

海外手数料が安いクレジットカード6選!最新の事務手数料率を徹底比較
「海外旅行や海外通販でクレジットカードを利用したら、想定よりも請求額が高くて驚いた」という経験はありませんか?
その原因は、海外利用時にかかる「海外事務手数料」かもしれません。
この記事を読めば、最新の海外事務手数料が安いクレジットカードがわかり、無駄なコストを確実に削減できます。
以下の内容についてご紹介します。
- 手数料が安いおすすめカード10選
- 海外事務手数料の仕組みと計算方法
- 国際ブランドごとの手数料率比較
手数料を賢く比較して、あなたの使い方に最適な一枚を見つけましょう。

イオンカード(WAON一体型)
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
—
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・WAON
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB
ポイントアップ
イオングループでポイント2倍
ポイント還元率
通常0.5%

リクルートカード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
海外:最高2,000万円、国内:最高1,000万円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB
ポイントアップ
じゃらん・ホットペッパー等でポイント最大3.2%
ポイント還元率
通常1.2%

楽天カード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
海外:最高2,000万円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB・American Express
ポイントアップ
楽天市場で楽天カード利用で最大3倍
ポイント還元率
通常1.0%

PayPayカード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
—
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB
ポイントアップ
PayPayクレジットで払えば最大1.5%
ポイント還元率
通常1.0%

エポスカード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
海外:最高3,000万円、賠償責任:最高3,000万円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay
国際ブランド
Visa
ポイントアップ
会員限定サイトを経由するとポイントが2~30倍
ポイント還元率
通常0.5%

dカード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
—
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・iD
国際ブランド
Visa・Mastercard
ポイントアップ
dポイント加盟店で最大加盟店で2%以上のポイントアップや割引
ポイント還元率
通常1%
1海外事務手数料が安いクレジットカード6選
2025年現在、多くのクレジットカード会社が海外事務手数料の値上げに踏み切っており、3%を超えるカードも珍しくありません。
このような状況下で手数料を抑えるなら、クレジットカードだけでなく、WiseやSony Bank WALLETといったデビットカードも有力な選択肢となります。
ここでは、手数料の安さを重視する方におすすめのカードを、デビットカードとクレジットカードの中から厳選して6枚ご紹介します。
1-1【手数料が安いカード1】Wiseデビットカード:海外決済手数料0.68%~
海外での決済コストを最小限に抑えたい場合に最も推奨される選択肢の一つが、Wiseのデビットカードです。
Wiseデビットカードはクレジットカードとは異なり、資金移動業者が提供するサービスで、実際の為替レート(ミッドマーケットレート)で決済できる点が最大の特徴です。
多くのクレジットカードで為替レートに上乗せされる国際ブランド手数料がかからず、0.68%からという格安の両替手数料のみで外貨決済が可能です。例えば、日本円を米ドルに両替する場合の手数料は0.52%程度(2024年11月時点)と、一般的なクレジットカードの海外事務手数料(1.6%~3.85%)と比較して大幅にコストを削減できます。
利用方法は、事前にスマートフォンアプリからWiseアカウントに日本円をチャージしておくだけです。海外で決済すると、その時点の実際の為替レートで自動的に現地通貨へ両替されます。
為替変動のリスクを避けたい場合は、レートが良いタイミングで事前にアプリ内で外貨に両替しておくことも可能です。
1-2【手数料が安いカード2】Sony Bank WALLET:海外決済時の為替手数料が最安水準
Sony Bank WALLETは、ソニー銀行が発行するVisaデビットカードで、海外利用時のコストを抑えたい方に適した一枚です。Sony Bank WALLETの最大の特徴は、ソニー銀行の外貨預金口座と直結している点にあります。
事前に米ドルやユーロなど10通貨の外貨を口座に預け入れておけば、海外でのショッピング時にその外貨残高から直接支払いが可能です。決済時に為替の両替が発生しないため、為替手数料は一切かかりません。円高のタイミングで計画的に外貨を準備しておくことで、為替変動のリスクを回避しつつ、お得に買い物ができます。
もし渡航先の通貨の外貨預金残高がない場合でも、円預金口座から自動的に両替して決済されます。その際に適用される為替コストは、例えば米ドルであれば1ドルあたり15銭などと、一般的なクレジットカードの海外事務手数料に比べて非常に低く設定されています。ただし、外貨預金からの直接決済に対応している10通貨以外の場合は、1.79%の海外事務手数料が発生する点には注意が必要です。
1-3【手数料が安いカード3】イオンカード:海外事務手数料1.60%(Visa・Mastercard・JCB)
イオンカード(WAON一体型)
- イオングループ対象店でポイントが基本の2倍貯まる(基本は200円につき1ポイント)
- 毎月20日・30日のお客様感謝デーで買い物代金5%OFF
- イオンシネマで映画鑑賞割引
- 電子マネーWAON一体型
イオンカード(WAON一体型)の口コミ
多くのカード会社が海外事務手数料を値上げする中で、イオンカードは1.60%という低い手数料率を維持しており、海外利用において非常に魅力的な選択肢となっています。年会費も永年無料で、コストをかけずに保有できる点も大きなメリットです。
国際ブランドはVisa、Mastercard、JCBの3種類から選択でき、いずれのブランドでも手数料率は1.60%で統一されています。特にVisaとMastercardでこの手数料率を実現しているカードは少なく、世界中の幅広い加盟店でお得に決済できる強みがあります。
国内では、イオングループの対象店舗でいつでもポイント還元率が2倍(1.0%)になるほか、毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」では買い物代金が5%OFFになるなど、日常的な利用でもメリットが豊富です。海外での決済コストを抑えつつ、国内でもお得に使いたいという方に最適な一枚と言えるでしょう。
イオンカード(WAON一体型)の詳細については、こちらの記事で紹介しています。
1-4【手数料が安いカード4】リクルートカード:海外事務手数料1.6%(JCB)・3.85%(Visa・Mastercard)
リクルートカード

常時1.2%の高還元率なクレジットカード
公式サイトで申し込む- 年会費永年無料
- 基本のポイント還元率はいつでも1.2%
- 国際ブランドはVisaとMastercardとJCBの3種類
- ホットペッパービューティやじゃらんnetなどで最大3.2%還元
- 海外旅行傷害保険(最高2,000万円)と国内旅行傷害保険(最高1,000万円)が利用付帯
リクルートカードの口コミ
リクルートカードは、年会費永年無料でありながら、基本のポイント還元率が1.2%という非常に高い水準を誇るクレジットカードです。海外事務手数料は、JCBブランドで1.6%、VisaおよびMastercardブランドで3.85%に設定されています。
リクルートカードの最大の魅力は、どこで利用しても1.2%のポイントが貯まる点です。さらに、旅行サイトの「じゃらんnet」、美容サロン予約の「ホットペッパービューティー」といったリクルートが運営するサービスで利用すると、ポイント還元率が最大で3.2%までアップします。
貯まったリクルートポイントは、Pontaポイントやdポイントに交換できるため、使い道に困ることもありません。
Visa・Mastercardの海外利用時の手数料は標準的ですが、基本還元率が高いため、手数料をポイントでカバーしやすいというメリットがあります。場所を選ばずに高い還元率を求める方におすすめの一枚です。
リクルートカードの詳細については、こちらの記事で紹介しています。
1-5【手数料が安いカード5】三井住友カード(NL):海外事務手数料3.63%(Visa・Mastercard)
三井住友カード(NL)は、年会費が永年無料で、国内での高いポイント還元率が人気のクレジットカードです。
しかし、海外利用時の手数料については注意が必要です。2024年11月1日より、VisaおよびMastercardブランドの海外事務手数料が、従来の2.20%から3.63%へと引き上げられました。
三井住友カード(NL)の主な魅力は、券面にカード番号や有効期限が印字されていないナンバーレス仕様によるセキュリティの高さと、対象のコンビニや飲食店でスマートフォンによるタッチ決済を利用すると最大7%のポイントが還元される点にあります。
海外での利用においては手数料が比較的高いものの、国内での利用、特に最大7%のポイントが還元が受けられる店舗を頻繁に利用する方にとっては、依然として大きなメリットを持つ一枚と言えるでしょう。海外旅行時には、手数料の低い他のカードと併用することを推奨します。
三井住友カード(NL)の詳細については、こちらの記事で紹介しています。
1-6【手数料が安いカード6】楽天カード:海外事務手数料3.63%(Visa・Mastercard・JCB・American Express)
楽天カードの口コミ
楽天カードは、年会費永年無料で基本ポイント還元率が1.0%と高く、非常に人気の高いクレジットカードです。しかし、海外事務手数料に関しては、2025年3月1日から3.63%に引き上げられており、注意が必要です。それ以前は2.20%(2024年4月改定後)でした。
楽天カードの強みは、楽天市場での買い物でポイントが最大3倍になるなど、楽天グループのサービスを利用することで効率的にポイントを貯められる点にあります。
貯まった楽天ポイントは、楽天の各種サービスで1ポイント=1円として利用できるほか、ANAマイルやJALマイルへの交換も可能です。
また、国際ブランドをVisa、Mastercard、JCB、American Expressの4種類から選択できるため、渡航先や使い方に合わせて選べるのも利点です。海外旅行傷害保険も最高2,000万円まで利用付帯しており、海外での安心材料となるでしょう。
楽天カードの詳細については、こちらの記事で紹介しています。
2海外事務手数料は高めでも使い勝手のいいクレジットカード4選
先述したカードに比べると海外事務手数料は高いものの、ポイント還元や保険の充実、特典などで、海外旅行の際だけでなく日常生活でも使い勝手のいいクレジットカードを4枚ご紹介します。
2-1【使い勝手のいいカード1】PayPayカード:海外事務手数料3.85%(Visa・Mastercard・JCB)
PayPayカードは、キャッシュレス決済サービス「PayPay」との連携に強みを持つ年会費永年無料のクレジットカードです。ただし、海外事務手数料は、Visa、Mastercard、JCBのいずれの国際ブランドでも2025年3月10日より3.85%に設定されています。
PayPayカードの最大の特徴は、利用で貯まるPayPayポイントの使いやすさです。
貯まったポイントは有効期限のない「PayPayポイント(通常)」として付与され、全国のPayPay加盟店での支払いに1ポイント=1円で利用できます。
PayPayカードをPayPayアプリに登録することで、後払い機能「PayPayクレジット」として利用でき、PayPay残高へのチャージも不要になります。加えて、Yahoo!ショッピング・LOHACOでの利用では、毎日最大5%のポイントが付与される高い還元率を発揮します。
普段からPayPayをメインの決済手段として利用している方にとって、相性の良い一枚です。
PayPayカードの詳細については、こちらの記事で紹介しています。
2-2【使い勝手のいいカード2】エポスカード:海外事務手数料3.85%(Visa)
エポスカードの口コミ
エポスカードは年会費が永年無料で、特に海外旅行保険が充実していることで知られる人気のVisaカードです。
ただし、海外事務手数料については、2025年7月1日から従来の2.20%から3.85%へと引き上げられました。
エポスカードの最大の魅力は、年会費無料でありながら、最高3,000万円の海外旅行傷害保険が利用付帯する点です。疾病治療費用の限度額は270万円、傷害治療費用の限度額は200万円と、他の同クラスのカードと比較しても手厚い補償内容となっています。
また、マルイやモディでの優待特典が豊富で、年4回開催される「マルコとマルオのご優待」期間中は、買い物代金が10%OFFになります。海外利用時の手数料は高いものの、保険の手厚さを重視するなら、海外旅行に携帯したい一枚と言えるでしょう。
エポスカードの詳細については、こちらの記事で紹介しています。
2-3【使い勝手のいいカード3】dカード:海外事務手数料3.85%(Visa・Mastercard)
dカード

年会費永年無料のおトクな一枚
詳細をみる- いつでも、どこでもショッピングのご利用で1%ポイント還元
- 対象のケータイ料金をdカードでの支払いで割引
- d払いの支払い方法をdカードに設定&d払い利用でおトク
- 電子マネー「iD」搭載
dカードの口コミ
dカードはNTTドコモが発行する年会費永年無料のクレジットカードで、dポイントを効率的に貯められる点が魅力です。海外事務手数料については、2025年12月1日から従来の2.20%から3.85%に引き上げられました。
dカードの大きなメリットは、dカード特約店で高い還元率を享受できる点や、ドコモの携帯電話料金の支払いで毎月割引を受けられる点です。基本還元率は1.0%と高水準で、貯まったdポイントは街のお店やネットショッピングで幅広く利用できます。
また、29歳以下であれば、最高2,000万円の海外旅行傷害保険および最高1,000万円の国内旅行保険が利用付帯する特典もあり、20代以下の旅行者にとっては心強い一枚と言えるでしょう。
国際ブランドはVisaとMastercardから選択可能で、海外でも多くの店舗で利用できます。
dカードの詳細については、こちらの記事で紹介しています。
2-4【使い勝手のいいカード4】au PAY カード:海外事務手数料3.85%(Visa・Mastercard)
Pontaポイントが貯まるau PAY カードは、auフィナンシャルサービスが発行する年会費永年無料のクレジットカードです。ただし、海外事務手数料はVisa・Mastercardともに3.85%と、比較的高めに設定されています。
au PAY カードの主なメリットは、auのサービスとの連携にあります。基本のポイント還元率は1.0%で、貯まるPontaポイントは「au PAY 残高」へのチャージや、「au PAY マーケット」での買い物に利用できます。特にau PAY マーケットでau PAY カードを利用すると、条件達成で最大10%のポイント還元を受けることが可能です。
海外利用時の手数料は高いものの、auのサービスを頻繁に利用し、Pontaポイントを効率的に貯めたいと考えている方にとっては、国内利用をメインとしたサブカードとして検討の価値があるでしょう。
海外旅行の際は、手数料の低い他のカードをメインに利用することをおすすめします。
3クレジットカードの海外手数料の仕組みと計算方法
海外でクレジットカードを利用すると、国内での利用時には発生しない「海外事務手数料」がかかります。海外事務手数料は、外貨での利用代金を日本円に換算する際に発生するコストで、最終的に支払う請求額に影響を与えます。
ここでは、その仕組みと具体的な計算方法について詳しく解説します。
3-1海外事務手数料とは何か
海外事務手数料とは、クレジットカードを海外の加盟店やオンラインサイトで利用した際に、カード発行会社が請求する手数料のことです。
この手数料はカード発行会社が独自に設定しており(例: 1.6%~3.85%)、国際ブランド(VisaやMastercardなど)が定める基準の為替レートに上乗せする形で請求されます。
つまり、海外でのカード利用時には、以下の2段階のコストが発生していることになります。
- 国際ブランドが定める基準レート: 実際の為替レートに、ブランドが設定する僅かな手数料が含まれています
- カード発行会社の海外事務手数料: 上記の基準レートで円換算された金額に対し、さらにカード会社が設定した料率が上乗せされます
この二重構造により、実際にニュースなどで報じられる為替レートよりも割高な金額が請求される仕組みになっています。海外事務手数料はカード会社やカードの種類によって異なるため、海外利用前には必ず確認しておくことが重要です。
3-2為替レートの適用タイミング
海外でクレジットカードを利用した際に適用される為替レートは、実際にカードで支払いをした日のレートではないという点に注意しましょう。
適用されるのは、支払いによる利用データが国際ブランドの決済センターに到着し、処理された日の基準レートです。通常、カードを利用してからデータが処理されるまでには数日間のタイムラグが発生します。
例えば、月曜日に買い物をした場合、そのデータが決済センターに届くのが水曜日であれば、水曜日の為替レートが適用されることになります。この間に円安が進行すると、支払う日本円の金額は当初の想定よりも高くなる可能性があります。
決済日と請求額が確定するレート適用日にはずれがあるため、利用明細を確認するまで正確な支払額は分かりません。
特に為替相場が大きく変動している時期には、タイミングの差が請求額に与える影響が大きくなることを理解しておく必要があります。
3-3実際の請求額の計算例
海外でのクレジットカード利用における最終的な請求額は、以下の式で算出できます。
最終請求額 = 利用額(外貨) × 国際ブランドの基準レート × (1 + 海外事務手数料率)
具体的な例で見てみましょう。
アメリカで1,000ドルの買い物をし、利用データが処理された日の国際ブランド(Visa)の基準レートが「1ドル = 150円」、カードの海外事務手数料率が「3.63%」だったとします。
まず、国際ブランドの基準レートで日本円に換算します。
1,000ドル × 150円/ドル = 150,000円
次に、この金額に海外事務手数料を上乗せします。
150,000円 × (1 + 0.0363) = 155,445円
この場合、最終的な日本円での請求額は155,445円となります。海外事務手数料として、5,445円が上乗せされていることがわかります。
手数料率が請求額に与える影響は大きいため、事前に自身のカードの手数料率を把握しておくことが重要です。

イオンカード(WAON一体型)
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
—
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・WAON
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB
ポイントアップ
イオングループでポイント2倍
ポイント還元率
通常0.5%

リクルートカード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
海外:最高2,000万円、国内:最高1,000万円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB
ポイントアップ
じゃらん・ホットペッパー等でポイント最大3.2%
ポイント還元率
通常1.2%

楽天カード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
海外:最高2,000万円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB・American Express
ポイントアップ
楽天市場で楽天カード利用で最大3倍
ポイント還元率
通常1.0%

PayPayカード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
—
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB
ポイントアップ
PayPayクレジットで払えば最大1.5%
ポイント還元率
通常1.0%

エポスカード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
海外:最高3,000万円、賠償責任:最高3,000万円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay
国際ブランド
Visa
ポイントアップ
会員限定サイトを経由するとポイントが2~30倍
ポイント還元率
通常0.5%

dカード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
—
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・iD
国際ブランド
Visa・Mastercard
ポイントアップ
dポイント加盟店で最大加盟店で2%以上のポイントアップや割引
ポイント還元率
通常1%
4国際ブランド別の海外事務手数料率比較
海外事務手数料は、国際ブランド(Visa、Mastercardなど)だけで決まるわけではなく、最終的にはカードを発行する会社(三井住友カード、楽天カードなど)が決定します。
同じ国際ブランドのカードでも、発行会社が異なれば手数料率も変わるため注意が必要です。ここでは、各国際ブランドにおける一般的な手数料率の傾向と、発行会社による違いについて解説します。
4-1Visaの海外事務手数料率
Visaは世界シェアNo.1の国際ブランドであり、ほとんどの国や地域で利用できます。
海外事務手数料率は、多くのカード発行会社で2.20%に設定されていましたが、2024年以降、3.63%や3.85%に引き上げる動きが相次いでいます。
例えば、三井住友カード(NL)は3.63%、エポスカードは3.85%に改定されました。
一方で、イオンカードは1.60%という低い手数料率を維持しており、Visaブランドのカードで手数料を抑えたい場合には有力な選択肢となります。
同じVisaブランドでも発行会社によって手数料に大きな差があるため、事前の確認が不可欠です。
4-2Mastercardの海外事務手数料率
MastercardはVisaに次ぐ世界シェアを持ち、特にヨーロッパで強みを持つ国際ブランドです。
海外事務手数料率の傾向はVisaと非常に似ており、多くのカード発行会社で2.20%から3.63%や3.85%への引き上げが進んでいます。
例えば、三井住友カード(NL)は3.63%、dカードは3.85%に設定されています。一方で、Visaと同様にイオンカードは1.60%という低い手数料率を維持しています。
ヨーロッパへの渡航を計画しており、Mastercardブランドのカードを検討している場合でも、発行会社ごとの手数料率を比較することが重要です。
4-3JCBの海外事務手数料率
JCBは日本発の国際ブランドであり、ハワイ、グアム、韓国、台湾など、日本人に人気の観光地で加盟店が多いのが特徴です。海外事務手数料は、他の国際ブランドと比較して低めに設定されている傾向があります。
例えば、イオンカードやリクルートカードは、JCBブランドの手数料を1.60%に設定しています。
ただし、すべてのJCBカードの海外事務手数料が安いわけではありません。楽天カードは3.63%、PayPayカードは3.85%の手数料がかかります。
JCBカードを利用する際は、発行会社がどこであるかを必ず確認し、手数料率を把握しておくことが賢明です。
4-4American Expressの海外事務手数料率
American Express(アメックス)は、ステータス性が高く、旅行やエンターテイメント関連の特典が充実していることで知られる国際ブランドです。海外事務手数料については、American Expressが自社で発行するプロパーカード(通称アメックスカード)において、2025年8月1日から従来の2.0%から3.5%へと引き上げられました。
注意が必要なのは、提携カードの存在です。同じAmerican Expressブランドのロゴが付いていても、カードの発行会社が異なれば手数料率も異なります。
例えば、楽天カードの海外事務手数料は3.63%に設定されています。
American Expressブランドのカードを選ぶ際は、発行会社による手数料の違いを確認することが重要です。
5海外でクレジットカードを使う際の注意点4つ
海外でクレジットカードを安全かつお得に利用するためには、いくつかの重要な注意点があります。
支払い通貨の選択から、事前の準備、万が一のトラブルへの備えまで、知っておくべきポイントを理解しておくことで、安心して海外でのショッピングを楽しむことができます。
5-1【海外でクレジットカードを使う際の注意点1】現地通貨決済と日本円決済の違い
海外の店舗でクレジットカードを利用する際、「現地通貨で支払いますか? それとも日本円で支払いますか?」と尋ねられることがあります。
この場合は、必ず「現地通貨」での決済を選択してください。
日本円での決済を選ぶと、「DCC(Dynamic Currency Conversion)」という仕組みが適用されます。
一見、日本円での支払額がその場で確定して便利なように思えますが、店舗側が独自に設定した為替レートが適用されるため、クレジットカード会社が適用するレートよりも大幅に割高になるケースがほとんどです。
中には数%以上も不利なレートが設定されていることもあり、意図せず高額な手数料を支払うことになりかねません。
一方、現地通貨で決済すれば、後日クレジットカード会社が定める公正な為替レートで日本円に換算されます。
どちらの通貨で支払うか尋ねられた際は、迷わず現地通貨を選ぶことが、無駄なコストを避けるための鉄則です。
5-2【海外でクレジットカードを使う際の注意点2】カード会社への出発前連絡の必要性
海外へ渡航する前に、利用予定のクレジットカード会社へ連絡を入れておくことを推奨します。
近年、クレジットカードの不正利用検知システムは非常に高度化しており、普段と異なる国や地域で突然高額な決済が行われると、不正利用の疑いがあると判断され、カードの利用が一時的に停止されることがあります。
事前に渡航期間や国をカード会社に伝えておくことで、予期せぬ利用停止のリスクを大幅に減らすことができます。
連絡方法は、カード会社の会員専用ウェブサイトやアプリから簡単に登録できる場合が多いですが、電話での連絡が必要な場合もあります。
特に、普段あまり海外に行かない方や、複数の国を周遊する予定の方は、事前連絡を忘れずに行うようにしましょう。
せっかくの旅行先でカードが使えなくなるという事態を避けるための重要な手続きです。
5-3【海外でクレジットカードを使う際の注意点3】暗証番号とサインの使い分け
海外でのクレジットカード決済では、日本国内と同様に「暗証番号(PINコード)の入力」または「サイン」が求められます。
特にヨーロッパなどではICチップ付きカードの普及が進んでおり、暗証番号の入力が主流です。
渡航前に、自身のカードの4桁の暗証番号を必ず確認しておきましょう。忘れてしまった場合は、カード会社に連絡して再設定の手続きが必要です。
一方で、一部の国では依然としてサインが求められる店舗も見受けられます。
サインをする際は、必ずカード裏面の署名と同じ書体で行う必要があります。漢字で署名している場合は、海外でも漢字でサインします。
どちらの認証方法にも対応できるよう、暗証番号を記憶しておくと同時に、カード裏面には必ず署名をしておくことが重要です。
事前の準備が、スムーズな決済とセキュリティの確保につながります。
5-4【海外でクレジットカードを使う際の注意点4】利用明細の確認方法
海外でクレジットカードを利用した後は、必ず利用明細を確認する習慣をつけましょう。
身に覚えのない請求(不正利用)や、二重請求、金額の間違いなどがないかをチェックすることが目的です。
最近では、多くのカード会社が会員専用のウェブサイトやスマートフォンアプリで、リアルタイムに近い形で利用履歴を確認できます。
旅行中や帰国後すぐにこれらのツールを活用し、利用した店舗や金額に誤りがないかを確認しましょう。
特にサインで決済した場合は、店舗から渡される利用控え(レシート)を必ず保管しておくことが重要です。
後日、ウェブ上の明細と照合する際に、正確な利用状況を証明する証拠となります。
もし不審な請求を見つけた場合は、すぐにカード会社の不正利用担当窓口に連絡してください。
早期に連絡することで、被害の拡大を防ぎ、補償を受けやすくなります。
6海外旅行保険が充実したクレジットカード3選
海外では日本の健康保険が適用されず、医療費が高額になるケースが少なくありません。
そのため、海外旅行保険への加入は必須と言えます。
多くのクレジットカードには海外旅行保険が利用付帯しており、カードを持っているだけで万が一の事態に備えることができます。
ここでは、特に保険内容が充実しているおすすめのクレジットカードを3枚紹介します。
6-1【海外旅行保険が充実したカード1】エポスカード:最高3,000万円の海外旅行傷害保険
エポスカードは、年会費永年無料でありながら、海外旅行傷害保険が非常に充実していることで高い人気を誇ります。
保険は「利用付帯」となっており、日本を出国する前にツアー料金や公共交通機関の料金などをエポスカードで支払うことで適用されます。
補償内容は、傷害死亡・後遺障害が最高3,000万円、そして特に利用頻度が高い疾病治療費用が最高270万円、傷害治療費用が最高200万円と、年会費無料のカードとしてはトップクラスの手厚さです。
さらに、携行品損害(最高20万円)や賠償責任(最高3,000万円)もしっかりカバーしています。
海外からの緊急時にも24時間日本語で対応してくれるサポートデスクがあり、初めての海外旅行でも安心です。
コストをかけずに手厚い保険を備えたい方に最適な一枚です。
6-2【海外旅行保険が充実したカード2】楽天カード:最高2,000万円の海外旅行傷害保険
楽天カードは、年会費永年無料でポイント還元率が高いことで知られていますが、海外旅行傷害保険も付帯しています。
保険の適用条件は「利用付帯」で、日本を出国する前に募集型企画旅行(パッケージツアー)の料金を楽天カードで支払うことが必要です。
補償額は、傷害死亡・後遺障害で最高2,000万円です。治療費用や賠償責任などの補償も含まれており、基本的なトラブルには対応できる内容となっています。
楽天カードの魅力は、保険だけでなく、ハワイの「楽天カードラウンジ」を年間10回まで無料で利用できる特典や、海外での利用でも1.0%のポイントが貯まる点など、総合的なメリットが多いことです。
保険内容をさらに手厚くしたい場合は、他の保険が充実したカードと2枚持ちするのも有効な戦略です。
楽天のサービスをよく利用する方であれば、持っていて損のない一枚と言えるでしょう。
6-3【海外旅行保険が充実したカード3】三井住友カード(NL):最高2,000万円の海外旅行傷害保険
三井住友カード(NL)は、年会費永年無料で、国内でのポイント還元率の高さが魅力のカードですが、海外旅行傷害保険も付帯しています。
保険は「利用付帯」となっており、旅行代金などをこのカードで支払うことで、最高2,000万円の補償が適用されます。
三井住友カード(NL)のユニークな点は、付帯保険を自分のライフスタイルに合わせてカスタマイズできる「選べる無料保険」のサービスがあることです。
海外旅行に行かない期間は、海外旅行傷害保険の代わりに「日常生活安心プラン(個人賠償責任保険)」や「持ち物安心プラン(携行品損害保険)」など、他の保険に切り替えることができます。
ただし、補償期間は1年間となり、補償期間開始後は補償期間満了までプランの変更はできません。
三井住友カード(NL)なら、自分に必要な補償を無駄なく備えることが可能です。
海外旅行の頻度は高くないものの、万が一の際にはしっかり備えたい、そして普段使いの保険も欲しいという方に最適な一枚です。
7まとめ
本記事では、2025年最新のクレジットカード海外事務手数料について、安いカードの比較や手数料の仕組み、注意点を解説しました。
多くのカード会社が手数料を値上げする中、WiseデビットカードやSony Bank WALLET、イオンカードなどが手数料を低く抑えるための有力な選択肢となります。
一方で、手数料率は高くても、エポスカードや楽天カードのように海外旅行保険が充実しているカードもあり、何を重視するかで最適な一枚は異なります。
海外でクレジットカードを利用する際は、以下の点を意識することが重要です。
- 海外手数料率の確認: 自身のカードの海外手数料率を事前に把握する
- 現地通貨決済の徹底: DCCによる割高なレートを避ける
- 繰上返済の活用: 海外キャッシングの利息を最小限に抑える
- 複数枚持ち: 国際ブランドを分散させ、リスクに備える
これらのポイントを踏まえ、自分の旅行スタイルや利用頻度に合ったカードを賢く選択し、無駄なコストを削減して、より快適でお得な海外旅行を実現しましょう。

イオンカード(WAON一体型)
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
—
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・WAON
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB
ポイントアップ
イオングループでポイント2倍
ポイント還元率
通常0.5%

リクルートカード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
海外:最高2,000万円、国内:最高1,000万円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB
ポイントアップ
じゃらん・ホットペッパー等でポイント最大3.2%
ポイント還元率
通常1.2%

楽天カード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
海外:最高2,000万円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・QUICPay
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB・American Express
ポイントアップ
楽天市場で楽天カード利用で最大3倍
ポイント還元率
通常1.0%

PayPayカード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
—
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay
国際ブランド
Visa・Mastercard・JCB
ポイントアップ
PayPayクレジットで払えば最大1.5%
ポイント還元率
通常1.0%

エポスカード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
海外:最高3,000万円、賠償責任:最高3,000万円
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay
国際ブランド
Visa
ポイントアップ
会員限定サイトを経由するとポイントが2~30倍
ポイント還元率
通常0.5%

dカード
ポイント
年会費
永年無料
旅行保険
—
タッチ決済
Apple Pay・Google Pay・iD
国際ブランド
Visa・Mastercard
ポイントアップ
dポイント加盟店で最大加盟店で2%以上のポイントアップや割引
ポイント還元率
通常1%
8よくある質問
海外でクレジットカードを使うと必ず手数料がかかりますか?
はい、ほとんどのクレジットカードで海外事務手数料が発生します。料率はカード会社により異なり、1.6%~3.85%が一般的です。Wiseデビットカードなど一部のサービスでは手数料を低く抑えられますが、手数料が完全に無料になるカードはごく一部のプレミアムカードに限られます。
海外事務手数料が最も安い国際ブランドはどれですか?
手数料率は国際ブランドではなく、カード発行会社が決定します。そのため、一概にどのブランドが最も安いとは言えません。ただし、JCBが自社で発行するカードやイオンカードは、複数のブランドで1.60%という低い手数料率を維持しているため、有力な選択肢となります。
海外キャッシングとショッピング決済はどちらがお得ですか?
現金が不要な場面では、手数料の安いカードでのショッピング決済が最もお得です。現金が必要な場合、海外キャッシングは繰上返済をすれば、両替所での現金両替より総コストが安くなることがあります。利息は日割り計算のため、返済が早いほど有利になります。
海外でクレジットカードが使えない場合の対処法は?
まず、別の国際ブランドのカードを試しましょう。それでも使えない場合は、カードの磁気不良やICチップの不具合、利用限度額の超過、不正利用検知による一時停止などが考えられます。カード会社の緊急連絡先に電話して状況を確認するのが最も確実な対処法です。
海外旅行前にクレジットカードの利用限度額を上げるべきですか?
ホテル代や高額な買い物など、大きな出費が予想される場合は、一時的な利用限度額の増額を申請しておくことを推奨します。限度額を超えるとカードが利用できなくなるため、予期せぬトラブルを避けるために有効です。多くのカード会社でウェブサイトや電話で簡単に手続きできます。













.webp&w=256&q=75)









