

【完全版】Visaクレジットカードのセキュリティコードはどこ?確認・安全な管理・不正利用対策を徹底解説
「Visaカードでネット決済する際、セキュリティコードの入力を求められたけど、どの番号のこと?」
「カード情報が漏洩して不正利用されないか不安…」
といったお悩みはありませんか?
この記事を読めば、Visaカードのセキュリティコードの役割から安全な管理方法、万が一の際の対処法まで、専門家の視点で全てを理解できます。
以下の内容についてご紹介します。
- Visaカードのセキュリティコードの記載場所と役割
- 不正利用を防ぐための具体的なセキュリティコード管理方法
- 情報が漏洩してしまった場合の正しい対応手順
安全性を最優先するなら、カード番号が券面に記載されないナンバーレスカードの利用も有効な選択肢です。
1Visaカードのセキュリティコードはどこに記載されている?
Visaカードのセキュリティコードは、主にカード裏面の署名欄付近にある3桁の数字です。ただし、カード番号などが印字されていないナンバーレスカードの場合は、カード会社の専用アプリで確認する必要があります。
1-1カード裏面の署名欄付近に記載された3桁の数字
Visaカードのセキュリティコードは、カード裏面に記載されているのが一般的です。具体的には、ご自身の署名を記入するサインパネル(署名欄)の右上やその付近に印字された3桁の数字が該当します。セキュリティコードの見分け方:カード番号との違い
カード裏面の署名欄には、カード番号の下4桁に続けてセキュリティコードの3桁が印字されている場合があります。例えば「1234 567」のように7桁の数字が並んでいる場合、末尾の3桁「567」がセキュリティコードです。
1-2ナンバーレスカードの場合のセキュリティコード確認方法
近年普及しているナンバーレスカードには、券面にセキュリティコードが印字されていません。これは、カードの紛失や盗難時に第三者による情報の盗み見を防ぎ、セキュリティを高めるための仕様です。
ナンバーレスカードのセキュリティコードを確認するには、カード会社が提供する公式のスマートフォンアプリや会員専用サイトにログインする必要があります。三井住友カードのナンバーレスカードであれば、「Vpassアプリ」からカード番号や有効期限とともにセキュリティコードを確認できます。
2セキュリティコードとは?役割と重要性を解説
セキュリティコードは、ネットショッピングなどでカード本体が手元にあることを証明するための3桁または4桁の番号です。カード番号とは別に設定されており、第三者による不正利用を防止する重要な役割を担います。
2-1セキュリティコードが導入された理由
セキュリティコードが導入された主な理由は、クレジットカードの不正利用リスクの高まりに対応するためです。特に、インターネットショッピングのような、カードの現物を提示しない非対面取引が普及したことが背景にあります。カード番号や有効期限といった情報だけでは、カード本体が本当に持ち主の手元にあるか確認できません。そこで、カード券面にしか記載されていないセキュリティコードの入力を求めることで、カードの所持を証明させ、第三者によるなりすまし利用を防ぐ目的があります。
2-2暗証番号との違い:それぞれの役割
セキュリティコードと暗証番号(PINコード)は、どちらも本人確認に用いられる数字ですが、その役割と利用場面が明確に異なります。セキュリティコードは、主にインターネットショッピングなど非対面での決済時に使用され、カードが手元にあることを証明します。
一方、暗証番号は、実店舗での決済時やATMでのキャッシングの際に使用され、カード利用者が本人であることを証明するためのものです。暗証番号はカード契約時に自身で設定する4桁の数字であり、他人に知られてはいけない重要な情報です。
2-3セキュリティコードが必要になる場面
セキュリティコードの入力が求められるのは、主にクレジットカードの現物を提示しない「非対面取引」の場面です。
- インターネットショッピング(ECサイト)での決済
- Webサービスへのカード情報登録
- 電話やFAXでの商品注文
- アプリ内課金
これらの取引では、店舗での対面決済のようにカードそのものを店員が確認できないため、カード番号や有効期限に加えてセキュリティコードを入力することで、カード保有者本人による利用であることを証明します。
3Visaカードのセキュリティコードを安全に管理する方法3選
Visaカードのセキュリティコードは、不正利用を防ぐための重要な情報です。第三者に知られないよう、日頃から厳重に管理することが求められます。ここでは、専門家の視点から推奨される5つの管理方法を具体的に解説します。
3-1【管理方法1】セキュリティコードを第三者に教えない
セキュリティコードは、カード番号や暗証番号と同様に、本人だけが知るべき極めて重要な情報です。家族や友人であっても、安易に教えることは避けるべきです。カード会社や金融機関の職員が電話やメールでセキュリティコードを尋ねることは絶対にありません。もしそのような問い合わせがあった場合は、フィッシング詐欺を疑い、決して情報を伝えないでください。
3-2【管理方法3】フィッシング詐欺サイトでの入力を避ける
フィッシング詐欺は、実在する企業やサービスを装った偽のメールやSMSを送りつけ、偽サイトへ誘導してカード情報を盗み取る犯罪手口です。フィッシング詐欺とは、このようにして個人情報を不正に取得する行為を指します。
「アカウントのセキュリティ強化のため」「お支払いに問題が発生しました」といった緊急性を煽る内容で巧みに誘導してきます。メールやSMSに記載されたリンクから安易にサイトへアクセスし、セキュリティコードを含むカード情報を入力しないよう、十分な注意が必要です。
3-3【管理方法4】信頼できるサイトでのみ入力する
セキュリティコードを入力する際は、そのサイトが信頼できるかどうかを必ず確認しましょう。信頼性を見極めるポイントとして、URLが「https://」で始まっているかが挙げられます。これは、通信が暗号化されていることを示すもので、セキュリティ対策の基本です。
初めて利用するECサイトや、知名度の低いサイトで安易にカード情報を入力するのは避けるべきです。少しでも不審に感じた場合は、利用を中止する判断が重要です。
4セキュリティコードを間違えて入力した場合のケース別対処法
セキュリティコードの入力を複数回間違えると、不正利用防止のためにカードが一時的にロックされることがあります。ロックされた場合は、カード会社への連絡が必要です。入力エラーが出た際は、焦らずに番号を再確認しましょう。
4-1【ケース1】入力ミスによるロックの可能性
ネットショッピングなどでセキュリティコードの入力を複数回間違えると、不正利用を疑われ、クレジットカードの利用が一時的にロックされることがあります。これは、第三者が不正に決済を試みている可能性を考慮したカード会社のセキュリティ機能の一環です。ロックがかかると、正しい情報を入力しても決済が完了できなくなります。
4-2【ケース2】ロック解除の方法と問い合わせ先
もしカードがロックされてしまった場合は、利用者が自身で解除することはできません。カード裏面に記載されている発行会社のサポートデスクやカスタマーセンターに連絡し、本人確認の上でロック解除、もしくはカード再発行を申請する必要があります。入力エラーが続く場合は、何度も試さずに速やかにカード会社へ問い合わせましょう。
5セキュリティコードを知られた・盗まれた!対応手順3ステップ
万が一セキュリティコードを含むカード情報が第三者に知られた、または盗難に遭った場合は、被害を最小限に抑えるために迅速な対応が不可欠です。直ちにカード会社へ連絡し、カードの利用停止と再発行の手続きを進めましょう。
5-1【ステップ1】すぐにカード会社に連絡する
クレジットカードの紛失、盗難、あるいは不正利用の疑いに気づいた際は、一刻も早くカード会社に連絡することが最も重要です。多くのカード会社では、紛失・盗難専用の窓口を24時間365日体制で設けています。カード裏面や公式サイトで連絡先を確認し、速やかに状況を報告してください。
5-2【ステップ2】カードの利用停止・再発行手続き
カード会社への連絡後、不正利用を防ぐために直ちにカードの利用が停止されます。その後、新しいカード番号とセキュリティコードが設定されたクレジットカードが再発行されます。古いカードは無効化されるため、第三者に悪用される心配はなくなります。カードの盗難の場合は、警察への届け出も忘れずに行いましょう。
5-3【ステップ3】不正利用補償制度の確認方法
多くのクレジットカードには、不正利用による損害を補償する制度が付帯しています。補償の対象となる期間は、カード会社への連絡日から遡って60日程度が一般的です。万が一不正利用の被害に遭ってしまっても、この制度により金銭的な負担を免れることができます。ただし、暗証番号の管理不備など、本人に重大な過失があった場合は補償の対象外となる可能性があるため注意が必要です。
6セキュリティコードが変更されるタイミング
セキュリティコードは、クレジットカードの安全性を保つために、カードの更新や再発行といった特定のタイミングで変更されます。変更された場合は、登録済みの各種サービスで情報の更新が必要になることがあるため注意が必要です。
6-1【タイミング1】カード更新時のセキュリティコード変更
クレジットカードは数年に一度、有効期限の満了に伴い新しいカードが送られてきます。この有効期限の更新時には、カード番号は変わらない場合でも、基本的にセキュリティコードは新しいものに変更されます。これは、定期的にセキュリティ情報を更新し、不正利用のリスクを低減するための措置です。
6-2【タイミング2】カード再発行時のセキュリティコード変更
クレジットカードの紛失や盗難、破損・磁気不良などで使えなくなったりした場合、カードの再発行手続きを行います。この際、新しいクレジットカードには新しいカード番号とセキュリティコードが付与されます。古いカードの情報は無効化されるため、第三者による不正利用を確実に防ぐことができます。
7セキュリティコードの入力が不要なケース
クレジットカード決済ではセキュリティコードの入力が基本ですが、不要な場面も存在します。店舗での対面決済や、一度登録したサービスの継続的な支払いなどが該当します。これらのケースでは、別の方法で本人確認が行われています。
7-1【ケース1】店舗での対面決済時
スーパーやレストランなどの実店舗でクレジットカードを利用する際は、セキュリティコードの入力は不要です。対面決済では、カードのICチップを読み取ったり磁気ストライプを通したりした後、暗証番号の入力(※)によって本人確認が行われます。カード現物そのものを提示することで、所持者本人であることを証明しているためです。
※2025年4月1日より、クレジットカード利用時のサイン認証は原則廃止となり、暗証番号(PIN)の入力が必須となっています。
7-2【ケース2】一部のネットショッピングサイト
一部のネットショッピングサイトでは、セキュリティコードの入力を求めずに決済が完了する場合があります。これは、サイト側が入力の手間を省き、利用者の離脱(カゴ落ち)を防ぐことを優先しているためと考えられます。ただし、セキュリティコードの入力がない分、不正利用のリスクは相対的に高まる可能性があるため、利用するサイトの信頼性を見極めることが重要です。
7-3【ケース3】定期支払い・サブスクリプションサービス
公共料金や各種サブスクリプションサービスの会費といった定期的な支払いは、初回のカード情報登録時にセキュリティコードを入力すれば、2回目以降の自動引き落としでは入力が不要になるのが一般的です。これは、一度本人確認が完了しているため、その後の継続的な決済では手続きが簡略化される仕組みです。
8Visaカード以外のセキュリティコード記載場所【ブランド別】
セキュリティコードの記載場所や桁数は、国際ブランドによって異なります。Visaカードは裏面3桁ですが、他のブランドでは表面に記載されていたり、桁数が4桁であったりする場合があります。お持ちのカードのブランドを確認しましょう。
8-1【その1】JCBカードのセキュリティコード:裏面3桁(ナンバーレスカードはアプリで確認)
JCBカードのセキュリティコードは、Visaカードと同様にカード裏面の署名欄の右側に記載された3桁の数字です。ただし、近年発行されているナンバーレスタイプのJCBカードでは、券面にセキュリティコードは印字されていません。その場合は、専用のスマートフォンアプリ「MyJCB」にログインして確認する必要があります。
8-2【その2】Mastercardのセキュリティコード:裏面3桁
Mastercardブランドのクレジットカードも、セキュリティコードはカード裏面の署名欄付近に記載された3桁の数字です。これはVisaやJCBと同じ仕様であり、多くのカードで採用されている標準的な形式と言えます。Mastercardでは、このコードを「CVC2(Card Validation Code)」と呼んでいます。
8-3【その3】アメリカン・エキスプレス・カードのセキュリティコード:表面4桁
アメリカン・エキスプレス・カードのセキュリティコードは、他の主要ブランドと大きく異なり、カード表面のカード番号の右上に印字された4桁の数字です。桁数も3桁ではなく4桁である点が特徴です。アメリカン・エキスプレスでは、このコードを「CID(Card Identification Number)」と呼んでいます。
9まとめ
本記事では、Visaカードを中心にクレジットカードのセキュリティコードについて解説しました。セキュリティコードは、カード裏面または表面に記載された3桁か4桁の数字で、特にネットショッピングでの不正利用を防ぐために重要な役割を果たします。
Visaカードのセキュリティコード:主に裏面の署名欄付近にある3桁の数字
役割:非対面取引時にカードが手元にあることを証明する
管理方法:第三者に教えず、フィッシング詐欺に注意し、信頼できるサイトでのみ入力する
注意点:複数回入力を間違えるとロックされる可能性があり、紛失・盗難時は速やかにカード会社へ連絡が必要
セキュリティコードの正しい知識を身につけ、適切に管理することで、安全で快適なキャッシュレスライフを送ることができます。セキュリティをさらに高めたい場合は、ナンバーレスカードの利用も検討してみましょう。
10よくある質問
Visaカードのセキュリティコードが消えてしまった場合はどうすればいいですか?
セキュリティコードの印字が摩耗などで消えてしまった場合、カードの再発行が必要です。ご自身で番号を特定することはできないため、速やかにカード裏面に記載されているカード会社のサポートデスクへ連絡し、再発行の手続きを行ってください。
セキュリティコードは電話で聞かれることはありますか?
いいえ、カード会社や金融機関、公的機関の職員が電話やメールでセキュリティコードを尋ねることは絶対にありません。もしそのような問い合わせがあった場合はフィッシング詐欺の可能性が極めて高いため、決して教えずに電話を切り、関係機関に報告してください。
セキュリティコードを変更することはできますか?
セキュリティコードは利用者が任意で変更することはできません。セキュリティコードが変更されるのは、カードの有効期限更新や、紛失・盗難による再発行など、カード自体が新しくなるタイミングに限られます。不正利用の懸念がある場合は、カードの再発行を依頼してください。
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執筆者MeChoice編集部
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