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ハワイでクレジットカードが使えない!7つの原因・対処法・事前対策を徹底解説

ハワイでクレジットカードが使えない!7つの原因・対処法・事前対策を徹底解説

ハワイ旅行中、レジでクレジットカードが使えず焦った経験はありませんか?

楽しいはずのショッピングや食事でカード決済ができないと、一気に不安になりますよね。

この記事を読めば、ハワイでクレジットカードが使えない原因と、その場でできる対処法、さらに渡航前の万全な対策まで全てわかります。

以下の内容についてご紹介します。

  • カードが使えない7つの主な原因
  • 現地で困った時の具体的な対処法5選
  • 安心して旅行するための事前対策

安心してハワイを楽しむために、国際ブランドの異なるカードを複数枚用意したり、海外旅行傷害保険が充実したカードを検討しましょう。

1ハワイでクレジットカードが使えない原因7選

ハワイでクレジットカードが使えない原因は、カード本体の物理的な問題から店舗側の事情、カード会社のセキュリティ機能の作動まで多岐にわたります。ご自身の状況がどれに当てはまるか、一つずつ確認していくことが解決の第一歩です。

1-1【使えない原因1】ICチップの不具合・磁気ストライプの劣化

クレジットカード本体の物理的な不具合が原因で、決済端末がカード情報を読み取れないケースがあります。特に、カード表面にある金色のICチップが汚れていたり、傷が付いていたりすると、端末が正しく認識できません。

また、カード裏面の磁気ストライプは非常にデリケートです。スマートフォンや磁石など、強い磁気を発するものの近くで保管すると磁気不良を起こし、情報が読み取れなくなることがあります。ICチップの汚れは柔らかい布で拭くことで解消される場合がありますが、磁気不良は見た目では判断が難しいため、他の原因が考えられない場合に疑ってみましょう。

1-2【使えない原因2】カード会社による不正利用検知システムの作動

クレジットカードが使えなくなる最も多い原因の一つが、カード会社による不正利用検知システムの作動です。これは、カード会員を詐欺などの被害から守るための重要なセキュリティ機能です。カード会社は24時間365日、カードの利用状況を監視しており、通常とは異なるパターンを検知すると、被害拡大を防ぐために一時的にカードの利用を停止します。

特に海外での利用は、このシステムが作動しやすい状況と言えます。検知されやすい主なパターンは以下の通りです。

  • 普段日本でしか利用しないカードが、突然ハワイで使われた
  • 短時間のうちに複数の国や都市で決済が試みられた
  • 普段行わないような高額な商品の購入(ブランド品など)

この機能による利用停止は、あくまで本人確認のための一時的なロックであり、利用者に非があるわけではありません。むしろ、セキュリティが正常に機能している証拠と捉えることができます。

1-3【使えない原因3】利用限度額の超過

ハワイの開放的な雰囲気の中でのショッピングや食事は、ついお金を使いすぎてしまうものです。その結果、自分でも気づかないうちにクレジットカードの利用限度額に達してしまい、決済ができなくなるケースは非常に多く見られます。

クレジットカードには、個人の収入や利用実績に応じて設定された利用限度額があり、その範囲内でしか決済はできません。特に海外では現地通貨で支払いを行うため、日本円での利用額の感覚が鈍りがちです。高額な買い物だけでなく、日々の支払いが積み重なって上限に達してしまうことも少なくありません。現在の利用可能額は、カード会社の公式アプリや会員専用ウェブサイトで簡単に確認できます。

1-4【使えない原因4】暗証番号・サインの入力ミス

日本ではサインでの決済が一般的な店舗も多いですが、海外、特にアメリカやヨーロッパでは暗証番号(PIN)の入力が必須となる場面がほとんどです。普段サインでの支払いに慣れていると、いざ暗証番号を求められた際に思い出せない、あるいは複数回間違えて入力してしまうことがあります。

多くのクレジットカードでは、セキュリティ対策として暗証番号を一定回数以上間違えるとカードにロックがかかり、一時的に利用できなくなります。このロックは、カード会社に連絡して本人確認を行わないと解除されない場合が多く、手間と時間がかかります。また、カード裏面の署名欄にサインがない場合も、店舗によっては利用を断られる可能性があるため注意が必要です。

1-5【使えない原因5】対応していない国際ブランド

所有しているクレジットカードの国際ブランドが、利用しようとしている店舗で取り扱われていないケースも考えられます。国際ブランドとは、Visa、Mastercard、American Express、JCBといった世界中で決済システムを提供しているブランドのことです。

多くの店舗では、入口やレジ周辺に対応している国際ブランドのロゴステッカーを掲示しています。ハワイではVisaMastercardが広く普及しており、ほとんどの店舗で利用できますが、店舗によっては特定のブランドしか受け付けていない場合もあります。特に、日本発の国際ブランドであるJCBは、日本人観光客が多いワイキキ周辺では加盟店が多いものの、ローカルな地域では使えないことがあるため注意が必要です。

1-6【使えない原因6】店舗の決済端末の不具合

利用者やカード自体に全く問題がなくても、店舗側の設備が原因で決済できないことがあります。例えば、お店が使用しているクレジットカードの決済端末が古い、故障している、あるいはインターネットの通信状況が悪いといった理由です。

これは特定の店舗でのみ発生する問題であり、もし近くの別のお店で同じカードを使ってみて問題なく決済できれば、原因は店舗側にあったと判断できます。また、非常に稀ですが、地方の小さなお店などではICチップを読み取れない旧式の端末を使用している場合もあり、その際は磁気ストライプをスライドさせてサインで決済することになります。

1-7【使えない原因7】カードの有効期限切れ

基本的な確認ミスとして、クレジットカードの有効期限が切れているケースも考えられます。カードの券面には「VALID THRU」や「GOOD THRU」といった表記と共に、「月/年」の形式で有効期限が記載されています(例:10/26は2026年10月末まで有効)。

通常、有効期限が近づくとカード会社から自動的に新しいカードが郵送されますが、自宅に新しいカードが届いているにもかかわらず、古いカードを財布に入れたままにしてしまうと、このトラブルが発生します。特に、長期間の旅行を計画している場合は、渡航中に有効期限を迎えないか出発前に必ず確認しておくことが重要です。

ハワイで使えるおすすめクレジットカードについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

2ハワイでクレジットカードが使えなくなった時の対処方法5選

実際にハワイのレジ前でカードが使えなくなってしまった場合、パニックにならず冷静に対処することが大切です。原因が何であれ、まずは目の前の支払いを済ませる必要があります。いくつかの代替手段を試すことで、スムーズに状況を乗り切ることができます。

2-1【対処方法1】別のクレジットカードで決済を試す

最も手軽で効果的な対処法は、別のクレジットカードで支払いを試すことです。海外旅行では、万が一の事態に備えて複数のカードを持参することが推奨されます。

一枚目のカードが利用限度額超過、磁気不良、あるいは店舗が対応していない国際ブランドだったとしても、二枚目のカードであれば問題なく決済できる可能性が高いです。

特に、VisaとMastercardなど、異なる国際ブランドのカードを組み合わせて持っていると、利用できる店舗の範囲が広がり、安心感が増します。トラブルに備え、予備のカードを携帯する習慣をつけておきましょう。

2-2【対処方法2】カード会社に電話で問い合わせる

その場の支払いを別の方法で済ませた後、時間を見つけてカード会社に電話で問い合わせることが重要です。カードが使えなくなった原因を特定し、問題を解決するためです。

多くの主要カード会社は、24時間日本語で対応してくれるサポートデスクを設けており、コレクトコールを利用すれば通話料無料で連絡できる場合もあります。

電話をかける際は、氏名とカード番号を伝え、「海外でカードが使えなくなった」旨を説明しましょう。原因が不正利用検知システムによる一時的なロックだった場合、本人確認が取れればその場でロックを解除してもらい、すぐにカードを再び使えるようになることがほとんどです。

近年の傾向として、カード会社の専用アプリなどを利用した、より安価な連絡手段も増えています。

2-3【対処方法3】タッチ決済から挿入決済に切り替える

近年、ハワイでもタッチ決済(コンタクトレス決済)が広く普及していますが、もしタッチ決済でエラーが出た場合は、ICチップを端末に挿入する

方法に切り替えてみましょう。

タッチ決済は非常にスピーディーで便利ですが、店舗の決済端末の設定や通信状況によっては、うまく反応しないことがあります。物理カードが磁気不良などで使えない場合でも、スマートフォンに登録したカード情報でのタッチ決済なら通ることがある一方で、その逆のケースも考えられます。

決済方法を切り替えるだけで、問題なく支払いが完了することもあります。また、ICチップ非対応の古い端末を置いている店舗では、磁気ストライプをスライドさせてサインで支払う方法を求められることもあります。

2-4【対処方法4】現金で支払いを済ませる

クレジットカードでの決済がどうしてもできない場合の最終手段として、現金での支払いがあります。ハワイはキャッシュレス化が進んでいますが、チップの支払いやファーマーズマーケット、一部の個人商店など、依然として現金が必要となる場面は存在します。

万が一のカードトラブルに備え、常に少額の現地通貨(米ドル)を財布に入れておくことは、賢明なリスク管理です。多額の現金を持ち歩くのは防犯上推奨されませんが、数食分の食事代や交通費に相当する程度の現金があれば、不測の事態にも落ち着いて対応できます。もし手持ちの現金がなければ、後述する海外キャッシングで調達することも可能です。

2-5【対処方法5】デビットカードやプリペイドカードを利用する

クレジットカードの代替手段として、デビットカード海外プリペイドカードを用意しておくのも有効な方法です。これらのカードは、クレジットカードが使えない状況でのバックアップとして機能します。

  • デビットカード:決済と同時に自身の銀行口座から直接引き落とされる仕組みのカードです。口座残高の範囲内でしか利用できないため、使いすぎを防ぐことができます

  • 海外プリペイドカード:事前に日本円をチャージしておき、その残高内で利用するカードです。審査不要で作成できるものが多く、手軽に準備できます。

これらのカードは、クレジットカードとは異なる決済システムを利用するため、クレジットカードの利用限度額や不正利用検知ロックの問題を回避できる可能性があります。

3ハワイでクレジットカードが使えない場所・店舗3選

ハワイはキャッシュレス決済が非常に進んでいますが、それでも一部の場所や状況ではクレジットカードが利用できないことがあります。現金が必要になる場面を事前に把握しておくことで、よりスムーズな旅行計画を立てることができます。

3-1【使えない場所1】一部の小規模な個人商店・屋台

ハワイでは、大規模なショッピングモールやチェーン店ではほぼ問題なくクレジットカードが使えますが、小規模な個人経営の店舗や屋台、ファーマーズマーケットの一部などでは、現金のみの取り扱いとなっている場合があります。

これらの店舗では、クレジットカード決済端末の導入コストや手数料を避けるために、現金払いを基本としていることが多いです。特に、ローカルな雰囲気を楽しみたい場合や、ガイドブックに載っていないような小さなお店を訪れる際には、少額の現金を用意しておくと安心です。

3-2【使えない場所2】チップ専用の支払い場面

ハワイを含むアメリカ文化に根付いているのがチップの習慣です。レストランなどでは会計時にチップ額を上乗せしてクレジットカードで支払える場合が多いですが、一部の場面では現金(特に1ドルや2ドルといった少額紙幣)でのチップが基本となります。

例えば、以下のような場面では現金でのチップが一般的です。

  • ホテルのベッドメイキング(枕元に置く)
  • ポーターに荷物を運んでもらった時
  • バレーパーキングで車を回してもらった時


これらのサービスに対して感謝の意を示すために、少額の現金を常に用意しておくことがスマートなマナーとされています。クレジットカードだけでは対応できない場面があることを覚えておきましょう。

3-3【使えない場所3】古い決済システムを使用している店舗

ハワイの一部の交通機関や公共施設では、クレジットカードが利用できない場合があります。例えば、オアフ島を走る公共バス「ザ・バス」では、乗車時の支払いにクレジットカードは使えず、現金または交通系ICカード「HOLOカード」が必要です。

また、コインパーキングや一部の自動販売機なども、現金(特に硬貨)のみの対応となっていることがあります。ワイキキトロリーのように、乗車券を事前にオンラインやチケット売り場でクレジットカード購入する必要がある交通機関もあり、乗車時に直接カードで支払うことはできません。移動手段や小額の支払いでは、現金が必要になるケースがあることを念頭に置いておきましょう。

ハワイのトロリーが無料になるJCBカードについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

4ハワイ旅行前にやっておくべきクレジットカード対策5選

ハワイでクレジットカードのトラブルを未然に防ぎ、安心して旅行を楽しむためには、日本にいる間の事前準備が非常に重要です。出発前にいくつかの簡単な確認と手続きを行うだけで、現地での不安を大幅に減らすことができます。

4-1【事前対策1】カード会社への海外渡航連絡

海外でカードが使えなくなる原因として多い「不正利用検知システム」の誤作動を防ぐために、事前にカード会社へ渡航情報を連絡しておくことが非常に効果的です。

「いつからいつまで、どの国へ行くか」を伝えておくことで、カード会社はその期間・地域での利用を本人による正規の利用と認識しやすくなり、セキュリティロックがかかるリスクを低減できます。最近では、多くのカード会社が会員専用のウェブサイトやアプリから簡単に渡航情報を登録できるようになっています。電話での連絡も可能ですので、出発前に一手間かけることで、現地でのスムーズな決済につながります。

4-2【事前対策2】複数枚のクレジットカードを用意

リスク管理の観点から、国際ブランドの異なるクレジットカードを複数枚用意することは、海外旅行における最も重要な準備の一つです。最低でも2枚、できれば3枚持っていくと安心です。

一枚のカードが紛失、盗難、磁気不良、あるいは利用停止といったトラブルに見舞われても、他のカードがあれば支払いに困ることはありません。また、店舗によって対応している国際ブランドが異なる場合があるため、例えば世界シェア1位のVisaと2位のMastercardを一枚ずつ持っていれば、世界中のほとんどの場所で決済が可能となり、最強の組み合わせと言えます。保管場所も一つの財布にまとめず、スーツケースやホテルの金庫などに分散させることで、盗難リスクをさらに低減できます。

4-3【事前対策3】利用限度額の確認と増額申請

出発前に、持っていくクレジットカードの現在の利用可能額を確認しておくことは基本です。カード会社のアプリやウェブサイトで簡単に確認できます。

ハワイ旅行では、航空券やホテル代、ショッピングなどで想定以上に出費がかさむことがあります。特に、新婚旅行や大きな買い物を予定している場合は、現在の利用限度額では不足する可能性があります。その場合は、一時的に利用限度額を引き上げる「増額申請」を検討しましょう。

この申請には審査が必要となるため、出発の1〜2週間前には手続きを済ませておくと安心です。計画的に利用枠を確保しておくことで、現地で「限度額オーバーでカードが使えない」という事態を避けることができます。

4-4【事前対策4】カード会社の緊急連絡先を控える

万が一、現地でカードの紛失・盗難にあったり、利用停止のトラブルが発生したりした場合に備え、カード会社の緊急連絡先を別途控えておくことが重要です。

通常、連絡先はカードの裏面に記載されていますが、カード本体を失くしてしまっては意味がありません。スマートフォンのメモ帳や電話帳、あるいは手帳などに、カード番号と共に電話番号を記録しておきましょう。

この控えがあれば、カードが手元になくてもすぐにカード会社へ連絡し、利用停止の手続きなどを進めることができます。インターネットに接続できない状況も想定し、オフラインでも確認できる場所に情報を保管しておくのが賢明です。

4-5【事前対策5】暗証番号の再確認

海外、特にハワイを含むアメリカでは、店舗でのカード決済時に暗証番号(PIN)の入力が求められることが日本よりも格段に多いです。普段サインでの支払いに慣れている方は、出発前に必ず暗証番号を確認しておきましょう。

暗証番号を覚えていない場合、カード会社の会員専用ウェブサイトやアプリで照会手続きができます。手続き方法によっては郵送での通知となり時間がかかることもあるため、出発の2〜3週間前には確認を済ませておくのが理想です。現地で暗証番号を複数回間違えると、セキュリティロックがかかりカードが使えなくなる可能性があるため、この一手間が重要になります。

ハワイで使えるおすすめクレジットカードについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

5ハワイで安心して使えるクレジットカード国際ブランド3選

ハワイ旅行に持っていくクレジットカードを選ぶ際、どの国際ブランドを選ぶかは非常に重要です。加盟店の多さや特典の内容がブランドによって異なるため、特徴を理解して自分に合った組み合わせを見つけましょう。

5-1【おすすめブランド1】Visa:世界シェアNo.1の高い加盟店網

Visaは、世界で最も高いシェアを誇る国際ブランドです。その圧倒的な加盟店ネットワークにより、ハワイはもちろん世界中のほとんどの国と地域で利用できます。

特にアメリカ方面に強いとされており、ハワイの観光地からローカルな店舗まで、幅広く対応しています。どのカードを持っていくか迷ったら、まずはVisaブランドのカードを一枚用意しておけば間違いないでしょう。初めての海外旅行でカードを作る方にも、最も推奨される国際ブランドです。

5-2【おすすめブランド2】Mastercard:Visaに次ぐ世界第2位の普及率

Mastercardは、Visaに次いで世界シェア第2位を誇る国際ブランドです。Visaに匹敵する広範な加盟店網を持ち、ハワイでもほとんどの場所で問題なく利用できます。

一般的にヨーロッパ方面に強いと言われていますが、世界中で利用できるため、Visaと並んで海外旅行のメインカードとして非常に頼りになります。「プライスレス・シティ」といった独自の優待プログラムも展開しており、旅先での特別な体験を提供するなど、決済機能以外の魅力も備えています。VisaとMastercardの2枚持ちは、海外旅行における最も確実な組み合わせとされています。

5-3【おすすめブランド3】American Express:ハワイで特典豊富

American Express(アメックス)は、T&E(トラベル&エンターテイメント)分野に強みを持つ国際ブランドです。ステータス性が高く、特にホテル、空港サービス、レストランなどでの優待が充実しています。

ハワイ旅行においては、空港ラウンジの利用や手荷物無料宅配サービスなど、旅を快適にする特典が多く付帯しているカードが人気です。

加盟店の数ではVisaやMastercardに及ばないものの、アメリカ発祥のブランドであるため、北米地域では広く利用できます。サービスの質や特別な体験を重視する方にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。

JCBカードのハワイ特典については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

6まとめ

ハワイでクレジットカードが使えなくなるトラブルは、誰にでも起こりうる事態ですが、その原因は多岐にわたります。ICチップの不具合や利用限度額の超過、カード会社のセキュリティ作動など、原因を冷静に特定することが解決への第一歩です。

万が一現地で使えなくなった場合は、別のカードで試したり、カード会社に連絡したりと、落ち着いて対処しましょう。最も重要なのは、日本での事前準備です。

  • 渡航前にカード会社へ連絡する

  • VisaとMastercardなど異なるブランドのカードを複数枚用意する

  • 利用限度額や暗証番号を事前に確認しておく

これらの対策を徹底することで、カードトラブルのリスクを大幅に減らすことができます。万全の準備を整え、キャッシュレスで快適なハワイ旅行を心ゆくまで楽しんでください。

7よくある質問

7-1ハワイでJCBカードが使えない主な原因は何ですか?

ハワイでJCBカードが使えない最も大きな原因は、「利用しようとしている店舗がJCBの加盟店ではない」ことです。JCBは日本発の国際ブランドであり、日本人観光客が多いワイキキ周辺では利用できる店舗が多いですが、ローカルな地域や小規模な店舗ではVisaやMastercardのみ対応となる場合があります。

7-2クレジットカードが使えない時に現金はどこで調達できますか?

クレジットカードの「海外キャッシング機能」を利用して、現地のATMから現金(米ドル)を引き出すことができます。Visaなら「PLUS」、Mastercardなら「Cirrus」のマークがあるATMが目印です。これは借入れになるため利息が発生しますが、緊急時には非常に便利な手段です。

7-3ハワイでクレジットカードを紛失した場合の対処方法は?

すぐにカード会社の緊急連絡先に電話し、カードの利用停止手続きを行ってください。連絡先は事前にスマートフォンや手帳に控えておくことが重要です。多くのカード会社は24時間日本語で対応しています。その後、現地の警察に届け出て、紛失・盗難証明書を発行してもらいましょう。

7-4タッチ決済が使えない時はどうすればいいですか?

タッチ決済でエラーが出た場合は、まずICチップを決済端末に挿入する方法を試してください。店舗の端末設定や通信状況により、タッチ決済がうまく機能しないことがあります。それでもダメな場合は、磁気ストライプをスライドさせてサインで支払う方法を試すか、別のカードや現金で支払いましょう。

7-5カード会社に海外渡航の連絡を忘れた場合はどうなりますか?

不正利用検知システムが作動し、カードが一時的に利用停止になる可能性があります。カード会社は、普段と異なる海外での利用を不審な取引と判断することがあるためです。もし利用停止になった場合は、カード裏面の緊急連絡先に電話し、本人確認を行うことでロックを解除してもらえます。

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MeChoice編集部執筆者

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MeChoice編集部は、くらしとお金に関するコンテンツ制作を各ジャンルの専門家とともに行い、情報発信を行っています。MeChoiceは株式会社モニクルリサーチが運営しています。
吉沢良子校正校閲者

吉沢良子校閲者

早稲田大学第一文学部卒。公益法人勤務を経て、書籍・ウェブ記事の校閲・校正・編集者として20年以上の経験を持つ。2020年よりLIMO編集部に所属。公的年金・貯蓄・介護・終活など「シニアを取り巻くくらしとお金」にまつわる記事の制作に携わる。総務省「家計調査」や、厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆・校閲に強み。

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