イオングループ対象店でポイントが基本の2倍貯まる(基本は200円につき1ポイント)
 - 毎月20日・30日のお客様感謝デーで買い物代金5%OFF
 - 公共料金の支払いや、給与振り込み口座に指定でポイント付与
 
イオンカードセレクトは、イオングループが発行する、年会費永年無料のクレジットカードです。申し込み条件は「18歳以上で電話連絡が可能な方」とされており、収入に関する明確な基準が設けられていないため、無職の方でも申し込みやすいカードの一つです。
このカードの最大の魅力は、イオングループでの特典が非常に充実している点です。全国のイオン、マックスバリュなどの対象店舗では、いつでもポイント還元率が2倍になります。さらに、毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」には、買い物代金が5%割引になるため、日常的にイオングループを利用する方にとっては、家計の大きな助けとなります。
また、年間50万円以上利用するなどの条件を満たすと、年会費無料のままワンランク上の「イオンゴールドカード」への招待が届く可能性があります。まずはイオンカードセレクトで利用実績を積み、将来的にゴールドカードを目指すという選択肢も考えられるでしょう。
イオンカードセレクトについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
1-3【おすすめクレジットカード3】エポスカード:年会費永年無料・マルイでの優待が充実
エポスカードは、丸井グループが発行する年会費永年無料のクレジットカードです。申し込み資格は「日本国内在住の満18歳以上の方(高校生を除く)」とされており、収入に関する条件がないため、無職の方でも申し込みやすいカードとして知られています。
このカードの大きな特徴は、マルイでの優待です。年に4回開催されるキャンペーン「マルコとマルオのご優待」の期間中には、マルイ、モディでの買い物が何度でも10%割引になります。この特典はマルイのネット通販でも適用されるため、近くに店舗がない方でも利用可能です。
さらに、エポスカードの魅力はマルイだけに留まりません。全国10,000店舗以上の飲食店やカラオケ、遊園地などで割引や特典を受けられる優待サービスが付帯しています。また、Webからの申し込み後、お近くのマルイ店舗内にあるエポスカードセンターで受け取ることで、最短即日でのカード発行も可能です。急いでカードが必要な場合にも対応できる利便性の高さも魅力の一つです。
エポスカードについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
1-4【おすすめクレジットカード4】セゾンカードインターナショナル:年会費永年無料・即日発行可能
セゾンカードインターナショナルは、年会費が永年無料で、申し込みのハードルが低いことで知られるクレジットカードです。公式サイトでも「専業主婦(主夫)でも学生でもお申込み可能」と明記されており、無職の方を歓迎する姿勢が見られます。
このカードの最大の特徴は、貯まるポイントが「永久不滅ポイント」であることです。一般的なクレジットカードのポイントには有効期限があり、失効してしまうリスクがありますが、このカードなら期限を気にすることなく、じっくりとポイントを貯めることができます。
申し込み条件は「18歳以上で連絡可能な方」と非常にシンプルです。収入に関する条件が一切ないため、審査に不安がある方でも挑戦しやすいでしょう。さらに、全国のセゾンカウンターが設置されている店舗では、申し込み当日にカードを受け取れる即日発行にも対応しています。「急いでクレジットカードが必要」という状況にも応えてくれる、利便性の高い一枚です。
セゾンカードインターナショナルについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
1-5【おすすめクレジットカード5】ライフカード(デポジット型):保証金で審査不安を解消する最終手段
通常のクレジットカード審査に通過するのが難しいと感じる方にとって、デポジット型のクレジットカードは有力な選択肢となります。デポジット型とは、事前に「保証金(デポジット)」をカード会社に預け、その金額がそのままカードの利用限度額になる仕組みのカードです。
この仕組みにより、カード会社は利用者が万が一支払えなくなった場合でも、預かった保証金で損失を補填できるため、貸し倒れのリスクが大幅に低減されます。その結果、収入や信用情報に不安がある方でも、通常のカードに比べて審査に通りやすくなるのです。
ライフカードが提供するデポジット型カードは、保証金が30,000円から設定可能です。預けた保証金の額が利用限度額となるため、自分の資金計画に合わせて枠を決められ、使いすぎる心配もありません。審査に不安を感じている無職の方や、過去に延滞などの経験がある方でも、クレジットカードを持てる可能性を広げてくれる一枚です。
※ご注意※ ライフカード(デポジット型)には、限度額に応じて以下の年会費がかかります。
ライフカード
限度額3万円/5万円/10万円:5,500円(税込)
ライフカード ゴールド
限度額10万円~90万円:11,000円(税込)
限度額100万円~190万円:22,000円(税込)
2クレジットカード審査通過率を上げる!無職・貯金ありの方が実践すべき5つのコツ
無職で貯金がある方がクレジットカードの審査に臨む際、いくつかのポイントを押さえることで通過の可能性を高めることができます。カード会社は申込者の「返済能力」を総合的に評価します。収入がなくても、他の情報で信頼性を示すことが重要です。
ここでは、審査を有利に進めるための具体的な5つのコツを解説します。
- 世帯年収を正確に申告する
 - 預貯金額を申告欄に記入する
 - キャッシング枠を0円に設定する
 - 複数のカードに同時申し込みしない
 - 年会費無料で審査基準が比較的緩やかなカードを選ぶ
 
これらのコツは、カード会社に対して「計画的に支払いができる人物である」という印象を与えるために役立ちます。一つひとつ確認し、申し込みの際に実践してみましょう。
2-1【審査通過のコツ1】世帯年収を正確に申告し、返済原資をアピール
クレジットカードの審査において、申込者本人の収入は最も重要な項目の一つです。しかし、無職で本人収入がない場合、審査の焦点は世帯全体の支払い能力に移ります。多くのカード会社の申込フォームには、本人年収とは別に「世帯年収」を記入する欄が設けられています。
配偶者や同居している親など、生計を同一にする家族に安定した収入がある場合は、その合計額を世帯年収として正確に申告しましょう。これにより、カード会社は「申込者本人に収入がなくても、世帯として返済原資が確保されている」と判断しやすくなります。
例えば、専業主婦(主夫)の方が申し込む場合、配偶者の年収を含めた世帯年収を記入することで、審査を通過できる可能性が大幅に高まります。虚偽の申告は絶対にいけませんが、正直かつ正確に世帯の経済状況を伝えることが、審査通過への第一歩となります。
2-2【審査通過のコツ2】まとまった預貯金額を申告欄に正直に記入
クレジットカードの申し込みフォームには、年収だけでなく「預貯金額」を記入する欄が設けられていることがあります。無職で安定収入がない場合、この預貯金額が返済能力を補完する重要な判断材料となる可能性があります。
まとまった貯金がある場合は、その金額を正直に申告しましょう。これにより、カード会社に対して「万が一の場合でも支払いが可能な資産を保有している」というアピールになります。ただし、申告する金額はあくまで自己申告であり、カード会社が申込者の口座残高を直接照会することはありません。そのため、年収などの継続的な収入源に比べると、審査における重要度は低いとされています。
とはいえ、記入欄がある以上は審査項目の一つであることは間違いありません。特に収入面でアピールが難しい状況では、保有資産を正確に伝えることが審査においてプラスに働く可能性があります。空欄にせず、正直な金額を記入することが賢明です。
2-3【審査通過のコツ3】キャッシング枠は必ず「0円」に設定!
クレジットカードを申し込む際、多くのカードで「キャッシング枠」を設定するかどうかを選択できます。キャッシングとは、クレジットカードを使って現金を借り入れる機能のことです。審査通過の可能性を高めたいのであれば、このキャッシング枠は「0円」または「希望しない」で申し込むことを強くおすすめします。
キャッシング枠を希望すると、通常のショッピング利用の審査(割賦販売法に基づく審査)に加えて、お金を貸し出すための審査(貸金業法に基づく審査)が別途必要になります。貸金業法には「総量規制」というルールがあり、個人の借入総額を年収の3分の1までに制限しています。
無職で本人収入が0円の場合、この総量規制に抵触するため、キャッシングの審査に通ることは原則としてありません。不要な審査項目を増やし、審査落ちのリスクを高めるだけになってしまうため、キャッシング枠は必ず0円で申し込みましょう。これにより、審査のハードルを一つ下げることができます。
2-4【審査通過のコツ4】複数のカードに同時申し込みは避ける
審査に通過したいという気持ちから、一度に複数のクレジットカードに申し込むのは避けるべきです。短期間に複数の申し込みを行うと、「申し込みブラック」と呼ばれる状態になり、かえって審査に不利になる可能性があります。
クレジットカードの申し込み履歴は、信用情報機関に6カ月間記録されます。カード会社は審査の際にこの情報を照会するため、あなたがいつ、どのカードに申し込んだかを把握できます。立て続けに申し込みがあると、「よほどお金に困っているのではないか」「キャンペーン目的で入会と退会を繰り返すのではないか」といった懸念を持たれ、警戒されてしまうのです。
まずは最も発行したいカードを1枚に絞って申し込みましょう。もしその審査に落ちてしまった場合は、申し込み履歴が消える最低でも6カ月間は期間を空けてから、次のカードに申し込むのが賢明です。焦らず、計画的に申し込むことが審査通過の鍵となります。
2-5【審査通過のコツ5】流通系・消費者金融系など審査基準が緩やかなカードを選ぶ
クレジットカードは、発行する会社やカードのランクによって審査の難易度が大きく異なります。無職で貯金がある方が申し込む場合、審査通過の可能性を少しでも高めるために、カード選びは非常に重要です。
一般的に、クレジットカードは以下のように系統分けされ、審査難易度に傾向があります。
- 銀行系:審査は厳しい傾向(例:メガバンク系カード)
 - 交通系:比較的厳しい傾向
 - 信販系:標準的
 - 流通系:比較的緩やかな傾向(例:イオンカード、楽天カード)
 - 消費者金融系:独自の審査基準で比較的緩やか(例:ACマスターカード)
 
審査に不安がある場合は、顧客層を広げるために審査のハードルを比較的低めに設定している流通系や消費者金融系のカードから検討するのが良いでしょう。
また、ゴールドカードやプラチナカードといった高ランクのカードは高い年収が求められるため避け、年会費が永年無料の一般カードに絞って申し込むことが審査通過の確率を高める賢明な選択です。

楽天カード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
海外:最高2,000万円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB・American Express
ポイントアップ
楽天市場で楽天カード利用で最大3倍
ポイント還元率
通常1.0%

イオンカードセレクト
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
—
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・WAON
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB
ポイントアップ
イオングループでポイント2倍!公共料金のお支払いで毎月5WAONポイント
ポイント還元率
通常0.5%

エポスカード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
海外:最高3,000万円、賠償責任:最高3,000万円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay
国際ブランド
Visa
ポイントアップ
会員限定サイトを経由するとポイントが2~30倍
ポイント還元率
通常0.5%

セゾンカードインターナショナル
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
—
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB
ポイントアップ
セゾンポイントモールでポイント最大30倍
ポイント還元率
通常0.1%
3申し込み前に確認!無職・貯金ありの方が避けるべき5つの注意点
無職で貯金がある方がクレジットカードを申し込む際には、審査通過の可能性を高めるだけでなく、将来的なトラブルを避けるためにもいくつかの注意点があります。正直な申告を心がけること、審査結果を冷静に受け止めること、そしてクレジットカード以外の選択肢も視野に入れておくことが大切です。
ここでは、特に重要となる5つの注意点を解説します。
- 職業欄に虚偽の申告をしない
 - 利用限度額は低めに設定される可能性がある
 - デビットカードやプリペイドカードも選択肢として検討する
 - 家族カードも確実な選択肢として検討する
 - 審査落ちした場合は6カ月以上期間を空けて再申し込みする
 
これらの点を事前に理解しておくことで、よりスムーズかつ安心して申し込み手続きを進めることができるでしょう。
3-1【注意点1】職業欄に「虚偽の申告」をすることは絶対に避ける
クレジットカードの審査に通るか不安なあまり、職業欄に事実と異なる情報を記入したくなるかもしれませんが、虚偽の申告は絶対に避けるべきです。カード会社は審査の過程で、信用情報機関に登録されている過去の申込情報や勤務先情報を照会します。そのため、嘘は発覚する可能性が非常に高いです。
万が一、虚偽申告が発覚した場合、審査に落ちるだけでなく、そのカード会社や関連会社のブラックリストに登録され、将来的にカードを作ることが困難になる「社内ブラック」という状態になる恐れがあります。
現在の状況を正直に申告することが、信用を築く上での基本です。無職であれば「無職」、専業主婦(主夫)であれば「専業主婦」と、ありのままを記入しましょう。正直に申告した上で、世帯年収や預貯金額といった他の項目で支払い能力を示すことが重要です。
3-2【注意点2】利用限度額は低めに設定される可能性がある
無職で貯金があるという状況でクレジットカードの審査に通過した場合でも、初期の利用限度額は低めに設定されることが一般的です。カード会社は、申込者の返済能力を慎重に評価するため、最初はリスクを抑えた枠を設定します。
具体的には、10万円から30万円程度のショッピング枠からスタートするケースが多く見られます。これは、安定した収入がある会社員などと比較すると、どうしても低めの設定にならざるを得ません。
しかし、利用限度額は一度決まったら変わらないわけではありません。カード発行後、毎月きちんと支払いを行い、延滞なく利用実績を積み重ねていくことで、カード会社の信用を得ることができます。良好なクレジットヒストリーを築くことで、将来的に利用限度額が増額される可能性は十分にあります。まずは少額の枠からスタートし、堅実に信用を育てていくことが大切です。
3-3【注意点3】審査不要のデビットカードやプリペイドカードも検討する
クレジットカードの審査に通過しなかった場合や、そもそも審査に不安を感じる場合は、無理にクレジットカードに固執する必要はありません。キャッシュレス決済の手段として、デビットカードやプリペイドカードという優れた選択肢があります。
デビットカードは、支払いと同時に自身の銀行口座から代金が直接引き落とされる仕組みのカードです。口座残高が利用上限となるため、使いすぎる心配がありません。銀行口座さえあれば、原則として審査なしで発行できます。
プリペイドカードは、事前に現金をチャージ(入金)し、その残高の範囲内で利用するカードです。こちらも審査は不要で、年齢制限も緩やかなものが多くあります。
これらのカードは、クレジットカードのような後払い機能はありませんが、VisaやMastercardなどの国際ブランドが付いているものであれば、クレジットカードと同様に多くのお店やネットショッピングで利用できます。まずはこれらのカードでキャッシュレス決済に慣れ、良好な金融取引の実績を作っておくことも一つの方法です。
3-4【注意点4】家族カードも確実な選択肢として検討する
自身名義のカード審査に不安がある場合、家族カードを検討するのも一案です。
家族カードは、本会員(配偶者や親など)の信用に基づいて発行されるため、ご自身に安定収入がなくても審査なしで持つことができます。利用枠は本会員のカードと共通になります。
3-5【注意点5】審査落ちした場合は「6ヶ月以上」期間を空けて再申し込みする
残念ながらクレジットカードの審査に落ちてしまった場合、すぐに別のカードに申し込むのは得策ではありません。なぜなら、クレジットカードの申し込み履歴は信用情報機関に6ヶ月間記録されるからです。
カード会社は審査の際にこの情報を確認するため、短期間に複数の申し込みがあると「申し込みブラック」と見なされ、審査に通過することが一層難しくなります。「立て続けに申し込むほど、お金に困っているのではないか」という印象を与えてしまうのです。
もし審査に落ちてしまったら、まずは冷静になり、最低でも6ヶ月は期間を空けるようにしましょう。その間に、なぜ審査に落ちたのか原因を考えることが重要です。例えば、他の借入れがある場合は返済を進める、あるいはアルバイトを始めるなど、自身の信用情報を改善する努力をすることで、次回の申し込みで審査に通る可能性を高めることができます。
4無職になった場合「既存クレジットカード」取扱いのポイント
会社員として働いている時に作成したクレジットカードは、退職して無職になった後も利用できるのでしょうか。結論から言うと、すぐに利用停止になるわけではありませんが、注意すべき点があります。
多くのカード会社では、会員規約で職業などの登録情報に変更があった際の届け出を義務付けています。また、カードの有効期限が来た際の更新時には、改めて審査が行われるのが一般的です。その際に、無職であることが継続利用や利用限度額に影響を与える可能性があります。
ここでは、無職になった後のクレジットカードの取り扱いについて、報告義務や継続利用の可否、利用限度額への影響などを詳しく解説します。
4-1【ポイント1】無職になったことをカード会社に報告する必要はあるか
クレジットカードの会員規約には、氏名や住所、そして勤務先といった届出事項に変更が生じた場合、速やかにカード会社へ届け出る義務が定められているのが一般的です。したがって、会社を退職して無職になった場合も、この規約に従い報告する必要があります。
報告を怠ったからといって、すぐにペナルティが科されるわけではありません。しかし、カード会社からの重要な郵送物が届かなくなったり、更新審査の際に登録情報と実態が異なることが判明して問題になったりする可能性があります。
変更手続きは、多くのカード会社で会員専用のウェブサイト(例:三井住友カードのVpass)や、電話窓口を通じて簡単に行うことができます。信用を維持するためにも、状況が変わったら正直に、そして速やかに手続きを行いましょう。一時的に無職になった場合でも、次の就職先が決まった時点で改めて情報を更新すれば問題ありません。
4-2【ポイント2】既に保有しているクレジットカードは無職になっても使い続けられるか
会社員時代に発行したクレジットカードは、退職して無職になったからといって、即座に利用できなくなるわけではありません。カード会社に無職になったことを報告した後も、これまでの利用状況に問題がなければ、多くの場合、カードの有効期限までそのまま使い続けることが可能です。
カード会社が最も重視するのは、申込者の現在の職業よりも「毎月の支払いを遅延なく行っているか」という利用実績です。無職であっても、きちんと支払いを続けている限り、カード会社にとって優良な顧客であることに変わりはありません。
ただし、カードには有効期限があり、数年ごとに更新審査が行われます。この審査のタイミングで、現在の支払い能力が改めて評価されます。利用実績がほとんどない場合や、信用情報に問題がある場合は、更新が見送られる可能性もゼロではありません。継続してカードを利用するためにも、公共料金の支払いなどで定期的に利用し、延滞のない良好なクレジットヒストリーを維持することが重要です。
4-3【ポイント3】無職になった場合の利用限度額への影響
退職して無職になったことをカード会社に報告すると、利用限度額が見直され、引き下げられる可能性があります。これは、カード会社が定期的に行う「途上与信」という審査の一環で、会員の支払い能力に変化があったと判断されるためです。
特に、カードの有効期限が近づいた際の更新審査のタイミングで、現在の収入状況に基づいて利用限度額が再設定されることが多くあります。安定した収入がなくなったことで、以前よりも低い限度額に変更されるのは、カード会社のリスク管理上、自然な措置と言えます。
ただし、これまでの利用実績が良好で、一度も延滞がない場合は、限度額が維持されるケースもあります。逆に、無職になったことを報告せずにいると、更新時に虚偽申告と判断され、カードの利用停止や強制解約といった厳しい措置につながる可能性もあるため注意が必要です。状況が変わった際は正直に報告し、設定された限度額の範囲内で計画的に利用を続けることが大切です。
5まとめ
本記事では、無職で貯金がある方がクレジットカードを作成するための具体的な方法や注意点について解説しました。
結論として、無職であっても、貯金や世帯年収、良好な信用情報などを基に審査を通過し、クレジットカードを持つことは十分に可能です。
重要なポイントは以下の通りです。
カード選び:年会費無料で審査基準が比較的緩やかな「楽天カード」や「イオンカードセレクト」などの流通系カードから検討する
申し込みのコツ:世帯年収や預貯金額を正直に申告し、キャッシング枠は0円に設定する。多重申し込みは避ける
注意点:虚偽の申告は絶対にせず、審査に落ちた場合は最低6ヶ月は期間を空ける
代替案:審査不要のデビットカードやプリペイドカード、家族カードも有効な選択肢
「無職だから」と諦める前に、本記事で紹介したコツを実践し、ご自身の状況に合ったカードに申し込んでみてはいかがでしょうか。計画的な利用を心がければ、クレジットカードはあなたの生活をより便利で豊かにしてくれるはずです。

楽天カード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
海外:最高2,000万円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB・American Express
ポイントアップ
楽天市場で楽天カード利用で最大3倍
ポイント還元率
通常1.0%

イオンカードセレクト
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
—
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・WAON
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB
ポイントアップ
イオングループでポイント2倍!公共料金のお支払いで毎月5WAONポイント
ポイント還元率
通常0.5%

エポスカード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
海外:最高3,000万円、賠償責任:最高3,000万円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay
国際ブランド
Visa
ポイントアップ
会員限定サイトを経由するとポイントが2~30倍
ポイント還元率
通常0.5%

セゾンカードインターナショナル
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
—
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB
ポイントアップ
セゾンポイントモールでポイント最大30倍
ポイント還元率
通常0.1%
6よくある質問
無職の状態でクレジットカードの更新審査は通過できますか?
はい、通過できる可能性は十分にあります。更新審査で最も重視されるのは、これまでのカード利用実績です。無職になった後も、毎月の支払いを一度も延滞することなく、定期的にカードを利用していれば、良好なクレジットヒストリーが評価され、更新されるケースがほとんどです。ただし、長期間まったく利用していない場合は、更新が見送られることもあります。
年金受給者は無職扱いになりますか?クレジットカードは作れますか?
いいえ、無職扱いにはなりません。公的年金は国から定期的に支給される安定した収入とみなされるため、年金受給者の方はクレジットカードを作成することが可能です。申し込みの際の職業欄には「年金受給者」といった選択肢が用意されていることが多く、年間の受給額を年収として申告します。
無職の状態でゴールドカードを申し込むことは可能ですか?
一般的に、ゴールドカードは安定した高い収入が求められるため、無職の状態で新規に申し込んで審査に通過するのは非常に困難と言えるでしょう。まずは年会費無料の一般カードに申し込み、そこで良好な利用実績を長期間積み重ねることが重要です。カード会社からの信用を得ることで、将来的にゴールドカードへのインビテーション(招待)が届く可能性があります。
関連記事
クレジットカードのおすすめ記事
クレジットカードの新着記事
執筆者MeChoice編集部
校正校閲者





.webp&w=256&q=75)










